147 / 227
箱庭スローライフ編
第147話 14日目⑩おっさんのヨメはママになる
しおりを挟む
干潟の波打ち際で子竜と戯れる美岬は夢中で俺が近づいても気づかない。
「あはは。くすぐったいっすよ~。あたしの指を舐めるのやめて~」
「キュイッ! キュイキュイ!」
「ちょっとぉ、お前は甘えんぼっすね~。もう、可愛いなぁ!」
「キュイッキュイッ!」
子竜は全長1㍍ぐらいで全体的に灰色がかっていて、黒い斑点が散っている。これはパッと見だとゴマフアザラシに見えるな。
姿形も成竜とはだいぶ違う。首はまだそんなに長くないし、胴体も太短く、目もつぶらで大きいので、シルエットは首長竜よりもウミガメに近い。水中を泳いでいる姿を遠くから見たらまず間違いなくカメだと思うはずだ。
なるほど。今まで発見されなかったのはアザラシやウミガメに誤認されていたという可能性もあるな。
子竜は生まれたばかりなのにもう自分のヒレで這いまわりながら美岬にまとわり付き、まだ歯の無い口で美岬の指を甘噛みしたり顔を見上げてキュイキュイと鳴いている。
……これってあれだよな。
「おい、美岬」
「ふにゃっ!? び、びっくりした! いつの間にそばに……ってみぎゃあ!? なんで上半身裸なんすか!?」
振り向いた美岬が驚いて両手で顔を覆うが、指の隙間はばっちり開いている。このへんはホントにブレないな。ムッツリめ。
「母竜を背負って運ぶのに服を着たままだと血まみれになるから脱いだんだ。で、この後、解体する時にも汚れるだろうから脱いだままなだけだ。それよりそいつ……」
「えへへ~。めっちゃ可愛くないっすか? すっごく人懐っこいっすよ」
「キュイ!」
美岬が前肢の脇に手を入れて持ち上げると、子竜が首を伸ばして美岬の顔にスリスリと頬擦りする。
「もぅ~、これがたまらないんすけど~」
「ああ。たしかに可愛いな。それよりちょっと気になることがあるからちょっとそいつをこっちに貸してくれるか?」
「ほ? はいっす」
美岬から手渡された子竜を同じように抱っこするが、子竜は嫌がって俺の手から抜け出そうとじたばたと暴れ、美岬の方に必死に首を伸ばして助けを求める。
「キュウゥ! キュウゥ!」
「え? なんで?」
「やっぱりそうか。こいつは人懐っこいんじゃなくて美岬を親だと思い込んでるんだ」
「は? あたしを?」
ヒクッと引きつった顔で自分を指差す美岬。
「鳥なんかによく見られる習性だが、生まれて最初に見た動く物を親だと思い込むんだ。インプリンティング。日本語では“刷り込み”というやつだな」
「ええっ!? マジっすか?」
俺が暴れる子竜を下に降ろせば、よちよちと美岬のそばまで這っていって美岬の足にまとわり付き、顔を見上げてキュイキュイと鳴き始める。
「……おうふ。マジすかぁ~」
しかし刷り込みの習性があるってことは、今までは仮説でしかなかったプレシオサウルスが子育てをするという学説が証明されたわけだな。ウミガメのように生まれたその日から1匹で生きていくのなら親という存在を認識して頼ろうとする刷り込みなんて必要ないものだし。
だが、手懐ける手間は省けたとはいえ、最初のうちは食事などに親の世話が必要な生き物であるということもまた証明されてしまったわけだから、放し飼いでいいウミガメよりも飼育難易度が高いことは明らかだ。
「これは、最初のうちは結構世話が大変かもしれんな。当然俺もサポートするけど、こいつが美岬を母親として認識している以上、美岬に中心になってやってもらわなきゃいけないだろうな」
「うぅ~、乗り掛かった船っす。なんとか頑張って母親代わりをやってみるっす」
「頑張れよ、ママ」
そう言った瞬間、美岬が未だかつて見たことがないような名状しがたき表情を浮かべて俺を見る。
「…………」
「……その表情はどう解釈したらいいんだ?」
「……ガクちゃんからそう呼ばれるのは、いつか二人の子供があたしのお腹に宿った時だと思ってたのに、まだ結ばれてもいないのにママと呼ばれてしまったことに言い様のないショックを受けてしまった新妻の美岬とはあたしのことっす」
「あー……それは、なんかゴメン」
「んー、あたしのことをママ呼びするのは本当にあたしたちの子供ができてからにして欲しいかなって」
「ん、おけ。みさちをいつかママと呼べる日がくるのが楽しみだな」
「もぅ~、またそういうこと言う。……危険日に避妊しなかったらたぶんすぐにそうなるっすよ? やっちゃいます? ガクちゃんが望むならあたしは頑張って産むっすけど?」
「すまん。今のは俺が悪かった。将来はともかく、今はまだ当分はそのつもりはないから」
「……はぁい。とりあえず、この子で将来の子育ての予行演習をするってことっすね」
「そうだな。この子が自分で生きていけるぐらいまでは面倒見て、もし可能ならコミュニティに戻してやりたいけどな。たぶんこの島の近海に棲息しているだろうし」
「……もし群れがあったとして、あたしら近づいて襲われないっすかね?」
「プレシオサウルスの主食は小魚やイカだからな。口も歯も小さいからわざわざ人間を襲うことはないと思うぞ。まあ、そのへんの生態はこの子を育てていく中で見えてくるかもしれないけどな」
「なるほど。元気に育つといいっすね」
「だな。さて、となるとまずは名前を考えないとな。いつまでもこいつとかこの子と呼ぶわけにもいかないし。なにかいい名前はあるか?」
「んー、それっすけど、さっきからいくつか名前の候補は考えてるんすけど」
「ほう。話が早いな。どんな名前だ?」
「真っ先に候補に上がるのはやっぱりジェローム・ブリリアント13世っすね」
「は? なんて? じぇろ?」
「ジェローム・ブリリアント13世っす」
なんかいきなりスゴいの来たな。
「…………うん。由来は? あとなんで13世?」
「やっぱ竜ってことで、ジェローム・ブリリアントは実家にあったラノベに出てきた偉大なブラックドラゴンの名前にして我が家の歴代ヤモリの名前っす。実家のヤモリのナンバリングが12世まできてるので、次は13世かな、と」
「なるほど。悪くないとは思うがその名前は実家の次のヤモリに残しておいてやろうか。他の候補は?」
「あはは。速やかに却下されたー。じゃあ鳴き声由来でキューちゃんとか、灰色なのでアッシュちゃんとかどうすか?」
「ああ。それなら分かりやすくていいんじゃないか」
「てか、ガクちゃんにはなにか名前の候補ないんすか?」
そう言われて咄嗟に捻りだした名前をあげてみる。
「えーと、見た目がゴマフアザラシに似てるからゴマフとか?」
「ゴマフアザラシ! ……ほほう。その視点は無かったっす。なるほどゴマフちゃん。可愛いじゃないっすか。じゃあそれでいきましょー」
「え、それでいいのか?」
あっさり採用して美岬が自分の足元にじゃれつく子竜を抱き上げる。
「お前はこれからゴマフちゃんっすよー」
「キュウゥ!」
【作者コメント】
ジェローム・ブリリアントのネタが検索せずとも通じる人は同世代のヲタクだろうなー。ちなみに美岬の母親の蔵書という設定です。わかった人はこっそりリプしてください。
ちなみに我が家ではヤモリにジェローム・ブリリアントの名をマジで踏襲させています。通称じぇろたん。
あと何故か実家ではアシダカグモを親父がジョージとかメアリーと呼んでますねぇ。特に大型の個体には冠詞としてグレートまでつけてますねぇ。グレートジョージとかグレートメアリーてな感じで。
「あはは。くすぐったいっすよ~。あたしの指を舐めるのやめて~」
「キュイッ! キュイキュイ!」
「ちょっとぉ、お前は甘えんぼっすね~。もう、可愛いなぁ!」
「キュイッキュイッ!」
子竜は全長1㍍ぐらいで全体的に灰色がかっていて、黒い斑点が散っている。これはパッと見だとゴマフアザラシに見えるな。
姿形も成竜とはだいぶ違う。首はまだそんなに長くないし、胴体も太短く、目もつぶらで大きいので、シルエットは首長竜よりもウミガメに近い。水中を泳いでいる姿を遠くから見たらまず間違いなくカメだと思うはずだ。
なるほど。今まで発見されなかったのはアザラシやウミガメに誤認されていたという可能性もあるな。
子竜は生まれたばかりなのにもう自分のヒレで這いまわりながら美岬にまとわり付き、まだ歯の無い口で美岬の指を甘噛みしたり顔を見上げてキュイキュイと鳴いている。
……これってあれだよな。
「おい、美岬」
「ふにゃっ!? び、びっくりした! いつの間にそばに……ってみぎゃあ!? なんで上半身裸なんすか!?」
振り向いた美岬が驚いて両手で顔を覆うが、指の隙間はばっちり開いている。このへんはホントにブレないな。ムッツリめ。
「母竜を背負って運ぶのに服を着たままだと血まみれになるから脱いだんだ。で、この後、解体する時にも汚れるだろうから脱いだままなだけだ。それよりそいつ……」
「えへへ~。めっちゃ可愛くないっすか? すっごく人懐っこいっすよ」
「キュイ!」
美岬が前肢の脇に手を入れて持ち上げると、子竜が首を伸ばして美岬の顔にスリスリと頬擦りする。
「もぅ~、これがたまらないんすけど~」
「ああ。たしかに可愛いな。それよりちょっと気になることがあるからちょっとそいつをこっちに貸してくれるか?」
「ほ? はいっす」
美岬から手渡された子竜を同じように抱っこするが、子竜は嫌がって俺の手から抜け出そうとじたばたと暴れ、美岬の方に必死に首を伸ばして助けを求める。
「キュウゥ! キュウゥ!」
「え? なんで?」
「やっぱりそうか。こいつは人懐っこいんじゃなくて美岬を親だと思い込んでるんだ」
「は? あたしを?」
ヒクッと引きつった顔で自分を指差す美岬。
「鳥なんかによく見られる習性だが、生まれて最初に見た動く物を親だと思い込むんだ。インプリンティング。日本語では“刷り込み”というやつだな」
「ええっ!? マジっすか?」
俺が暴れる子竜を下に降ろせば、よちよちと美岬のそばまで這っていって美岬の足にまとわり付き、顔を見上げてキュイキュイと鳴き始める。
「……おうふ。マジすかぁ~」
しかし刷り込みの習性があるってことは、今までは仮説でしかなかったプレシオサウルスが子育てをするという学説が証明されたわけだな。ウミガメのように生まれたその日から1匹で生きていくのなら親という存在を認識して頼ろうとする刷り込みなんて必要ないものだし。
だが、手懐ける手間は省けたとはいえ、最初のうちは食事などに親の世話が必要な生き物であるということもまた証明されてしまったわけだから、放し飼いでいいウミガメよりも飼育難易度が高いことは明らかだ。
「これは、最初のうちは結構世話が大変かもしれんな。当然俺もサポートするけど、こいつが美岬を母親として認識している以上、美岬に中心になってやってもらわなきゃいけないだろうな」
「うぅ~、乗り掛かった船っす。なんとか頑張って母親代わりをやってみるっす」
「頑張れよ、ママ」
そう言った瞬間、美岬が未だかつて見たことがないような名状しがたき表情を浮かべて俺を見る。
「…………」
「……その表情はどう解釈したらいいんだ?」
「……ガクちゃんからそう呼ばれるのは、いつか二人の子供があたしのお腹に宿った時だと思ってたのに、まだ結ばれてもいないのにママと呼ばれてしまったことに言い様のないショックを受けてしまった新妻の美岬とはあたしのことっす」
「あー……それは、なんかゴメン」
「んー、あたしのことをママ呼びするのは本当にあたしたちの子供ができてからにして欲しいかなって」
「ん、おけ。みさちをいつかママと呼べる日がくるのが楽しみだな」
「もぅ~、またそういうこと言う。……危険日に避妊しなかったらたぶんすぐにそうなるっすよ? やっちゃいます? ガクちゃんが望むならあたしは頑張って産むっすけど?」
「すまん。今のは俺が悪かった。将来はともかく、今はまだ当分はそのつもりはないから」
「……はぁい。とりあえず、この子で将来の子育ての予行演習をするってことっすね」
「そうだな。この子が自分で生きていけるぐらいまでは面倒見て、もし可能ならコミュニティに戻してやりたいけどな。たぶんこの島の近海に棲息しているだろうし」
「……もし群れがあったとして、あたしら近づいて襲われないっすかね?」
「プレシオサウルスの主食は小魚やイカだからな。口も歯も小さいからわざわざ人間を襲うことはないと思うぞ。まあ、そのへんの生態はこの子を育てていく中で見えてくるかもしれないけどな」
「なるほど。元気に育つといいっすね」
「だな。さて、となるとまずは名前を考えないとな。いつまでもこいつとかこの子と呼ぶわけにもいかないし。なにかいい名前はあるか?」
「んー、それっすけど、さっきからいくつか名前の候補は考えてるんすけど」
「ほう。話が早いな。どんな名前だ?」
「真っ先に候補に上がるのはやっぱりジェローム・ブリリアント13世っすね」
「は? なんて? じぇろ?」
「ジェローム・ブリリアント13世っす」
なんかいきなりスゴいの来たな。
「…………うん。由来は? あとなんで13世?」
「やっぱ竜ってことで、ジェローム・ブリリアントは実家にあったラノベに出てきた偉大なブラックドラゴンの名前にして我が家の歴代ヤモリの名前っす。実家のヤモリのナンバリングが12世まできてるので、次は13世かな、と」
「なるほど。悪くないとは思うがその名前は実家の次のヤモリに残しておいてやろうか。他の候補は?」
「あはは。速やかに却下されたー。じゃあ鳴き声由来でキューちゃんとか、灰色なのでアッシュちゃんとかどうすか?」
「ああ。それなら分かりやすくていいんじゃないか」
「てか、ガクちゃんにはなにか名前の候補ないんすか?」
そう言われて咄嗟に捻りだした名前をあげてみる。
「えーと、見た目がゴマフアザラシに似てるからゴマフとか?」
「ゴマフアザラシ! ……ほほう。その視点は無かったっす。なるほどゴマフちゃん。可愛いじゃないっすか。じゃあそれでいきましょー」
「え、それでいいのか?」
あっさり採用して美岬が自分の足元にじゃれつく子竜を抱き上げる。
「お前はこれからゴマフちゃんっすよー」
「キュウゥ!」
【作者コメント】
ジェローム・ブリリアントのネタが検索せずとも通じる人は同世代のヲタクだろうなー。ちなみに美岬の母親の蔵書という設定です。わかった人はこっそりリプしてください。
ちなみに我が家ではヤモリにジェローム・ブリリアントの名をマジで踏襲させています。通称じぇろたん。
あと何故か実家ではアシダカグモを親父がジョージとかメアリーと呼んでますねぇ。特に大型の個体には冠詞としてグレートまでつけてますねぇ。グレートジョージとかグレートメアリーてな感じで。
66
お気に入りに追加
565
あなたにおすすめの小説

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
Reboot ~AIに管理を任せたVRMMOが反旗を翻したので運営と力を合わせて攻略します~
霧氷こあ
SF
フルダイブMMORPGのクローズドβテストに参加した三人が、システム統括のAI『アイリス』によって閉じ込められた。
それを助けるためログインしたクロノスだったが、アイリスの妨害によりレベル1に……!?
見兼ねたシステム設計者で運営である『イヴ』がハイエルフの姿を借りて仮想空間に入り込む。だがそこはすでに、AIが統治する恐ろしくも残酷な世界だった。
「ここは現実であって、現実ではないの」
自我を持ち始めた混沌とした世界、乖離していく紅の世界。相反する二つを結ぶ少年と少女を描いたSFファンタジー。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる