173 / 227
箱庭スローライフ編
第173話 15日目⑳JK嫁は永遠の愛を誓う
しおりを挟む
燃料の少なくなった簡易ランプの炎が小さく弱々しくなり、ずいぶん薄暗くなった拠点の奥に敷かれたマットレスで、疲れ果てた彼が熟睡している。
愛し合った後、そのままスキンシップをしながらおしゃべりしたりして余韻に浸っていたのだが、不意に「ごめん。もう活動限界」と言い残して、電池が切れたように寝落ちしてしまった。
思い返せば、1時間の休憩を挟んだとはいえ、早朝から夜中までずっと彼は働き詰めで、最後にもう一頑張りしてくれたのだから、すべてが終わった今、力尽きるのも当然だ。そんな彼のことがどうしようもなく愛しい。
あたしはといえば、もちろん疲れているけど、それ以上に未だ冷めやらぬ身体の火照りと胸の高鳴りのせいでまだしばらくは眠れそうにない。
無理に目を閉じても先ほどまでの彼との行為が脳裏に生々しく蘇ってきてしまうので逆効果だ。
彼は最初から最後までずっと優しく扱ってくれた。何度も優しく愛撫して、緊張で強ばる身体を解きほぐしてくれて、何度も優しく抱擁してくれて、何度もキスしてくれて、何度も「愛してる」と囁いてくれた。それを思い出すだけでまた身体が疼いてしまう。
それでも最初はかなり痛かったから、もし彼が優しくしてくれなかったら、今頃は痛みで冗談抜きで足腰立たなくなっていたかもしれない。
彼が辛抱強く待ってくれて、その後もあたしのデリケートな部分に無理をさせないように配慮してくれたおかげで破瓜の痛みよりも快感の方が上回って、初めてだったのに普通に達してしまった。
彼が「最高だったよ」と囁いてキスしてくれたのが本当に嬉しかった。
「やっと一つになれたっすね。これで名実共に本当のパートナーっすよね」
熟睡している彼が返事してくれないのは分かっているけど、つい口に出してしまった。もし彼に意識があったらどんな返事を返してくれるだろうと考える。
「とっくにかけがえのないパートナーだろ」と素っ気なくも揺るぎない愛情が見え隠れするような感じで答えてくれるかな? それとも「そうだな。もう一生離さないからな」と独占欲を滲ませてくれるのかな?
どんな返事だとしてもそこにはあたしへの愛情が駄々漏れになっていることだけは確信できる。
「どうしよう。エッチしたらガクちゃんのことをもっと好きになっちゃったっす」
あたしの身体を軽く抱きしめたまま眠っている彼の背中に手を回してしっかりと密着し、足を彼の足に絡めて全身で抱きつく。最後の一線を越えてしまった今、もはや彼への愛情表現に制限はない。
ここまでしても起きる気配はまったくないけど、それだけあたしを信頼して心を許してくれていると思うと悪い気はしない。
そもそも、彼があたしに無防備な寝姿を見せてくれるようになったのが、ごく最近というかこの二日ぐらいの出来事で、彼は基本的にあたしが起きている時は常に起きていた。
おそらく意識的ではないと思うけど、彼はあたしの前では寝ない人だった。
彼があたしのことを大切に思ってくれていて愛情を抱いてくれていることに疑いの余地はないけど、それでもどこか遠慮しているような、見えない壁が一枚あるような微妙な距離感をずっと感じていた。それはまだ身体同士で繋がっていないからだと思っていたから、早くそういう関係になろうと焦ったりもしたけど、そういうことではなく、あたしを喪うことへの怖れが原因だった。
すでに亡くなっている元カノのなっちゃんのことを話してくれた時、あたしは初めて彼の無防備な心の核心に触れた。傷ついてボロボロになって他人との距離を置くことでかろうじて存在を保っているような脆く儚い彼の傷だらけの心を知った。
あたしはそんな彼の心に寄り添い、癒したいと思った。彼があたしにしてくれたように。だから彼のすべてを肯定した。どんなことがあってもあたしだけは絶対に彼の味方でありつづけようと決意した。
彼との間の透明な壁が消滅したのはその時だったと思う。本人はそこまで自覚してなかったようだけど、あたしからしたらその違いは一目瞭然だった。翌日からあたしへの愛情表現の質が明らかに変化したし、あたしの前でも熟睡するようになった。彼が心をすべてあたしに預けてくれたんだと理解した。
もう彼を残して死ぬことは絶対にできないと思った。そうなったら、今度こそ彼は本当に壊れてしまう。
そしてそれはあたしも同じ。自分にとってこれほど大きな存在になった彼を喪って生きていけると思えない。
あたしの命はもう半分は彼のもので、彼の命も半分はあたしのものだ。
「……私、美岬は、あなた、岳人を、病める時も健やかなる時もどんな時も、二人がこの世に生きる限り、ずっと愛し、尊敬し、共にいることを誓います」
それは、あたしたちがこの島に上陸した最初の日にあたしが彼に誓った言葉。あの時の想いに嘘はなかったけど、その時と今とでは言葉の重みが全然違う。あの時、誓いというのは厳粛な約束だとあたしをたしなめた彼の気持ちが今はよく分かる。
そして、それを理解した上で再び口にしたこの言葉は、確かな拘束力であたし自身を縛る鎖。
例え法律上では結婚していなくても、あたしたちは魂で結ばれた夫婦。互いに依存し、もはや一人では生きていけない比翼連理の関係。
そっか。これが結婚するってことなんだ、と遅ればせながら理解した。
以前にドラマで観た結婚式のシーンにおける牧師さんの祝福の言葉がやけにはっきりと思い出される。
『主曰く、男はその父と母から離れて自分の妻に固く付き、二人は一体となります。ゆえに夫婦はもはや二人ではなく一体です。神が結び合わせた二人を人が引き離すようなことがあってはいけません。二人は一人に勝ります。一人では立ち上がれなくても二人なら片方が手をさしのべて起き上がらせることができます。どうか二人のこれからの生活に神の祝福がありますように』
クリスチャンではないけど、すごく共感できた言葉で、憧れた結婚式のシーンだったからよく覚えている。
牧師さんの言葉を自分なりに解釈しつつ、新たな誓いを心に刻む。
あたしは、ただ誠実に彼を愛そう。彼があたしにそうしてくれているように。
心身共に強くなろう。彼が弱っている時に支えられるように。
優しく笑顔を心掛けよう。彼の癒しとなれるように。
正直でいよう。きちんと言葉にしないと伝わらないこともあるから。
努力し続けよう。彼にとっての大切な存在であり続けるために。
あたしは彼の唇にそっとキスをする。そして、彼の胸元に顔を埋める。この場所があたしの定位置。戻ってくるべき、どこよりも安心できる場所。
目を閉じると急に眠気が襲ってくる。
「大好きっすよ。これからも一緒に、二人で幸せになりましょうね」
燃料の燃え尽きたランプの火が消えた静寂の闇の中、二人の穏やかな寝息の音だけが重なりあいながらゆっくりと流れる。
箱庭の真上の空で輝いていた星座が西の空に傾き、東の空が次第に白く明るくなってくる。
夜明けの先触れとして暁の明星が輝き、東の空に浮かぶ雲が赤紫に光る。
島の岩壁に打ち寄せる外洋の荒波はトンネルを通って箱庭に到達する頃には穏やかなさざ波となって波打ち際の砂を洗う。
波に浚われて張り付いていた岩から落ちた三葉虫が慌てて泳いで岩に戻ろうとするが、忍び寄ってきたオウムガイがスッと触腕を伸ばして三葉虫を捕食する。引き潮の潮流に乗って外洋に出たオウムガイをプレシオサウルスが見つけ、鋭い歯の並んだ口で捕らえて殻ごと噛み砕く。
神島では今日も太古からの変わらぬ生命の営みが連綿と繰り返される。
──そして、また新たな一日が始まる。
【第二部・箱庭スローライフ編 了】
【作者コメント】
……ということで第二部の締めは何気に初めての美岬視点でした。二人の無人島への上陸から、生活を軌道に乗せて初めて結ばれるまでを描いた『箱庭スローライフ編』はいかがだったでしょうか? 楽しんでいただけたなら幸いです。いいねボタンでの応援や感想コメントなんかもいただけると嬉しいです。
愛し合った後、そのままスキンシップをしながらおしゃべりしたりして余韻に浸っていたのだが、不意に「ごめん。もう活動限界」と言い残して、電池が切れたように寝落ちしてしまった。
思い返せば、1時間の休憩を挟んだとはいえ、早朝から夜中までずっと彼は働き詰めで、最後にもう一頑張りしてくれたのだから、すべてが終わった今、力尽きるのも当然だ。そんな彼のことがどうしようもなく愛しい。
あたしはといえば、もちろん疲れているけど、それ以上に未だ冷めやらぬ身体の火照りと胸の高鳴りのせいでまだしばらくは眠れそうにない。
無理に目を閉じても先ほどまでの彼との行為が脳裏に生々しく蘇ってきてしまうので逆効果だ。
彼は最初から最後までずっと優しく扱ってくれた。何度も優しく愛撫して、緊張で強ばる身体を解きほぐしてくれて、何度も優しく抱擁してくれて、何度もキスしてくれて、何度も「愛してる」と囁いてくれた。それを思い出すだけでまた身体が疼いてしまう。
それでも最初はかなり痛かったから、もし彼が優しくしてくれなかったら、今頃は痛みで冗談抜きで足腰立たなくなっていたかもしれない。
彼が辛抱強く待ってくれて、その後もあたしのデリケートな部分に無理をさせないように配慮してくれたおかげで破瓜の痛みよりも快感の方が上回って、初めてだったのに普通に達してしまった。
彼が「最高だったよ」と囁いてキスしてくれたのが本当に嬉しかった。
「やっと一つになれたっすね。これで名実共に本当のパートナーっすよね」
熟睡している彼が返事してくれないのは分かっているけど、つい口に出してしまった。もし彼に意識があったらどんな返事を返してくれるだろうと考える。
「とっくにかけがえのないパートナーだろ」と素っ気なくも揺るぎない愛情が見え隠れするような感じで答えてくれるかな? それとも「そうだな。もう一生離さないからな」と独占欲を滲ませてくれるのかな?
どんな返事だとしてもそこにはあたしへの愛情が駄々漏れになっていることだけは確信できる。
「どうしよう。エッチしたらガクちゃんのことをもっと好きになっちゃったっす」
あたしの身体を軽く抱きしめたまま眠っている彼の背中に手を回してしっかりと密着し、足を彼の足に絡めて全身で抱きつく。最後の一線を越えてしまった今、もはや彼への愛情表現に制限はない。
ここまでしても起きる気配はまったくないけど、それだけあたしを信頼して心を許してくれていると思うと悪い気はしない。
そもそも、彼があたしに無防備な寝姿を見せてくれるようになったのが、ごく最近というかこの二日ぐらいの出来事で、彼は基本的にあたしが起きている時は常に起きていた。
おそらく意識的ではないと思うけど、彼はあたしの前では寝ない人だった。
彼があたしのことを大切に思ってくれていて愛情を抱いてくれていることに疑いの余地はないけど、それでもどこか遠慮しているような、見えない壁が一枚あるような微妙な距離感をずっと感じていた。それはまだ身体同士で繋がっていないからだと思っていたから、早くそういう関係になろうと焦ったりもしたけど、そういうことではなく、あたしを喪うことへの怖れが原因だった。
すでに亡くなっている元カノのなっちゃんのことを話してくれた時、あたしは初めて彼の無防備な心の核心に触れた。傷ついてボロボロになって他人との距離を置くことでかろうじて存在を保っているような脆く儚い彼の傷だらけの心を知った。
あたしはそんな彼の心に寄り添い、癒したいと思った。彼があたしにしてくれたように。だから彼のすべてを肯定した。どんなことがあってもあたしだけは絶対に彼の味方でありつづけようと決意した。
彼との間の透明な壁が消滅したのはその時だったと思う。本人はそこまで自覚してなかったようだけど、あたしからしたらその違いは一目瞭然だった。翌日からあたしへの愛情表現の質が明らかに変化したし、あたしの前でも熟睡するようになった。彼が心をすべてあたしに預けてくれたんだと理解した。
もう彼を残して死ぬことは絶対にできないと思った。そうなったら、今度こそ彼は本当に壊れてしまう。
そしてそれはあたしも同じ。自分にとってこれほど大きな存在になった彼を喪って生きていけると思えない。
あたしの命はもう半分は彼のもので、彼の命も半分はあたしのものだ。
「……私、美岬は、あなた、岳人を、病める時も健やかなる時もどんな時も、二人がこの世に生きる限り、ずっと愛し、尊敬し、共にいることを誓います」
それは、あたしたちがこの島に上陸した最初の日にあたしが彼に誓った言葉。あの時の想いに嘘はなかったけど、その時と今とでは言葉の重みが全然違う。あの時、誓いというのは厳粛な約束だとあたしをたしなめた彼の気持ちが今はよく分かる。
そして、それを理解した上で再び口にしたこの言葉は、確かな拘束力であたし自身を縛る鎖。
例え法律上では結婚していなくても、あたしたちは魂で結ばれた夫婦。互いに依存し、もはや一人では生きていけない比翼連理の関係。
そっか。これが結婚するってことなんだ、と遅ればせながら理解した。
以前にドラマで観た結婚式のシーンにおける牧師さんの祝福の言葉がやけにはっきりと思い出される。
『主曰く、男はその父と母から離れて自分の妻に固く付き、二人は一体となります。ゆえに夫婦はもはや二人ではなく一体です。神が結び合わせた二人を人が引き離すようなことがあってはいけません。二人は一人に勝ります。一人では立ち上がれなくても二人なら片方が手をさしのべて起き上がらせることができます。どうか二人のこれからの生活に神の祝福がありますように』
クリスチャンではないけど、すごく共感できた言葉で、憧れた結婚式のシーンだったからよく覚えている。
牧師さんの言葉を自分なりに解釈しつつ、新たな誓いを心に刻む。
あたしは、ただ誠実に彼を愛そう。彼があたしにそうしてくれているように。
心身共に強くなろう。彼が弱っている時に支えられるように。
優しく笑顔を心掛けよう。彼の癒しとなれるように。
正直でいよう。きちんと言葉にしないと伝わらないこともあるから。
努力し続けよう。彼にとっての大切な存在であり続けるために。
あたしは彼の唇にそっとキスをする。そして、彼の胸元に顔を埋める。この場所があたしの定位置。戻ってくるべき、どこよりも安心できる場所。
目を閉じると急に眠気が襲ってくる。
「大好きっすよ。これからも一緒に、二人で幸せになりましょうね」
燃料の燃え尽きたランプの火が消えた静寂の闇の中、二人の穏やかな寝息の音だけが重なりあいながらゆっくりと流れる。
箱庭の真上の空で輝いていた星座が西の空に傾き、東の空が次第に白く明るくなってくる。
夜明けの先触れとして暁の明星が輝き、東の空に浮かぶ雲が赤紫に光る。
島の岩壁に打ち寄せる外洋の荒波はトンネルを通って箱庭に到達する頃には穏やかなさざ波となって波打ち際の砂を洗う。
波に浚われて張り付いていた岩から落ちた三葉虫が慌てて泳いで岩に戻ろうとするが、忍び寄ってきたオウムガイがスッと触腕を伸ばして三葉虫を捕食する。引き潮の潮流に乗って外洋に出たオウムガイをプレシオサウルスが見つけ、鋭い歯の並んだ口で捕らえて殻ごと噛み砕く。
神島では今日も太古からの変わらぬ生命の営みが連綿と繰り返される。
──そして、また新たな一日が始まる。
【第二部・箱庭スローライフ編 了】
【作者コメント】
……ということで第二部の締めは何気に初めての美岬視点でした。二人の無人島への上陸から、生活を軌道に乗せて初めて結ばれるまでを描いた『箱庭スローライフ編』はいかがだったでしょうか? 楽しんでいただけたなら幸いです。いいねボタンでの応援や感想コメントなんかもいただけると嬉しいです。
81
お気に入りに追加
565
あなたにおすすめの小説

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる