225 / 227
ノアズアーク編
第225話 52日目⑨ハトムギについて
しおりを挟む
来た道を戻って仮拠点に到着する。かまどの火をチェックしてみれば炎はすっかり落ち着いて熾火が赤々と燃えていていい塩梅になっていた。火力維持のために木炭を何個か追加して、天ぷら用以外のアナゴの身に木串を刺していく。
「ほい。じゃあ次はこのアナゴをかまどの火口で炙って白焼きで頼む」
「おまかせられっ! 焼き加減はどんな感じ?」
串打ちしたアナゴを受け取りながら確認してくる美岬。本人は自覚してないだろうが、その質問が自然に出てくるのは料理人としてかなりレベルアップしている証だ。
「皮はある程度焦げ目が付くぐらい、身の方はキツネ色より少し薄いぐらいの色合いでコンガリと焼き上げてくれ」
「あいあい」
今の美岬ならいちいち俺がチェックしなくてもいい感じに焼き上げてくれるだろうから、そっちは完全にお任せして俺は自分の作業に集中する。
さっき海で捕まえてその場で剥き身まで処理したテナガエビは、そのまま揚げると丸まってしまうので、腹側に数ヶ所切り込みを入れて、その部分を背側に折り曲げてしっかり筋切りをしておく。これをすることで真っ直ぐな天ぷらになる。
保存食用とは別に揚げ物用に取り分けておいたカレイとスズキの一口サイズの切り身には、島に自生しているコショウの仲間であるフウトウカズラの粉と塩で下味を付けてから葛粉をまぶしておく。
元より塩味の利いているアイスプラントのバラフはそのまま生食するので水で洗うだけだが、それ以外の野菜──サヤインゲン、大根葉、ミツバ、ミツカドネギは長さを揃えて切っておく。
食材の下拵えはこれくらいにして、次は天つゆだが、これは朝に美岬が作ってくれたスープの残りを再利用するとしよう。
元々煮干しで取った出汁にワカメやミツカドネギを入れて塩麹で味付けた優しい味のスープだったから、追加の煮干しで出汁を濃くして塩でちょっと辛めに味を調整すればいい感じの天つゆになるはずだ。
スープそのものはまだ二人前ぐらい残っているので、そこから天つゆに使う少量の汁をお玉で掬って小コッヘルに移し、そこに一掴みの煮干しを入れ、かまどの中で熱々に熱せられている小石を小コッヘルに入れて汁を沸騰させ、焼き石調理で煮干しを煮て出汁取りをする。
出汁ガラの煮干しを取り出して、塩で味を調えれば天つゆの完成だ。
「ガクちゃん、アナゴの白焼きはこんな感じでいいかな?」
美岬が焼き上がったアナゴを見せに来る。リクエスト通り、皮にはしっかり焦げ目が付き、身の方もキツネ色にコンガリ焼き上がっている。
「おお、理想的だな」
「やったぁ! 正直焼きすぎたかなって思ったんだけど」
「いや、これぐらい焼くとな、小骨も気にならなくなるし、スープに入れるとめちゃくちゃ良い出汁が出て旨くなるんだよ。ちょっとこれも残りのスープに入れてみようか」
「おぉ、楽しみ~」
アナゴの白焼きの端の方をサクサクと切り落としてスープの残りに浸しておく。あとで食べる直前に温めればいい。
「さて、いよいよ最大の課題のみを残すだけだな」
「最大の課題?」
「そう。そもそもハトムギ粉で天ぷら衣を作れるのか? という課題だ」
「えぇー!? どういうことだってばよ?」
「いやー、そもそもハトムギはムギって名前はついてるけど生態はコメに近いし、株の見た目はトウモロコシ寄りだからな。ムギの粘り成分のグルテンが入ってないから天ぷら衣にした場合、ムギみたいにカラッと揚がらずに糊っぽくなってベタベタになるかもしれん。……いや、むしろその可能性が高いと思ってるんだ」
「まさかの根源的な課題だった」
「あと卵もないからな。小麦粉の衣なら水だけでもグルテンの働きで固まるんだが、ハトムギ粉はつなぎの力が弱いから揚げてるうちにバラバラになるかもなんだよな」
「それもはや天ぷらにはなりようがないのでは?」
「まあ、だからこそつなぎとしてムカゴでとろろを作っておいてもらったんだけどな。とりあえず衣を何種類か作ってみて実験してみるとしよう」
一升瓶に入っている精製済の油をダッチオーブンに入れて火にかけて予熱を開始する。と、同時に衣の試作品を作ってみる。まずは一番シンプルにハトムギ粉と水だけを混ぜたもの。
ハトムギ粉は吸水能力が高いようで粉と同量程度の水だと一瞬で粘土状になってしまう。一度こうなってしまうと水を足してもなかなか溶けない。うーん、やっぱりこの粉の特性は小麦粉よりも上新粉や白玉粉に近いな。
この時点でだいたいの結末は予想できたが、実験だから一応やってみないとな。
油が十分に熱くなるのを待ってから、ハトムギ粉の衣をつけた大根葉を揚げてみる。
──じゅわぁぁぁ……
「…………Oh」
「まあこうなるよな」
予想通り、衣は一瞬で全部剥がれてバラバラになり、油の表面全体に膜のように広がってしまった。やはりハトムギ粉単品では繋ぐ力が弱すぎる。
テイク2。ねばねばのとろろとハトムギ粉を混ぜて衣を作ってみて再挑戦してみる。
──じゅわぁぁぁ……
「あ、今度は衣が剥がれずにいい感じじゃない?」
「そうだな。問題はサクッと揚がるかだが……」
菜箸でひっくり返そうとすると、箸の先に衣が引っ付いてにょーんと餅状に伸びる。あ、駄目っぽい。
揚がった衣は全然サクサクにならず、雑煮のふやけた餅のようにねばねばになっていた。
「……食べれなくはないけど、衣が油ギッシュ過ぎて正直、衣なしの素揚げの方が美味しいね」
「それな。ハトムギ粉は天ぷら衣みたいな水分多目のゆるゆるの生地だと小麦粉みたいに固まれずにこんなふやけた餅みたいな感じになるってことだな。まあ、正直ここまでは予想通りといえば予想通りだ。米粉でやってもこうなるからな」
「天ぷらは諦めなきゃ駄目かなぁ」
「いや、諦めるにはまだ早いぞ。これに葛粉を混ぜればたぶんいけるはずだ」
そんなわけでテイク3。ハトムギ粉、とろろに加え、葛粉を混ぜた衣で再挑戦してみる。正直、これで駄目ならお手上げだ。
──じゅわぁぁぁ……
「見た目は今までで一番いい感じだけど……」
「箸先にくっつくかな? ……お、くっつかなくなったな」
「おぉ、じゃあ後はサックリと揚がるかだね」
そして揚がった大根葉。衣はしっかりと残り、箸で触った感じではサクサクっぽい。二つに分けてそれぞれ味見する。
噛んだ瞬間、ザクッと砕ける衣。しっかり火が通って柔らかく上品な苦味のある大根葉。成功だ。
美岬が熱さに目を白黒させながらもサムズアップしてくる。
「あつっ! はふっ! でもおいひい!」
「ああ。なんとかなったな。じゃあ、これで揚げていくとしよう」
ついに正解にたどり着いたので、出来上がった衣をまぶして天ぷらを次々に揚げていく。
まずはシイタケ。傘の内側にだけ衣をつけて外側の十字の切り込みが見えるように。
次いでテナガエビ。尻尾以外に衣をつけ、尻尾を摘まんで油の中を軽く泳がせるようにして油に入れる。
カレイとスズキは一口サイズの切り身全体に衣をつけて油の中でくっつかないようにコロコロ転がしながら揚げていく。
そして最後に残った衣の生地に大根葉、サヤインゲン、ミツバ、ミツカドネギを入れて混ぜ、適度なサイズに千切って手のひらで平たく成形してから油に落としてかき揚げにしていく。
かき揚げを揚げ始めたタイミングでスープの鍋も火にかけて温めておく。大きめの木皿にバラフを添え、すでに揚がっている天ぷらを並べていく。
そしてついにかき揚げもすべて揚げ終わり、事前に減らしてなお二人分には多めの天ぷらの盛り合わせが皿の上に積み上がった。
「よーし、食うか」
「わぁーい! 待ってました!」
【作者コメント】
今回のハトムギ粉で天ぷら衣を作る試行錯誤の過程は、まんまこの二週間作者が仕事の合間にやっていたことです。なんとか満足のいく結果が出たのでようやく続きが書けました。
いやー、いろいろ実験してみて食材としてのハトムギ粉への理解がだいぶ深まりましたね。
楽しんでいただけましたら、いいねボタンで応援お願いします。
「ほい。じゃあ次はこのアナゴをかまどの火口で炙って白焼きで頼む」
「おまかせられっ! 焼き加減はどんな感じ?」
串打ちしたアナゴを受け取りながら確認してくる美岬。本人は自覚してないだろうが、その質問が自然に出てくるのは料理人としてかなりレベルアップしている証だ。
「皮はある程度焦げ目が付くぐらい、身の方はキツネ色より少し薄いぐらいの色合いでコンガリと焼き上げてくれ」
「あいあい」
今の美岬ならいちいち俺がチェックしなくてもいい感じに焼き上げてくれるだろうから、そっちは完全にお任せして俺は自分の作業に集中する。
さっき海で捕まえてその場で剥き身まで処理したテナガエビは、そのまま揚げると丸まってしまうので、腹側に数ヶ所切り込みを入れて、その部分を背側に折り曲げてしっかり筋切りをしておく。これをすることで真っ直ぐな天ぷらになる。
保存食用とは別に揚げ物用に取り分けておいたカレイとスズキの一口サイズの切り身には、島に自生しているコショウの仲間であるフウトウカズラの粉と塩で下味を付けてから葛粉をまぶしておく。
元より塩味の利いているアイスプラントのバラフはそのまま生食するので水で洗うだけだが、それ以外の野菜──サヤインゲン、大根葉、ミツバ、ミツカドネギは長さを揃えて切っておく。
食材の下拵えはこれくらいにして、次は天つゆだが、これは朝に美岬が作ってくれたスープの残りを再利用するとしよう。
元々煮干しで取った出汁にワカメやミツカドネギを入れて塩麹で味付けた優しい味のスープだったから、追加の煮干しで出汁を濃くして塩でちょっと辛めに味を調整すればいい感じの天つゆになるはずだ。
スープそのものはまだ二人前ぐらい残っているので、そこから天つゆに使う少量の汁をお玉で掬って小コッヘルに移し、そこに一掴みの煮干しを入れ、かまどの中で熱々に熱せられている小石を小コッヘルに入れて汁を沸騰させ、焼き石調理で煮干しを煮て出汁取りをする。
出汁ガラの煮干しを取り出して、塩で味を調えれば天つゆの完成だ。
「ガクちゃん、アナゴの白焼きはこんな感じでいいかな?」
美岬が焼き上がったアナゴを見せに来る。リクエスト通り、皮にはしっかり焦げ目が付き、身の方もキツネ色にコンガリ焼き上がっている。
「おお、理想的だな」
「やったぁ! 正直焼きすぎたかなって思ったんだけど」
「いや、これぐらい焼くとな、小骨も気にならなくなるし、スープに入れるとめちゃくちゃ良い出汁が出て旨くなるんだよ。ちょっとこれも残りのスープに入れてみようか」
「おぉ、楽しみ~」
アナゴの白焼きの端の方をサクサクと切り落としてスープの残りに浸しておく。あとで食べる直前に温めればいい。
「さて、いよいよ最大の課題のみを残すだけだな」
「最大の課題?」
「そう。そもそもハトムギ粉で天ぷら衣を作れるのか? という課題だ」
「えぇー!? どういうことだってばよ?」
「いやー、そもそもハトムギはムギって名前はついてるけど生態はコメに近いし、株の見た目はトウモロコシ寄りだからな。ムギの粘り成分のグルテンが入ってないから天ぷら衣にした場合、ムギみたいにカラッと揚がらずに糊っぽくなってベタベタになるかもしれん。……いや、むしろその可能性が高いと思ってるんだ」
「まさかの根源的な課題だった」
「あと卵もないからな。小麦粉の衣なら水だけでもグルテンの働きで固まるんだが、ハトムギ粉はつなぎの力が弱いから揚げてるうちにバラバラになるかもなんだよな」
「それもはや天ぷらにはなりようがないのでは?」
「まあ、だからこそつなぎとしてムカゴでとろろを作っておいてもらったんだけどな。とりあえず衣を何種類か作ってみて実験してみるとしよう」
一升瓶に入っている精製済の油をダッチオーブンに入れて火にかけて予熱を開始する。と、同時に衣の試作品を作ってみる。まずは一番シンプルにハトムギ粉と水だけを混ぜたもの。
ハトムギ粉は吸水能力が高いようで粉と同量程度の水だと一瞬で粘土状になってしまう。一度こうなってしまうと水を足してもなかなか溶けない。うーん、やっぱりこの粉の特性は小麦粉よりも上新粉や白玉粉に近いな。
この時点でだいたいの結末は予想できたが、実験だから一応やってみないとな。
油が十分に熱くなるのを待ってから、ハトムギ粉の衣をつけた大根葉を揚げてみる。
──じゅわぁぁぁ……
「…………Oh」
「まあこうなるよな」
予想通り、衣は一瞬で全部剥がれてバラバラになり、油の表面全体に膜のように広がってしまった。やはりハトムギ粉単品では繋ぐ力が弱すぎる。
テイク2。ねばねばのとろろとハトムギ粉を混ぜて衣を作ってみて再挑戦してみる。
──じゅわぁぁぁ……
「あ、今度は衣が剥がれずにいい感じじゃない?」
「そうだな。問題はサクッと揚がるかだが……」
菜箸でひっくり返そうとすると、箸の先に衣が引っ付いてにょーんと餅状に伸びる。あ、駄目っぽい。
揚がった衣は全然サクサクにならず、雑煮のふやけた餅のようにねばねばになっていた。
「……食べれなくはないけど、衣が油ギッシュ過ぎて正直、衣なしの素揚げの方が美味しいね」
「それな。ハトムギ粉は天ぷら衣みたいな水分多目のゆるゆるの生地だと小麦粉みたいに固まれずにこんなふやけた餅みたいな感じになるってことだな。まあ、正直ここまでは予想通りといえば予想通りだ。米粉でやってもこうなるからな」
「天ぷらは諦めなきゃ駄目かなぁ」
「いや、諦めるにはまだ早いぞ。これに葛粉を混ぜればたぶんいけるはずだ」
そんなわけでテイク3。ハトムギ粉、とろろに加え、葛粉を混ぜた衣で再挑戦してみる。正直、これで駄目ならお手上げだ。
──じゅわぁぁぁ……
「見た目は今までで一番いい感じだけど……」
「箸先にくっつくかな? ……お、くっつかなくなったな」
「おぉ、じゃあ後はサックリと揚がるかだね」
そして揚がった大根葉。衣はしっかりと残り、箸で触った感じではサクサクっぽい。二つに分けてそれぞれ味見する。
噛んだ瞬間、ザクッと砕ける衣。しっかり火が通って柔らかく上品な苦味のある大根葉。成功だ。
美岬が熱さに目を白黒させながらもサムズアップしてくる。
「あつっ! はふっ! でもおいひい!」
「ああ。なんとかなったな。じゃあ、これで揚げていくとしよう」
ついに正解にたどり着いたので、出来上がった衣をまぶして天ぷらを次々に揚げていく。
まずはシイタケ。傘の内側にだけ衣をつけて外側の十字の切り込みが見えるように。
次いでテナガエビ。尻尾以外に衣をつけ、尻尾を摘まんで油の中を軽く泳がせるようにして油に入れる。
カレイとスズキは一口サイズの切り身全体に衣をつけて油の中でくっつかないようにコロコロ転がしながら揚げていく。
そして最後に残った衣の生地に大根葉、サヤインゲン、ミツバ、ミツカドネギを入れて混ぜ、適度なサイズに千切って手のひらで平たく成形してから油に落としてかき揚げにしていく。
かき揚げを揚げ始めたタイミングでスープの鍋も火にかけて温めておく。大きめの木皿にバラフを添え、すでに揚がっている天ぷらを並べていく。
そしてついにかき揚げもすべて揚げ終わり、事前に減らしてなお二人分には多めの天ぷらの盛り合わせが皿の上に積み上がった。
「よーし、食うか」
「わぁーい! 待ってました!」
【作者コメント】
今回のハトムギ粉で天ぷら衣を作る試行錯誤の過程は、まんまこの二週間作者が仕事の合間にやっていたことです。なんとか満足のいく結果が出たのでようやく続きが書けました。
いやー、いろいろ実験してみて食材としてのハトムギ粉への理解がだいぶ深まりましたね。
楽しんでいただけましたら、いいねボタンで応援お願いします。
57
お気に入りに追加
565
あなたにおすすめの小説

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる