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箱庭スローライフ編
第173話 15日目⑳JK嫁は永遠の愛を誓う
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燃料の少なくなった簡易ランプの炎が小さく弱々しくなり、ずいぶん薄暗くなった拠点の奥に敷かれたマットレスで、疲れ果てた彼が熟睡している。
愛し合った後、そのままスキンシップをしながらおしゃべりしたりして余韻に浸っていたのだが、不意に「ごめん。もう活動限界」と言い残して、電池が切れたように寝落ちしてしまった。
思い返せば、1時間の休憩を挟んだとはいえ、早朝から夜中までずっと彼は働き詰めで、最後にもう一頑張りしてくれたのだから、すべてが終わった今、力尽きるのも当然だ。そんな彼のことがどうしようもなく愛しい。
あたしはといえば、もちろん疲れているけど、それ以上に未だ冷めやらぬ身体の火照りと胸の高鳴りのせいでまだしばらくは眠れそうにない。
無理に目を閉じても先ほどまでの彼との行為が脳裏に生々しく蘇ってきてしまうので逆効果だ。
彼は最初から最後までずっと優しく扱ってくれた。何度も優しく愛撫して、緊張で強ばる身体を解きほぐしてくれて、何度も優しく抱擁してくれて、何度もキスしてくれて、何度も「愛してる」と囁いてくれた。それを思い出すだけでまた身体が疼いてしまう。
それでも最初はかなり痛かったから、もし彼が優しくしてくれなかったら、今頃は痛みで冗談抜きで足腰立たなくなっていたかもしれない。
彼が辛抱強く待ってくれて、その後もあたしのデリケートな部分に無理をさせないように配慮してくれたおかげで破瓜の痛みよりも快感の方が上回って、初めてだったのに普通に達してしまった。
彼が「最高だったよ」と囁いてキスしてくれたのが本当に嬉しかった。
「やっと一つになれたっすね。これで名実共に本当のパートナーっすよね」
熟睡している彼が返事してくれないのは分かっているけど、つい口に出してしまった。もし彼に意識があったらどんな返事を返してくれるだろうと考える。
「とっくにかけがえのないパートナーだろ」と素っ気なくも揺るぎない愛情が見え隠れするような感じで答えてくれるかな? それとも「そうだな。もう一生離さないからな」と独占欲を滲ませてくれるのかな?
どんな返事だとしてもそこにはあたしへの愛情が駄々漏れになっていることだけは確信できる。
「どうしよう。エッチしたらガクちゃんのことをもっと好きになっちゃったっす」
あたしの身体を軽く抱きしめたまま眠っている彼の背中に手を回してしっかりと密着し、足を彼の足に絡めて全身で抱きつく。最後の一線を越えてしまった今、もはや彼への愛情表現に制限はない。
ここまでしても起きる気配はまったくないけど、それだけあたしを信頼して心を許してくれていると思うと悪い気はしない。
そもそも、彼があたしに無防備な寝姿を見せてくれるようになったのが、ごく最近というかこの二日ぐらいの出来事で、彼は基本的にあたしが起きている時は常に起きていた。
おそらく意識的ではないと思うけど、彼はあたしの前では寝ない人だった。
彼があたしのことを大切に思ってくれていて愛情を抱いてくれていることに疑いの余地はないけど、それでもどこか遠慮しているような、見えない壁が一枚あるような微妙な距離感をずっと感じていた。それはまだ身体同士で繋がっていないからだと思っていたから、早くそういう関係になろうと焦ったりもしたけど、そういうことではなく、あたしを喪うことへの怖れが原因だった。
すでに亡くなっている元カノのなっちゃんのことを話してくれた時、あたしは初めて彼の無防備な心の核心に触れた。傷ついてボロボロになって他人との距離を置くことでかろうじて存在を保っているような脆く儚い彼の傷だらけの心を知った。
あたしはそんな彼の心に寄り添い、癒したいと思った。彼があたしにしてくれたように。だから彼のすべてを肯定した。どんなことがあってもあたしだけは絶対に彼の味方でありつづけようと決意した。
彼との間の透明な壁が消滅したのはその時だったと思う。本人はそこまで自覚してなかったようだけど、あたしからしたらその違いは一目瞭然だった。翌日からあたしへの愛情表現の質が明らかに変化したし、あたしの前でも熟睡するようになった。彼が心をすべてあたしに預けてくれたんだと理解した。
もう彼を残して死ぬことは絶対にできないと思った。そうなったら、今度こそ彼は本当に壊れてしまう。
そしてそれはあたしも同じ。自分にとってこれほど大きな存在になった彼を喪って生きていけると思えない。
あたしの命はもう半分は彼のもので、彼の命も半分はあたしのものだ。
「……私、美岬は、あなた、岳人を、病める時も健やかなる時もどんな時も、二人がこの世に生きる限り、ずっと愛し、尊敬し、共にいることを誓います」
それは、あたしたちがこの島に上陸した最初の日にあたしが彼に誓った言葉。あの時の想いに嘘はなかったけど、その時と今とでは言葉の重みが全然違う。あの時、誓いというのは厳粛な約束だとあたしをたしなめた彼の気持ちが今はよく分かる。
そして、それを理解した上で再び口にしたこの言葉は、確かな拘束力であたし自身を縛る鎖。
例え法律上では結婚していなくても、あたしたちは魂で結ばれた夫婦。互いに依存し、もはや一人では生きていけない比翼連理の関係。
そっか。これが結婚するってことなんだ、と遅ればせながら理解した。
以前にドラマで観た結婚式のシーンにおける牧師さんの祝福の言葉がやけにはっきりと思い出される。
『主曰く、男はその父と母から離れて自分の妻に固く付き、二人は一体となります。ゆえに夫婦はもはや二人ではなく一体です。神が結び合わせた二人を人が引き離すようなことがあってはいけません。二人は一人に勝ります。一人では立ち上がれなくても二人なら片方が手をさしのべて起き上がらせることができます。どうか二人のこれからの生活に神の祝福がありますように』
クリスチャンではないけど、すごく共感できた言葉で、憧れた結婚式のシーンだったからよく覚えている。
牧師さんの言葉を自分なりに解釈しつつ、新たな誓いを心に刻む。
あたしは、ただ誠実に彼を愛そう。彼があたしにそうしてくれているように。
心身共に強くなろう。彼が弱っている時に支えられるように。
優しく笑顔を心掛けよう。彼の癒しとなれるように。
正直でいよう。きちんと言葉にしないと伝わらないこともあるから。
努力し続けよう。彼にとっての大切な存在であり続けるために。
あたしは彼の唇にそっとキスをする。そして、彼の胸元に顔を埋める。この場所があたしの定位置。戻ってくるべき、どこよりも安心できる場所。
目を閉じると急に眠気が襲ってくる。
「大好きっすよ。これからも一緒に、二人で幸せになりましょうね」
燃料の燃え尽きたランプの火が消えた静寂の闇の中、二人の穏やかな寝息の音だけが重なりあいながらゆっくりと流れる。
箱庭の真上の空で輝いていた星座が西の空に傾き、東の空が次第に白く明るくなってくる。
夜明けの先触れとして暁の明星が輝き、東の空に浮かぶ雲が赤紫に光る。
島の岩壁に打ち寄せる外洋の荒波はトンネルを通って箱庭に到達する頃には穏やかなさざ波となって波打ち際の砂を洗う。
波に浚われて張り付いていた岩から落ちた三葉虫が慌てて泳いで岩に戻ろうとするが、忍び寄ってきたオウムガイがスッと触腕を伸ばして三葉虫を捕食する。引き潮の潮流に乗って外洋に出たオウムガイをプレシオサウルスが見つけ、鋭い歯の並んだ口で捕らえて殻ごと噛み砕く。
神島では今日も太古からの変わらぬ生命の営みが連綿と繰り返される。
──そして、また新たな一日が始まる。
【第二部・箱庭スローライフ編 了】
【作者コメント】
……ということで第二部の締めは何気に初めての美岬視点でした。二人の無人島への上陸から、生活を軌道に乗せて初めて結ばれるまでを描いた『箱庭スローライフ編』はいかがだったでしょうか? 楽しんでいただけたなら幸いです。いいねボタンでの応援や感想コメントなんかもいただけると嬉しいです。
愛し合った後、そのままスキンシップをしながらおしゃべりしたりして余韻に浸っていたのだが、不意に「ごめん。もう活動限界」と言い残して、電池が切れたように寝落ちしてしまった。
思い返せば、1時間の休憩を挟んだとはいえ、早朝から夜中までずっと彼は働き詰めで、最後にもう一頑張りしてくれたのだから、すべてが終わった今、力尽きるのも当然だ。そんな彼のことがどうしようもなく愛しい。
あたしはといえば、もちろん疲れているけど、それ以上に未だ冷めやらぬ身体の火照りと胸の高鳴りのせいでまだしばらくは眠れそうにない。
無理に目を閉じても先ほどまでの彼との行為が脳裏に生々しく蘇ってきてしまうので逆効果だ。
彼は最初から最後までずっと優しく扱ってくれた。何度も優しく愛撫して、緊張で強ばる身体を解きほぐしてくれて、何度も優しく抱擁してくれて、何度もキスしてくれて、何度も「愛してる」と囁いてくれた。それを思い出すだけでまた身体が疼いてしまう。
それでも最初はかなり痛かったから、もし彼が優しくしてくれなかったら、今頃は痛みで冗談抜きで足腰立たなくなっていたかもしれない。
彼が辛抱強く待ってくれて、その後もあたしのデリケートな部分に無理をさせないように配慮してくれたおかげで破瓜の痛みよりも快感の方が上回って、初めてだったのに普通に達してしまった。
彼が「最高だったよ」と囁いてキスしてくれたのが本当に嬉しかった。
「やっと一つになれたっすね。これで名実共に本当のパートナーっすよね」
熟睡している彼が返事してくれないのは分かっているけど、つい口に出してしまった。もし彼に意識があったらどんな返事を返してくれるだろうと考える。
「とっくにかけがえのないパートナーだろ」と素っ気なくも揺るぎない愛情が見え隠れするような感じで答えてくれるかな? それとも「そうだな。もう一生離さないからな」と独占欲を滲ませてくれるのかな?
どんな返事だとしてもそこにはあたしへの愛情が駄々漏れになっていることだけは確信できる。
「どうしよう。エッチしたらガクちゃんのことをもっと好きになっちゃったっす」
あたしの身体を軽く抱きしめたまま眠っている彼の背中に手を回してしっかりと密着し、足を彼の足に絡めて全身で抱きつく。最後の一線を越えてしまった今、もはや彼への愛情表現に制限はない。
ここまでしても起きる気配はまったくないけど、それだけあたしを信頼して心を許してくれていると思うと悪い気はしない。
そもそも、彼があたしに無防備な寝姿を見せてくれるようになったのが、ごく最近というかこの二日ぐらいの出来事で、彼は基本的にあたしが起きている時は常に起きていた。
おそらく意識的ではないと思うけど、彼はあたしの前では寝ない人だった。
彼があたしのことを大切に思ってくれていて愛情を抱いてくれていることに疑いの余地はないけど、それでもどこか遠慮しているような、見えない壁が一枚あるような微妙な距離感をずっと感じていた。それはまだ身体同士で繋がっていないからだと思っていたから、早くそういう関係になろうと焦ったりもしたけど、そういうことではなく、あたしを喪うことへの怖れが原因だった。
すでに亡くなっている元カノのなっちゃんのことを話してくれた時、あたしは初めて彼の無防備な心の核心に触れた。傷ついてボロボロになって他人との距離を置くことでかろうじて存在を保っているような脆く儚い彼の傷だらけの心を知った。
あたしはそんな彼の心に寄り添い、癒したいと思った。彼があたしにしてくれたように。だから彼のすべてを肯定した。どんなことがあってもあたしだけは絶対に彼の味方でありつづけようと決意した。
彼との間の透明な壁が消滅したのはその時だったと思う。本人はそこまで自覚してなかったようだけど、あたしからしたらその違いは一目瞭然だった。翌日からあたしへの愛情表現の質が明らかに変化したし、あたしの前でも熟睡するようになった。彼が心をすべてあたしに預けてくれたんだと理解した。
もう彼を残して死ぬことは絶対にできないと思った。そうなったら、今度こそ彼は本当に壊れてしまう。
そしてそれはあたしも同じ。自分にとってこれほど大きな存在になった彼を喪って生きていけると思えない。
あたしの命はもう半分は彼のもので、彼の命も半分はあたしのものだ。
「……私、美岬は、あなた、岳人を、病める時も健やかなる時もどんな時も、二人がこの世に生きる限り、ずっと愛し、尊敬し、共にいることを誓います」
それは、あたしたちがこの島に上陸した最初の日にあたしが彼に誓った言葉。あの時の想いに嘘はなかったけど、その時と今とでは言葉の重みが全然違う。あの時、誓いというのは厳粛な約束だとあたしをたしなめた彼の気持ちが今はよく分かる。
そして、それを理解した上で再び口にしたこの言葉は、確かな拘束力であたし自身を縛る鎖。
例え法律上では結婚していなくても、あたしたちは魂で結ばれた夫婦。互いに依存し、もはや一人では生きていけない比翼連理の関係。
そっか。これが結婚するってことなんだ、と遅ればせながら理解した。
以前にドラマで観た結婚式のシーンにおける牧師さんの祝福の言葉がやけにはっきりと思い出される。
『主曰く、男はその父と母から離れて自分の妻に固く付き、二人は一体となります。ゆえに夫婦はもはや二人ではなく一体です。神が結び合わせた二人を人が引き離すようなことがあってはいけません。二人は一人に勝ります。一人では立ち上がれなくても二人なら片方が手をさしのべて起き上がらせることができます。どうか二人のこれからの生活に神の祝福がありますように』
クリスチャンではないけど、すごく共感できた言葉で、憧れた結婚式のシーンだったからよく覚えている。
牧師さんの言葉を自分なりに解釈しつつ、新たな誓いを心に刻む。
あたしは、ただ誠実に彼を愛そう。彼があたしにそうしてくれているように。
心身共に強くなろう。彼が弱っている時に支えられるように。
優しく笑顔を心掛けよう。彼の癒しとなれるように。
正直でいよう。きちんと言葉にしないと伝わらないこともあるから。
努力し続けよう。彼にとっての大切な存在であり続けるために。
あたしは彼の唇にそっとキスをする。そして、彼の胸元に顔を埋める。この場所があたしの定位置。戻ってくるべき、どこよりも安心できる場所。
目を閉じると急に眠気が襲ってくる。
「大好きっすよ。これからも一緒に、二人で幸せになりましょうね」
燃料の燃え尽きたランプの火が消えた静寂の闇の中、二人の穏やかな寝息の音だけが重なりあいながらゆっくりと流れる。
箱庭の真上の空で輝いていた星座が西の空に傾き、東の空が次第に白く明るくなってくる。
夜明けの先触れとして暁の明星が輝き、東の空に浮かぶ雲が赤紫に光る。
島の岩壁に打ち寄せる外洋の荒波はトンネルを通って箱庭に到達する頃には穏やかなさざ波となって波打ち際の砂を洗う。
波に浚われて張り付いていた岩から落ちた三葉虫が慌てて泳いで岩に戻ろうとするが、忍び寄ってきたオウムガイがスッと触腕を伸ばして三葉虫を捕食する。引き潮の潮流に乗って外洋に出たオウムガイをプレシオサウルスが見つけ、鋭い歯の並んだ口で捕らえて殻ごと噛み砕く。
神島では今日も太古からの変わらぬ生命の営みが連綿と繰り返される。
──そして、また新たな一日が始まる。
【第二部・箱庭スローライフ編 了】
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