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ノアズアーク編
第187話 45日目⑩夫婦の幸せな時間
しおりを挟む「ふぅ。ごちそうさまでした。今日も美味しかったぁ……でも、食べ過ぎて動けない~」
「いや、ホントによく食べたな。結構量があったのに鍋がすっかり空だ」
空っぽのダッチオーブンを持ち上げたガクちゃんの声には驚きと呆れが混じっている。
「やー……最後の一杯のおかわりが余分だったかも。……お腹が苦しい。でも、中途半端に少しだけ残すのもなーって思って。……ちょっと後悔してる」
そう言いながらテーブルに突っ伏す。
「まあ、しばらく楽にしていれば動けるようになるだろ。その間に俺は片付けしとくし」
ガクちゃんがテーブルの食器類を手早く集めて足音が離れていく。
夕食はさっさと済ませてお風呂に入るつもりだったのに、うちの旦那さまの作るお料理が美味しすぎるせいで、かなりの量があった海鮮…白湯《パイタン》を何度もおかわりしてお腹いっぱいになって動けなくなってしまった。固形物じゃないから、たぶんすぐに消化されて動けるようになるとは思うけど、今は本当に動けない。おまけに座って満腹になったら眠気も襲ってくるのでまともに頭が働かない。
満腹で幸せ。眠い。でもお風呂には入りたい。あと旦那さまとイチャイチャしたい。でも動けない。眠い。
テーブルに突っ伏してぐだぐだモードになっているあたしとは違い、ちゃんと食べる量をセーブしていたガクちゃんを横目で見れば、お風呂からバケツで汲んできたお湯を使って食器を洗ってくれている。
そんな姿を横目で見ているとあたしの内に理不尽な不平不満の気持ちが沸き上がってくる。
なんなのあの人! 疲れ知らずで、働き者で、優しくて、料理も上手で、何でも知ってて、イケメンで、あたしのことを大事にしてくれて、マジでスパダリすぎて困るんだけど。いや、全然困ってないけど嫁としての立つ瀬がないというか……。あんな素敵な旦那さまに大事にしてもらえてあたしは本当に幸せなんだけど、彼と釣り合えるほどのいい女になるにはまだまだ先が長いと思い知らされる。
こちらを見たガクちゃんと目が合い、優しく笑ってくれる。はうっ! その笑顔は反則じゃない? めっちゃ好きなんだけど。ホントに大好きなんだけど。毎日好きが更新されてるんだけど! なんかもう日に日にガクちゃん無しでは生きられない身体に作り変えられている気がするよ。
ああもう、せめてお風呂とその後のエッチで目一杯サービスして感謝を表すしかないよね。とりあえず今は体力を温存します。
風呂小屋の柱の一つに掛けられたキャンドルランタンの弱いオレンジ色の光が揺らめきながら周囲をほのかに照らす。
ちょっと熱めにしてあったのに、食べすぎたあたしがだらだらしてしまったせいでバスタブの湯はすっかりぬるくなってしまっていた。この時期、夜になると外気温はそれなりに下がって肌寒くなってきているので、このお湯の温度だと身体を洗ってる時とかはちょっと寒く感じるんじゃないかな。
と思っていたらさすがガクちゃん。バスタブに手を突っ込んで温度を確認するなり、すぐに隣の湯沸かし釜から熱い湯を掬ってバスタブの湯に継ぎ足し、量が減った湯沸かし釜にはバケツで水を足し、かまどに薪をくべて火力を上げて後から熱いお湯の追い足しができるようにしてくれた。
「よし。ちょっと風呂桶の方は溢れそうになってるが、身体洗う時にどうせ減るからちょうどいいだろ」
「だよね。むしろ贅沢にお湯を使えるね」
お風呂の準備が調ったので並んで服を脱ぎながら汚れた服を洗濯カゴにいれていく。……んー、なんでかな? もう何度もお互いに裸は見せ合っているし、何度も一緒にお風呂にも入っているし、エッチなことだってしているのに、このお風呂に入るために一緒に服を脱いでいる時ってなんか妙に気恥ずかしいんだよね。
「……今さらって言われるかもだけど、こうして服脱いでる時ってなんか恥ずかしくない?」
下着姿になったあたしが訊くとガクちゃんが頷く。
「うん。なんか妙に意識するというか照れるよな。ほんとに今さらだけど」
苦笑気味に同意しながらガクちゃんがシャツを脱げば、汗の匂いと共に鍛え上げられた逞しい身体が顕になる。ボディビルダーみたいな極端な筋肉ではなく、無駄な肉がなくしっかりと引き締まった細マッチョの身体だ。
「はうぅ、相変わらずいい身体してるよね。……いや、なんか最近ますます逞しくなってない?」
近づいて肩とか二の腕に触れてみる。おぉ、すごい筋肉。あたしの二の腕とは別物だ。じゃなくて、やっぱり気のせいじゃないよね。
「あー、最近ずっと樵やってたからな。斧で木を伐り倒して、鉈を振るって枝を落として、肩に担いで運んでの繰り返しだったから、腕、肩、胸筋あたりの筋トレにはなったな。……だから今はあまりペタペタ触るなって。ホントに汗臭いから」
「ふふ。汗の匂いはするけど臭いなんて思わないよ。大好きなガクちゃんの匂いだし」
ガクちゃんは自分の体臭を気にしてるけど、毎日お風呂に入ってるし服も洗濯もしてるから、今日の新しい汗の匂いはするけど不快な臭いはしない。
「お前な、そういうことじゃ……いや、やっぱそういうことにしとこう。俺もみさちの匂い好きだぞ」
わざわざ言い直したあたりに嫌な予感を覚えた次の瞬間、ニヤリと悪い顔で笑ったガクちゃんがあたしの両肩を掴んでホールドしてから身を屈め、スポブラの胸元に顔を埋めてクンクンと臭いを嗅ぎ始める。いやぁぁぁ!?
「ちょっ! それはダメ! マジでダメ! 汗だくでホントに臭いから!」
「それ完全にブーメランだからな。大丈夫。汗の匂いはするけどぜんぜん不快な臭いじゃないぞ。ただ……俺の雄の本能に火がついてしまいそうな官能的な匂いだ。ああ、今すぐ食べてしまいたい」
そう言いながらあたしの胸元の肌をペロリと舐める。
「ふにゃあっ!? それ以上はホントにダメッ!」
さすがに羞恥心の限界で押し退けると、その両手を掴まれて引き寄せられ、そのまま抱き締められ、顎クイで上を向かされ、唇を奪われた。もうその時点で抵抗の意思などどこかに消失する。
あたしの唇に侵入してこようとするガクちゃんの舌を抵抗せずに受け入れ、身体の力を抜き、両手をそっとガクちゃんの背中に回して半裸で抱き合いながら、互いの唇を貪り舌を絡め合う濃厚なキスを交わす。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
長いキスを終えて顔を離せば唾液の糸がキャンドルランタンの弱い光を反射して光る。顔がすごく熱い。身体がじんじんと疼く。
至近距離で見つめ合うガクちゃんの顔も上気し、完全に飢えた雄の顔になってて、色気がすごいことになっている。この顔を見てしまうとあたしの雌の部分がどうしようもなく彼を欲して疼く。でも、彼を迎え入れる前に綺麗にしておきたいし、避妊スポンジもまだ入れていない。
「…………ねえガクちゃん、お風呂入ろ? あとまだあたしエッチの準備できてないよ」
ガクちゃんの目に理性の光が戻る。
「…………ああ。そうだったな。ちょっと悪ふざけが過ぎて昂ってしまった。とりあえず汗を流して落ち着こうか」
「うん」
そこからは悪ふざけはなしで、裸になってバスタブの前に敷いてある簀の上でかけ湯をして、大きめの海綿スポンジで石鹸を泡立てて身体を洗い始める。海綿スポンジは避妊用以外にもバススポンジや食器洗い用などにも使えて用途が広いので、すでに素潜りでたくさん採取してストックしてある。
「ガクちゃん、背中洗ってあげる」
「ありがとう。終わったら交代で俺も洗ってやるからな」
バススポンジでガクちゃんの広い背中を優しく丁寧に洗っていく。
「気持ちいい?」
「ああ。ほどよい力加減で最高だ」
お互いに背中を洗い合い、石鹸の泡を流して、すでにだいぶ湯が少なくなったバスタブに隣の湯沸かし釜から熱い湯を足して、いつものように二人で一緒に湯に浸かる。あまりの気持ちよさに思わず声が出る。
「ふわぁ」「いい湯だなー」
熱めのお風呂が疲れた身体に染みる。全身の力を抜いて彼の胸に自分の背中を預ければ、両肩越しに逞しい腕があたしを包み込むようにハグしてくれる。背中にダイレクトに伝わる彼の肌の弾力と鼓動のリズム。
裸という最も無防備な状態なのに、この腕の中にいれば絶対安全という信頼感と安心感で、あたしは完全にリラックスモードになる。
「あたし……ガクちゃんとこうしてる時間がすっごく好き」
「俺もだ。セックスはセックスで幸せな夫婦の時間だけど、こうして二人でのんびりまったりと風呂で寛いでいる時間も大切にしたい夫婦の時間だよな」
「そうなんだよね~。今日も1日頑張った自分の労苦が今この瞬間に報われてる感じ。お風呂は身体だけじゃなくて心の汚れも落として温めてくれる……魂の洗濯だね」
「魂の洗濯か。確かにまた明日も頑張ろうってやる気チャージになってるよな」
「この幸せがずっと続けばいいのに」
「同感だけど俺は自己中で欲張りだからな。今よりももっとみさちを幸せにして、二人でもっと幸せになりたいと思ってるぞ」
「……ガクちゃん国語の成績悪いでしょ。言葉の選択が明らかにおかしいからね? そんな自己中の欲張りがいてたまるか! ガクちゃんみたいな人は世間一般では、利他的で愛情深いっていうんだよ」
「自分で自分のことを利他的で愛情深いとかよう言わんわー」
「だからって悪ぶる必要なんてないでしょ」
「……ごもっとも。ふふっ、それにしてもみさちはずいぶん変わったな。出会った頃のネガティブさがまるで嘘みたいだ」
確かに出会った頃のままのあたしだったら、ガクちゃんから「ずいぶん変わったな」なんて言われたら、それ悪い意味で? と不安になって、ネガティブじゃない=調子付いてると脳内変換していたかもしれない。
でも、今のあたしはそんな不安なんて感じない。ガクちゃんが今のあたしを肯定してくれていて愛してくれているのが分かるから。
「……ガクちゃんが変えてくれたんだよ。ガクちゃんはあたしの命を救ってくれたけど、心も救ってくれたんだよ。ガクちゃんが肯定してくれて愛してくれたからあたしは自分に自信が持てるようになったの。女は愛されることで磨かれて輝ける宝石の原石なんだってサークルの先輩に前に言われた時は半信半疑というかむしろ否定的だったんだけど、今は本当にそうだなって思ってる」
あたしを抱き締める腕に力がこもる。
「宝石か。本当にそうだな。俺にとってみさちは誰よりも大切で絶対に喪いたくない宝物だ。みさちに出逢えなかった人生なんて考えたくもない。……愛してるよ美岬。これから先もずっと君を愛し抜くと改めて誓おう」
嬉しすぎて涙が出てきた。今口を開いたら涙声になっちゃうから、あたしを抱き締める彼の手をぎゅっと握ることで返事とする。
あたしはなんて幸せなんだろう。こんなにも愛せる人ができた。こんなにも愛してもらえている。
今この瞬間の彼の言葉と温もりとあたしが感じているこの幸せを心のアルバムにきちんと保存しておこう。今回だけでなく、これから先もずっと彼との幸せな記憶を追加していこう。
将来、辛いことや苦しいことがあっても、彼と積み重ねた幸せの記憶がきっと支えになってくれると思うから。
【作者コメント】
45日目ここまでです。先日、トイレに行く暇もなくてずっと我慢してたら膀胱炎になりました。あれはけっこうしんどいですね( ´ノω`)
皆さんもお身体お大事に。
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