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第二部 王様の牢屋
「好き」の切り売り
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(ああ、何やってんだろう、俺は)
今朝がた目を覚ましたら、玲奈は隣で眠っていた。築城は時計が7時をまわっても、ぐずぐずとそこにとどまって玲奈を見ていた。ここ数日で玲奈はめっきり窶れて、髪はもつれて、目の下にはクマができていた。だけど寝ている彼女を見るのは貴重な時間だった。彼女が自分に敵意を向けず、無防備でいてくれる時間。身じろぎもせず、築城はその顔を目に焼き付けていた。
玲奈は野生の動物のようにカンが鋭く、少しでも築城が動けば目を覚まして力が入る。警戒態勢のようなものに入るのが、気配ではっきりわかった。
(こんなはずじゃなかったのに)
築城は自分を罵った。せっかく犯罪に手を染めてまで、玲奈と一緒の時間を手に入れたのに。ここまで嫌われて心を閉ざされて、むしろ前より状況は悪い。
(もっと我慢すればよかった…はは、都合がいいな)
そう思った自分を、築城は自分で嗤った。後悔先に立たずとはこの事だ。玲奈をおびき出して薬を盛った時、自分は彼女を犯すことしか考えていなかったというのに。
(それを実行して嫌われるのは、想定内のはずだったのにな)
だけど、最初はもっと優しくするつもりだったのだ。しかし玲奈の抵抗はしぶとかった。
泣くか怒るかしてくれればまだ良かったものの、玲奈は目を覚まして一番に、冷めた目でこちらを嗤ったのだった。ピルがなければ、きっと従ってすらいなかったろう。
だが弱みを握って無理やり従わせた事で、玲奈の心は完全にシャッターが下りた。体をいくらつないでも、築城が玲奈の心に入る余地などどこにもなくなった。
(俺と玲奈じゃ、奪い合うことしか、できないのか)
彼女の笑顔。それが見たかった。三上に向けたような笑顔を、自分に。しかし、自分は道を盛大に見誤ったのだった。
(わかってる、俺がおかしいのは、だけど、だけど…!)
あの花火の情景を見てしまった瞬間に、築城は自分の中の何かが決定的に壊れた気がした。
どうしても、あれを手に入れたいと。どんな手を使ってでも。
思わず、築城はぎゅっとシーツを握った。ぴくんと玲奈が動いた。その唇が少し開いて、声が漏れる。
「お…かあ…さ…」
その唇から洩れた言葉に、築城は固まった。そして、玲奈を抱きしめたい衝動に駆られた。
(そうだ…いくら大人びた態度で偽装していても、彼女が求めているものは…)
おかあさん、ないしは、無条件で守ってくれるような存在。築城は自分を顧みた。
(今俺が抱きしめたところで、無意味だ。奪い合わない関係になりたいのなら…まず自分から、与えないと)
やってしまった事は元にもどらないが、次やることは自分で変えられる。築城はそう自分に言い聞かせた。
別の日、築城は持ってきた紙袋から服を次々と出した。それを見て、玲奈は首を振った。
「…だいじょうぶ、私これでいい」
「だめだ、着替えろ」
「だって…し、新品をわざわざ開けるのもったいないし」
玲奈が苦しいいいわけをすると、築城の顔がほころんだ。
「なんだ、そんな遠慮しなくていいんだぞ。ふふ…これはずっと前から、玲奈のために用意していたものなんだから。ほらどれがいい?」
玲奈はぞっとした。でも逆らえない。玲奈は並べられたものを見比べた。どれも布が少なくて、ひらひらしていて、ほぼ下着同然みたいなものばかり。
「じゃあ・・・こ、これ」
玲奈は黒っぽいワンピースを選んで着た。着替えるときも、築城はじっとりと玲奈から目を離さなかった。
「うん、思った通りだ、似合ってる」
胸が深くあいているが、少なくともすけてはいない。それでも少しかがむとショーツが見える短さで、服を着ているという気がしなかった。
(すけべじじいが…)
はやく出て言ってほしい。
「先生、今日は、学校は?」
「今日は土曜だぞ」
玲奈は茫然とした。まったく曜日の感覚がなくなってきた。そんな玲奈に、城築は言った。
「お腹すいた?ご飯かってこようか」
「…すいてないから大丈夫」
築城はため息をついた。
「他に欲しいものは」
「…コップ」
途端に築城は立ち上がった。
「わかった。買ってくる」
「私のカバン返してくれればそれでいい」
「お前の?ああ、水筒が入ってたっけな」
玲奈はこくんとうなずいた。
「もっといいやつ買ってやるから」
いそいそと出て言った築城は10分後、安っぽいコップを2つ、玲奈の前に置いた。花柄と動物の柄。
「こんなのしかなかった、ごめんな」
「別に…のめればなんでも」
玲奈はコップを手に立ち上がろうとしたが、築城が止めた。
「お茶も買ってきたから」
築城が取り出したのは大きいペットボトルのなんの変哲もないお茶だが、玲奈は身構えた。
「ん?大丈夫だって。何も入ってないよ」
水道から直接出る水のほうがよほど安全だ。けれどなみなみとグラスにつがれたお茶を、玲奈は仕方なく飲んだ。
「そういえば、玲奈の好きな物をあまり知らないな…。こんど肉、持ってこようか。いいやつ」
玲奈は首を振った。築城はぽつんとつぶやいた。
「何買っても、ダメか」
「…受験」
「ん?」
玲奈は一縷の希望にすがった。
「なんでも先生の言う通りに、するから…受験だけは、させてください」
玲奈が珍しく正面から築城を見たので、築城はたじろいだ。その隙に玲奈は畳みかけた。
「勉強できるんだから、進学しろって先生言ってた。私が頑張るの応援…してくれると、思ってたのに」
築城がためらっているのがわかった。
「お願い、先生」
意地もプライドも捨てて、玲奈は潤んだ目で築城の目を見つめた。この願いだけは、切実だった。
「わかった。ただし条件がある」
「なに」
どうせもうすべて築城にやりつくされた体だ。どんな屈辱的な事を要求されたって、大したことはない。玲奈は覚悟を決めた。
「俺と結婚してくれ」
その瞬間、玲奈の呼吸がひゅっと止まった。予想外だったからだ。たじろいだ玲奈に、今度は築城が畳みかけた。
「玲奈はもうすぐ18歳だろ、年齢的には何も問題ない。結婚すれば、受験させてやるし、いつかは通ってもいい。悪くない条件だろ」
「そんな…結婚なんて」
もし承諾してしまえば、法的にもこの男に縛られることになる。そう考えると恐ろしかった。
「そ、それにハヤトは。彼が納得しないんじゃないの」
先生は首を振った。
「どのみち彼は好きな相手と結婚できる立場じゃない。御曹司だからな。それに結婚なんて書類上の事だ。大きく考えることはない」
だけれど玲奈は首を縦にはふれなかった。
「どうしても、自由にしてくれないの…?どうすれば、許してくれるの」
築城はじっと玲奈を見た。
「俺の希望は最初に言ったはずだ」
「最初…最初?良い子になれとかそんな?」
「違う。三上だ」
「三上くん?あ、あの人とはもともと、付き合ってなんかない」
「でも、好きなんだろ」
玲奈はムキになった。
「隣の席の子を好きになっていけない?だって優しくしてくれた。いいひとだなって思った。花火を見に行く以上のこと、なにもしてない!」
「キスしてたじゃないか」
玲奈は叫ぶように言った。
「先生はそれ以上のこと、いっぱいしたじゃん!これ以上何をすれば許してくれるの?!」
玲奈は肩を落として床を見た。
「奨学金の事で怒ってるなら、辞退する…脅したこともごめんなさい。だからもう、こんなことやめて」
築城は玲奈の両肩に手を置いた。
「違う。そういう問題じゃないんだ」
玲奈は低い声でつぶやいた。
「三上くんを好きになったように、先生を好きになれって?」
築城は怖いほど真剣に玲奈を見つめて言った。
「そうだ」
「……」
たっぷりと沈黙したあと、玲奈は顔を上げた。
「…わかった。先生のこと好きになる。一月までに、先生が満足するくらいに。だからそしたら、受験させて」
その目は、先ほど風呂で見せた死んだ目ではなかった。生きて、ギラギラと光っていた。前の玲奈みたいに。そのまなざしに圧倒されて、築城はついうなずいてしまった。
「…わ、わかった」
今朝がた目を覚ましたら、玲奈は隣で眠っていた。築城は時計が7時をまわっても、ぐずぐずとそこにとどまって玲奈を見ていた。ここ数日で玲奈はめっきり窶れて、髪はもつれて、目の下にはクマができていた。だけど寝ている彼女を見るのは貴重な時間だった。彼女が自分に敵意を向けず、無防備でいてくれる時間。身じろぎもせず、築城はその顔を目に焼き付けていた。
玲奈は野生の動物のようにカンが鋭く、少しでも築城が動けば目を覚まして力が入る。警戒態勢のようなものに入るのが、気配ではっきりわかった。
(こんなはずじゃなかったのに)
築城は自分を罵った。せっかく犯罪に手を染めてまで、玲奈と一緒の時間を手に入れたのに。ここまで嫌われて心を閉ざされて、むしろ前より状況は悪い。
(もっと我慢すればよかった…はは、都合がいいな)
そう思った自分を、築城は自分で嗤った。後悔先に立たずとはこの事だ。玲奈をおびき出して薬を盛った時、自分は彼女を犯すことしか考えていなかったというのに。
(それを実行して嫌われるのは、想定内のはずだったのにな)
だけど、最初はもっと優しくするつもりだったのだ。しかし玲奈の抵抗はしぶとかった。
泣くか怒るかしてくれればまだ良かったものの、玲奈は目を覚まして一番に、冷めた目でこちらを嗤ったのだった。ピルがなければ、きっと従ってすらいなかったろう。
だが弱みを握って無理やり従わせた事で、玲奈の心は完全にシャッターが下りた。体をいくらつないでも、築城が玲奈の心に入る余地などどこにもなくなった。
(俺と玲奈じゃ、奪い合うことしか、できないのか)
彼女の笑顔。それが見たかった。三上に向けたような笑顔を、自分に。しかし、自分は道を盛大に見誤ったのだった。
(わかってる、俺がおかしいのは、だけど、だけど…!)
あの花火の情景を見てしまった瞬間に、築城は自分の中の何かが決定的に壊れた気がした。
どうしても、あれを手に入れたいと。どんな手を使ってでも。
思わず、築城はぎゅっとシーツを握った。ぴくんと玲奈が動いた。その唇が少し開いて、声が漏れる。
「お…かあ…さ…」
その唇から洩れた言葉に、築城は固まった。そして、玲奈を抱きしめたい衝動に駆られた。
(そうだ…いくら大人びた態度で偽装していても、彼女が求めているものは…)
おかあさん、ないしは、無条件で守ってくれるような存在。築城は自分を顧みた。
(今俺が抱きしめたところで、無意味だ。奪い合わない関係になりたいのなら…まず自分から、与えないと)
やってしまった事は元にもどらないが、次やることは自分で変えられる。築城はそう自分に言い聞かせた。
別の日、築城は持ってきた紙袋から服を次々と出した。それを見て、玲奈は首を振った。
「…だいじょうぶ、私これでいい」
「だめだ、着替えろ」
「だって…し、新品をわざわざ開けるのもったいないし」
玲奈が苦しいいいわけをすると、築城の顔がほころんだ。
「なんだ、そんな遠慮しなくていいんだぞ。ふふ…これはずっと前から、玲奈のために用意していたものなんだから。ほらどれがいい?」
玲奈はぞっとした。でも逆らえない。玲奈は並べられたものを見比べた。どれも布が少なくて、ひらひらしていて、ほぼ下着同然みたいなものばかり。
「じゃあ・・・こ、これ」
玲奈は黒っぽいワンピースを選んで着た。着替えるときも、築城はじっとりと玲奈から目を離さなかった。
「うん、思った通りだ、似合ってる」
胸が深くあいているが、少なくともすけてはいない。それでも少しかがむとショーツが見える短さで、服を着ているという気がしなかった。
(すけべじじいが…)
はやく出て言ってほしい。
「先生、今日は、学校は?」
「今日は土曜だぞ」
玲奈は茫然とした。まったく曜日の感覚がなくなってきた。そんな玲奈に、城築は言った。
「お腹すいた?ご飯かってこようか」
「…すいてないから大丈夫」
築城はため息をついた。
「他に欲しいものは」
「…コップ」
途端に築城は立ち上がった。
「わかった。買ってくる」
「私のカバン返してくれればそれでいい」
「お前の?ああ、水筒が入ってたっけな」
玲奈はこくんとうなずいた。
「もっといいやつ買ってやるから」
いそいそと出て言った築城は10分後、安っぽいコップを2つ、玲奈の前に置いた。花柄と動物の柄。
「こんなのしかなかった、ごめんな」
「別に…のめればなんでも」
玲奈はコップを手に立ち上がろうとしたが、築城が止めた。
「お茶も買ってきたから」
築城が取り出したのは大きいペットボトルのなんの変哲もないお茶だが、玲奈は身構えた。
「ん?大丈夫だって。何も入ってないよ」
水道から直接出る水のほうがよほど安全だ。けれどなみなみとグラスにつがれたお茶を、玲奈は仕方なく飲んだ。
「そういえば、玲奈の好きな物をあまり知らないな…。こんど肉、持ってこようか。いいやつ」
玲奈は首を振った。築城はぽつんとつぶやいた。
「何買っても、ダメか」
「…受験」
「ん?」
玲奈は一縷の希望にすがった。
「なんでも先生の言う通りに、するから…受験だけは、させてください」
玲奈が珍しく正面から築城を見たので、築城はたじろいだ。その隙に玲奈は畳みかけた。
「勉強できるんだから、進学しろって先生言ってた。私が頑張るの応援…してくれると、思ってたのに」
築城がためらっているのがわかった。
「お願い、先生」
意地もプライドも捨てて、玲奈は潤んだ目で築城の目を見つめた。この願いだけは、切実だった。
「わかった。ただし条件がある」
「なに」
どうせもうすべて築城にやりつくされた体だ。どんな屈辱的な事を要求されたって、大したことはない。玲奈は覚悟を決めた。
「俺と結婚してくれ」
その瞬間、玲奈の呼吸がひゅっと止まった。予想外だったからだ。たじろいだ玲奈に、今度は築城が畳みかけた。
「玲奈はもうすぐ18歳だろ、年齢的には何も問題ない。結婚すれば、受験させてやるし、いつかは通ってもいい。悪くない条件だろ」
「そんな…結婚なんて」
もし承諾してしまえば、法的にもこの男に縛られることになる。そう考えると恐ろしかった。
「そ、それにハヤトは。彼が納得しないんじゃないの」
先生は首を振った。
「どのみち彼は好きな相手と結婚できる立場じゃない。御曹司だからな。それに結婚なんて書類上の事だ。大きく考えることはない」
だけれど玲奈は首を縦にはふれなかった。
「どうしても、自由にしてくれないの…?どうすれば、許してくれるの」
築城はじっと玲奈を見た。
「俺の希望は最初に言ったはずだ」
「最初…最初?良い子になれとかそんな?」
「違う。三上だ」
「三上くん?あ、あの人とはもともと、付き合ってなんかない」
「でも、好きなんだろ」
玲奈はムキになった。
「隣の席の子を好きになっていけない?だって優しくしてくれた。いいひとだなって思った。花火を見に行く以上のこと、なにもしてない!」
「キスしてたじゃないか」
玲奈は叫ぶように言った。
「先生はそれ以上のこと、いっぱいしたじゃん!これ以上何をすれば許してくれるの?!」
玲奈は肩を落として床を見た。
「奨学金の事で怒ってるなら、辞退する…脅したこともごめんなさい。だからもう、こんなことやめて」
築城は玲奈の両肩に手を置いた。
「違う。そういう問題じゃないんだ」
玲奈は低い声でつぶやいた。
「三上くんを好きになったように、先生を好きになれって?」
築城は怖いほど真剣に玲奈を見つめて言った。
「そうだ」
「……」
たっぷりと沈黙したあと、玲奈は顔を上げた。
「…わかった。先生のこと好きになる。一月までに、先生が満足するくらいに。だからそしたら、受験させて」
その目は、先ほど風呂で見せた死んだ目ではなかった。生きて、ギラギラと光っていた。前の玲奈みたいに。そのまなざしに圧倒されて、築城はついうなずいてしまった。
「…わ、わかった」
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