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箱庭スローライフ編
第141話 14日目④おっさんはキノコを食べる
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小さすぎるものや逆に育ちすぎているものを除き、だいたい50個ほどのシイタケを採って拠点に戻る。短時間ではあるがパッチテストの結果、俺も美岬も腕にかぶれや赤変はなかったのでシイタケによく似た毒キノコではなく、シイタケそのものか近縁種である無毒のキノコだと判断した。
あとは少量をまず食べてみて特に体調不良とか出なければ、今後は少なくともあの原木に生えているものに限っては安心して食べられるということになる。
とりあえず採ってきたシイタケのほとんどは干し網に並べて吊るして干しシイタケにしよう。今日は曇りだからあまり乾かないだろうし、雨が降りそうになったら拠点にしまわなければならないが、天気さえ良ければ数日で乾く。
干しシイタケにすれば保存性が上がるのはもちろんだが、天日で干すことで旨み成分のグアニール酸が大量に生成されて旨みが増大する。
そしてシイタケのグアニール酸は他の食材に由来する旨み成分との相性がめちゃくちゃいい。魚のイノシン酸、貝のコハク酸、海草のグルタミン酸のどれとも素晴らしい相乗効果を発揮するから、醤油や味噌が使えるようになるまでの数ヶ月間も食事の質でストレスを感じずに済むと思う。
例えば、煮干しとシイタケの出汁でバイ貝やアワビを煮たりなんかしたら凄まじく旨い煮付けになること間違いなしだ。
生シイタケは旨みこそ干しシイタケには及ばないが、それでも元々旨い食用キノコだし、生ならではのグリグリとした歯ごたえとキノコ独特の風味が炒めものにすごく合う。
ここで使える食材なら、燻製魚や穴ダコなんかと一緒に炒めるもアリだし、ハマヒルガオやカメノテや貝も加えてそれに葛粉でとろみをつけて八宝菜みたいにするのもいい。
そんなことを話しながら生シイタケを干し網に並べていると本能に忠実な美岬の腹の虫が鳴き始める。
──ぐぅ……ぐぅぅ……
「もー、昼時にそんな話するからあたしのお腹がすっかりその気になっちゃったじゃないっすかぁ!」
「ははは、おけ。ちょうど昼時だし、毒見を兼ねて生シイタケを少し使って炒めものを作ってみようか。手分けして食材をさっと集めてこよう。みさちはハマヒルガオと葛の若芽を頼む。俺は穴ダコ……は満潮だから無理か。カメノテとムール貝を獲ってこよう」
「あいっ! おまかせられっ!」
そして15分ぐらいで食材を集めてきてさっそく料理にかかる。
ムール貝は足糸を抜き、カメノテは剥き身にして、生シイタケは2個だけ笠をスライスに、ハマヒルガオと葛の若芽は軽く湯通ししてざく切り、燻製魚1匹分をほぐし身にして食材の下処理は完了だ。
食材を大コッヘルでさっと炒め、塩味を利かせた水溶き葛粉を絡めてとろみをつけて完成だ。全体の味は燻製魚によるスモーキーフレーバーが強いので中華風というより西洋風な感じになってしまったが。
もっと中華風に寄せたいなら、燻製魚ではなくエビや燻していない干し貝を使い、塩麹で味をつければだいぶそれっぽくなるんじゃないかな。
「あは。炒めものが日に日にグレードアップしていくっすね」
「楽でまず失敗しないメニューだからな。さあ出来た。食べようか」
お玉で牡蛎皿にトロミのついた炒めものを注ぎ分けて一つを美岬に差し出す。
「わぁ! 美味しそうっす! いただきます!」
「おう。お上がり。今回のメニューはこれだけだが、おかわりはあるからいっぱい食べな」
炒めものはやはり熱々で食べるに限る。はふはふしながら二人で舌鼓を打つ。
「はふはふっ! 燻製とキノコが入ると、炒めものも今までと全然違うっすね」
「はふっ! だな! そしてキノコ旨ぇ。これは完全にシイタケだ」
「……あたし、元々キノコはそんなに好きじゃなかったっすけど、こうして食べてみると美味しいっすね」
「まぁ子供の頃はキノコ嫌いな奴は多いしな。大人になるにつれて味覚が変わってキノコが好きになる場合もあるから、みさちも味覚が大人になってきたんじゃないか?」
「んまぁ! あたしってば知らぬ間に大人の階段登っちゃったみたいな? どう? オトナ女子の新たな魅力感じるっすか?」
「そうだな。好き嫌いせずになんでも食べれるみさちはえらい子よい子だな。イイコイイコしてやろう」
「むきーっ! 完全にお子さま扱いじゃないっすか! でも頭ナデは許します。これはとてもよいものっす。むしろもっとしていいっすよ」
「はいはい。……炒めもののおかわりは?」
「いるっす!」
じゃれ合いながら食事の時間は過ぎていく。けっこうな量があった炒めものはきれいに二人の腹の中に納まり、すっかり満足した。
「はー……満ち足りてしまったっす」
「ほどよい満腹感だな」
「あと、この炊事場の上の屋根がいい感じに落ち着くっすねー」
そう言いながら美岬が作ったばかりの炊事場の屋根を見上げて笑う。
「そうだな。屋根の下にいるってだけでなんとなく安心できるよな」
「これ、今は四つの三脚が柱になってるっすけど、新居の方は柱が立ち木に代わるだけでサイズ感としてはこれと同じぐらいになるんすか?」
「お、よく気づいたな。トライポッドの間隔とか屋根の高さは、新居予定地の四隅の立ち木の間隔とか枝分かれの高さに寄せてるぞ。その方がイメージしやすいし、予行練習にもなるだろ?」
「確かに。一階の炊事場がこれぐらいの広さってことは……だいたい四畳半ぐらいで、この上に同じぐらいの広さの小屋を建てるってことっすね」
「そういうことだな。どうかな?」
「ふふ。二人で暮らすならちょうどいいコンパクトさで良いと思うっすよ」
「よかった。あと、こうして軽く組んでみるとあとどれだけ丸太とかの建材が必要になるか一目で分かるだろ?」
「まだまだ全然足りないってのがよく分かったっす」
「ま、そういうことだ。今後、建材用に集めてきた丸太はここで仮組みしながらストックしていって、十分な数が揃ってから新居造りを一気に進めていくって感じだな。材料さえ揃えばすぐに作れるから」
「了解っす。丸太や葦以外に必要な材料ってあるっすか?」
「そうだなー……土壁用に干し草が大量に必要になるかな」
「あ、それなら干し草はあたしが手空きの時に作っとくっすよー」
「そうしてくれると助かる。泥の中に混ぜ込んだ干し草の繊維が互いに絡まりあって結果的に丈夫な土壁になるから、俺からの要望としてはなるべく繊維の長い草で干し草を作ってもらいたいってぐらいだな」
「あいー。おまかせられー……ふあぁ」
不意に美岬が大あくびをする。
「眠そうだな」
「んー……そっすね、お腹がいっぱいになると眠い定期っす」
「……ああ。腹の皮が張ると目の皮が弛むよな。……眠そうなみさちを見てると俺まで眠くなってきたけど、もうそろそろ土器を焼かなきゃいけないからなー。……俺は今から土器を焼きに行くけど、みさちは眠かったら昼寝しててもいいぞ」
「やー、あたしも行くっすよ。土器焼くの見たいっすし。でも、その作業に区切りがついたら一緒にお昼寝したいなって思ってるっすけど?」
「そうだなぁ……じゃあ土器を熱灰に埋めて火を着けたら、焼き上がるまでちょっと昼寝しようか」
「あは。いいっすね。……ちなみにガクちゃん、シーラカンス釣った時の賭け覚えてるっすか?」
「賭け? ……ああ、釣り勝負で勝った方が相手の膝枕を使えるってあれか」
「正しくはガクちゃんが勝てばあたしの膝枕、あたしが勝てばガクちゃんの腹筋枕を堪能できる権利っす。ということでお昼寝の時にその権利使わせて貰うっすね?」
「お、おう。おけ」
シーラカンスショックのどさくさでうやむやになったと思っていたが覚えていたか。
あとは少量をまず食べてみて特に体調不良とか出なければ、今後は少なくともあの原木に生えているものに限っては安心して食べられるということになる。
とりあえず採ってきたシイタケのほとんどは干し網に並べて吊るして干しシイタケにしよう。今日は曇りだからあまり乾かないだろうし、雨が降りそうになったら拠点にしまわなければならないが、天気さえ良ければ数日で乾く。
干しシイタケにすれば保存性が上がるのはもちろんだが、天日で干すことで旨み成分のグアニール酸が大量に生成されて旨みが増大する。
そしてシイタケのグアニール酸は他の食材に由来する旨み成分との相性がめちゃくちゃいい。魚のイノシン酸、貝のコハク酸、海草のグルタミン酸のどれとも素晴らしい相乗効果を発揮するから、醤油や味噌が使えるようになるまでの数ヶ月間も食事の質でストレスを感じずに済むと思う。
例えば、煮干しとシイタケの出汁でバイ貝やアワビを煮たりなんかしたら凄まじく旨い煮付けになること間違いなしだ。
生シイタケは旨みこそ干しシイタケには及ばないが、それでも元々旨い食用キノコだし、生ならではのグリグリとした歯ごたえとキノコ独特の風味が炒めものにすごく合う。
ここで使える食材なら、燻製魚や穴ダコなんかと一緒に炒めるもアリだし、ハマヒルガオやカメノテや貝も加えてそれに葛粉でとろみをつけて八宝菜みたいにするのもいい。
そんなことを話しながら生シイタケを干し網に並べていると本能に忠実な美岬の腹の虫が鳴き始める。
──ぐぅ……ぐぅぅ……
「もー、昼時にそんな話するからあたしのお腹がすっかりその気になっちゃったじゃないっすかぁ!」
「ははは、おけ。ちょうど昼時だし、毒見を兼ねて生シイタケを少し使って炒めものを作ってみようか。手分けして食材をさっと集めてこよう。みさちはハマヒルガオと葛の若芽を頼む。俺は穴ダコ……は満潮だから無理か。カメノテとムール貝を獲ってこよう」
「あいっ! おまかせられっ!」
そして15分ぐらいで食材を集めてきてさっそく料理にかかる。
ムール貝は足糸を抜き、カメノテは剥き身にして、生シイタケは2個だけ笠をスライスに、ハマヒルガオと葛の若芽は軽く湯通ししてざく切り、燻製魚1匹分をほぐし身にして食材の下処理は完了だ。
食材を大コッヘルでさっと炒め、塩味を利かせた水溶き葛粉を絡めてとろみをつけて完成だ。全体の味は燻製魚によるスモーキーフレーバーが強いので中華風というより西洋風な感じになってしまったが。
もっと中華風に寄せたいなら、燻製魚ではなくエビや燻していない干し貝を使い、塩麹で味をつければだいぶそれっぽくなるんじゃないかな。
「あは。炒めものが日に日にグレードアップしていくっすね」
「楽でまず失敗しないメニューだからな。さあ出来た。食べようか」
お玉で牡蛎皿にトロミのついた炒めものを注ぎ分けて一つを美岬に差し出す。
「わぁ! 美味しそうっす! いただきます!」
「おう。お上がり。今回のメニューはこれだけだが、おかわりはあるからいっぱい食べな」
炒めものはやはり熱々で食べるに限る。はふはふしながら二人で舌鼓を打つ。
「はふはふっ! 燻製とキノコが入ると、炒めものも今までと全然違うっすね」
「はふっ! だな! そしてキノコ旨ぇ。これは完全にシイタケだ」
「……あたし、元々キノコはそんなに好きじゃなかったっすけど、こうして食べてみると美味しいっすね」
「まぁ子供の頃はキノコ嫌いな奴は多いしな。大人になるにつれて味覚が変わってキノコが好きになる場合もあるから、みさちも味覚が大人になってきたんじゃないか?」
「んまぁ! あたしってば知らぬ間に大人の階段登っちゃったみたいな? どう? オトナ女子の新たな魅力感じるっすか?」
「そうだな。好き嫌いせずになんでも食べれるみさちはえらい子よい子だな。イイコイイコしてやろう」
「むきーっ! 完全にお子さま扱いじゃないっすか! でも頭ナデは許します。これはとてもよいものっす。むしろもっとしていいっすよ」
「はいはい。……炒めもののおかわりは?」
「いるっす!」
じゃれ合いながら食事の時間は過ぎていく。けっこうな量があった炒めものはきれいに二人の腹の中に納まり、すっかり満足した。
「はー……満ち足りてしまったっす」
「ほどよい満腹感だな」
「あと、この炊事場の上の屋根がいい感じに落ち着くっすねー」
そう言いながら美岬が作ったばかりの炊事場の屋根を見上げて笑う。
「そうだな。屋根の下にいるってだけでなんとなく安心できるよな」
「これ、今は四つの三脚が柱になってるっすけど、新居の方は柱が立ち木に代わるだけでサイズ感としてはこれと同じぐらいになるんすか?」
「お、よく気づいたな。トライポッドの間隔とか屋根の高さは、新居予定地の四隅の立ち木の間隔とか枝分かれの高さに寄せてるぞ。その方がイメージしやすいし、予行練習にもなるだろ?」
「確かに。一階の炊事場がこれぐらいの広さってことは……だいたい四畳半ぐらいで、この上に同じぐらいの広さの小屋を建てるってことっすね」
「そういうことだな。どうかな?」
「ふふ。二人で暮らすならちょうどいいコンパクトさで良いと思うっすよ」
「よかった。あと、こうして軽く組んでみるとあとどれだけ丸太とかの建材が必要になるか一目で分かるだろ?」
「まだまだ全然足りないってのがよく分かったっす」
「ま、そういうことだ。今後、建材用に集めてきた丸太はここで仮組みしながらストックしていって、十分な数が揃ってから新居造りを一気に進めていくって感じだな。材料さえ揃えばすぐに作れるから」
「了解っす。丸太や葦以外に必要な材料ってあるっすか?」
「そうだなー……土壁用に干し草が大量に必要になるかな」
「あ、それなら干し草はあたしが手空きの時に作っとくっすよー」
「そうしてくれると助かる。泥の中に混ぜ込んだ干し草の繊維が互いに絡まりあって結果的に丈夫な土壁になるから、俺からの要望としてはなるべく繊維の長い草で干し草を作ってもらいたいってぐらいだな」
「あいー。おまかせられー……ふあぁ」
不意に美岬が大あくびをする。
「眠そうだな」
「んー……そっすね、お腹がいっぱいになると眠い定期っす」
「……ああ。腹の皮が張ると目の皮が弛むよな。……眠そうなみさちを見てると俺まで眠くなってきたけど、もうそろそろ土器を焼かなきゃいけないからなー。……俺は今から土器を焼きに行くけど、みさちは眠かったら昼寝しててもいいぞ」
「やー、あたしも行くっすよ。土器焼くの見たいっすし。でも、その作業に区切りがついたら一緒にお昼寝したいなって思ってるっすけど?」
「そうだなぁ……じゃあ土器を熱灰に埋めて火を着けたら、焼き上がるまでちょっと昼寝しようか」
「あは。いいっすね。……ちなみにガクちゃん、シーラカンス釣った時の賭け覚えてるっすか?」
「賭け? ……ああ、釣り勝負で勝った方が相手の膝枕を使えるってあれか」
「正しくはガクちゃんが勝てばあたしの膝枕、あたしが勝てばガクちゃんの腹筋枕を堪能できる権利っす。ということでお昼寝の時にその権利使わせて貰うっすね?」
「お、おう。おけ」
シーラカンスショックのどさくさでうやむやになったと思っていたが覚えていたか。
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