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宿泊学習とミルキーモスキート

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蒸し暑い夏!


桜田小学校の5年生は
宿泊学習で
隣町の海に行くことになった


石田ショウ:「うお!すっげぇ!」

スバル:「おおっ!海見えてきた!」

窓の外を見ると
道の先に開けた水平線が
目に飛び込んできた


スズコ:「ほんとぉー!海ひろーいw」


シオリ:「真っ青で綺麗ね…♪」


石田ショウ:「よーし!今年の夏は宿泊学習で海を楽しむぞ」


それから30分後
宿泊施設の臨海学校に着いたショウ君たちクラスは

早速学校指定の水着に着替え海岸へと出た

港のない街の真ん中に暮らすショウ君たちにとっては
近くで目の当たりにする海は
とても新鮮なものであった


スバル:「おいっショウ
      競泳しようぜ」


石田ショウ:「ああ、いいぜ」

ヒロシ:「おーい俺たちも参加していいかw?」

同じクラスの男子たちが
ショウ君たちのもとに集まってきた

スバル:「おうっ!大勢でやったほうが盛り上がるからなw」



石田ショウ:「でもさ…どこゴールにすんの?」

プールとは違い水平線しか見えない海に
周りを見渡していると
海岸から少し離れた場所に洞窟があるのを見つけた

スバル:「んじゃ!あの洞窟にしようや!距離もそんな遠くねぇし
                 競泳のゴール地点には丁度良いだろ」


ゴールも決まったところで
男子生徒たちは
洞窟を目の前に斜め一列に並んだ

石田ショウ:「それじゃ誰も反則しないように
         参加しない女子にでも合図してもらおう
         
         …おい!スズコ!今から皆で競泳すっから掛け声やってくれよ」


スズコ:「えーっ…もう面倒くさいわね~」



スズコちゃんは
持っていたビーチボールを他の女子生徒に渡し
ショウ君の隣へとやってくる


スズコ:「位置について…よーい!ドン!」



掛け声とともに
ショウ君たちは水面へと飛び込んだ


プールとは違う
ぬめりとした塩っ気のある海水の中

皆一生懸命に泳いでいき
リードするのは
言い出しっぺのスバル君とショウ君で

二人の一騎打ちになっていた

そこへスバル君が洞窟の入口へとタッチし
勝ち取った一等で終止符を打った


スバル:「よっしゃ!オレの勝ち~w!」

石田ショウ:「くっそぉ!オレとしたことが…負けちまった…!」


スバル君に続いてショウ君に他の男子生徒らも
洞窟の入り口へと一先ず上がった


スバル:「にしても…オレ
     ホンモンの洞窟なんて見るの初めてだよ」


石田ショウ:「ここに居る皆全員がお前と同じだろ…」



スバル:「んじゃw探検でもするか!オレが隊長な!
      今の競泳でオレが一番乗りだったし!」

ヒロシ:「ずっりぃな~こんな時に一位の話を持ち出して」


皆で洞窟の奥へと進む

中は薄暗く
奥へと続く道は段々と暗闇に包まれていく

石田ショウ:「懐中電灯でも持ってくりゃ良かった・・・な」

スバル:「オレら泳ぎで来たんだぞ?
      分かってても
       そんなもの持って来れるわけ無いだろw?」

ヤスシ:「おっおい・・・何か不気味じゃねえか?」


これ以上奥に行くのに戸惑ったその時
変な声が洞窟に響いてきた


???:「いかんぞぉ~」


皆は驚き
周りを確かめる

ヒロシ:「⁉…なっ何だよ今の声…!」


石田ショウ:「もっもしかして洞窟に住むおばけ…とか⁉」


スバル:「いや皆待て…あの声洞窟の外からじゃないか?」


皆で一斉に振り返ると
海水の中から洞窟の出入り口へと
海女さんが這って出てきた


海女さん:「この洞窟に入っちゃいかーん!!」



皆:「うわああああ!タイツババアおばけ~!」


「誰がタイツババアお化けだい!あたしゃこの海で
     海女を仕事にしてるばあさんだよ!」


海女さんが潜水用ゴーグルを外し
ダイビングフードも取って素顔を見せると
ショウ君たちは冷静に戻った


ヤスシ:「何だよ~海女のおばあちゃんじゃないか・・・
       おめえら「タイツババアおばけ」
              なんて失礼なこと言うなよな・・・」

海女さん:「君が一番大声で言ってたけどねぇ」


石田ショウ:「ところでばあちゃん
        何でこの洞窟に入ったらイケないの?」
        
        
海女さん:「ああ、それは・・・」 


海女さんが言いかけたその時
船の汽笛のような音が
鳴り響いた

石田ショウ:「何だ・・・?汽笛の音?」


耳を澄ませていると
その音は洞窟の奥から聞こえてきて
段々と近づいてくる


海女さん:「まっマズい!君たち早く海岸へと引き返しなさい!」


呼びかけるのも遅く
ショウ君たちのほうへ近づいてくる音は

大群の蚊へと姿を変え
目の前へと現れた


スバル:「何・・・あの白い虫の大群?」

海女さん:「あれはこの洞窟に住み着いているミルキーモスキートという蚊だよ!」
    
    
石田ショウ:「えっ・・・蚊ってことはまさか・・・」


ヒロシ:「うげえええええ!皆逃げろ!血を吸いつくされちまうぞぉーーー!」


パニックになりつつも
海女さん含めその場に居た男子全員海へと飛び込む


皆必死に泳ぎ
浜辺へと引き返した頃には
白い蚊の大群の姿はもう見えなかった


「ふぅ・・・良かったぁ」

洞窟の方を確認しその場に座り込むと
そこへ先生がやって来る

先生:「何が良かったですか
     最初に浜辺だけで行動するって約束したでしょ?」


石田ショウ:「げぇっ先生・・・誰だよチクったやつは」


周りを見ると
他の友だちと向こうで遊ぶスズコちゃんが
手を降った

スズコ:「別に先生に言うななんて言われてないもーんww」

ヒロシ:「くっそぉおおおお!あんにゃろぉ!」

怒り狂う男子生徒たちを
先生は鎮める

先生:「はいはい・・・喧嘩はよしましょーね!
 これは誰が悪いとかじゃなく
 
 洞窟まで競争しようと言い出したスバル君も
 その提案に乗った皆も
 分かってて
 止めなかったスズコさんもみーんなイケないわ・・・
 
 海女さんの沖野さんがいち早く気がついて
 止めてくださったから無事で済んだけど
 
 もう勝手な行動はやめましょう」



皆:「はーい・・・」


皆は再び自由時間に戻った

しかしショウ君たち男子生徒は
海女さんの元へと行く


石田ショウ:「あのぉ・・・沖野さん
         さっきはありがとうございました
         
         でなかったら僕ら皆
           虫刺され状態になってたかもしんなかったねww」



ショウ君が
冗談交じりに笑って話すが

沖野さんは真顔でこう答えた

海女の沖野さん:「・・・ああ、ミルキーモスキートのこと?
            あれならもう手遅れかもしれないよ?」
            
            
石田ショウ:「へ?」


海女の沖野さん:「アンタたち祟られるかもしんないね
              今夜中がその時かな・・・
                 同じく祟られるならアタシは別に良いけどもねぇwwあはは」
                 
そう言い残し一人笑いながら
沖野さんは
海岸を出ていった                 
                 
                 
スバル:「一体何だ・・・?祟って」

ヒロシ:「なっなんか・・・怖くなってきたなw」


疑問が残ったまま
昼と夕方と過ぎ
自炊を皆でしてカレーを作って食べたり
お風呂を借りて各自
割り当てられた寝室へと戻っていった




その日の夜
就寝し

寝静まっていると

ザザザザザ…!

男子たちの居る部屋に
網戸の隙間から
大量の白い蚊が入り込んできた


スースー…

蚊の大群は人型へと形を作り
やがて三人の女性へと姿を変えた
                 
                 
ミルキーモスキート長女:「さぁ♡悪い子のぼうやたちに
                お仕置きの接吻をいたしましょ♡」
           
           
次女:「ええ♡たっぷり吸い尽くすわ」


ミルキーモスキートの三姉妹は
それぞれ男子生徒のパジャマを脱がす


三女:「まぁ♡まだピンク色で可愛い乳首ね♡女の子みたい」

次女「この子はほんのり赤色ねぇ♡なら、成人女性並みの巨乳にしてあげる♡」
 
 長女:「この子は・・・茶色♡
       熟女級超乳垂れ乳行きけってーい♡」
 
 
 彼らの乳首の状態を
 確認すると
 一気に吸い付いた
 
 ショウ君たちは
 頬を染め体を小刻みに痙攣させる
 
 それから30分ほど吸いつくされ
 三姉妹の口から離された後には
 
 彼らの
 胸板は跡形もなく消え
 だらしなく肥大化した
 乳房が体半分を覆い隠していた
 
 乳首も変わり果て
 おっぱいに釣り合う大きさで
 ビンビンに
 そびえたっている
 
 
 次女:「うふふw女の子みたい♡」
 
 
 次女がスバル君の乳房をつつく
 
 スバル:「んんぅっ!♡///」
 
 その衝撃で
 乳首から濃厚な母乳を噴射させた
 
 
 長女:「ちゃーんと母乳も出るようになったし
          そろそろ帰るわね♡じゃあねぇ~w」
  
  
  
終わったと思われた行為
しかし男子生徒たちの地獄はこれからだった


元々
蒸し暑く寝苦しかった部屋の中
それに加え
白い蚊たちの吸口を残した痒みが
乳首から
乳房へと浸透し始めたのだ


皆は自然と乳房を弄った

胸を揉み
乳首をつまんで
吐息を漏らす


「・・・あああんっ!♡///」


「ふぅっぐうぅ!♡///」


次々と母乳を噴射させ
体に降り注ぐソレを浴びる

そして
その刺激にブリーフも
精液でべったりと汚していった


石田ショウ:「んーっ!ふぅーっ!ひふぅーっ♡///」



 噴射し続けた
 乳臭さが部屋に充満し
 
 その強烈な匂いに
 徐々に目を覚まし始めた
 
 
 ヒロシ:「何これぇ・・・♡///」
 
 
 石田ショウ:「これって夢なの・・・か?
        おっぱいがついてる・・・なんて♡///」
 
 
 
 スバル:「ってか・・・うげ・・・何この匂い
        ・・・甘ったる
            乳臭え・・・♡///」
 

イカ臭さと乳臭さが混じり合い
異臭を放つ

 
 もうやめたい・・・
 
 朦朧とする意識の中
 皆そう思っても
 誰も止めることが出来ない
 

乳臭い部屋の中
変わり果てた姿で

少年たちはただひたすらに
乳房を弄り続けた・・・

明日は両親に迎えに来てもらって
病院に駆け込むことになるだろうが
おそらく蚊にさされと診断されるだけだろう・・・





 
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