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箱庭スローライフ編
第167話 15日目⑭おっさんはオードブルを完成させる
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美岬が採ってきてくれたトリュフを使って俺の方も料理の仕上げにかかるとしよう。美岬は3個も採ってきてくれたが、今夜のメニューに使うのは1個で十分だ。残りは後日トリュフ塩にでも加工するとしよう。
トリュフを洗って水分を拭き取り、ナイフで可能な限り薄くスライスしていく。
トリュフ1個分をスライスにすれば、丸のままでは鼻を近づけてもほとんど感じられなかったトリュフ独特の香りが、離れていてもはっきりと嗅ぎ取れるほど強くなる。スライスすることで空気に触れる表面積が増えて匂い成分が気化しやすくなるのだ。
トリュフは味というより香りを楽しむキノコだから、フレンチやイタリアンでも香りをより際立たせるために薄くスライスして使われることが多い。
出来上がったトリュフスライスのうち、白黒のマーブル模様がはっきりしていて形が整っているものを仕上げ用に取り分けておき、残りは細かいみじん切りにする。
みじん切りはスキレットで作りかけのグレイビーソースに混ぜ込み、再加熱して火を通す。
プツプツと煮立ってきたところで味見してみれば、肉汁の旨味とブランデーとトリュフの風味が素晴らしく調和していたので、そのまま仕上げに移り、塩で味を調え、水溶き葛粉でトロミを付けてグレイビーソースを完成させる。
グレイビーソースは完成したが、このソースを使うメインディッシュは出来立ての熱々で供したいので、先に小川で冷蔵してある尾肉ローストとテリーヌを仕上げることにする。こちらは多少温くなってもかまわないからな。
小川からローストとテリーヌの入ったビニール袋を持って戻ると、美岬が驚きと呆れが入り混じったような顔をする。
「ちょ、ガクちゃん、あたしが寝てた短い時間でいったいどれだけのメニューを作っちゃってるんすか? あたしたちが二人で食べれる量なんてたかが知れてるっすよ?」
「大丈夫だ。一度に全部食べなくても冷蔵して明日とか明後日に回せばいいから。……まあ、確かにみさちの喜ぶ顔が見たくてついつい作りすぎたのは否定できないけど」
「むぅ……。それ言われちゃうともう何も言えないっす。それで、それはどんなお料理なんすか?」
「こっちのソースに浸かってるのが尾肉ブロックのローストで、こっちの台形の塊がテリーヌだな。テリーヌは芯までしっかり火が通っているから急いで食べ切らなくても大丈夫だけど、尾肉のローストは中は半生だからなるべく早めに食べないといけないな」
「うぅ……また美味しそうなものを作ってるぅ」
「じゃ、切って盛り付けていこうか。みさち、器を準備してもらっていいか?」
「あい。牡蠣皿は何枚いるっすか?」
「そうだな……なら4枚準備してもらおうか。そのうちの2枚にはハマボウフウの葉を敷いておいてほしいな」
「おまかせられ」
尾肉のローストをまな板に出し、端をまず切り落とし、そこから1枚ずつスライスにしていく。
外側は茶色くこんがりと焼けているが、内部はピンク色のミディアムレア。完全な生ではなく、おそらく45℃ぐらいまでは中心温度が上がっているので、生肉の弾力は失われ、それでいて焼き固まってもいない、つまりめちゃくちゃ柔らかい状態になっているということだ。
「はい、みさち。味見だ」
「わわっ! いいんすか? あーん」
端の切り落としを摘まんで美岬の口の中に放り込んでやる。
「んん──っ!? にゃ、にゃんすかこれ!? 噛んでないのに肉がとろけたっすよ!」
「元々が霜降りの柔らかい肉だったからな。その様子だといい感じの仕上がりっぽいな」
「これはすごいっすね。霜降り肉って霜のように溶けて無くなるから霜降り肉っていうんすね! 納得っす!」
「いや、違うけどな。そう言いたくなる気持ちは分かるけど」
「えー違うんすか」
「肉に入った白い脂(サシ)を霜が地面に降りている状態に見立ててるんだ」
「くっ……なんすかその情景が浮かぶような洗練された比喩は。口の中で霜みたいに溶けるから霜降りとか言ってるあたしのアホさが恥ずかしくなるじゃないっすか」
「まあ、美岬の解釈も肉の本質そのものをずばり表現している感じで嫌いじゃないぞ。むしろ嬉しそうに肉を頬張りながらこれが霜降りかーと納得している姿は可愛いまである」
「やめて。その生暖かい目は追加ダメージ食らうっす」
駄弁りながらも手は動かしている。美岬がハマボウフウを敷いてくれた2枚の牡蠣皿に薄くスライスした尾肉ローストを扇状に見映えよく並べていく。
次いでテリーヌの塊をまな板の上に出す。
「テリーヌ? ってよく知らないっすけど、成形肉の生ダネをコッヘルに詰めてオーブンで焼き固めたもので合ってるっすか?」
「だいたい合ってるけど、それだけだったら俺はミートローフと呼ぶな」
「ほう、つまりそれだけではないと?」
「それは見てのお楽しみだ。切るぞ」
ナイフで端を切り落とすと切り口から見える内部は綺麗な層になっていて美岬が歓声を上げる。
「わぁっ! なんすかこれ! めっちゃオシャレじゃないっすか。中が層になってるっすけど、これどうなってるんすか?」
「上と下は成形肉で、クリーム色の層がレバーと岩牡蠣のペーストを固めたもの、緑色の層が葛の新芽をベースにしたグリーンペーストを固めたものだ」
説明しながら1㌢ぐらいの厚みで切り出したテリーヌを1枚ずつ、尾肉ローストがすでに並んでいる牡蠣皿の空きスペースに盛り付け、さっきまで尾肉ローストを漬け込んであったビニール袋に残っている魚介和風ソースを上からかける。
「さあこれで一皿目は完成だ」
「ふおおおお! すごい! 見た目からしてめっちゃ豪華っす。料理名はなんすか?」
「……それは特に考えてなかったな。そうだなー……」
牡蠣皿の上に緑色のハマボウフウが敷かれ、その上に紅の尾肉ローストが盛り付けられ、カラフルなテリーヌが横に添えられ、茶色のソースが見苦しくならない程度にかけてある。
「無難に【海竜のオードブル神島風】あたりでどうだろう?」
【作者コメント】
作中では詳細説明していないトリュフ塩ですが、ぶっちゃけ乾燥させて細かく砕いたトリュフを塩に混ぜただけの調味料です。完成した料理に軽く振りかけるだけでトリュフの風味を追加できるフレーバーソルトです。トリュフを丸ごと干すと乾燥に時間がかかりすぎて中が腐ってしまうリスクもあるので、岳人は残りのトリュフをすぐに乾燥するようにスライスして干して乾かし、すり鉢で粉々に砕いて塩と混ぜてトリュフ塩に加工するつもりです。
トリュフを洗って水分を拭き取り、ナイフで可能な限り薄くスライスしていく。
トリュフ1個分をスライスにすれば、丸のままでは鼻を近づけてもほとんど感じられなかったトリュフ独特の香りが、離れていてもはっきりと嗅ぎ取れるほど強くなる。スライスすることで空気に触れる表面積が増えて匂い成分が気化しやすくなるのだ。
トリュフは味というより香りを楽しむキノコだから、フレンチやイタリアンでも香りをより際立たせるために薄くスライスして使われることが多い。
出来上がったトリュフスライスのうち、白黒のマーブル模様がはっきりしていて形が整っているものを仕上げ用に取り分けておき、残りは細かいみじん切りにする。
みじん切りはスキレットで作りかけのグレイビーソースに混ぜ込み、再加熱して火を通す。
プツプツと煮立ってきたところで味見してみれば、肉汁の旨味とブランデーとトリュフの風味が素晴らしく調和していたので、そのまま仕上げに移り、塩で味を調え、水溶き葛粉でトロミを付けてグレイビーソースを完成させる。
グレイビーソースは完成したが、このソースを使うメインディッシュは出来立ての熱々で供したいので、先に小川で冷蔵してある尾肉ローストとテリーヌを仕上げることにする。こちらは多少温くなってもかまわないからな。
小川からローストとテリーヌの入ったビニール袋を持って戻ると、美岬が驚きと呆れが入り混じったような顔をする。
「ちょ、ガクちゃん、あたしが寝てた短い時間でいったいどれだけのメニューを作っちゃってるんすか? あたしたちが二人で食べれる量なんてたかが知れてるっすよ?」
「大丈夫だ。一度に全部食べなくても冷蔵して明日とか明後日に回せばいいから。……まあ、確かにみさちの喜ぶ顔が見たくてついつい作りすぎたのは否定できないけど」
「むぅ……。それ言われちゃうともう何も言えないっす。それで、それはどんなお料理なんすか?」
「こっちのソースに浸かってるのが尾肉ブロックのローストで、こっちの台形の塊がテリーヌだな。テリーヌは芯までしっかり火が通っているから急いで食べ切らなくても大丈夫だけど、尾肉のローストは中は半生だからなるべく早めに食べないといけないな」
「うぅ……また美味しそうなものを作ってるぅ」
「じゃ、切って盛り付けていこうか。みさち、器を準備してもらっていいか?」
「あい。牡蠣皿は何枚いるっすか?」
「そうだな……なら4枚準備してもらおうか。そのうちの2枚にはハマボウフウの葉を敷いておいてほしいな」
「おまかせられ」
尾肉のローストをまな板に出し、端をまず切り落とし、そこから1枚ずつスライスにしていく。
外側は茶色くこんがりと焼けているが、内部はピンク色のミディアムレア。完全な生ではなく、おそらく45℃ぐらいまでは中心温度が上がっているので、生肉の弾力は失われ、それでいて焼き固まってもいない、つまりめちゃくちゃ柔らかい状態になっているということだ。
「はい、みさち。味見だ」
「わわっ! いいんすか? あーん」
端の切り落としを摘まんで美岬の口の中に放り込んでやる。
「んん──っ!? にゃ、にゃんすかこれ!? 噛んでないのに肉がとろけたっすよ!」
「元々が霜降りの柔らかい肉だったからな。その様子だといい感じの仕上がりっぽいな」
「これはすごいっすね。霜降り肉って霜のように溶けて無くなるから霜降り肉っていうんすね! 納得っす!」
「いや、違うけどな。そう言いたくなる気持ちは分かるけど」
「えー違うんすか」
「肉に入った白い脂(サシ)を霜が地面に降りている状態に見立ててるんだ」
「くっ……なんすかその情景が浮かぶような洗練された比喩は。口の中で霜みたいに溶けるから霜降りとか言ってるあたしのアホさが恥ずかしくなるじゃないっすか」
「まあ、美岬の解釈も肉の本質そのものをずばり表現している感じで嫌いじゃないぞ。むしろ嬉しそうに肉を頬張りながらこれが霜降りかーと納得している姿は可愛いまである」
「やめて。その生暖かい目は追加ダメージ食らうっす」
駄弁りながらも手は動かしている。美岬がハマボウフウを敷いてくれた2枚の牡蠣皿に薄くスライスした尾肉ローストを扇状に見映えよく並べていく。
次いでテリーヌの塊をまな板の上に出す。
「テリーヌ? ってよく知らないっすけど、成形肉の生ダネをコッヘルに詰めてオーブンで焼き固めたもので合ってるっすか?」
「だいたい合ってるけど、それだけだったら俺はミートローフと呼ぶな」
「ほう、つまりそれだけではないと?」
「それは見てのお楽しみだ。切るぞ」
ナイフで端を切り落とすと切り口から見える内部は綺麗な層になっていて美岬が歓声を上げる。
「わぁっ! なんすかこれ! めっちゃオシャレじゃないっすか。中が層になってるっすけど、これどうなってるんすか?」
「上と下は成形肉で、クリーム色の層がレバーと岩牡蠣のペーストを固めたもの、緑色の層が葛の新芽をベースにしたグリーンペーストを固めたものだ」
説明しながら1㌢ぐらいの厚みで切り出したテリーヌを1枚ずつ、尾肉ローストがすでに並んでいる牡蠣皿の空きスペースに盛り付け、さっきまで尾肉ローストを漬け込んであったビニール袋に残っている魚介和風ソースを上からかける。
「さあこれで一皿目は完成だ」
「ふおおおお! すごい! 見た目からしてめっちゃ豪華っす。料理名はなんすか?」
「……それは特に考えてなかったな。そうだなー……」
牡蠣皿の上に緑色のハマボウフウが敷かれ、その上に紅の尾肉ローストが盛り付けられ、カラフルなテリーヌが横に添えられ、茶色のソースが見苦しくならない程度にかけてある。
「無難に【海竜のオードブル神島風】あたりでどうだろう?」
【作者コメント】
作中では詳細説明していないトリュフ塩ですが、ぶっちゃけ乾燥させて細かく砕いたトリュフを塩に混ぜただけの調味料です。完成した料理に軽く振りかけるだけでトリュフの風味を追加できるフレーバーソルトです。トリュフを丸ごと干すと乾燥に時間がかかりすぎて中が腐ってしまうリスクもあるので、岳人は残りのトリュフをすぐに乾燥するようにスライスして干して乾かし、すり鉢で粉々に砕いて塩と混ぜてトリュフ塩に加工するつもりです。
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