ひどい目

小達出みかん

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松の位のとばっちり(6)

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「すまない…無理させた」


 耳もとで純四郎が言った。くすくすわらって千寿は言い返す。


「…いつもの純さまは、あれでだいぶ抑えていたんですね」


「笑うなよ、意地が悪い千寿だな」


「ごめんなさい。つい」


 ああ、体はつかれきっている。あんなに何度もされたんだから当然だ。だが嫌じゃない。むしろもう少しここで、純四郎の隣で甘えていたい。そう思った千寿は彼の足に自分の足をからめ、ぎゅっと抱きついた。


「その抱きつき方、前から思ってたんだが猿みたいだな」


 先ほどの仕返しか、そんないやみを言う純四郎。


「ええ、そうでしょう。こんなはしたないことするの、純さまだけです」


 彼はこういう時、黙って抱きしめ返してくれる。不器用だけど、大事そうな手つきで。まるで普通の恋人にするみたいに…。


「純さま…」


 彼の逞しい胸板に顔をこすりつける。こんなに甘えられるのが彼だけというのは本当だ。夢政も、他の客も、胡蝶屋の者も、誰もこんな風に抱きしめてはくれない。安心して足を絡めることはできない。


(限りなく恋人にちかい、お客様。)


 つかの間、千寿はその腕のなかでまどろんでいた。だが…

 かすかな衣擦れの音を千寿の耳は捕らえた。ああ、もうか。

 襖の向こうにひっそり人が座っている。今夜のように複数の客が居る日は、時間をみて遊女を客から客へとりもつ「廻し」が呼びにくる。


「太夫、ちょいと。千寿さん…」


控えめに声がかかる。千寿は布団をすっと出て襖の隙間に耳をあてた。


「もう引け4ツ前です、そろそろ」


店の廻しがひそひそ声で耳打ちした。


「純さま、では…」


するりと部屋を出て行こうとした千寿の両肩を、純四郎がつかむ。


「あいつのところへいくのか」


「そ、それは…ええと、」


 つい、しふどろもどろになってしまった。しまった。出る機を逃した。こんなときの言い訳はいくらでもあるのに。行きたくないという自分のの甘えた心が、そんな煮え切らない態度を取らせている。


「ダメだ、行くな」


 案の定純四郎は強引に千寿を引き寄せ、口付けした。


「んっ…」


「廻しは待たせろ。まだ最中だ」


 再び強引に体を開かれる。千寿はそれに、心身ともに抗うことができなかった。行きたくない、行きたくない。夕那の所へ行くのは怖い。まだこの腕の中にいたい…。


(だってこの人は、絶対に私の心を傷つけない)




「んうっ…くっ…」


 再び彼のものが中におし入ってくる。少し痛い。


「…もっと…ゆっ…くり…」


 先ほど散々したので余裕があるのか、純四郎は動きを止めて片手で千寿の頬を撫でた。


「ん…ふふ…」


 痛みが和らぎ、少しずつ熱い快楽がまたやってくる。千寿は思わず微笑んだ。きっと純四郎にはこの上なく淫蕩な笑みに見えるだろう。つながったまま、彼が千寿の唇を強引に割る。上も下も、熱くなって、とろとろと溶けていく…。


 外で廻しがため息をついているのがわかる。普通の客なら廻しももっと粘るだろう。だが純四郎も千寿のお得意様だ。そうそう無下にはできない。

 やがて彼が立ち去る足音が聞こえた。


(あーあ、後で松風に小言を言われるな…)


 そんな愚痴がちらりと頭のすみに沸いたが、それを追い払って千寿も執拗に彼を求めた。


「純さま。もっと…もっと…!」


 ああ、良い。この瞬間。この瞬間だけ


(人間でいられるって、気がする――――)







「お忘れもの、大丈夫ですか?」


 千寿はかいがいしく彼に羽織を着せ掛けた。準備が整って、純四郎が千寿に問いかけた。


「お前は…」


「…この後のことは、考えないで。純様が帰って寝るように、わたしもぐっすり寝ますから」


 彼はむっつりとうなずいた。


「…さあ、大門までお送りしますね。行きましょう」


 部屋を出る前に、彼はもう一度千寿を抱きしめて口付けした。やさしいけど切ない感触だ。


「好きです、純さま。また、来て下さいね」


「…先ほど忘れろといったのはどの口」


「どっちも本心なんです」


「こいつめ」


 そんなやり取りをしながら大門まで彼を見送った。つい、彼の姿が見えなくなるまで立ち尽くしてしまった。


(…ふう)


 十分に、甘えさせてもらった。さあ、次の仕事にかからねば。


 もう夜中に近い。遊女たちの床が一番忙しい時間だ。揚屋でも皆あわただしく行き来している。

 千寿も一休みしている暇はない。早く夕那の座敷に向かわなければ。


「お戻りですね。千寿さん」


 廻しの男が先を急ぐ千寿に気がついた。


「ええ、今すぐ行きます」


 そう声をかけ、早足で階段をかけのぼる。


(うう、疲れた…)


 これだけで息が上がる。純四郎の相手でだいぶ体が疲れていた。


「…お待たせいたしました」


 少し息を整えて夕那の待つ座敷へ入る。

 彼は鼻まで布団をかぶっていて、目だけぱちりと開けた。


「遅いよう」


「…すみません。待たせてしまって…入ってもいいですか?」


「…うん」


少しすねているようだが、怒ってはいないようだ。良かった。


「少しはお眠りになりましたか?ここは騒がしいから…」


この部屋は広い方だが、この二階で遊女が皆「お仕事」しているのだ。静かなわけがない。


「ううん。いろんな声がきこえてきて楽しかったよ」


「…そうですか…」


 まさか自分の声も聞かれてたりは、しないよね…と思いつつ千寿は彼の隣に体をすべりこませた。


「ああ、あったかいですね」


「撫子、手がつめたいねえ。外にでもいたの?」


「ええ、まあ…」


「ふうん…」


 自然とまなざしがからみあう。夕那が目を閉じたので、千寿は唇を重ねた。今日は夕那も抵抗しなかった。純四郎の体とちがい、夕那の唇は少し体温が低い。千寿と同じくらいだ。


「ん…」


 夕那がくるしげに眉を寄せた。さりげなく体を動かし、夕那と密着する。彼の固くなった部分が千寿の腿に触れた。


「あっ…だめっ…」


 夕那はあわてて体を離そうとした。それを無視して、強引に腰に手を回す。


「何が…だめなんですか?」


「だって…ごめんなさい、今、し、しずめるから…っ」


 多分彼の顔は真っ赤なんだろう。しかし、何でこんなにまで初心なんだろうか。やることは夫婦と同じだろうに。そう思いながら彼の帯を解いた。


「やっ…何するのっ…?」


「何って、もう。わかってるくせに…」


 えいやとばかりに褌もとる。慣れている作業なので一瞬ではらりとそれは解けた。


「ひゃっ…」


 夕那が体をこわばらせた。


「さ、力をぬいて。大丈夫ですよ、することは家でもここでも同じなんだから…」


「い、家でこんなことしないよ…」


 夕那が蚊の鳴くような声で言った。


「え?そんなわけないでしょう。夕那さまには北の方がいるでしょう。なら・・・」


「いるけど…こんなこと、しないよっ」


 撫子は耳を疑った。


「夕那さま、まさか…いままで女と契った経験は…?」


「ちぎる…って?」


「ですから、北の方と、子作り…ええと…さっきみたいな事、いろいろすることですっ」


「な、ないよ、そんなの…っ」


「ええ!?」


 撫子はまた耳を疑った。


「じゃ、じゃあ北の方とはどうやって…?ず、ずっと放っておいているんですか?」


「…ちゃんと一緒の布団で寝てるよ…」


 夕那は恥ずかしそうに言った。


「寝るって…寝るって…あのスースー寝る、あれ?」


 昨日の事をうっすら思い出しながら千寿はこわごわと聞いた。


「うん…だって、布団に入ったら、寝るでしょ?」


「そ、そうですけど…」


 いや。いや。いやいやいや。おかしい、これはおかしいぞ。千寿はもっと詳しく聞くことにした。


「でも、でも女と一緒に布団に入ったら、したくなるでしょう?」


「す、するって…?」


「いや、だから、さっきみたいに口付けしたり、男はどこそこが固くなったり、するでしょ…?」


 面と向かってこんなことを言うのも恥ずかしいやら情けないやらで、今度は千寿が赤くなった。何で、私が、こんな説明を…!


「それは、そういう時も、ある…けど…」


「けど?」


「家でそんな事にはならないよ。お布団入ったら眠くなっちゃうし…今も頑張って起きてたんだよ」


 つまり、身もふたもなくいってしまえば勃たないということか…?脳裏に夢政がよぎった。が、彼の場合と夕那では問題が違う気がする。もしかして夕那は。


「ひゃっ。いきなり、なにするのっ…」


 撫子は夕那のそこに手をのばした。大丈夫、ちゃんとついてはいる。さっきはちゃんと固くなっていたし、ここに問題があるわけではないだろう。


「いいから、私にまかせてください。痛くもかゆくもありませんから…」


「あっ…やだ…そんなところ…っ」


 彼のものを弄んでいたら、だんだんとまた固くなってきた。


「どうですか…?」


「どうって…はずかしいよ、こんな…」


「痛くないですか?」


「痛くはないけど…あっ…へんな感じ…はあっ…んんっ…」


 夕那は自分の手でぎゅっと口をおさえた。その手をそっとはずして夕那の耳元に口を寄せる。


「そのまま…体の力を抜いて…」


「あっ、あ、あ、撫子…くすぐったいよっ…あ…」


 そっと耳朶を舐めると、手の中のものから先走りが滴り落ちて千寿の手をぬらした。


「やだぁ…っ…なんか…へんだよっ…」


「大丈夫、大丈夫…夕那」


 柔らかいその耳朶を口に含み、かるくしゃぶる。


「あっ…あっ…!だめっ、撫子…手、手、はなしてぇ…っ」


 夕那が泣きそうな声で言った。撫子は無理やり彼の唇をふさいだ。


「っ………!」


 びくっ、と手の中のものが動いて、とろりと液体があふれだした。夕那ははあはあと息をついていた。


「あ…撫子…」


「どう?気持ちよかった?」


「う、うん…あたまのなか、まっしろになった…」


 自分でしたこともなかったんのか…夕那の反応を見て、千寿は確信した。夕那の性成長は、二人が口付けしたあの時で止まっている。


(…なのによく来てくれちゃったよ…こんな場所に)





 夕那に元通り着物を着せ、布団をかけてあげると夕那は無邪気に喜んだ。そして一緒に布団に入り直したのちにこの一言を放った。


「さっきのが子作り、なの?」


「えっと…それは…」


 どうしたものか。千寿は正直に説明することにした。


「さっきので子供はできません。さっき夕那様が出したあのどろっとしたやつ、あれを女の腹の中に入れて初めて子供ができるんです」


「えっ…入れるって、どうやって?」


「だからですね…例えば、例えばですよ?夕那様のあれを、私の…」


 くっ…!何で私が!こんなことを!千寿はギリリと歯を食いしばった。


「足の間に刺すんですっ。そしてどろっとしたのを出す。それでおしまいですっ」


「そ、そうなんだ…」


 夕那は若干、引いているようだった。


「…こういうこと、誰か教えてくれませんでした?」


「ううん…」


 そうか。確かに父亡き後ならそれもありうるかもしれない。継母の顔が頭にうかんだ。


「そうですか…まあ、それをすれば子供ができますから。今度お家で試してみてくださいね」


 千寿は子供に言うような口ぶりでそうしめくくった。


「…やだ。家で、そんなことできない」


「え?」


 やだってあなた。それが夫婦ってもんですよ。千寿は頭の中でそうつっこんだ。


「大丈夫、みんなそうやって生まれてきたんですから。夕那様だってできますよ」


「…やだ。するなら撫子じゃなきゃやだ。だから…結婚して」


 何を言い出すかと思えば。


「今の北の方はどうなるんです?そんなことできませんよ。そんなこと許されるわけがないでしょう」


「僕もう大人だよ。反対されたってどうってことないよっ」


 千寿はイラっとした。今更どうにかなるものか。だったら私のこの数年はどうなる。


「それに私をお家につれて帰るには目ん玉飛び出るくらいお金がかかりますよ。もう、私も貴方も…自由じゃないんです」


 千寿の静かな剣幕に、夕那はうなだれた。


「ごめん…」


「お父様が私の母に心を移したから、あなたの母上はああなった。あなたは同じこと、しないで」


 夕那ははっとして千寿を見つめた。だが。


「でも、僕は…僕にとっては撫子が先なんだよ。撫子でなくちゃ、だめなんだよ…!」


「……」


 千寿は答えなかった。その沈黙を、夕那は怒りと受けとったようだ。


「ごめん、ごめん撫子…僕のこと、嫌いに、ならないで…」


「…嫌いになったりしませんから。とにかく今日はもう帰って、ゆっくり考えてみてください」


「やだ…まだここにいたいよ…」


「…じゃあ、少し眠ったらね」


「うん、ここにいて…どこか行かないでね、撫子…」


 夕那は千寿の手をぎゅっとにぎりしめた。何の労働もしていない彼の手は、すべすべでふっくりしていて、温かかった。昔とちがうのは、その手が千寿の手よりもずっと大きいことだ。


(大きくなったんだな、夕那…)


 そして、疲れからか不覚にも千寿は寝入ってしまったのだった。








(………はっ!)


 千寿が気がついた時にはすでに遅し、朝日がのぼりはじめたころだった。


(…明け六ツごろか)


 千寿は夕那を起こさないようにそうっと布団を出た。


(…寒いな)


 自分の身支度を済ませ、火鉢の炭をひっくり返す。


「夕那、夕那さま。朝ですよ」


「…う~~ん…撫子…」


「お起きになって」


 千寿は夕那の頬をなでた。が、それくらいでは起きない。ちょっと悪戯心が起きて、首の後ろに手を差し入れる。


「むにゃ…ひゃっ……!」


「やっと目が覚めましたね」


「ひどいよ撫子、冷たかったあ…!」


「お起きにならないからですよ。さ、どうぞ」


 着物をきせかけてやり、はきものを整えてやる。もう何回やったかわからない、男を送り出す所作だ。だが。


(不思議だな…こんな穏やかな気持ちで彼とすごしているなんて)


「ふあ…あ」


 夕那が大あくびした。


「まあ、大きなお口ですね」


 あきれて撫子が言うと、


「うふ…ふふふ」


 夕那が笑い出した。


「何がおかしいんですか?」


「…嬉しくて。こうして、また撫子と話しているのが」


 そういわれて、千寿の動きが止まった。


(やっぱり同じような事を考えているのか。私たち)


「撫子は、もう僕のことなんて忘れていたかもしれないけど…ぼく、また撫子に会いたかったんだ。ずっと、ずっと、そう思ってた。でも、きっと無理だってわかってた。どこに行ってしまったのか、生きているかもわからなくて……だから」


 夕那はまっすぐ千寿を見て微笑んだ。


「こうして撫子と会えたのが。君が僕のささいな事をとがめるのが…僕にとっては、奇跡みたいなことなんだ」


 そう言い切った夕那を見て、撫子はなんだかふうっと最後の力が抜けた気がした。恨みも、怒りも、辛さも、そしてそれをすべて覆っていたあきらめも…


「じゃあ、僕もう行くね」


「…大門までお送りします」


「ううん、いいよ。その格好じゃ寒いもの。だからそこの窓から僕を見送って」


「…ありがとうございます」


襖を開け、ふり返った夕那は晴れやかで、少しさびしげで、もう少年ではなく、大人だった。



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