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因縁の男
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(え、なんの音……?)
思わずさやかは振り返ろうとしたが、その時小鳥遊が言った。
「それじゃあ、結婚式に合わせて帰省だね。そのドレス、ちゃんと持ってきてね」
にこやかに言われて、さやかは自分が大事なことを言い忘れていたことに気がついた。
さやかが望んだことではないとはいえ、高価な買い物をしてもらったのだ。ここで言うことは一つだろう。
「あの……」
「ん? なに」
さやかはきっちり小鳥遊に向かって頭を下げた。
「ありがとうございました。私には、過分なものを……」
すると小鳥遊は、少し拗ねたような顔をした。
「そんな他人行儀に、頭なんて下げなくても……」
「で、ですが……」
うろたえて黙り込んださやかの顔を、小鳥遊は覗き込んだ。
「それよりほらっ、手を繋いでほしいなぁ」
小鳥遊から手を差し出されて、さやかはおずおずとその手を繋いだ。
さやかの小さな手が、小鳥遊の大きな手にくるまれるように、つながる。
大きくて、あったかい手だった。
(男の人と手を繋ぐのって……はじめて、だ)
その事に思い当たって、さやかは無闇に緊張した。
しかし小鳥遊はリラックスした様子で、嬉しげに歩き出した。
「ねぇ、きっとはたからみたら、どこからどう見ても恋人に見えるね」
それはきっと違う。さやかはそう思いながらも、何も言えずに、ただ彼の横を歩いて行った。
(不釣り合いに見えるだろうな、私たち)
「あんれまぁ、あんた、久々に帰ってきたと思ったら……!」
玄関先に現れたさやかと小鳥遊を見て、母は腰を抜かしそうになった。
「こ、こちらは一体どなた……?」
驚きながらも、母の声も顔も、ウキウキを隠せていない。
ーーそりゃあそうだろう。ひとりで飛び出したきり、帰ってこなかった冴えない娘が、芸能人ばりに見てくれのいい男を連れてきたのだから。
その期待に大いに応えるように、小鳥遊は爽やかな笑みを浮かべて言った。
「はじめまして、僕はさやかさんとお付き合いさせていただいている、小鳥遊祐一郎と申します」
あざやかな動作で、さっと名刺を取り出して渡す。営業の本領発揮だろう。
(突然『僕』? それに『さやかさん』だって……)
その変わり身の素早さに、舌を巻く。
「ま、まぁ……営業さんなのね、まぁまぁ、そんな……気を遣わなくていいのに」
「いえ、つまらないものですが」
母は大事そうに名刺を仕舞い込み、お土産を受け取ると上がって上がって、と2人を家に入れた。
「お茶を出すわね、あっその前に、お父さんにも報告しなくっちゃ。さやかがいい人を連れてきたって……!」
父の遺影のある仏間へ向かうその背中は、本当に嬉しそうだった。
ーー早くに病気で父を亡くし、さやかを女手ひとつで育ててきた母のその姿を見て、さすがのさやかの胸も、刺されたように痛くなる。
(ごめん、お母さんーー騙して)
夕食は、母が張り切って作ったであろうご馳走が並んだ。小鳥遊はいい笑顔ですべてそつなく平らげーー明日は美奈子の結婚式があるからと、母は一番広い和室に布団を二組敷いて、笑顔で自室に引き上げた。
「……いいお母さんだね。罪悪感?」
急に静かになってしまったさやかに、小鳥遊はからかうように言った。
「さすがにね……あんなに喜ぶなんて、思ってなかったからさ」
ぽつりと漏らすと、小鳥遊はイタズラっぽく笑った。
「本当に喜ばせてあげてもいいんじゃない? このままじゃ俺も心が痛むよ」
「またそんなこと言って」
「そう? 俺はけっこう本気なんだけど」
彼の軽口にため息で答えると、彼は話題を変えた。
「そう言えば、例の幼馴染? はどこに住んでるの?」
「この家の隣……だったけど、今はもう出てるかもしれません。大人だし。ひょっとしたら、この街にもういない可能性もあるし」
「なるほどご近所だったのか。もしかして、昔は仲が良かったとか?」
どんどん聞いてくる小鳥遊に、さやかは失礼にならないていどに答える。
「まぁ、幼馴染でしたし……それなりに」
「ふぅん……」
小鳥遊はそこで言葉を切った。興味がないからではなく、もっと聞き出したいところを、彼が空気を読んで抑えたことがわかった。
(まぁ、過去の誤ち話、聞くのは楽しいもんね。他人のは)
そう思いつつ、さやかは一言で済ませた。
「まぁ、いろいろあって。今は疎遠というか」
すると、ごそ、と彼が布団から動いた音がした。
「……そいつのこと、今は嫌いなの?」
暗闇の中で、小鳥遊は至近距離で覗き込んでいる。その顔は真剣で、眉間には皺が寄っていた。
さやかは気圧されながらも、正直に答えた。
「ええと……はい、まぁ。嫌いというか、会いたくないです」
小鳥遊はじっとさやかを見つめた。
「何があったか……きいてもいい? 言いづらいなら、いわなくていいから」
その声は真摯で、好奇心や茶化す色はみじんもなかった。
ここまできてくれた彼には、最低限の説明をしておくべきではないだろうか。さやかの胸に、そんな気持ちが湧く。
「小さい頃は、仲が良かったんですが……思春期に入って、よくあるいじめに巻き込まれて。それで、仲違いしたっていうか」
「よくあるいじめ?」
「まぁ、私がいじめられる側になっちゃったので、彼はその反対に回ったっていう。まぁ今はお互い大人なんで、何もないとは思うんですが、ここに戻ってくると思うと体がすくんじゃって、ね」
わざとさばさばいうさやかに、小鳥遊は一瞬沈黙したあと、低い声で言った。
「……わかった。現れたら俺に言って。さやかとそいつが顔を合わせないように、俺が盾になるから。絶対に何も起こさせない」
なんだか大袈裟な言いようだな、と思いながらも、さやかは頼もしさを感じた。
「はい。ありがとうございます、小鳥遊さん」
すると小鳥遊は、ふっと笑った。
「祐一郎って呼んでよ。だって、明日は恋人なんだから」
たしかに、苗字で呼ぶのは不自然かもしれない。
「わかりました……ゆ、祐一郎、さん」
少し緊張して、どもってしまった。そんなさやかを、小鳥遊は上から見下ろした。
なんとなくーー視線が熱いような、気がする。
彼がふっ、と息を詰めて、その顔が近づいてくる。
(えっ、キス、するつもり!?)
あまりに至近距離だったので、さやかは思わず目を瞑った。
しかし、彼はすっと身を引いた。
「やめとこ……ここで止まらなくなったら、まずい」
ぼそっとそんな声が聞こえる。
「なん……て?」
「なんでもない、こっちの話」
それじゃあ、おやすみ……。
柔らかな声でそう言って、彼が隣の布団に戻ったので、さやかもばさっと布団を被りなおした。心臓がバクバクしていた。
ーー布団からは、こんな状況にはそぐわない、懐かしい樟脳の香りがした。
朝。さやかが起きると、すでに小鳥遊は起き出しているのか、隣の布団は空だった。スマホを見ると、「空気が綺麗だから、ちょっとジョギングしてくる」と一時間前にメッセージが入っていた。
(起きるの早っ。早朝ジョギングが趣味なのか……)
あの締まった体はそういうことか。キャンプが好きだったり、意外なところがあるな、と思いながら台所へ行くと、すでに母が朝食の支度をしていた。
「おはよう、寒いねー」
「おはよう。まだ雪降ってないから、そんな寒くないわよ。それより、祐一郎さんは?」
「ジョギングだって。なにか手伝うよ」
「それじゃ、ゴミお願い」
勝手口にまとめてあったゴミ袋を持って、さやはか外へ出た。
どこまでも広がる畑に、山にかかる白い雲。清らかな朝日がその全てをあますことなく照らしている。
さやかは思わず立ち止まった。
(あー、たしかに、綺麗だな。空気も景色も)
すると後ろから、走ってくる足音がした。
「ああ、小鳥遊さん……」
彼が戻ってきたと思って振り向いたさやかの顔から、表情が抜け落ちる。
目の前に立っていたのはーー圭介だった。
思わずさやかは振り返ろうとしたが、その時小鳥遊が言った。
「それじゃあ、結婚式に合わせて帰省だね。そのドレス、ちゃんと持ってきてね」
にこやかに言われて、さやかは自分が大事なことを言い忘れていたことに気がついた。
さやかが望んだことではないとはいえ、高価な買い物をしてもらったのだ。ここで言うことは一つだろう。
「あの……」
「ん? なに」
さやかはきっちり小鳥遊に向かって頭を下げた。
「ありがとうございました。私には、過分なものを……」
すると小鳥遊は、少し拗ねたような顔をした。
「そんな他人行儀に、頭なんて下げなくても……」
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「それよりほらっ、手を繋いでほしいなぁ」
小鳥遊から手を差し出されて、さやかはおずおずとその手を繋いだ。
さやかの小さな手が、小鳥遊の大きな手にくるまれるように、つながる。
大きくて、あったかい手だった。
(男の人と手を繋ぐのって……はじめて、だ)
その事に思い当たって、さやかは無闇に緊張した。
しかし小鳥遊はリラックスした様子で、嬉しげに歩き出した。
「ねぇ、きっとはたからみたら、どこからどう見ても恋人に見えるね」
それはきっと違う。さやかはそう思いながらも、何も言えずに、ただ彼の横を歩いて行った。
(不釣り合いに見えるだろうな、私たち)
「あんれまぁ、あんた、久々に帰ってきたと思ったら……!」
玄関先に現れたさやかと小鳥遊を見て、母は腰を抜かしそうになった。
「こ、こちらは一体どなた……?」
驚きながらも、母の声も顔も、ウキウキを隠せていない。
ーーそりゃあそうだろう。ひとりで飛び出したきり、帰ってこなかった冴えない娘が、芸能人ばりに見てくれのいい男を連れてきたのだから。
その期待に大いに応えるように、小鳥遊は爽やかな笑みを浮かべて言った。
「はじめまして、僕はさやかさんとお付き合いさせていただいている、小鳥遊祐一郎と申します」
あざやかな動作で、さっと名刺を取り出して渡す。営業の本領発揮だろう。
(突然『僕』? それに『さやかさん』だって……)
その変わり身の素早さに、舌を巻く。
「ま、まぁ……営業さんなのね、まぁまぁ、そんな……気を遣わなくていいのに」
「いえ、つまらないものですが」
母は大事そうに名刺を仕舞い込み、お土産を受け取ると上がって上がって、と2人を家に入れた。
「お茶を出すわね、あっその前に、お父さんにも報告しなくっちゃ。さやかがいい人を連れてきたって……!」
父の遺影のある仏間へ向かうその背中は、本当に嬉しそうだった。
ーー早くに病気で父を亡くし、さやかを女手ひとつで育ててきた母のその姿を見て、さすがのさやかの胸も、刺されたように痛くなる。
(ごめん、お母さんーー騙して)
夕食は、母が張り切って作ったであろうご馳走が並んだ。小鳥遊はいい笑顔ですべてそつなく平らげーー明日は美奈子の結婚式があるからと、母は一番広い和室に布団を二組敷いて、笑顔で自室に引き上げた。
「……いいお母さんだね。罪悪感?」
急に静かになってしまったさやかに、小鳥遊はからかうように言った。
「さすがにね……あんなに喜ぶなんて、思ってなかったからさ」
ぽつりと漏らすと、小鳥遊はイタズラっぽく笑った。
「本当に喜ばせてあげてもいいんじゃない? このままじゃ俺も心が痛むよ」
「またそんなこと言って」
「そう? 俺はけっこう本気なんだけど」
彼の軽口にため息で答えると、彼は話題を変えた。
「そう言えば、例の幼馴染? はどこに住んでるの?」
「この家の隣……だったけど、今はもう出てるかもしれません。大人だし。ひょっとしたら、この街にもういない可能性もあるし」
「なるほどご近所だったのか。もしかして、昔は仲が良かったとか?」
どんどん聞いてくる小鳥遊に、さやかは失礼にならないていどに答える。
「まぁ、幼馴染でしたし……それなりに」
「ふぅん……」
小鳥遊はそこで言葉を切った。興味がないからではなく、もっと聞き出したいところを、彼が空気を読んで抑えたことがわかった。
(まぁ、過去の誤ち話、聞くのは楽しいもんね。他人のは)
そう思いつつ、さやかは一言で済ませた。
「まぁ、いろいろあって。今は疎遠というか」
すると、ごそ、と彼が布団から動いた音がした。
「……そいつのこと、今は嫌いなの?」
暗闇の中で、小鳥遊は至近距離で覗き込んでいる。その顔は真剣で、眉間には皺が寄っていた。
さやかは気圧されながらも、正直に答えた。
「ええと……はい、まぁ。嫌いというか、会いたくないです」
小鳥遊はじっとさやかを見つめた。
「何があったか……きいてもいい? 言いづらいなら、いわなくていいから」
その声は真摯で、好奇心や茶化す色はみじんもなかった。
ここまできてくれた彼には、最低限の説明をしておくべきではないだろうか。さやかの胸に、そんな気持ちが湧く。
「小さい頃は、仲が良かったんですが……思春期に入って、よくあるいじめに巻き込まれて。それで、仲違いしたっていうか」
「よくあるいじめ?」
「まぁ、私がいじめられる側になっちゃったので、彼はその反対に回ったっていう。まぁ今はお互い大人なんで、何もないとは思うんですが、ここに戻ってくると思うと体がすくんじゃって、ね」
わざとさばさばいうさやかに、小鳥遊は一瞬沈黙したあと、低い声で言った。
「……わかった。現れたら俺に言って。さやかとそいつが顔を合わせないように、俺が盾になるから。絶対に何も起こさせない」
なんだか大袈裟な言いようだな、と思いながらも、さやかは頼もしさを感じた。
「はい。ありがとうございます、小鳥遊さん」
すると小鳥遊は、ふっと笑った。
「祐一郎って呼んでよ。だって、明日は恋人なんだから」
たしかに、苗字で呼ぶのは不自然かもしれない。
「わかりました……ゆ、祐一郎、さん」
少し緊張して、どもってしまった。そんなさやかを、小鳥遊は上から見下ろした。
なんとなくーー視線が熱いような、気がする。
彼がふっ、と息を詰めて、その顔が近づいてくる。
(えっ、キス、するつもり!?)
あまりに至近距離だったので、さやかは思わず目を瞑った。
しかし、彼はすっと身を引いた。
「やめとこ……ここで止まらなくなったら、まずい」
ぼそっとそんな声が聞こえる。
「なん……て?」
「なんでもない、こっちの話」
それじゃあ、おやすみ……。
柔らかな声でそう言って、彼が隣の布団に戻ったので、さやかもばさっと布団を被りなおした。心臓がバクバクしていた。
ーー布団からは、こんな状況にはそぐわない、懐かしい樟脳の香りがした。
朝。さやかが起きると、すでに小鳥遊は起き出しているのか、隣の布団は空だった。スマホを見ると、「空気が綺麗だから、ちょっとジョギングしてくる」と一時間前にメッセージが入っていた。
(起きるの早っ。早朝ジョギングが趣味なのか……)
あの締まった体はそういうことか。キャンプが好きだったり、意外なところがあるな、と思いながら台所へ行くと、すでに母が朝食の支度をしていた。
「おはよう、寒いねー」
「おはよう。まだ雪降ってないから、そんな寒くないわよ。それより、祐一郎さんは?」
「ジョギングだって。なにか手伝うよ」
「それじゃ、ゴミお願い」
勝手口にまとめてあったゴミ袋を持って、さやはか外へ出た。
どこまでも広がる畑に、山にかかる白い雲。清らかな朝日がその全てをあますことなく照らしている。
さやかは思わず立ち止まった。
(あー、たしかに、綺麗だな。空気も景色も)
すると後ろから、走ってくる足音がした。
「ああ、小鳥遊さん……」
彼が戻ってきたと思って振り向いたさやかの顔から、表情が抜け落ちる。
目の前に立っていたのはーー圭介だった。
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