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第一部 馴れ初めから結婚まで
ラブミーテンダー(2)
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こんこんと控えめにルセルの部屋をノックすると、チャールズが出てきた。
「ああ、リリー様。どうかされましたか」
「あの・・・お見舞いに来たんです。殿下、大丈夫ですか・・・?」
チャールズは歯を見せて笑った。
「ええ、ええ、もちろんですとも。どうぞお入り下さい。殿下は奥の寝室です。お邪魔はいたしません!私どもは外に出ておりますので」
「は、はぁ・・・」
そそくさと廊下のはるかかなたに消えてしまったチャールズと召使たちを見て、怪訝におもいながらもリリーはルセルの寝室に足を踏み入れた。
「殿下・・・?私です。お加減いかがですか」
「ん・・・?リリーか・・・」
横になっていたルセルは起き上がって笑顔を見せた。リリーはあわてて留めた。
「だめですよ殿下、ちゃんと、横になってないと」
「いいのだ。もうほとんと熱は下がっている」
「本当ですか?」
失礼します、と断ってリリーはルセルの額に手を当てた。平熱より、やや温かい。
「微熱、といったところでしょうか・・・。殿下・・・」
「なんだ?」
「ありがとうございます。スノウを、助けて下さって・・・」
そう頭を下げるリリーを見て、ルセルはそっぽをむいた。
「ふん。それならもっと早く見舞いにくればいいものを。どうせスノウのそばにつききりだったのであろう?」
「ちがいますよ、殿下は高熱と聞いていたので、私なんかが見舞いにきても、お邪魔かなと・・・」
「むしろずっとベッドで、退屈だったぞ・・・でも・・・」
「でも?」
「いや、なんでもない」
リリーが来てくれて、うれしい。とはさすがにいえないルセルであった。
大理石の暖炉からぱちぱちと炎がはぜる音のなか、2人はしばし沈黙した。
「そうだ、リリー、なにか余に面白い話をしろ」
「え・・・どんな話ですか」
「なんでも、お前の事・・・好きな食べ物とか?」
それは、いつかリリーが紅葉の下でいった言葉だ。ルセルはにやりと笑った。
「私の好きな食べ物ですか?そうですねぇ・・・レンズ豆のスープかな」
「ずいぶんと質素だな。なぜそんなものが好きなのだ?」
「レンズ豆って、ちょっとでおなか一杯になるんです。それに、調理もかんたんで。私が一番最初に覚えた料理なんですよ」
「お前、いちおう姫なのに料理などするのか」
リリーは微笑した。だがその顔はどこか淋しげだった。
「ええ・・・私、最初は自分がモーゼット家の娘だなんて、知らなかったんです」
リリーの核心に迫る発言に、ルセルは慎重に言葉を選んだ。その話を、聞きたい。
「・・・なぜだ。よかったら話してくれないか、その・・・」
「ええ、いいですよ。殿下なら・・・。でも、そんな面白い話じゃないです」
「ああ、かまわない」
そういうルセルに対して、リリーは静かに話をはじめた。
―――私も殿下も生まれる前のこと。ある一人の貴族の娘がいました。
その姫は、美しく、そして情熱的でした。思い込むと一直線で、深く考えない性格でもありました。あの領地は北国・・・ですが彼女は寒さからも飢えからも守られ、大事に育てられました。
年頃になった姫は、ある青年貴族と恋に落ちました。家族は反対しましたが、彼女はその青年が結婚してくれると信じて疑いませんでした。
ところが彼は、彼女が身ごもったことを告げると、遠い自分の領地に帰って二度と戻ってきませんでした。
それもそのはず、彼には妻と子どもがいて、姫とのことは一時の遊びでしかなかったのです。
怒った父親は彼女を勘当し、家から追い出しました。
姫は死のうかとも思いましたが、お腹の子どものことを思うとできませんでした。
姫ではなくなったその女は、必死に町まで下りていき、生きるために働き口を探しました。
そしてなんとか女の子を出産し、くらしを立てていきました。
ですが父なし子を産んだ女への視線は冷たく、その日くらしていくのもやっとの、辛い生活でした。
彼女はことあるごとに娘に言いました。
「こんなことになったのも、私がバカな失敗をしたせい。お前さえいなければ、私はまた、やりなおせたかもしれない。お前は、男には気をつけるんだよ」
そして寒い冬の日、働きづめだった女は体を壊し床へつきました。春が来るのを待たず、女は亡くなりました。その娘が10歳のときでした。
行き場のなくなった娘は荒れ果てた部屋で呆然と膝を抱えていました。すると見知らぬ男がやってきて、領主様の前へ娘を連れて行きました。
領主様はその娘を品定めするように見て、他の男の人たちと話しました。この娘の処遇をどうするか?と。
その最中、一人の少女が入ってきました。その領主様の、由緒正しい孫娘でした。
美しい彼女は、飢えて震えている娘に手を差し伸べました。
そして、笑いかけてくれました。
その娘は、少女の希望によって彼女の妹として一緒に暮らすこととなりました。
少女はその娘にとって、唯一笑いかけてくれた人でした。そして、命の恩人でもありました。
成長していくにつれ、彼女はどんどん美しくなっていきました。一緒にすごすうち、娘はどんどん彼女を好きになっていきました。
ですが心の内に影を持つ娘のその思いは、尊敬や崇拝から、どろどろとした欲望に変わっていきました。
このままそばにいては彼女を傷つけてしまうかもしれない。
叫びだしそうになるのをこらえながら、娘は延々と走ったり、寒い冬の湖に入ったりして気持ちを抑えようとしました。
そんなある日、娘はある女の人に出会いました。毒のような美貌の持ち主で、彼女は一瞬で娘の抱える不埒な欲望を見抜きました。
彼女は娘に、様々な事を教えました。そつない社交術や美しい装い、十人並みの女を魅力的に見せる方法、男性の扱いかた、そして抑えきれない欲望の発散の仕方・・・。
辛い授業もありましたが、彼女の教えのおかげで娘は成長しました。愛しい人を欲すのではなく、ずっとその人のそばにいて、その幸せを見守ることが自分の幸せだと考えるようになったのです。
だから彼女に恋人ができても、耐えられました。彼女の幸せを喜びさえしました。
なのでこの話の終わりはこうです。その娘は愛する人のそばで、いつまでも幸せに暮らしました・・・
語り終えて、リリーは少し恥ずかしそうに笑った。
「あまり面白い話じゃなくて・・・すみません。って、大丈夫ですか」
「い、いや・・・・お前・・・」
知らなかった。そんな、苦労をしていたとは。
スノウへの思いが、そんな重たい体験にもとづいているものだったとは。
挿入を拒んだ理由も、腑に落ちた。
(母の二の舞にはなりたくない、ということか・・・。)
ルセルの沈黙を見て、リリーは苦笑いした。
「引きますよね、あはは・・・本当なら、私はこうして殿下のおそばにいれるような身ではないのです」
「そんな事、思ってはおらぬ!」
ルセルはがばっとベッドから跳ね起きて、かたわらのリリーを抱きしめた。
その身体はやわらかく、慕わしく・・・だが少し、震えていた。
大人びて堂々として見えるが、本当はリリーも普通の、華奢な女の子なのだ。ルセルはそのことに初めて気が付いた。
「リリーも、ずっと、辛かったのだな・・・それなのに余は・・・余は・・・すまないことをした」
リリーは笑って彼の身体を抱きしめ返した。
「何がです?殿下が謝ることなんて何も、ありませんよ」
「スノウをたてに、お前を脅した・・・そ、それに、それに・・・」
「それに?」
「よ、余は・・・氷にスノウが落ちたとき、一瞬、考えた・・・このままスノウがいなくなれば、お前が・・・」
だがリリーはその続きを言わせなかった。優しくルセルの髪をなで、言葉をさえぎった。
「でも、助けてくれたではありませんか。だからいいんですよ」
「お・・・おこらないのか」
「ええ。この間言ったじゃありませんか。殿下には感謝しているんですよ」
そこで2人は見つめあった。リリーはルセルの目の中に、隠されていた純粋な光を見た。
ルセルはリリー目の中に、傷つきながらも全てを乗り越えてきた、強い輝きを感じた。
お互いに自然に、唇が重なった。どちらかが一方的にするのではなく、お互いを分け合うようなキスだった。
「ああ、リリー様。どうかされましたか」
「あの・・・お見舞いに来たんです。殿下、大丈夫ですか・・・?」
チャールズは歯を見せて笑った。
「ええ、ええ、もちろんですとも。どうぞお入り下さい。殿下は奥の寝室です。お邪魔はいたしません!私どもは外に出ておりますので」
「は、はぁ・・・」
そそくさと廊下のはるかかなたに消えてしまったチャールズと召使たちを見て、怪訝におもいながらもリリーはルセルの寝室に足を踏み入れた。
「殿下・・・?私です。お加減いかがですか」
「ん・・・?リリーか・・・」
横になっていたルセルは起き上がって笑顔を見せた。リリーはあわてて留めた。
「だめですよ殿下、ちゃんと、横になってないと」
「いいのだ。もうほとんと熱は下がっている」
「本当ですか?」
失礼します、と断ってリリーはルセルの額に手を当てた。平熱より、やや温かい。
「微熱、といったところでしょうか・・・。殿下・・・」
「なんだ?」
「ありがとうございます。スノウを、助けて下さって・・・」
そう頭を下げるリリーを見て、ルセルはそっぽをむいた。
「ふん。それならもっと早く見舞いにくればいいものを。どうせスノウのそばにつききりだったのであろう?」
「ちがいますよ、殿下は高熱と聞いていたので、私なんかが見舞いにきても、お邪魔かなと・・・」
「むしろずっとベッドで、退屈だったぞ・・・でも・・・」
「でも?」
「いや、なんでもない」
リリーが来てくれて、うれしい。とはさすがにいえないルセルであった。
大理石の暖炉からぱちぱちと炎がはぜる音のなか、2人はしばし沈黙した。
「そうだ、リリー、なにか余に面白い話をしろ」
「え・・・どんな話ですか」
「なんでも、お前の事・・・好きな食べ物とか?」
それは、いつかリリーが紅葉の下でいった言葉だ。ルセルはにやりと笑った。
「私の好きな食べ物ですか?そうですねぇ・・・レンズ豆のスープかな」
「ずいぶんと質素だな。なぜそんなものが好きなのだ?」
「レンズ豆って、ちょっとでおなか一杯になるんです。それに、調理もかんたんで。私が一番最初に覚えた料理なんですよ」
「お前、いちおう姫なのに料理などするのか」
リリーは微笑した。だがその顔はどこか淋しげだった。
「ええ・・・私、最初は自分がモーゼット家の娘だなんて、知らなかったんです」
リリーの核心に迫る発言に、ルセルは慎重に言葉を選んだ。その話を、聞きたい。
「・・・なぜだ。よかったら話してくれないか、その・・・」
「ええ、いいですよ。殿下なら・・・。でも、そんな面白い話じゃないです」
「ああ、かまわない」
そういうルセルに対して、リリーは静かに話をはじめた。
―――私も殿下も生まれる前のこと。ある一人の貴族の娘がいました。
その姫は、美しく、そして情熱的でした。思い込むと一直線で、深く考えない性格でもありました。あの領地は北国・・・ですが彼女は寒さからも飢えからも守られ、大事に育てられました。
年頃になった姫は、ある青年貴族と恋に落ちました。家族は反対しましたが、彼女はその青年が結婚してくれると信じて疑いませんでした。
ところが彼は、彼女が身ごもったことを告げると、遠い自分の領地に帰って二度と戻ってきませんでした。
それもそのはず、彼には妻と子どもがいて、姫とのことは一時の遊びでしかなかったのです。
怒った父親は彼女を勘当し、家から追い出しました。
姫は死のうかとも思いましたが、お腹の子どものことを思うとできませんでした。
姫ではなくなったその女は、必死に町まで下りていき、生きるために働き口を探しました。
そしてなんとか女の子を出産し、くらしを立てていきました。
ですが父なし子を産んだ女への視線は冷たく、その日くらしていくのもやっとの、辛い生活でした。
彼女はことあるごとに娘に言いました。
「こんなことになったのも、私がバカな失敗をしたせい。お前さえいなければ、私はまた、やりなおせたかもしれない。お前は、男には気をつけるんだよ」
そして寒い冬の日、働きづめだった女は体を壊し床へつきました。春が来るのを待たず、女は亡くなりました。その娘が10歳のときでした。
行き場のなくなった娘は荒れ果てた部屋で呆然と膝を抱えていました。すると見知らぬ男がやってきて、領主様の前へ娘を連れて行きました。
領主様はその娘を品定めするように見て、他の男の人たちと話しました。この娘の処遇をどうするか?と。
その最中、一人の少女が入ってきました。その領主様の、由緒正しい孫娘でした。
美しい彼女は、飢えて震えている娘に手を差し伸べました。
そして、笑いかけてくれました。
その娘は、少女の希望によって彼女の妹として一緒に暮らすこととなりました。
少女はその娘にとって、唯一笑いかけてくれた人でした。そして、命の恩人でもありました。
成長していくにつれ、彼女はどんどん美しくなっていきました。一緒にすごすうち、娘はどんどん彼女を好きになっていきました。
ですが心の内に影を持つ娘のその思いは、尊敬や崇拝から、どろどろとした欲望に変わっていきました。
このままそばにいては彼女を傷つけてしまうかもしれない。
叫びだしそうになるのをこらえながら、娘は延々と走ったり、寒い冬の湖に入ったりして気持ちを抑えようとしました。
そんなある日、娘はある女の人に出会いました。毒のような美貌の持ち主で、彼女は一瞬で娘の抱える不埒な欲望を見抜きました。
彼女は娘に、様々な事を教えました。そつない社交術や美しい装い、十人並みの女を魅力的に見せる方法、男性の扱いかた、そして抑えきれない欲望の発散の仕方・・・。
辛い授業もありましたが、彼女の教えのおかげで娘は成長しました。愛しい人を欲すのではなく、ずっとその人のそばにいて、その幸せを見守ることが自分の幸せだと考えるようになったのです。
だから彼女に恋人ができても、耐えられました。彼女の幸せを喜びさえしました。
なのでこの話の終わりはこうです。その娘は愛する人のそばで、いつまでも幸せに暮らしました・・・
語り終えて、リリーは少し恥ずかしそうに笑った。
「あまり面白い話じゃなくて・・・すみません。って、大丈夫ですか」
「い、いや・・・・お前・・・」
知らなかった。そんな、苦労をしていたとは。
スノウへの思いが、そんな重たい体験にもとづいているものだったとは。
挿入を拒んだ理由も、腑に落ちた。
(母の二の舞にはなりたくない、ということか・・・。)
ルセルの沈黙を見て、リリーは苦笑いした。
「引きますよね、あはは・・・本当なら、私はこうして殿下のおそばにいれるような身ではないのです」
「そんな事、思ってはおらぬ!」
ルセルはがばっとベッドから跳ね起きて、かたわらのリリーを抱きしめた。
その身体はやわらかく、慕わしく・・・だが少し、震えていた。
大人びて堂々として見えるが、本当はリリーも普通の、華奢な女の子なのだ。ルセルはそのことに初めて気が付いた。
「リリーも、ずっと、辛かったのだな・・・それなのに余は・・・余は・・・すまないことをした」
リリーは笑って彼の身体を抱きしめ返した。
「何がです?殿下が謝ることなんて何も、ありませんよ」
「スノウをたてに、お前を脅した・・・そ、それに、それに・・・」
「それに?」
「よ、余は・・・氷にスノウが落ちたとき、一瞬、考えた・・・このままスノウがいなくなれば、お前が・・・」
だがリリーはその続きを言わせなかった。優しくルセルの髪をなで、言葉をさえぎった。
「でも、助けてくれたではありませんか。だからいいんですよ」
「お・・・おこらないのか」
「ええ。この間言ったじゃありませんか。殿下には感謝しているんですよ」
そこで2人は見つめあった。リリーはルセルの目の中に、隠されていた純粋な光を見た。
ルセルはリリー目の中に、傷つきながらも全てを乗り越えてきた、強い輝きを感じた。
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