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12 ようこそ、オレの縄張りへ
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帰りは雨が降ってた。ぬるく柔らかい空気と同じで雨に冷たさはなかったが、斜めに降ってくるせいで傘さしてても服がかなり濡れちまった。
斗歩はブレザーを確かめるみてぇに触った。
「制服、乾かさねぇとなぁ」
「ンなもん、干してきゃすぐ乾くだろ」
「でも、雨の日は湿度高ぇし、部屋ン中だと乾きにくいって、姉さんに言われたぞ」
また「姉さん」かよ。オレは小さく舌打ちして、言った。
「風呂場で乾かせねぇのかよ?」
「無理だ」
「クソ使えねぇな。じゃあ、今日はオレん家来い。一緒に乾かしてやる」
「え?」
斗歩はいつもより高い声出して、オレの方向いた。
「てめぇん家じゃ乾かせねぇんだろ」
「でも、いいのか? 家の人いたら、オレなんか行ったら迷惑だろ。オレだって、正直どういう顔したらいいか――」
「いねぇよ」
声に力込めて遮った。きょとんとした斗歩に、説明してやる。
「オレん家の親は共働きで、姉貴もフルタイムで仕事してっから、夕飯時になるまで誰もいねぇんだよ。てめぇ、バイトも休みだろ? なら家来た方がいいだろ」
斗歩は視線をオレから道路へ移した。
「じゃあ、頼む。悪いな」
「悪くねぇんだよ、死ね」
死なないっつった斗歩の頭、はたいてやった。
お邪魔します。
斗歩が畏まって言ったの聞いて、オレは「はっ」って声上げて笑った。
「てめぇ、似合わねぇな、そういうの」
「うるさい」
斗歩は声尖らせた後、俯いて手で首の後ろ抑えた。照れてんのか、と思うと面白くなった。オレは、斗歩のよそ行きっぽい硬い口調を何度か真似て「お邪魔します」つってやった。
「面白くない。やめろ」
斗歩は深く息ついて、オレを見た。
「本当にいいのか?」
「いいに決まってんだろ」
オレが応じながら土間から中へ上がると、気配がついてきた。
「昔とあんま変わってないんだな」
胸がぐっと絞られる。
「オレ、友だちん家に遊びに来んのとか初めてでさ、どうしたらいいか分かんなくて」
「靴脱いで、中入りゃいいンだよ」
「悪い」
「悪くねぇんだよ、バーカ。だいたい感情こもってなさすぎなんだよ。てめぇも悪いと思ってねぇだろ」
「いや、ちょっとは思ってる」
「ちょっとも思うな。悪かねぇ」
「そうか」
「そうか、じゃねぇ」
二人でどうしようもねぇ言葉交わし合って、風呂場に制服干すと、オレの自室へ向かった。
ドア開けてすぐ、斗歩が「お」と声漏らした。
「あれ、何だ?」
指し示しされた先には、オレの好きなアーティストの特大ポスターが貼ってあった。
「てめぇ、バンプ知らねぇのかよ。ダセェな」
「バンドかなんかか?」
「そうだ」
「好きなのか?」
「そーだよ」
「そっか」
斗歩の頬に嬉しそうな気配が差した。
「じゃあ、なんかかけてくれよ」
「あ? バンプの曲を?」
「ああ」
斗歩から柔らかな笑み向けられて、耳まで熱くなった。慌てて背ぇ向け、机に置いてあるコンポにウォークマン挿し込む。んで、リモコン手に取って、
「どの曲でもいいな?」
「ああ、何でもいいよ。そもそも何にも知らねぇし」
「『天体観測』くらい知ってんだろ」
「あー、聞いたことあっかも」
話しながら、オレはリモコン操作して再生ボタン押した。選んだのは、八年前に発売されたベストアルバムだ。
オレがベッドの縁に腰かけっと、斗歩も隣に座った。
スピーカーからベースの力強い音が鳴りだした。一曲目はボーカルが初めて書いたっていう曲だ。初期の曲は、なんだか演奏に乾いた土っぽい雰囲気があって、好きだ。
目だけ動かして斗歩の様子窺ってみれば、瞼下ろした横顔があった。じっと音楽へ耳そばだてる感じの聴き方が嬉しいような、感情読めねぇのがもどかしいような、そんな気持ちンなった。
アルバム一つ終わるまで、斗歩は目ぇつぶったまんまで、オレはもどかしいまんまだった。
「おい、終わったぞ」
オレは、顔伏せて瞼下ろした斗歩に声かけた。けど、何も返ってこない。まさか……と思い、耳を顔の傍に寄せてみた。かすかな空気のそよぎが分かった。その息づかいは、確実に夢ン中にいる奴が立てるモンだった。
思いっきり、平手で頭ぶっ叩いてやった。ベシッていい音がし、斗歩が顔しかる。
「てめぇ! 寝てんじゃねぇよ、人に頼んどいて」
まだ開き切ってないぼんやりした目が、オレを見た。あ、わり、オレ、寝てたか?
「爆睡だったろ。てめぇが聴きてぇっつったんだろが。ふざけやがって」
「ごめん、金曜日は、ちょっと疲れてて」
斗歩は目ぇ擦りながら言い、天井に向かって思い切り体伸ばした。それから、一つ息吐くと、オレを見る。
「でも、あれだな、友だちん家って、案外面白いな」
「ずっと寝てたくせに、よく言うわな」
「ずっとじゃない。たぶん、ちょっとだ。歌も聴いてた」
「じゃあ、最後に聴いた曲、どんなか言ってみろ」
斗歩はうーんと言うように、視線を上へ向けた。
「あ、あれだ。『さいはーてかーら、こえーがーするー』ってやつ」
節つけて歌ってるくせに、棒読み感満載。思いがけず声上げて笑っちまうと、斗歩が不満げに眉根寄せた。
「なんだよ?」
「お前、割といい声してるくせに、歌ひでぇな」
イケボの無駄遣いって頭で言葉にしてから、気がついた。斗歩の言ってる曲は、ケツから二番目だ。
「てめぇ、一応は聴いてやがったんだな」
目の前の顔は、一瞬きょとんとなった。でもすぐに、柔らかな笑みが小さな驚きを呑み込む。
「ああ、聴いてた。あの曲、なんかいいな」
「どこがいいか言ってみろ」
斗歩は腕組みして、視線を少し上へ向けた。
「なんか、だんだん迫ってきて暴かれるって感じがする」
「あ??」
返ってきた答えが抽象的過ぎて、喧嘩腰みてぇな尻上がりの声が出た。
「意味分かんねぇんだよ。ボキャ貧カス野郎」
「悪い」
「悪くねぇんだよ」
「悪い」
「謝んなっつってんのに、謝んじゃねぇ」
わる――と言いかけて、斗歩は止めた。口抑えたの見るとちっせぇ顔に対して、その手がゴツゴツしててデカいのが、よく分かった。骨太そうな指や手の甲には、白く凹んだり盛り上がったりした傷跡がいくつも走ってた。
「オレ、謝んの、癖になってんのかもしれない」
手の傷から目ぇ逸らすと、オレは斗歩の頭小突いた。
「あー、そうだな。かなり悪ぃ癖だぞ。直せ」
「分かった」
斗歩は素直に頷いてオレを見た。
「ありがとな」
急に、胸ん中がくすぐってぇくらいザワザワして、また顔背けた。
「このタイミングで礼言うのも、意味分かんねぇんだよ」
斗歩は黙ってうつむいた。それから、静かにこう切り出す。
「話、変わんだけどさ」
「変わんのかよ……」
「オレ、やっぱお前ん家、来て良かったよ」
「あ?」
オレが語尾上げて返しても、声は落ち着いたまんまだ。
「オレ、あんま趣味とかないからさ。友だちのそういうの知るの、なんか楽しい」
意外な方向に話が転がった。つい、斗歩の方見ると、ばっちり視線が重なる。斗歩の瞼がゆるんだ。
「バンプだっけ? 聴いてみるよ。好きになりそうな気がする。分かんねぇけど」
ああ、そうかよっつって、オレはまた明後日の方向いた。
斗歩はブレザーを確かめるみてぇに触った。
「制服、乾かさねぇとなぁ」
「ンなもん、干してきゃすぐ乾くだろ」
「でも、雨の日は湿度高ぇし、部屋ン中だと乾きにくいって、姉さんに言われたぞ」
また「姉さん」かよ。オレは小さく舌打ちして、言った。
「風呂場で乾かせねぇのかよ?」
「無理だ」
「クソ使えねぇな。じゃあ、今日はオレん家来い。一緒に乾かしてやる」
「え?」
斗歩はいつもより高い声出して、オレの方向いた。
「てめぇん家じゃ乾かせねぇんだろ」
「でも、いいのか? 家の人いたら、オレなんか行ったら迷惑だろ。オレだって、正直どういう顔したらいいか――」
「いねぇよ」
声に力込めて遮った。きょとんとした斗歩に、説明してやる。
「オレん家の親は共働きで、姉貴もフルタイムで仕事してっから、夕飯時になるまで誰もいねぇんだよ。てめぇ、バイトも休みだろ? なら家来た方がいいだろ」
斗歩は視線をオレから道路へ移した。
「じゃあ、頼む。悪いな」
「悪くねぇんだよ、死ね」
死なないっつった斗歩の頭、はたいてやった。
お邪魔します。
斗歩が畏まって言ったの聞いて、オレは「はっ」って声上げて笑った。
「てめぇ、似合わねぇな、そういうの」
「うるさい」
斗歩は声尖らせた後、俯いて手で首の後ろ抑えた。照れてんのか、と思うと面白くなった。オレは、斗歩のよそ行きっぽい硬い口調を何度か真似て「お邪魔します」つってやった。
「面白くない。やめろ」
斗歩は深く息ついて、オレを見た。
「本当にいいのか?」
「いいに決まってんだろ」
オレが応じながら土間から中へ上がると、気配がついてきた。
「昔とあんま変わってないんだな」
胸がぐっと絞られる。
「オレ、友だちん家に遊びに来んのとか初めてでさ、どうしたらいいか分かんなくて」
「靴脱いで、中入りゃいいンだよ」
「悪い」
「悪くねぇんだよ、バーカ。だいたい感情こもってなさすぎなんだよ。てめぇも悪いと思ってねぇだろ」
「いや、ちょっとは思ってる」
「ちょっとも思うな。悪かねぇ」
「そうか」
「そうか、じゃねぇ」
二人でどうしようもねぇ言葉交わし合って、風呂場に制服干すと、オレの自室へ向かった。
ドア開けてすぐ、斗歩が「お」と声漏らした。
「あれ、何だ?」
指し示しされた先には、オレの好きなアーティストの特大ポスターが貼ってあった。
「てめぇ、バンプ知らねぇのかよ。ダセェな」
「バンドかなんかか?」
「そうだ」
「好きなのか?」
「そーだよ」
「そっか」
斗歩の頬に嬉しそうな気配が差した。
「じゃあ、なんかかけてくれよ」
「あ? バンプの曲を?」
「ああ」
斗歩から柔らかな笑み向けられて、耳まで熱くなった。慌てて背ぇ向け、机に置いてあるコンポにウォークマン挿し込む。んで、リモコン手に取って、
「どの曲でもいいな?」
「ああ、何でもいいよ。そもそも何にも知らねぇし」
「『天体観測』くらい知ってんだろ」
「あー、聞いたことあっかも」
話しながら、オレはリモコン操作して再生ボタン押した。選んだのは、八年前に発売されたベストアルバムだ。
オレがベッドの縁に腰かけっと、斗歩も隣に座った。
スピーカーからベースの力強い音が鳴りだした。一曲目はボーカルが初めて書いたっていう曲だ。初期の曲は、なんだか演奏に乾いた土っぽい雰囲気があって、好きだ。
目だけ動かして斗歩の様子窺ってみれば、瞼下ろした横顔があった。じっと音楽へ耳そばだてる感じの聴き方が嬉しいような、感情読めねぇのがもどかしいような、そんな気持ちンなった。
アルバム一つ終わるまで、斗歩は目ぇつぶったまんまで、オレはもどかしいまんまだった。
「おい、終わったぞ」
オレは、顔伏せて瞼下ろした斗歩に声かけた。けど、何も返ってこない。まさか……と思い、耳を顔の傍に寄せてみた。かすかな空気のそよぎが分かった。その息づかいは、確実に夢ン中にいる奴が立てるモンだった。
思いっきり、平手で頭ぶっ叩いてやった。ベシッていい音がし、斗歩が顔しかる。
「てめぇ! 寝てんじゃねぇよ、人に頼んどいて」
まだ開き切ってないぼんやりした目が、オレを見た。あ、わり、オレ、寝てたか?
「爆睡だったろ。てめぇが聴きてぇっつったんだろが。ふざけやがって」
「ごめん、金曜日は、ちょっと疲れてて」
斗歩は目ぇ擦りながら言い、天井に向かって思い切り体伸ばした。それから、一つ息吐くと、オレを見る。
「でも、あれだな、友だちん家って、案外面白いな」
「ずっと寝てたくせに、よく言うわな」
「ずっとじゃない。たぶん、ちょっとだ。歌も聴いてた」
「じゃあ、最後に聴いた曲、どんなか言ってみろ」
斗歩はうーんと言うように、視線を上へ向けた。
「あ、あれだ。『さいはーてかーら、こえーがーするー』ってやつ」
節つけて歌ってるくせに、棒読み感満載。思いがけず声上げて笑っちまうと、斗歩が不満げに眉根寄せた。
「なんだよ?」
「お前、割といい声してるくせに、歌ひでぇな」
イケボの無駄遣いって頭で言葉にしてから、気がついた。斗歩の言ってる曲は、ケツから二番目だ。
「てめぇ、一応は聴いてやがったんだな」
目の前の顔は、一瞬きょとんとなった。でもすぐに、柔らかな笑みが小さな驚きを呑み込む。
「ああ、聴いてた。あの曲、なんかいいな」
「どこがいいか言ってみろ」
斗歩は腕組みして、視線を少し上へ向けた。
「なんか、だんだん迫ってきて暴かれるって感じがする」
「あ??」
返ってきた答えが抽象的過ぎて、喧嘩腰みてぇな尻上がりの声が出た。
「意味分かんねぇんだよ。ボキャ貧カス野郎」
「悪い」
「悪くねぇんだよ」
「悪い」
「謝んなっつってんのに、謝んじゃねぇ」
わる――と言いかけて、斗歩は止めた。口抑えたの見るとちっせぇ顔に対して、その手がゴツゴツしててデカいのが、よく分かった。骨太そうな指や手の甲には、白く凹んだり盛り上がったりした傷跡がいくつも走ってた。
「オレ、謝んの、癖になってんのかもしれない」
手の傷から目ぇ逸らすと、オレは斗歩の頭小突いた。
「あー、そうだな。かなり悪ぃ癖だぞ。直せ」
「分かった」
斗歩は素直に頷いてオレを見た。
「ありがとな」
急に、胸ん中がくすぐってぇくらいザワザワして、また顔背けた。
「このタイミングで礼言うのも、意味分かんねぇんだよ」
斗歩は黙ってうつむいた。それから、静かにこう切り出す。
「話、変わんだけどさ」
「変わんのかよ……」
「オレ、やっぱお前ん家、来て良かったよ」
「あ?」
オレが語尾上げて返しても、声は落ち着いたまんまだ。
「オレ、あんま趣味とかないからさ。友だちのそういうの知るの、なんか楽しい」
意外な方向に話が転がった。つい、斗歩の方見ると、ばっちり視線が重なる。斗歩の瞼がゆるんだ。
「バンプだっけ? 聴いてみるよ。好きになりそうな気がする。分かんねぇけど」
ああ、そうかよっつって、オレはまた明後日の方向いた。
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