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恋愛成就のご商売(2)
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揚屋の戸の前に立ち、深呼吸をする。千寿の供の数はそう多くない。傘を差し掛け荷物を持つ下男だけだ。
「大丈夫かい?千寿さん」
気のつく下男の逸郎が、何かを察して聞いてくる。大丈夫だ。ただ、少し怖い。
この中の客に会うことによって、思い出すまいとしていた過去を、また思い出してしまうかもしれない、恐れ。深く思い出せばまたきっと、辛くなる。だが。
「大丈夫、なんでもないよ」
過去は過去、と念じ、逸郎に戸を開けさせた。何人もの揚屋の仲居が迎え出る。座敷に上がると、すでに客は待っていた。
「姫…」
堂々とした体躯、豪胆で押しの強い、あの純四朗。しかし彼は驚き、絶望しているようだった。千寿は目を伏せて畳に三つ指をついた。
「お初にお目にかかります。このたびは、御呼び頂き…」
「まさかと思って呼んではみたが…なんでこんなところに、姫」
「ありがたき…お言葉にございます」
彼・・・・純四朗はそんな千寿を見て言い募った。
「撫子姫、こんなところに居てはだめだ、すぐに俺が…!」
「わたくしの名は、千寿にございます」
純四朗の手が伸び、細い千寿の肩をつかんだ。
「あれから夢中で探したんだ、姫、北の方がお前をどうにかしたのだと聞いて…!」
「私は、自分の意思で家を出たのです」
いきり立つ純四朗に、全てをあきらめた微笑で撫子は答えた。
「そんなはずないだろう?北の方がお前を売ったんだろう!」
純四朗はがっと拳を畳の上につきたてた。彼の怒りは収まりそうもない
「ちくしょうっ…」
「いろいろあって…まあ、そんなところです」
撫子がぽつりとつぶやくと、純四朗はがっくりと肩を落とした。
「なぜ、姫は俺の求婚を断ったんだ・・・?受けてくれれば、こんなことには・・・」
たしかにあの時純四朗の元に走っていれば、こんなことにはならなかっただろう。でもそれはできなかった。皮肉なことにそうして彼に操を立てた結果、万人の男に体を任せる身に落ちてしまった。千寿は思わず笑った。これを笑わずして、どうしよう。だって真剣に考えたら死にたくなってしまうではないか。
「純四朗様は、今でも…私と一緒になりたいとお思いですか」
千寿はうっすらと微笑みを浮かべ、質問に質問を返した。純四朗は、千寿の目をまっすぐみて即答した。
「思う」
「なら、それは叶います。この街では殿方はだれでも、望んだ女を妻にできます」
純四朗は、ぐっと拳をにぎった。爪が手のひらにくいこむほど、強く。
「俺は、そんなものは望んではいない、姫…」
苦悶する純四朗。しかし彼の真剣な思いは、今の千寿には精神を痛める毒でしかない。早くこんな話は終わりにしよう。千寿は商売用の微笑みを浮かべ純四朗の手に触れた。
「そんな悲しいお顔をなさらないでください…ここは楽しい場所なのですから。ね?」
千寿が屋敷を出てから身につけた、媚態。それは拙く、直截で、安易だ。だがその奥には、深い悲しみと、諦め…それ故の優しさが透けて見えた。
男は美人が好きという。だがそれ以上に好きなものはどこか欠けているところがある美人だ。
千寿のその苦しみは、つまり千寿の美しさを際立たせていた。
「や、やめてくれ、姫」
案の定、純四朗も千寿の顔から目をそらした。一度味を知れば忘れることのできない、千寿の笑顔から。純四朗は本当に辛そうに下を向いた。そんな顔をされると、千寿も怖くなる。本気で心配されるのは、深く踏み込まれるのは、怖い。
「…では、やめます」
千寿はきっぱりと言った。
「世間話でもいたしましょう」
良い塩梅に、仲居が酒を恭しく運んできた。
「…肴に、三線でもお弾きしましょうか」
つぶやくように言うと、控えていた逸朗がさっと三線を差し出した。
ところが純四朗は、酒にも三線にも見向きもしない。仕方なく、千寿は下男と仲居に下がるよう目配せした。
「…千寿」
純四朗が顔を上げた。真剣な目をしている。
「なんでございましょう、旦那さま」
「…これを」
純四朗が懐から取り出したのは―――小さな箱。
「あけてくれ、姫」
ただの小さい箱が、容赦ないほど放つ存在感。心の中の、開くまいと硬く閉ざしている戸が、開いてしまいそうになるほどの…存在感。
かつてその箱は、あの屋敷の、あの懐かしい部屋に、置かれたもの…。
動きを止め息をつめる千寿に変わり、純四朗が箱を開いた。
「さあ、今度こそ。受け取ってくれ」
蒔絵の、蝶の櫛。
「…おやめください!」
思わず千寿は目をそらした。涙が零れ落ちる。あの別れの日以来、涙など浮かべたことなど無かったの
に。
「あなたがその櫛を贈ろうとした人間は、もう死んだのです、そう思ってください…!」
必死に言葉を絞りだす千寿をさっと純四朗が抱きしめる。
「姫、あなたは昔と変わらない。純粋で清らかなままだ…」
抱きしめる手に力がこもる。純粋?清らか?何人もの男と寝て、されつくされたこの私が?千寿は心の中で嘲ったが、その抱擁どこまでも優しく千寿を包んだ。前もこうして、義弟に抱きしめてもらった…。
だめだ、だめだ、思い出してはいけない、いけない、いけない…。
「そんな姫がずっとこのような所にいれば、壊れてしまう…」
千寿はふっと笑った。理性の箍が、外れたのがわかった。
「もうとっくに、私は壊れています…」
「姫?」
「教えて下さい、あの屋敷は、今はどうなって、どうなっているのですか…?」
千寿は必死に言い募った。切なく苦しい思いが、胸いっぱいに溢れる。聞いたところで辛いだけだ。だ
がこの思いをやりすごすのはもっと辛いだろう。純四朗は重い口を開いた。
「あの屋敷か。北の方は亡くなったと聞いた」
「で、では…家督はどうなりましたか。継いだ者は…?」
ずっと、押し殺してきた本当の気持ち。それが今、千寿の目に現れていた。本当の気持ちを現す。それ
は、遊女がしてはいけない行為だ。だが今そんな事はどうでもよかった。
純四朗は、スッと目を細めた。
「そうか…あなたはあの、若君を…」
全てを察したかのように、純四朗は視線を中に漂わせ、また腕の中の千寿に戻した。
「そんなに知りたいのか」
「知りたいです…!」
あられもなく涙をぽろぽろとこぼす姫を見ながら、純四朗は自分の内で嫉妬の火が燃え上がるのを感じた。
初めて見た時から、彼女を自分のものにしたいと強く願った。天女のように舞い、心は清廉で無垢な、姫。たくさんの女と恋を楽しんできた純四朗だったが、こんな気持ちになるのは初めてだった。ところが、彼女は忽然と消えてしまい、結婚は夢の話となった。屋敷のものは硬く口をとざし、ほうぼうを探しつくしても、行方は杳として知れなかった。
そして今…夢にまで見た姫が、座って涙している。望めば体を欲しい儘にできる立場にまで落ちて。だが結局、姫の心は最初から別の男のもとにあったのだ。あの屋敷の、腹違いの弟に。
姫の涙。それが俺のために流されるためなら…そのためなら、自分は何でもしたというのに。純四朗は怒りのままに手を伸ばした。
「知りたいのなら、まず俺に教えてくれ」
その手は千寿の着物の袷をぐっ、と引っ張った。
「この肌が…どんな風に熱くなるのか」
その瞬間、純四朗は千寿の耳にかぶりついた。耳元から、濡れた感触が千寿を襲う。
「うっ…!」
耳を責められると、体の全てを支配されているような気がして絶望的な気持ちになる。それは、彼の口
が出す音以外、全て遮断されてしまうからだ。
「姫の耳朶は…いい匂いがする…」
純四朗は、熱に侵されたようにつぶやいた。その声も、何十倍の大きさ、熱となり千寿の耳に襲い掛かる。
「んうっ…!」
その感覚に思わず身をよじった千寿を、純四朗は逃がさないといわんばかりにきつく抱きしめた。その唇が、耳の下へと下りる。柔らかく、繊細に凹むその場所を巧みに探りあて、そっ、と舌を這わせる。
「…おやめくださいっ…いきなり…こんなところ…でっ…」
「こんなところも何も…ここは郭だ、姫…」
座敷の前の廊下には、逸朗や芸者たちが控えている。すでに中の様子を察しているはずだ。しかし純四
朗の言うとおり、ここは郭。彼の振る舞いを止める者など誰も居ない。黙って抱かれるしかない。
「彼のことを、知りたくないのか…」
そして彼のその言葉は、千寿の正常な判断力を全て奪った。
「……わかりました」
千寿は放心したようにだらりと立ち上がり、障子の外の逸朗に向かってつぶやいた。少し早いが今日はもう床入りだ。すぐに店の者が布団の準備をするだろう。
「はは……」
そんな千寿を、後ろから純四朗が抱きとめた。その笑い声は、悪魔のように、千寿には聞こえた。
「俺はうれしい…この手で姫を抱ける日が来るとは」
大きい手が、先ほど乱した袷を、帯を器用に直していく。
「この肌は、誰にも見せない…今夜は俺だけのものだ」
そして、障子の影から仲居の声がした。
「準備が整いました、どうぞ…」
「大丈夫かい?千寿さん」
気のつく下男の逸郎が、何かを察して聞いてくる。大丈夫だ。ただ、少し怖い。
この中の客に会うことによって、思い出すまいとしていた過去を、また思い出してしまうかもしれない、恐れ。深く思い出せばまたきっと、辛くなる。だが。
「大丈夫、なんでもないよ」
過去は過去、と念じ、逸郎に戸を開けさせた。何人もの揚屋の仲居が迎え出る。座敷に上がると、すでに客は待っていた。
「姫…」
堂々とした体躯、豪胆で押しの強い、あの純四朗。しかし彼は驚き、絶望しているようだった。千寿は目を伏せて畳に三つ指をついた。
「お初にお目にかかります。このたびは、御呼び頂き…」
「まさかと思って呼んではみたが…なんでこんなところに、姫」
「ありがたき…お言葉にございます」
彼・・・・純四朗はそんな千寿を見て言い募った。
「撫子姫、こんなところに居てはだめだ、すぐに俺が…!」
「わたくしの名は、千寿にございます」
純四朗の手が伸び、細い千寿の肩をつかんだ。
「あれから夢中で探したんだ、姫、北の方がお前をどうにかしたのだと聞いて…!」
「私は、自分の意思で家を出たのです」
いきり立つ純四朗に、全てをあきらめた微笑で撫子は答えた。
「そんなはずないだろう?北の方がお前を売ったんだろう!」
純四朗はがっと拳を畳の上につきたてた。彼の怒りは収まりそうもない
「ちくしょうっ…」
「いろいろあって…まあ、そんなところです」
撫子がぽつりとつぶやくと、純四朗はがっくりと肩を落とした。
「なぜ、姫は俺の求婚を断ったんだ・・・?受けてくれれば、こんなことには・・・」
たしかにあの時純四朗の元に走っていれば、こんなことにはならなかっただろう。でもそれはできなかった。皮肉なことにそうして彼に操を立てた結果、万人の男に体を任せる身に落ちてしまった。千寿は思わず笑った。これを笑わずして、どうしよう。だって真剣に考えたら死にたくなってしまうではないか。
「純四朗様は、今でも…私と一緒になりたいとお思いですか」
千寿はうっすらと微笑みを浮かべ、質問に質問を返した。純四朗は、千寿の目をまっすぐみて即答した。
「思う」
「なら、それは叶います。この街では殿方はだれでも、望んだ女を妻にできます」
純四朗は、ぐっと拳をにぎった。爪が手のひらにくいこむほど、強く。
「俺は、そんなものは望んではいない、姫…」
苦悶する純四朗。しかし彼の真剣な思いは、今の千寿には精神を痛める毒でしかない。早くこんな話は終わりにしよう。千寿は商売用の微笑みを浮かべ純四朗の手に触れた。
「そんな悲しいお顔をなさらないでください…ここは楽しい場所なのですから。ね?」
千寿が屋敷を出てから身につけた、媚態。それは拙く、直截で、安易だ。だがその奥には、深い悲しみと、諦め…それ故の優しさが透けて見えた。
男は美人が好きという。だがそれ以上に好きなものはどこか欠けているところがある美人だ。
千寿のその苦しみは、つまり千寿の美しさを際立たせていた。
「や、やめてくれ、姫」
案の定、純四朗も千寿の顔から目をそらした。一度味を知れば忘れることのできない、千寿の笑顔から。純四朗は本当に辛そうに下を向いた。そんな顔をされると、千寿も怖くなる。本気で心配されるのは、深く踏み込まれるのは、怖い。
「…では、やめます」
千寿はきっぱりと言った。
「世間話でもいたしましょう」
良い塩梅に、仲居が酒を恭しく運んできた。
「…肴に、三線でもお弾きしましょうか」
つぶやくように言うと、控えていた逸朗がさっと三線を差し出した。
ところが純四朗は、酒にも三線にも見向きもしない。仕方なく、千寿は下男と仲居に下がるよう目配せした。
「…千寿」
純四朗が顔を上げた。真剣な目をしている。
「なんでございましょう、旦那さま」
「…これを」
純四朗が懐から取り出したのは―――小さな箱。
「あけてくれ、姫」
ただの小さい箱が、容赦ないほど放つ存在感。心の中の、開くまいと硬く閉ざしている戸が、開いてしまいそうになるほどの…存在感。
かつてその箱は、あの屋敷の、あの懐かしい部屋に、置かれたもの…。
動きを止め息をつめる千寿に変わり、純四朗が箱を開いた。
「さあ、今度こそ。受け取ってくれ」
蒔絵の、蝶の櫛。
「…おやめください!」
思わず千寿は目をそらした。涙が零れ落ちる。あの別れの日以来、涙など浮かべたことなど無かったの
に。
「あなたがその櫛を贈ろうとした人間は、もう死んだのです、そう思ってください…!」
必死に言葉を絞りだす千寿をさっと純四朗が抱きしめる。
「姫、あなたは昔と変わらない。純粋で清らかなままだ…」
抱きしめる手に力がこもる。純粋?清らか?何人もの男と寝て、されつくされたこの私が?千寿は心の中で嘲ったが、その抱擁どこまでも優しく千寿を包んだ。前もこうして、義弟に抱きしめてもらった…。
だめだ、だめだ、思い出してはいけない、いけない、いけない…。
「そんな姫がずっとこのような所にいれば、壊れてしまう…」
千寿はふっと笑った。理性の箍が、外れたのがわかった。
「もうとっくに、私は壊れています…」
「姫?」
「教えて下さい、あの屋敷は、今はどうなって、どうなっているのですか…?」
千寿は必死に言い募った。切なく苦しい思いが、胸いっぱいに溢れる。聞いたところで辛いだけだ。だ
がこの思いをやりすごすのはもっと辛いだろう。純四朗は重い口を開いた。
「あの屋敷か。北の方は亡くなったと聞いた」
「で、では…家督はどうなりましたか。継いだ者は…?」
ずっと、押し殺してきた本当の気持ち。それが今、千寿の目に現れていた。本当の気持ちを現す。それ
は、遊女がしてはいけない行為だ。だが今そんな事はどうでもよかった。
純四朗は、スッと目を細めた。
「そうか…あなたはあの、若君を…」
全てを察したかのように、純四朗は視線を中に漂わせ、また腕の中の千寿に戻した。
「そんなに知りたいのか」
「知りたいです…!」
あられもなく涙をぽろぽろとこぼす姫を見ながら、純四朗は自分の内で嫉妬の火が燃え上がるのを感じた。
初めて見た時から、彼女を自分のものにしたいと強く願った。天女のように舞い、心は清廉で無垢な、姫。たくさんの女と恋を楽しんできた純四朗だったが、こんな気持ちになるのは初めてだった。ところが、彼女は忽然と消えてしまい、結婚は夢の話となった。屋敷のものは硬く口をとざし、ほうぼうを探しつくしても、行方は杳として知れなかった。
そして今…夢にまで見た姫が、座って涙している。望めば体を欲しい儘にできる立場にまで落ちて。だが結局、姫の心は最初から別の男のもとにあったのだ。あの屋敷の、腹違いの弟に。
姫の涙。それが俺のために流されるためなら…そのためなら、自分は何でもしたというのに。純四朗は怒りのままに手を伸ばした。
「知りたいのなら、まず俺に教えてくれ」
その手は千寿の着物の袷をぐっ、と引っ張った。
「この肌が…どんな風に熱くなるのか」
その瞬間、純四朗は千寿の耳にかぶりついた。耳元から、濡れた感触が千寿を襲う。
「うっ…!」
耳を責められると、体の全てを支配されているような気がして絶望的な気持ちになる。それは、彼の口
が出す音以外、全て遮断されてしまうからだ。
「姫の耳朶は…いい匂いがする…」
純四朗は、熱に侵されたようにつぶやいた。その声も、何十倍の大きさ、熱となり千寿の耳に襲い掛かる。
「んうっ…!」
その感覚に思わず身をよじった千寿を、純四朗は逃がさないといわんばかりにきつく抱きしめた。その唇が、耳の下へと下りる。柔らかく、繊細に凹むその場所を巧みに探りあて、そっ、と舌を這わせる。
「…おやめくださいっ…いきなり…こんなところ…でっ…」
「こんなところも何も…ここは郭だ、姫…」
座敷の前の廊下には、逸朗や芸者たちが控えている。すでに中の様子を察しているはずだ。しかし純四
朗の言うとおり、ここは郭。彼の振る舞いを止める者など誰も居ない。黙って抱かれるしかない。
「彼のことを、知りたくないのか…」
そして彼のその言葉は、千寿の正常な判断力を全て奪った。
「……わかりました」
千寿は放心したようにだらりと立ち上がり、障子の外の逸朗に向かってつぶやいた。少し早いが今日はもう床入りだ。すぐに店の者が布団の準備をするだろう。
「はは……」
そんな千寿を、後ろから純四朗が抱きとめた。その笑い声は、悪魔のように、千寿には聞こえた。
「俺はうれしい…この手で姫を抱ける日が来るとは」
大きい手が、先ほど乱した袷を、帯を器用に直していく。
「この肌は、誰にも見せない…今夜は俺だけのものだ」
そして、障子の影から仲居の声がした。
「準備が整いました、どうぞ…」
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