(ブラウザでクリックで動く挿絵も稀にあり)イラスト解説版 小説とあらすじを短編小説にしたもの 

くまざわ

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男体化

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コツコツ

バタン

コツコツ

「ただいまー」ドサ

ギシ

「熱いぃ・・・やっぱ風邪引いたのかなぁ
 だるい・・・頭ぐわんぐわんするよぉうう」

私はそのままベッドに体を沈め
目を閉じた


カチカチ

それから何時間経っただろうか?
深夜の2時
ひんやりと静まった時間帯
まだ私は一人
体の熱に苦しんでいた

「はぁ・・・はぁ」

朦朧とする意識の中
ベッドで横のまま
そわそわと足を動かす寝相を取っていると

アソコから何か出っ張ってきているような
異物感を感じた

「ぁ・・・?///」


股の間の異物はどんどん
太ももに当たるほどまで大きくなり
ずっしりと重さを与えた

「・・・なんだろぉ?///」


確認しようと体を起こそうとした

「やっぱ無理・・・ぃ」

でも起き上がれず
また
頭を寝かせる

だがその時

何故か上半身下着のブラジャーが
乳首にこすれる感覚を覚えた



普段つけているものだ
当たり前だが
サイズは合っているものを付けている
合わないものを身につけて
胸が垂れたり、逆に締め付けて乳首の病気になっても困るし・・・

だが
あまりにも鬱陶しくなり
手探りで抑えると

?・・・?


何故か胸には
あるはずの膨らみはなく
硬い胸板だけが感触を伝った

私の胸は・・・?

混乱していると
今度は逆に
服が締め付けあげ
胸板が胸筋を蓄えブラジャーもきつく引っ張りあがる

ギチギチ・・・
ブラジャーには収まりきらないぐらいの
男性のような胸板になると
耐えきれず
後ろのホックの金具の縫い目が引きちぎれ外れた

ブチぃっ!

「あああっ///」

同時に野太く成長した首元から
喉仏が突き出て

耳を疑うような低い声が口から漏れた

何今の・・・午後過ぎから出た高熱と言い
やっぱり風邪だったのかな
「はぁ・・・はぁ・・・///」

はっきりとしない頭のまま
ふと、覗いた
ぼやけた視界に
薄っすらと男のような体が映ったのを最後に
高熱から開放された
私は安らいだ顔で眠りについた

完全に男性に変わり果てた姿を晒したまま

私がパニックになるのは
きっと明日の休日の昼過ぎくらいだろう・・・
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