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夢はかなえるもの※
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「んっ……痛く、ない、ですか」
丁寧すぎるほど丁寧に、服を脱がせて、肌に触れ――サイラスはイリスと身体を重ねながら、不安そうに聞いた。
「ぜんぜん――サイラス」
今日が初めて。そんな彼の不安を取り除きたくて、イリスは言った。
「すごく……ん……きもち、いい、です……」
ゆっくりと出し入れされて、実際にイリスの体は蕩け切っていた。
けど、それだけじゃなくて。
「サイラス……あなたが、こうやって私を求めてくれるのが、嬉しい」
――発情期じゃなくても。
「っ……イリス」
サイラスの顔がくしゃっとゆがんだ。
うれしさと欲情と、いろんな感情がこらえきれなくなった顔。
「あぁ、そんな、こと、言われたら……ッ」
切なげに寄せられた眉根を、辛抱できずにぎゅっと閉じられた目を見ると。
――もっと喜ばせてあげたいような、もっとそんな顔をさせたいような、ドキドキする衝動がイリスの中に沸き起こった。
「こうやって――つながるのも、だけど……ッ」
言いながら、イリスはサイラスの背中に手をまわした。
「肌と肌が触れ合って――んっ……あなたに、ぎゅっと抱きしめられるのが、すごく好き……」
すると、ゆっくり優しかった動きが、ぐっ、と強くなった。
「はぁ、ぁ、わ、私も……私もです……ッ」
腰の動きに、力がこもる。
「っあ……!」
「あなたの肌に……ッ、触れる、のが、好きです」
ぐぷ、とおくまで彼のものが届く。
「この華奢な体を、こうやって抱きしめるのも、奥をついて、あなたのかわいい声をきくのも――ぜんぶ、ぜんぶ好きです」
そんなに声を出していたっけ。イリスは少し恥ずかしくなった。
「でも……ッ、思ってもいませんでした、あなたが、身体だけじゃなくて――心まで、私を受け入れてくれるなんて」
その声は、いたいほどに真剣だった。
「知りませんでした。あなたが――私を求めてくれることが、こんなに、こんなに――」
サイラスが、イリスを上から切なく見下ろす。
「おかしくなるくらい、嬉しいなんて……」
「サイラス……」
その目がいまにも泣き出しそうだったので、イリスはぎゅっと身体のすべてで彼を抱きしめた。
自分も同じ気持ちだよ、と伝えるために。
「好き……です、サイラス」
抱きしめながら伝えると、サイラスの体にぎゅっと力が入って、痛いくらいに抱きしめ返された。
「私も――ああ、イリス……イリス……!」
奪うのではなく、与えてあげるのでもなく。
二人は初めて、夢中でお互いを求めあった――。
◆
「……すみません。なんだかいろいろ、恥ずかしいことを言った気がします」
イリスを抱きしめながら――サイラスはそうつぶやいた。
「ううん。サイラスの気持ちを……聞けて、よかった」
イリスは腕の中でサイラスを見上げた。
「嬉しかった」
そして、ふとつぶやいた。
「またしたいです――その、普通の日の、こういうことも」
するとサイラスは、あの優しい笑みを浮かべて言った。
「私もです……イリス」
この恋人と明日も一緒なのだ。そう思うとイリスは嬉しくなって、眠いにもかかわらず聞いた。
「明日は先に起きないで、私と一緒に朝寝しましょう? それでのんびりしてから、朝ごはんを食べに行きましょうよ」
するとサイラスはふふ、と微笑んだ。
「そうですね。でも、あなたの食べるものを用意するのは、私の喜びなんです」
「でもいつもそうだから、なんだか悪いです。もう私たち、取引とかじゃない、対等な関係なんですから――気を使わないで?」
イリスがいうと、サイラスはさらに笑みを深くした。
「対等――ですが、それでも、私は……したくてしているんですよ。なんだか、ハマッてしまったようなんです」
「な……何に?」
「あなたが私の作った食事を綺麗に平らげてくれた時――すごく嬉しかったんです。私の作ったものがあなたの血肉になると思うと。だからまた、あなたに私が用意したものを食べてほしい。なんでも好きなものを作りますから」
そう言われて、イリスはたった一つ、心残りだったことを言った。
「それなら――いつかまた、サイラスが作ったローストビーフ、食べてみたいです。すごく美味しかったから」
あの時、結局食べ損ねてしまったので。
「ええ、もちろん――あの時はすみませんでした。そうだ、明日の朝は何を食べたいですか。このあたりはフルーツや穀物が美味しいそうですよ」
「果物、たしかに美味しそうですねぇ……でも……」
だんだん眠くなってきたイリスは、夢見心地でつぶやいた。
「また朝市にいくんなら、私も、ついて……いきたい……です……」
「ええ、いいですよ。あなたが望むのなら」
「ほんとですか……約束ですよ、おいて……行かないで、ください……ね」
「もちろん、起こしてあげますよ。眠気が覚めるまで、待ちますから」
「ありがとう、ございます……フルーツ……たのしみ……」
最後の言葉は、むにゃむにゃと消えてしまった。
――なんて幸せなんだろう。大好きな恋人が、大好きな朝食を用意してくれるというのは。
そんなイリスを見て、サイラスは言った。
「ええ。これからずっと――あなたが食べるものは、私が用意しますから」
――ん? なんか……プロポーズみたいだなあ……と思いながらも、イリスの意識は眠りの底へと沈んでいった。
◆
寝入ってしまったイリスの肩に、サイラスは布団をかけてやった。
彼女の寝顔をじっと見ていると、今までにない気持ちが、サイラスの胸の中に広がっていくのを感じた。
愛する人を求めるだけではなく――求められて、心も体も一つになること。
それを初めて、体感したのだ。
(――今、私はすごく……満たされています)
胸の中に、幸福がいっぱい息づいている感覚がして、少し苦しいくらいだった。サイラスは、この身にすぎる幸せを逃がすように、深い溜息をついた。
発情期の幸福が刹那的なものだとしたら、この幸福は『永遠』とつながっていた。
その幸せの確かな重みを感じながら、それでもサイラスは安心はできなかった。
(絶対に――、もう絶対に、あなたを失いたくないです、イリス)
前の恋人のように、イリスと別れるなんて、考えられない。
そんな簡単に、愛する人と別れて他人となるようなことは、サイラスには不可能だった。
(一度あなたと決めたら、もうあなたでなければダメなんです)
そう、『淫魔』は、相手を選ぶ。愛する相手とのセックスでなければ、心も体も満たされない。そんな生き物なのだ。
(哀れな生き物――やっぱり私は人間とは違います。だけど――ありがたいことに、この社会には……)
そうならないための法律が存在しているのだ。サイラスはちらりと自分の荷物を見た。
――たくさん下調べしたガイドブックたちのファイルの下に、出すか出さないか迷いつつも持ってきたものがある。
(役場でもらってきましたが――あんな紙切れ一枚で、配偶者になれるなんて)
ちょっと不思議な気がしつつも、サイラスはしっかりと自分の名前と住所、そして後見人として院長の名前も書いてもらった。
(あとは、あなたのサインをもらうだけです。イリス)
サイラスは、寝入るイリスの顔を見た。
(結婚すれば――ずっと、ずっとあなたと一緒にいられますから)
感情だけでなく法律でも、結びつけることができるようになる。
(そしたらもう、簡単には別れられませんね? 死ぬまで――あなたと一緒にいられますね?)
この人生が終わるまで、彼女と一緒にいられる方法があるなんて、この社会はなんて素晴らしいんだろう。
サイラスは夢見心地で、ふっと溜息をついた。
(イリス、絶対に、いずれはサインをしてもらいますよ。どんな手を使っても――)
そう思うので、サイラスはやっぱり、明日は朝寝はやめて、早起きすることにした。
(まず開店直後に朝市に行って――イリスの好きそうなものを入手したあとに、戻ってあなたともう一度ゆっくり朝寝をしてから、改めて誘いましょう)
自分を受け入れてくれた愛おしい彼女に、どこまでも尽くしたい。なんでもやってあげたい。
(あなたが望むなら、なんでもしたい。私といるとき、あなたが何一つ不自由しないようにしたい。朝はたくさん美味しいものを食べさせて、夜はたくさん抱き合って――)
そして、彼女がついにサイラスなしでいられなくなった時、このサインをねだるのだ。
(そうしたら、きっと――きっとかなえてくれますね? 私のイリス)
そう思いながら、サイラスは灯りを消して、愛しい彼女の隣に横たわった。
丁寧すぎるほど丁寧に、服を脱がせて、肌に触れ――サイラスはイリスと身体を重ねながら、不安そうに聞いた。
「ぜんぜん――サイラス」
今日が初めて。そんな彼の不安を取り除きたくて、イリスは言った。
「すごく……ん……きもち、いい、です……」
ゆっくりと出し入れされて、実際にイリスの体は蕩け切っていた。
けど、それだけじゃなくて。
「サイラス……あなたが、こうやって私を求めてくれるのが、嬉しい」
――発情期じゃなくても。
「っ……イリス」
サイラスの顔がくしゃっとゆがんだ。
うれしさと欲情と、いろんな感情がこらえきれなくなった顔。
「あぁ、そんな、こと、言われたら……ッ」
切なげに寄せられた眉根を、辛抱できずにぎゅっと閉じられた目を見ると。
――もっと喜ばせてあげたいような、もっとそんな顔をさせたいような、ドキドキする衝動がイリスの中に沸き起こった。
「こうやって――つながるのも、だけど……ッ」
言いながら、イリスはサイラスの背中に手をまわした。
「肌と肌が触れ合って――んっ……あなたに、ぎゅっと抱きしめられるのが、すごく好き……」
すると、ゆっくり優しかった動きが、ぐっ、と強くなった。
「はぁ、ぁ、わ、私も……私もです……ッ」
腰の動きに、力がこもる。
「っあ……!」
「あなたの肌に……ッ、触れる、のが、好きです」
ぐぷ、とおくまで彼のものが届く。
「この華奢な体を、こうやって抱きしめるのも、奥をついて、あなたのかわいい声をきくのも――ぜんぶ、ぜんぶ好きです」
そんなに声を出していたっけ。イリスは少し恥ずかしくなった。
「でも……ッ、思ってもいませんでした、あなたが、身体だけじゃなくて――心まで、私を受け入れてくれるなんて」
その声は、いたいほどに真剣だった。
「知りませんでした。あなたが――私を求めてくれることが、こんなに、こんなに――」
サイラスが、イリスを上から切なく見下ろす。
「おかしくなるくらい、嬉しいなんて……」
「サイラス……」
その目がいまにも泣き出しそうだったので、イリスはぎゅっと身体のすべてで彼を抱きしめた。
自分も同じ気持ちだよ、と伝えるために。
「好き……です、サイラス」
抱きしめながら伝えると、サイラスの体にぎゅっと力が入って、痛いくらいに抱きしめ返された。
「私も――ああ、イリス……イリス……!」
奪うのではなく、与えてあげるのでもなく。
二人は初めて、夢中でお互いを求めあった――。
◆
「……すみません。なんだかいろいろ、恥ずかしいことを言った気がします」
イリスを抱きしめながら――サイラスはそうつぶやいた。
「ううん。サイラスの気持ちを……聞けて、よかった」
イリスは腕の中でサイラスを見上げた。
「嬉しかった」
そして、ふとつぶやいた。
「またしたいです――その、普通の日の、こういうことも」
するとサイラスは、あの優しい笑みを浮かべて言った。
「私もです……イリス」
この恋人と明日も一緒なのだ。そう思うとイリスは嬉しくなって、眠いにもかかわらず聞いた。
「明日は先に起きないで、私と一緒に朝寝しましょう? それでのんびりしてから、朝ごはんを食べに行きましょうよ」
するとサイラスはふふ、と微笑んだ。
「そうですね。でも、あなたの食べるものを用意するのは、私の喜びなんです」
「でもいつもそうだから、なんだか悪いです。もう私たち、取引とかじゃない、対等な関係なんですから――気を使わないで?」
イリスがいうと、サイラスはさらに笑みを深くした。
「対等――ですが、それでも、私は……したくてしているんですよ。なんだか、ハマッてしまったようなんです」
「な……何に?」
「あなたが私の作った食事を綺麗に平らげてくれた時――すごく嬉しかったんです。私の作ったものがあなたの血肉になると思うと。だからまた、あなたに私が用意したものを食べてほしい。なんでも好きなものを作りますから」
そう言われて、イリスはたった一つ、心残りだったことを言った。
「それなら――いつかまた、サイラスが作ったローストビーフ、食べてみたいです。すごく美味しかったから」
あの時、結局食べ損ねてしまったので。
「ええ、もちろん――あの時はすみませんでした。そうだ、明日の朝は何を食べたいですか。このあたりはフルーツや穀物が美味しいそうですよ」
「果物、たしかに美味しそうですねぇ……でも……」
だんだん眠くなってきたイリスは、夢見心地でつぶやいた。
「また朝市にいくんなら、私も、ついて……いきたい……です……」
「ええ、いいですよ。あなたが望むのなら」
「ほんとですか……約束ですよ、おいて……行かないで、ください……ね」
「もちろん、起こしてあげますよ。眠気が覚めるまで、待ちますから」
「ありがとう、ございます……フルーツ……たのしみ……」
最後の言葉は、むにゃむにゃと消えてしまった。
――なんて幸せなんだろう。大好きな恋人が、大好きな朝食を用意してくれるというのは。
そんなイリスを見て、サイラスは言った。
「ええ。これからずっと――あなたが食べるものは、私が用意しますから」
――ん? なんか……プロポーズみたいだなあ……と思いながらも、イリスの意識は眠りの底へと沈んでいった。
◆
寝入ってしまったイリスの肩に、サイラスは布団をかけてやった。
彼女の寝顔をじっと見ていると、今までにない気持ちが、サイラスの胸の中に広がっていくのを感じた。
愛する人を求めるだけではなく――求められて、心も体も一つになること。
それを初めて、体感したのだ。
(――今、私はすごく……満たされています)
胸の中に、幸福がいっぱい息づいている感覚がして、少し苦しいくらいだった。サイラスは、この身にすぎる幸せを逃がすように、深い溜息をついた。
発情期の幸福が刹那的なものだとしたら、この幸福は『永遠』とつながっていた。
その幸せの確かな重みを感じながら、それでもサイラスは安心はできなかった。
(絶対に――、もう絶対に、あなたを失いたくないです、イリス)
前の恋人のように、イリスと別れるなんて、考えられない。
そんな簡単に、愛する人と別れて他人となるようなことは、サイラスには不可能だった。
(一度あなたと決めたら、もうあなたでなければダメなんです)
そう、『淫魔』は、相手を選ぶ。愛する相手とのセックスでなければ、心も体も満たされない。そんな生き物なのだ。
(哀れな生き物――やっぱり私は人間とは違います。だけど――ありがたいことに、この社会には……)
そうならないための法律が存在しているのだ。サイラスはちらりと自分の荷物を見た。
――たくさん下調べしたガイドブックたちのファイルの下に、出すか出さないか迷いつつも持ってきたものがある。
(役場でもらってきましたが――あんな紙切れ一枚で、配偶者になれるなんて)
ちょっと不思議な気がしつつも、サイラスはしっかりと自分の名前と住所、そして後見人として院長の名前も書いてもらった。
(あとは、あなたのサインをもらうだけです。イリス)
サイラスは、寝入るイリスの顔を見た。
(結婚すれば――ずっと、ずっとあなたと一緒にいられますから)
感情だけでなく法律でも、結びつけることができるようになる。
(そしたらもう、簡単には別れられませんね? 死ぬまで――あなたと一緒にいられますね?)
この人生が終わるまで、彼女と一緒にいられる方法があるなんて、この社会はなんて素晴らしいんだろう。
サイラスは夢見心地で、ふっと溜息をついた。
(イリス、絶対に、いずれはサインをしてもらいますよ。どんな手を使っても――)
そう思うので、サイラスはやっぱり、明日は朝寝はやめて、早起きすることにした。
(まず開店直後に朝市に行って――イリスの好きそうなものを入手したあとに、戻ってあなたともう一度ゆっくり朝寝をしてから、改めて誘いましょう)
自分を受け入れてくれた愛おしい彼女に、どこまでも尽くしたい。なんでもやってあげたい。
(あなたが望むなら、なんでもしたい。私といるとき、あなたが何一つ不自由しないようにしたい。朝はたくさん美味しいものを食べさせて、夜はたくさん抱き合って――)
そして、彼女がついにサイラスなしでいられなくなった時、このサインをねだるのだ。
(そうしたら、きっと――きっとかなえてくれますね? 私のイリス)
そう思いながら、サイラスは灯りを消して、愛しい彼女の隣に横たわった。
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完結しておりますので、最後まで二人を見守っていただければ幸いです^^
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