148 / 227
箱庭スローライフ編
第148話 14日目⑪おっさんは海竜を計測する
しおりを挟む
産まれたばかりにプレシオサウルスの子竜はその模様からゴマフという名前になった。抱き上げていたゴマフを地面に降ろしながら美岬が俺に訊ねてくる。
「そういえばガクちゃんはあたしに用事だったんじゃないっすか?」
「あ、そうだ。母竜の血抜きと内臓の処理だけは今日のうちにしておきたいから手伝ってもらいたくてな。内臓を抜く前にきちんと記録もつけておきたいし」
「あー、そっすよね。じゃあ……ゴマフちゃんはどうしましょっかね?」
相変わらず美岬の足下にじゃれついてキュイキュイ甘えているゴマフ。この様子だと絶対に付いてくるよな。
「うーん、まさかこんなにみさちに懐いてるとは思わなかったからなー。仕方ない。ちょっと大変だけど俺だけでやってみるしかないかな」
「んー……いや、やっぱりあたしも手伝うっす。そもそもあたしがゴマフに四六時中付きっきりなんてできないんすから、あたしが一緒に居られないこともあるってことは早い段階で教えておくべきだと思うっす」
「なるほど。だがどうするつもりだ? 置いていってもたぶん付いてくるぞコイツ」
「とりあえず今日のところは素潜り漁用の蓋付きの浮き篭で我慢してもらおうかなって」
「ああ、あれならちょっと窮屈だろうけど一応入るか。蓋を閉めてトグルボタンを留めておけば自力で逃げ出すことはできないだろうし」
「作業時間もそんな何時間もかからないっすよね?」
「そうだな。今日は下処理だけだから作業全体でも1時間もあれば終わると思う」
「なら大丈夫っすよ。この皮膚の質感からして、イルカやクジラみたいに体表が乾いたら死ぬような感じじゃないっすよね?」
「うん。水棲とはいえ爬虫類だからな。ワニやウミガメと同じで体表は乾いても問題なさそうだな。身体の構造は泳ぐのに特化しているから陸上での運動能力は低そうだけど」
「砂浜や岩場に上がって日向ぼっこなんかもしてるのかもしれないっすね。ワニみたいに」
「そういう習性もあるかもな」
美岬が砂に両膝をつき、前屈みになってゴマフと目を合わせる。
「さてゴマフちゃん、今から篭に入ってもらうっすけどいい子でお留守番してるんすよ?」
「キュッ! キュウゥッ!」
美岬にそんなつもりはなかっただろうが、前屈みになって上から顔を近づけ、話しかけるために口を開く動作はゴマフにとってはまったく違う意味があったようだ。
「むぐっ!? やめっ! 何を!」
ゴマフが首を伸ばして頭を美岬の口に中にねじ込もうとして、美岬が目を白黒させながら慌てて飛び退く。
「キュウゥ!」
離れた美岬に抗議するように鳴くゴマフの様子に思わずほほうと唸る。
「……これは興味深いな。なるほど、そういうスタイルか」
「げほげほっ! な、なにがなるほどなんすか?」
「いや、今のゴマフには歯がないだろ? だから餌をどうやって食べるのか気になってたんだが、この感じからするとペンギンやペリカンみたいなスタイルっぽいな。親が食べた物を吐き戻して半消化状態で与えるんだろう」
「うげ。じゃあ今のってあたしのゲロを所望してたってことっすか」
「ゲロ言うな。こういうスタイルの生き物は親から半消化の食べ物と共に今後生きていく上で必要な消化酵素やら常在菌なんかも受け継ぐから、産まれたばかりのゴマフにとっては親の吐いた餌を食えるかどうかは割と死活問題だと思うぞ」
「えーでも、それなら人間の吐いたものじゃまずいんじゃないっすか?」
「まあ駄目だろうな。でも幸い、母竜の身体は確保できているからな。胃の内容物をとりあえずゴマフに食べさせてみよう。それで必要な消化酵素なんかを受け継いでくれることを期待するしかないな」
「あー……なるほど。それじゃ母竜の処理も急がなきゃっすね。ゴマフもだいぶお腹空かせてるみたいっすし」
「だな」
浮き篭にゴマフを入れて蓋を閉め、湿った干潟の砂の上に置く。今はまだ潮が引いている途中だし、干潮のピークは19時過ぎになるはずだからまだしばらくはこのまま置いていても問題ない。
「キュイィィィ! キュイィィィ!」
「うう、ゴマフちゃん、ごめんよぅ。今回は連れていけないんすよぅ」
置いていかれると悟ったゴマフが篭の中から悲壮感溢れる大声で鳴きまくっているが、今回ばかりは我慢してもらわないとな。
一度拠点に戻り、すでにだいぶ暗くなってきているのでLEDライトと松明、吊り下げる為のパラコード、記録を付けるための筆記具などの必要な道具を準備して小川のそばの母竜のところに戻る。
「……キュイ……キュイ……」
この場所からはゴマフは見えないが親を呼ぶ声は断続的に聞こえている。
「胸が痛いっす。早く終わらせてお迎えに行ってあげないと」
「そうだな。急いで終わらせよう」
この前のシーラカンスの時と同じようにノートに大雑把なシルエットを描き、まずは各部の長さを計測してノートに書き込んでいく。
「全長こそ3㍍あるっすけど、胴体部はウミガメよりスマートだし、首と頭はニシキヘビみたいな感じだからあまり大きいとは感じないっすね。一応これで成体なんすよね」
「ゴマフとは体型も模様も全然違うからな。性成熟していることからも間違いなく成体だな。どこまで大きくなるかは分からんが、たぶん種としてそこまでは大きくならないとは思うぞ」
「なんでそう思うんすか?」
「例えば白亜期のワニ【サルコスクス】は全長11㍍あったし、ウミガメ【アーケロン】は全長4㍍、サメ【メガロドン】は全長16㍍あったが、現生種はどれもずっと小さくなってるだろ? とすれば最大で10㍍ぐらいだった首長竜の現生種が3㍍ぐらいになっていてもおかしくない」
「まあ確かにそう考えるのが妥当っすね」
「あとはゴマフのサイズとの比較だな。化石の記録からもプレシオサウルスが母体に対してかなり大きな子供を産んでたことは確かで、実際にゴマフの場合、母親3㍍に対してだいたい1㍍ぐらいはあるから比率的にも化石の記録と合致する。この母竜がここから更に成長して5㍍や6㍍ぐらいになるってことはたぶんないだろうとは思うな」
「なるほど。生き残るために小さくなったか、元々小さめの種が生き残ったかって感じなんすね」
「俺は元々小さめの種が生き残った説推しだな。白亜期末期の大型種のエラスモサウルス属に比べるとかなり首が短いから、別種の小型プレシオサウルス属だと思うんだよな」
「フタバスズキリュウとは違うんすか?」
「フタバスズキリュウもエラスモサウルス属だから胴体より首がだいぶ長いから別種だろうな」
「ほーん。つまり完全な新種なんすね。さしずめカミシマタニガワリュウってとこっすか」
「ハマザキは入れなくていいのか?」
「もう結婚してるからあたしもタニガワっすよ。谷川美岬……うへへ」
「あー……そういえばそうだったな」
しゃべりながらも計測は進めていき、出揃ったデータはこんな感じだ。
全長3㍍,うち頭部が20㌢,首が1㍍,胴体が1.3㍍,尾が50㌢。
胴体の一番太い辺りの横幅が70㌢で胴回りが2.2㍍。
ヒレは前肢が1枚辺り長さ1㍍で最大幅30㌢の笹型,後肢も形は同じだが長さ80㌢で最大幅25㌢とややスケールダウン。ただし後肢はかなり食い千切られているので推定値となる。
尾は横幅に比べて縦幅がある偏平状になっており、泳ぐ時の舵の役割も担っているようだった。この尾の構造は化石からの復元想像図には無い特徴だな。骨格以外の軟組織の特徴はミイラ化石でも出土しない限り想像に頼るしかないから実物と復元想像図が違うことはよくあることだ。
とりあえず外見の計測はできたから次は内臓を調べてみるとしよう。
【作者コメント】
この作品はあくまでフィクションです。プレシオサウルスに関する描写もあくまでこの作中限定のものですゆえ、へぇープレシオサウルスの生態ってそうなんだーとか真に受けちゃダメですよ。もちろんある程度は事実をベースにしていますが作者の想像と仮定で補っている部分もかなりありますので。
「そういえばガクちゃんはあたしに用事だったんじゃないっすか?」
「あ、そうだ。母竜の血抜きと内臓の処理だけは今日のうちにしておきたいから手伝ってもらいたくてな。内臓を抜く前にきちんと記録もつけておきたいし」
「あー、そっすよね。じゃあ……ゴマフちゃんはどうしましょっかね?」
相変わらず美岬の足下にじゃれついてキュイキュイ甘えているゴマフ。この様子だと絶対に付いてくるよな。
「うーん、まさかこんなにみさちに懐いてるとは思わなかったからなー。仕方ない。ちょっと大変だけど俺だけでやってみるしかないかな」
「んー……いや、やっぱりあたしも手伝うっす。そもそもあたしがゴマフに四六時中付きっきりなんてできないんすから、あたしが一緒に居られないこともあるってことは早い段階で教えておくべきだと思うっす」
「なるほど。だがどうするつもりだ? 置いていってもたぶん付いてくるぞコイツ」
「とりあえず今日のところは素潜り漁用の蓋付きの浮き篭で我慢してもらおうかなって」
「ああ、あれならちょっと窮屈だろうけど一応入るか。蓋を閉めてトグルボタンを留めておけば自力で逃げ出すことはできないだろうし」
「作業時間もそんな何時間もかからないっすよね?」
「そうだな。今日は下処理だけだから作業全体でも1時間もあれば終わると思う」
「なら大丈夫っすよ。この皮膚の質感からして、イルカやクジラみたいに体表が乾いたら死ぬような感じじゃないっすよね?」
「うん。水棲とはいえ爬虫類だからな。ワニやウミガメと同じで体表は乾いても問題なさそうだな。身体の構造は泳ぐのに特化しているから陸上での運動能力は低そうだけど」
「砂浜や岩場に上がって日向ぼっこなんかもしてるのかもしれないっすね。ワニみたいに」
「そういう習性もあるかもな」
美岬が砂に両膝をつき、前屈みになってゴマフと目を合わせる。
「さてゴマフちゃん、今から篭に入ってもらうっすけどいい子でお留守番してるんすよ?」
「キュッ! キュウゥッ!」
美岬にそんなつもりはなかっただろうが、前屈みになって上から顔を近づけ、話しかけるために口を開く動作はゴマフにとってはまったく違う意味があったようだ。
「むぐっ!? やめっ! 何を!」
ゴマフが首を伸ばして頭を美岬の口に中にねじ込もうとして、美岬が目を白黒させながら慌てて飛び退く。
「キュウゥ!」
離れた美岬に抗議するように鳴くゴマフの様子に思わずほほうと唸る。
「……これは興味深いな。なるほど、そういうスタイルか」
「げほげほっ! な、なにがなるほどなんすか?」
「いや、今のゴマフには歯がないだろ? だから餌をどうやって食べるのか気になってたんだが、この感じからするとペンギンやペリカンみたいなスタイルっぽいな。親が食べた物を吐き戻して半消化状態で与えるんだろう」
「うげ。じゃあ今のってあたしのゲロを所望してたってことっすか」
「ゲロ言うな。こういうスタイルの生き物は親から半消化の食べ物と共に今後生きていく上で必要な消化酵素やら常在菌なんかも受け継ぐから、産まれたばかりのゴマフにとっては親の吐いた餌を食えるかどうかは割と死活問題だと思うぞ」
「えーでも、それなら人間の吐いたものじゃまずいんじゃないっすか?」
「まあ駄目だろうな。でも幸い、母竜の身体は確保できているからな。胃の内容物をとりあえずゴマフに食べさせてみよう。それで必要な消化酵素なんかを受け継いでくれることを期待するしかないな」
「あー……なるほど。それじゃ母竜の処理も急がなきゃっすね。ゴマフもだいぶお腹空かせてるみたいっすし」
「だな」
浮き篭にゴマフを入れて蓋を閉め、湿った干潟の砂の上に置く。今はまだ潮が引いている途中だし、干潮のピークは19時過ぎになるはずだからまだしばらくはこのまま置いていても問題ない。
「キュイィィィ! キュイィィィ!」
「うう、ゴマフちゃん、ごめんよぅ。今回は連れていけないんすよぅ」
置いていかれると悟ったゴマフが篭の中から悲壮感溢れる大声で鳴きまくっているが、今回ばかりは我慢してもらわないとな。
一度拠点に戻り、すでにだいぶ暗くなってきているのでLEDライトと松明、吊り下げる為のパラコード、記録を付けるための筆記具などの必要な道具を準備して小川のそばの母竜のところに戻る。
「……キュイ……キュイ……」
この場所からはゴマフは見えないが親を呼ぶ声は断続的に聞こえている。
「胸が痛いっす。早く終わらせてお迎えに行ってあげないと」
「そうだな。急いで終わらせよう」
この前のシーラカンスの時と同じようにノートに大雑把なシルエットを描き、まずは各部の長さを計測してノートに書き込んでいく。
「全長こそ3㍍あるっすけど、胴体部はウミガメよりスマートだし、首と頭はニシキヘビみたいな感じだからあまり大きいとは感じないっすね。一応これで成体なんすよね」
「ゴマフとは体型も模様も全然違うからな。性成熟していることからも間違いなく成体だな。どこまで大きくなるかは分からんが、たぶん種としてそこまでは大きくならないとは思うぞ」
「なんでそう思うんすか?」
「例えば白亜期のワニ【サルコスクス】は全長11㍍あったし、ウミガメ【アーケロン】は全長4㍍、サメ【メガロドン】は全長16㍍あったが、現生種はどれもずっと小さくなってるだろ? とすれば最大で10㍍ぐらいだった首長竜の現生種が3㍍ぐらいになっていてもおかしくない」
「まあ確かにそう考えるのが妥当っすね」
「あとはゴマフのサイズとの比較だな。化石の記録からもプレシオサウルスが母体に対してかなり大きな子供を産んでたことは確かで、実際にゴマフの場合、母親3㍍に対してだいたい1㍍ぐらいはあるから比率的にも化石の記録と合致する。この母竜がここから更に成長して5㍍や6㍍ぐらいになるってことはたぶんないだろうとは思うな」
「なるほど。生き残るために小さくなったか、元々小さめの種が生き残ったかって感じなんすね」
「俺は元々小さめの種が生き残った説推しだな。白亜期末期の大型種のエラスモサウルス属に比べるとかなり首が短いから、別種の小型プレシオサウルス属だと思うんだよな」
「フタバスズキリュウとは違うんすか?」
「フタバスズキリュウもエラスモサウルス属だから胴体より首がだいぶ長いから別種だろうな」
「ほーん。つまり完全な新種なんすね。さしずめカミシマタニガワリュウってとこっすか」
「ハマザキは入れなくていいのか?」
「もう結婚してるからあたしもタニガワっすよ。谷川美岬……うへへ」
「あー……そういえばそうだったな」
しゃべりながらも計測は進めていき、出揃ったデータはこんな感じだ。
全長3㍍,うち頭部が20㌢,首が1㍍,胴体が1.3㍍,尾が50㌢。
胴体の一番太い辺りの横幅が70㌢で胴回りが2.2㍍。
ヒレは前肢が1枚辺り長さ1㍍で最大幅30㌢の笹型,後肢も形は同じだが長さ80㌢で最大幅25㌢とややスケールダウン。ただし後肢はかなり食い千切られているので推定値となる。
尾は横幅に比べて縦幅がある偏平状になっており、泳ぐ時の舵の役割も担っているようだった。この尾の構造は化石からの復元想像図には無い特徴だな。骨格以外の軟組織の特徴はミイラ化石でも出土しない限り想像に頼るしかないから実物と復元想像図が違うことはよくあることだ。
とりあえず外見の計測はできたから次は内臓を調べてみるとしよう。
【作者コメント】
この作品はあくまでフィクションです。プレシオサウルスに関する描写もあくまでこの作中限定のものですゆえ、へぇープレシオサウルスの生態ってそうなんだーとか真に受けちゃダメですよ。もちろんある程度は事実をベースにしていますが作者の想像と仮定で補っている部分もかなりありますので。
52
お気に入りに追加
565
あなたにおすすめの小説
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

独身おじさんの異世界ライフ~結婚しません、フリーな独身こそ最高です~
さとう
ファンタジー
町の電気工事士であり、なんでも屋でもある織田玄徳は、仕事をそこそこやりつつ自由な暮らしをしていた。
結婚は人生の墓場……父親が嫁さんで苦労しているのを見て育ったため、結婚して子供を作り幸せな家庭を作るという『呪いの言葉』を嫌悪し、生涯独身、自分だけのために稼いだ金を使うと決め、独身生活を満喫。趣味の釣り、バイク、キャンプなどを楽しみつつ、人生を謳歌していた。
そんなある日。電気工事の仕事で感電死……まだまだやりたいことがあったのにと嘆くと、なんと異世界転生していた!!
これは、異世界で工務店の仕事をしながら、異世界で独身生活を満喫するおじさんの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる