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箱庭スローライフ編
第142話 14日目⑤おっさんは弁解する
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昼食の片付けをざっと済ませて、空いた大コッヘルに水を入れてそこに午前中に拾ってきたスダジイのドングリをざざーと袋から流し入れて水選別にかけている間に焼き物用の火床に向かう。
火床の中心部で燃やしていた小枝や落ち葉や枯れ草はすでにすっかり燃え尽きて灰の山になっている。
革手袋を装着し、スコップを手に俺だけ火床に降りる。焚き火を囲うように並べていた土器は素手では触れないぐらい熱くなっていた。これなら内部の水分もしっかり抜けているだろう。
「いい頃合いだな」
スコップで灰の山を掘り、そこに土器を固めて置いてから熱い灰を被せて覆い、それをさらに覆うように薪を組んでいく。
まずは松ぼっくりと松の小枝、その外側にやや太めの小枝を被せ、その外側に少し大きめの薪を組んでいく。
火をつければ松ぼっくりと松の小枝が一気に燃え上がって周囲の小枝に燃え移り、やがて大きい薪にも火が移ってメラメラと燃え始める。
「熱っつ! まあこんなとこだろ」
火の傍が熱くなってきたので火床の外の美岬のところまで退避する。
「こんな普通の焚き火でいいんすか。もっと特殊な焼き方をするのかと思ってたっす」
「焼きの第一段階はこれでいいんだ。これが燃え尽きたあとの第二段階では、灰から掘り出した土器の周囲に薪を井桁に組んでがっちり覆って焼くけどな」
「あ、なるほど。そういうことっすか」
「さて、火力も安定したし、一旦戻って第二段階の焼き用の薪だけ準備したら休憩しようか。だいたい1時間ぐらいはゆっくりできるだろ」
そう言うと美岬がすかさず腕を組んでくる。
「ご休憩っすね」
「ごを付けるだけで何故かやらしい感じになるけど、今回はあくまで昼寝なのでそこんとこは間違えないように」
「はぁい。でもイチャイチャはするのであった」
イタズラっぽく笑いながら上目遣いでペロッと舌を出してみせる美岬。女というのは何処でこういうあざとい仕草を覚えてくるんだろう? 確かに可愛いけどさ。
炊事場に戻ってきて、まずはやりかけのドングリの水選別の続きをする。これはなにも難しくはない。虫食いや未熟果は軽くて水に浮くから、そういうドングリだけを掬って取り除くだけだ。この時、混ざっていた小枝や枯れ葉も一緒に浮いてくるからついでに取り除く。
水に沈んでいるドングリは水切りして干しておく。
ただ、この水選別をしたドングリは皮が水分を吸ってしまっているのですぐにカビてくる。今日のように曇っている日はちゃんと乾かないから早めに処理しないといけないだろうな。
そして土器を焼くための薪も準備する。といっても薪そのものは十分にあるので、井桁に組んだ時に下の方になる大きめの薪が、あまり早く燃えてしまわないように水を掛けて濡らしておく程度だ。
「さて、とりあえずこれで一区切りだな。昼寝はどこでする?」
「ここの屋根の下が落ち着くんでここで!」
「おけ。じゃあ、丸太椅子とか除けてスペースを確保しようか」
この炊事場も下は砂地だから昼寝するのには特に支障はない。今までは屋根がなかったから日が照っている時は眩しくて暑くて昼寝出来るような環境じゃなかったが、今は屋根もあるし曇っているから外気もそう暑くない。
椅子やクーラーボックスなどを除けて、かまどの前に横になれるぐらいのスペースを作る。
「それで、俺はどういう風にすればいいのかな?」
「ガクちゃんは普通に仰向けに寝転がってほしいっす」
「はいよ」
両手を頭の後ろで組んで仰向けに寝そべると、美岬は俺の右横に膝をついて座り、俺の腹の上にそっと手を伸ばしてきたので思わず腹筋に力が入る。
そして美岬の手のひらがシャツの上から俺の腹を撫でる。
「おお、シャツ越しでも分かるすごい腹筋っすね。でも、今これ力入れてるっすよね? 力抜いてほしいっす」
「お、おう」
意識して腹の力を抜けば、美岬が手のひらで何度か撫でたり押したりして、にへらっと笑う。
「あは。硬すぎず柔らかすぎず、いい感じっすね。えへへ、じゃあ失礼して……」
美岬が顔を俺の方に向けたまま、右側を下にした姿勢で横になって俺の腹を枕にし、ふぃーと満足気に息を吐く。
「はうぅ……至福っす」
リラックスモードで身体の力が抜けるのに伴い、腹に美岬の頭の重さがかかってきて、案外人間の頭って重いんだなぁという、かなりどうでもいい感想が頭によぎる。
俺の腹に右側の頬を乗せて枕にしている美岬は、なんかめちゃくちゃ嬉しそうに俺の腹に頬擦りしていて、その仕草に昔実家で飼っていた猫を思い出した。
そいつもかなりの甘えん坊で、俺が寝に行くといつもベッドに潜り込んできては、俺の懐のお気に入りポジションで喉をゴロゴロ鳴らしながらスリスリと甘えるのが常だった。その姿と今の美岬が重なり、俺は昔猫にしていたのと同じように手を伸ばして美岬の喉から顎にかけてを軽く掻いてやる。
「やん。それはちょっとくすぐったいっすよぅ」
「あ……つい癖で」
「むっ! まさか、今あたしになっちゃんを重ねた?」
美岬の身体がピクッと強ばり、腹に感じていた重さがふっと軽くなり、やや剣呑な雰囲気を感じたので慌てて弁解する。
「違う違う! 猫! 昔、実家で飼ってた猫!」
「…………」
俺の目をジーッと見てくる美岬をまっすぐに見返すと、やがて美岬の目がふっと和らぐ。
「…………猫ちゃんならいいっすけど、スキンシップ中に元カノと重ねられるのはちょっと……というか、かなりざっくりと女心が傷つくっすからね?」
「……おう。肝に銘じておくよ。誰よりも大事な嫁さんを傷つけるなんて俺も望んでないからな」
「……まあその、どうしても思い出しちゃう時はあると思うっすけど、その時はせめてあたしに気付かれないようにしてほしいっす」
「…………おけ。優しいな美岬は」
美岬の顎に触れていた手を頭の方に移動させ、優しく髪を撫でてやれば、次第に強ばっていた身体から力が抜けていき、美岬は柔らかく微笑み、再び俺の腹に重さを預けてきた。
この重さは彼女からの信頼の重さだ。そのことを忘れないようにしようと決意を新たにした昼下がりだった。
【作者コメント】
前にも書いたかもですが、虫入りドングリは外見からは分かりません。いわゆる穴開きドングリは、すでに虫が出ていった後の状態なので、まだ中にドングリ虫が入ってるヤツにはまだ穴が開いていないのです。
親虫はドングリがまだ未成熟なうちにごく小さな穴を開けてドングリ内に卵を産み付けるので、最初の穴はドングリの成長と共に塞がって分からなくなります。
ただ、虫が食ってるドングリは軽いので水に浮かびます。虫入りドングリを避けたいなら、水に入れて浮いたヤツだけを取り除く水選別が一番手っ取り早いです。子供が拾ってきたドングリから虫が出てくるとか無理! と思う親御さんにもおすすめの方法ですよ。
火床の中心部で燃やしていた小枝や落ち葉や枯れ草はすでにすっかり燃え尽きて灰の山になっている。
革手袋を装着し、スコップを手に俺だけ火床に降りる。焚き火を囲うように並べていた土器は素手では触れないぐらい熱くなっていた。これなら内部の水分もしっかり抜けているだろう。
「いい頃合いだな」
スコップで灰の山を掘り、そこに土器を固めて置いてから熱い灰を被せて覆い、それをさらに覆うように薪を組んでいく。
まずは松ぼっくりと松の小枝、その外側にやや太めの小枝を被せ、その外側に少し大きめの薪を組んでいく。
火をつければ松ぼっくりと松の小枝が一気に燃え上がって周囲の小枝に燃え移り、やがて大きい薪にも火が移ってメラメラと燃え始める。
「熱っつ! まあこんなとこだろ」
火の傍が熱くなってきたので火床の外の美岬のところまで退避する。
「こんな普通の焚き火でいいんすか。もっと特殊な焼き方をするのかと思ってたっす」
「焼きの第一段階はこれでいいんだ。これが燃え尽きたあとの第二段階では、灰から掘り出した土器の周囲に薪を井桁に組んでがっちり覆って焼くけどな」
「あ、なるほど。そういうことっすか」
「さて、火力も安定したし、一旦戻って第二段階の焼き用の薪だけ準備したら休憩しようか。だいたい1時間ぐらいはゆっくりできるだろ」
そう言うと美岬がすかさず腕を組んでくる。
「ご休憩っすね」
「ごを付けるだけで何故かやらしい感じになるけど、今回はあくまで昼寝なのでそこんとこは間違えないように」
「はぁい。でもイチャイチャはするのであった」
イタズラっぽく笑いながら上目遣いでペロッと舌を出してみせる美岬。女というのは何処でこういうあざとい仕草を覚えてくるんだろう? 確かに可愛いけどさ。
炊事場に戻ってきて、まずはやりかけのドングリの水選別の続きをする。これはなにも難しくはない。虫食いや未熟果は軽くて水に浮くから、そういうドングリだけを掬って取り除くだけだ。この時、混ざっていた小枝や枯れ葉も一緒に浮いてくるからついでに取り除く。
水に沈んでいるドングリは水切りして干しておく。
ただ、この水選別をしたドングリは皮が水分を吸ってしまっているのですぐにカビてくる。今日のように曇っている日はちゃんと乾かないから早めに処理しないといけないだろうな。
そして土器を焼くための薪も準備する。といっても薪そのものは十分にあるので、井桁に組んだ時に下の方になる大きめの薪が、あまり早く燃えてしまわないように水を掛けて濡らしておく程度だ。
「さて、とりあえずこれで一区切りだな。昼寝はどこでする?」
「ここの屋根の下が落ち着くんでここで!」
「おけ。じゃあ、丸太椅子とか除けてスペースを確保しようか」
この炊事場も下は砂地だから昼寝するのには特に支障はない。今までは屋根がなかったから日が照っている時は眩しくて暑くて昼寝出来るような環境じゃなかったが、今は屋根もあるし曇っているから外気もそう暑くない。
椅子やクーラーボックスなどを除けて、かまどの前に横になれるぐらいのスペースを作る。
「それで、俺はどういう風にすればいいのかな?」
「ガクちゃんは普通に仰向けに寝転がってほしいっす」
「はいよ」
両手を頭の後ろで組んで仰向けに寝そべると、美岬は俺の右横に膝をついて座り、俺の腹の上にそっと手を伸ばしてきたので思わず腹筋に力が入る。
そして美岬の手のひらがシャツの上から俺の腹を撫でる。
「おお、シャツ越しでも分かるすごい腹筋っすね。でも、今これ力入れてるっすよね? 力抜いてほしいっす」
「お、おう」
意識して腹の力を抜けば、美岬が手のひらで何度か撫でたり押したりして、にへらっと笑う。
「あは。硬すぎず柔らかすぎず、いい感じっすね。えへへ、じゃあ失礼して……」
美岬が顔を俺の方に向けたまま、右側を下にした姿勢で横になって俺の腹を枕にし、ふぃーと満足気に息を吐く。
「はうぅ……至福っす」
リラックスモードで身体の力が抜けるのに伴い、腹に美岬の頭の重さがかかってきて、案外人間の頭って重いんだなぁという、かなりどうでもいい感想が頭によぎる。
俺の腹に右側の頬を乗せて枕にしている美岬は、なんかめちゃくちゃ嬉しそうに俺の腹に頬擦りしていて、その仕草に昔実家で飼っていた猫を思い出した。
そいつもかなりの甘えん坊で、俺が寝に行くといつもベッドに潜り込んできては、俺の懐のお気に入りポジションで喉をゴロゴロ鳴らしながらスリスリと甘えるのが常だった。その姿と今の美岬が重なり、俺は昔猫にしていたのと同じように手を伸ばして美岬の喉から顎にかけてを軽く掻いてやる。
「やん。それはちょっとくすぐったいっすよぅ」
「あ……つい癖で」
「むっ! まさか、今あたしになっちゃんを重ねた?」
美岬の身体がピクッと強ばり、腹に感じていた重さがふっと軽くなり、やや剣呑な雰囲気を感じたので慌てて弁解する。
「違う違う! 猫! 昔、実家で飼ってた猫!」
「…………」
俺の目をジーッと見てくる美岬をまっすぐに見返すと、やがて美岬の目がふっと和らぐ。
「…………猫ちゃんならいいっすけど、スキンシップ中に元カノと重ねられるのはちょっと……というか、かなりざっくりと女心が傷つくっすからね?」
「……おう。肝に銘じておくよ。誰よりも大事な嫁さんを傷つけるなんて俺も望んでないからな」
「……まあその、どうしても思い出しちゃう時はあると思うっすけど、その時はせめてあたしに気付かれないようにしてほしいっす」
「…………おけ。優しいな美岬は」
美岬の顎に触れていた手を頭の方に移動させ、優しく髪を撫でてやれば、次第に強ばっていた身体から力が抜けていき、美岬は柔らかく微笑み、再び俺の腹に重さを預けてきた。
この重さは彼女からの信頼の重さだ。そのことを忘れないようにしようと決意を新たにした昼下がりだった。
【作者コメント】
前にも書いたかもですが、虫入りドングリは外見からは分かりません。いわゆる穴開きドングリは、すでに虫が出ていった後の状態なので、まだ中にドングリ虫が入ってるヤツにはまだ穴が開いていないのです。
親虫はドングリがまだ未成熟なうちにごく小さな穴を開けてドングリ内に卵を産み付けるので、最初の穴はドングリの成長と共に塞がって分からなくなります。
ただ、虫が食ってるドングリは軽いので水に浮かびます。虫入りドングリを避けたいなら、水に入れて浮いたヤツだけを取り除く水選別が一番手っ取り早いです。子供が拾ってきたドングリから虫が出てくるとか無理! と思う親御さんにもおすすめの方法ですよ。
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