140 / 227
箱庭スローライフ編
第140話 14日目③おっさんはキノコ狩りをする
しおりを挟む
美岬の剥き出しの足にゲートルを巻いたり、虫除けのためにハマゴウを燃やしてその煙を浴びたり……などの藪に入るための準備を整えてから、松がちらほらと生えている平原を箱庭の奥の方に進み、小川沿いのスダジイの林の木の密度が上がってきて森になってきたあたりから森に入り、マザーツリーである“グランドマザー”を目指して進んでいく。
この辺りの森に入るのは6日目にグランドマザーまで到達した日以来となるが、あの時、グランドマザー周辺のスダジイの古木の森の中に、朽ちた倒木に生えているキノコがあったのを覚えている。美岬いわくあれはおそらくシイタケだという話だから、まずはその確認からだな。
遠目からはまるでブロッコリーのように見えるスダジイの木は、葉の密度が非常に高いのでその群生地である森の中に入ると、ほとんど木漏れ日もなく昼間でも鬱蒼と暗い陰樹の森だ。
枯れた大枝が自重で折れて落ちた場所だけ僅かに木漏れ日がスポットのように差したりしている。
これだけ暗いと日照が少なすぎて若木がまったく育たないので、ドングリはたくさん落ちているのに下生えはほとんどなく、大木同士に間隔もあるので原生林なのに案外歩きやすい。
まだ木漏れ日があって明るい林の方が下生えが多くて歩きにくいぐらいだ。
せっかくなのでドングリが固まって落ちているスポットが目についたらざっくりと手で掬い上げてそのまま未選別のまま採集用の袋に入れて持っていく。あとでまとめて水の中に落として浮いた奴を避ければ簡単に選別できるし。
「こういうところにはトリュフはないのかな?」
「んー、そっすね。トリュフはこんな古木じゃなくて若木と共生するキノコっすし、適度な日照も好むんでこういう薄暗いところにはたぶん無いと思うっすよ」
「なるほど。じゃあやっぱりトリュフを探すなら林の方が見つかる可能性は高いんだな」
キノコにも好む生育環境があるってわけだ。
だんだんグランドマザーに近づくにつれ、スダジイの大木が増えてきて、地表も剥き出しになった苔生した根が複雑に絡み合いながら這い回り、そこかしこから湧き出す水によって滑りやすく歩きにくくなってくる。
空気も冷たくしっとりと湿っていて、夏であるにもかかわらず少々肌寒さも感じる。
ちなみにこの辺りまで来ると枯れ木も立派すぎて倒れることができず、立ち枯れたまま苔に覆われて朽ちており、本体から落ちた巨大な枝がまるで倒木のように地面に転がっている。
当初倒木だと思っていたものはどうやら落ちた大枝らしい。
そんなそれだけでそこそこ立派な木ぐらいのサイズのある巨大な枯れ枝が木漏れ日に照らし出されて暗い森に中にスポット的に浮かび上がっており、そこにたくさんのキノコが生えているのが見えてきた。
枯れ枝の周囲だけが明るくなっていて、そこから何本もの若木が上に向かって伸びようとしている。
「お、あれっすね」
「あれだな。近づいて見てみよう」
近づいて観察してみると、キノコの傘の色は焦げ茶色で、軸は白くてしっかりしている。確かにこれだけならシイタケっぽくはあるが、俺にはヒラタケやツキヨタケとの違いも分からない。
「みさち先生、いかがでしょうか? 正直俺にはヒラタケとツキヨタケとの違いも分かりませんが」
「ふふ。いいですよ。ガクト君のために解説してあげましょう」
美岬がクイッと着けてもいないメガネを押し上げる仕草をする。メガネ女教師モードらしい。
「まず、倒木に生える食用キノコとして代表的なものは、シイタケ、ヒラタケ、ナラタケ、クリタケなんかがありますね。ただ、ナラタケやクリタケはシメジみたいに群生するタイプで見た目からしてここに生えているキノコとは全然違うので今回は割愛します。こんな風に枯れた木から1個ずつ生えるキノコの代表格がシイタケとヒラタケの仲間、それとよく似た猛毒のツキヨタケとなります」
「ふむふむ」
「この中で特によく似ているのがヒラタケとツキヨタケで、シイタケはちゃんと特徴さえ頭に入っていれば間違えることはありません」
「ほうほう。してその特徴とは?」
「ずばり、軸があるかどうかです! ヒラタケとツキヨタケは軸がほとんど無くて短い軸で木から生えているので、傘の形も半月型っぽくなります。それに対してシイタケはしっかりした軸があるので、特に木の側面から発生するものは軸がL字型にクイッと曲がったその先に傘ができます。傘の形も若いうちは円形の饅頭型なので分かりやすいっすね。育ってくると傘が大きくなって形も崩れてくるのでヒラタケやツキヨタケに似てくるっすけど、それでも軸があるので見分けられるっすね」
「なるほど。ってか口調が戻ってるぞ」
「いやぁ。あのモードは疲れるんすよねー。とりあえずシイタケの特徴は分かったっすよね?」
「ああ。ここに生えてるのは軸がちゃんとあるからシイタケってことだな」
「スダジイの朽ち木から発生してることとか、色とか大きさとか、総合的に判断してシイタケで間違いないはずっす。……もし、シイタケとすべての条件が一致する毒キノコだったらお手上げっすけど、念のためにパッチテストをしてみます?」
「パッチテスト?」
「このキノコの一部を切り取った試料を腕の内側に貼り付けてしばらく様子をみることっす。無害だったら特に何も起きないっすし、毒だったら皮膚が荒れたりただれたりするのである程度それで毒か無毒か見分けられるっす。ただ、シイタケの場合、稀にアレルギー反応が出ちゃう場合があるんでパッチテストが絶対ってわけじゃないっすけど」
「なるほどパッチテストか。そうだな。とりあえず俺とみさちでそれぞれパッチテストをやってみようか。二人揃ってアレルギーが出るというのはそう無いと思うし、やっぱりキノコは怖いから念には念を入れたい。それで問題ないなら、このシイタケの山はまさに宝の山になるわけだし」
「了解っす。じゃあさっそくやっちゃいましょー」
推定シイタケをナイフで小さく切り、それを左腕の内側に貼り付けて包帯で固定しておく。
これはとりあえずしばらくこのままにしておくとして、とりあえずシイタケの採集は進めていく。パッチテストの結果が駄目だったら捨てればいいだけのことだ。毒キノコの中には触っただけで手がかぶれるようなものもあるということだから、現時点で痒みを全然感じないのならたぶん大丈夫だと思う。
野生のシイタケはサイズや形の個体差が大きく、同じ原木に生えていても本当に同じキノコなのか不安になる。
「みさち、これは全部シイタケなのか? 別の種類のキノコが混じったりはしないのか?」
「んー、とりあえずこんな風にシイタケが次から次に生えている間は別のキノコが生えることはまず無いっすね。シイタケの原木っていうのは、見た目は木なんすけど、中身はシイタケ菌に完全に侵食されちゃってる状態で、言うなればシイタケの本体なんすよね。原木の養分を消費しきっちゃうまではずっとシイタケだけが生え続けるっす。養分を消費しきって原木としての寿命が尽きたらもうシイタケが生えなくなって、シイタケが使わなかった養分を利用する別の菌類が生えることはあり得るっすけど、現状ではシイタケ以外は生えないっすよ」
「そうか。それを聞いて安心した」
「ちなみに、この原木はどこを切り出してもシイタケ菌の塊なんで、この原木の一部を別のスダジイの枯れ木に打ち込めばそこから菌が広がっていって新しい原木になるっすよ。ただ、すぐにシイタケが生え始めるわけじゃなくて、まず菌が新しい原木全体に行き渡るまで待たなきゃいけなくて、それからその原木からもシイタケが生え始めるんで、新しい原木作りには数年単位で時間が必要になるんすよ」
「あ、キノコの原木ってそういうメカニズムだったのか。それは知らなかった。じゃあ、この原木からは仮に全部のシイタケを採ったとしても後からどんどん生えてくるってわけだな」
「そういうことっす」
といってもパッと見でも100個以上は生えているようなので全部採ったりはしないけどな。とりあえず状態のいいやつを選んで採っていくとしよう。
【作者コメント】
ちなみにヒラタケとツキヨタケの見分け方ですが、シイタケに比べるとかなり短い軸を縦に割ってみると、内部がヒラタケは白く、ツキヨタケは赤くなっているので見分けられます。あと若いツキヨタケは暗いところで光ります。それが月に見えることから月夜茸と命名されたようですね。
まあいずれにせよキノコを見分けるのは難しいので素人は手を出さないのが一番です。
ただ、地方の道の駅とかで地物のキノコが売られてて、そこで買ったヒラタケにツキヨタケが混じってて中毒になったって話はたまにあるので、保険として見分け方だけは知っておくのはいいと思います。
この辺りの森に入るのは6日目にグランドマザーまで到達した日以来となるが、あの時、グランドマザー周辺のスダジイの古木の森の中に、朽ちた倒木に生えているキノコがあったのを覚えている。美岬いわくあれはおそらくシイタケだという話だから、まずはその確認からだな。
遠目からはまるでブロッコリーのように見えるスダジイの木は、葉の密度が非常に高いのでその群生地である森の中に入ると、ほとんど木漏れ日もなく昼間でも鬱蒼と暗い陰樹の森だ。
枯れた大枝が自重で折れて落ちた場所だけ僅かに木漏れ日がスポットのように差したりしている。
これだけ暗いと日照が少なすぎて若木がまったく育たないので、ドングリはたくさん落ちているのに下生えはほとんどなく、大木同士に間隔もあるので原生林なのに案外歩きやすい。
まだ木漏れ日があって明るい林の方が下生えが多くて歩きにくいぐらいだ。
せっかくなのでドングリが固まって落ちているスポットが目についたらざっくりと手で掬い上げてそのまま未選別のまま採集用の袋に入れて持っていく。あとでまとめて水の中に落として浮いた奴を避ければ簡単に選別できるし。
「こういうところにはトリュフはないのかな?」
「んー、そっすね。トリュフはこんな古木じゃなくて若木と共生するキノコっすし、適度な日照も好むんでこういう薄暗いところにはたぶん無いと思うっすよ」
「なるほど。じゃあやっぱりトリュフを探すなら林の方が見つかる可能性は高いんだな」
キノコにも好む生育環境があるってわけだ。
だんだんグランドマザーに近づくにつれ、スダジイの大木が増えてきて、地表も剥き出しになった苔生した根が複雑に絡み合いながら這い回り、そこかしこから湧き出す水によって滑りやすく歩きにくくなってくる。
空気も冷たくしっとりと湿っていて、夏であるにもかかわらず少々肌寒さも感じる。
ちなみにこの辺りまで来ると枯れ木も立派すぎて倒れることができず、立ち枯れたまま苔に覆われて朽ちており、本体から落ちた巨大な枝がまるで倒木のように地面に転がっている。
当初倒木だと思っていたものはどうやら落ちた大枝らしい。
そんなそれだけでそこそこ立派な木ぐらいのサイズのある巨大な枯れ枝が木漏れ日に照らし出されて暗い森に中にスポット的に浮かび上がっており、そこにたくさんのキノコが生えているのが見えてきた。
枯れ枝の周囲だけが明るくなっていて、そこから何本もの若木が上に向かって伸びようとしている。
「お、あれっすね」
「あれだな。近づいて見てみよう」
近づいて観察してみると、キノコの傘の色は焦げ茶色で、軸は白くてしっかりしている。確かにこれだけならシイタケっぽくはあるが、俺にはヒラタケやツキヨタケとの違いも分からない。
「みさち先生、いかがでしょうか? 正直俺にはヒラタケとツキヨタケとの違いも分かりませんが」
「ふふ。いいですよ。ガクト君のために解説してあげましょう」
美岬がクイッと着けてもいないメガネを押し上げる仕草をする。メガネ女教師モードらしい。
「まず、倒木に生える食用キノコとして代表的なものは、シイタケ、ヒラタケ、ナラタケ、クリタケなんかがありますね。ただ、ナラタケやクリタケはシメジみたいに群生するタイプで見た目からしてここに生えているキノコとは全然違うので今回は割愛します。こんな風に枯れた木から1個ずつ生えるキノコの代表格がシイタケとヒラタケの仲間、それとよく似た猛毒のツキヨタケとなります」
「ふむふむ」
「この中で特によく似ているのがヒラタケとツキヨタケで、シイタケはちゃんと特徴さえ頭に入っていれば間違えることはありません」
「ほうほう。してその特徴とは?」
「ずばり、軸があるかどうかです! ヒラタケとツキヨタケは軸がほとんど無くて短い軸で木から生えているので、傘の形も半月型っぽくなります。それに対してシイタケはしっかりした軸があるので、特に木の側面から発生するものは軸がL字型にクイッと曲がったその先に傘ができます。傘の形も若いうちは円形の饅頭型なので分かりやすいっすね。育ってくると傘が大きくなって形も崩れてくるのでヒラタケやツキヨタケに似てくるっすけど、それでも軸があるので見分けられるっすね」
「なるほど。ってか口調が戻ってるぞ」
「いやぁ。あのモードは疲れるんすよねー。とりあえずシイタケの特徴は分かったっすよね?」
「ああ。ここに生えてるのは軸がちゃんとあるからシイタケってことだな」
「スダジイの朽ち木から発生してることとか、色とか大きさとか、総合的に判断してシイタケで間違いないはずっす。……もし、シイタケとすべての条件が一致する毒キノコだったらお手上げっすけど、念のためにパッチテストをしてみます?」
「パッチテスト?」
「このキノコの一部を切り取った試料を腕の内側に貼り付けてしばらく様子をみることっす。無害だったら特に何も起きないっすし、毒だったら皮膚が荒れたりただれたりするのである程度それで毒か無毒か見分けられるっす。ただ、シイタケの場合、稀にアレルギー反応が出ちゃう場合があるんでパッチテストが絶対ってわけじゃないっすけど」
「なるほどパッチテストか。そうだな。とりあえず俺とみさちでそれぞれパッチテストをやってみようか。二人揃ってアレルギーが出るというのはそう無いと思うし、やっぱりキノコは怖いから念には念を入れたい。それで問題ないなら、このシイタケの山はまさに宝の山になるわけだし」
「了解っす。じゃあさっそくやっちゃいましょー」
推定シイタケをナイフで小さく切り、それを左腕の内側に貼り付けて包帯で固定しておく。
これはとりあえずしばらくこのままにしておくとして、とりあえずシイタケの採集は進めていく。パッチテストの結果が駄目だったら捨てればいいだけのことだ。毒キノコの中には触っただけで手がかぶれるようなものもあるということだから、現時点で痒みを全然感じないのならたぶん大丈夫だと思う。
野生のシイタケはサイズや形の個体差が大きく、同じ原木に生えていても本当に同じキノコなのか不安になる。
「みさち、これは全部シイタケなのか? 別の種類のキノコが混じったりはしないのか?」
「んー、とりあえずこんな風にシイタケが次から次に生えている間は別のキノコが生えることはまず無いっすね。シイタケの原木っていうのは、見た目は木なんすけど、中身はシイタケ菌に完全に侵食されちゃってる状態で、言うなればシイタケの本体なんすよね。原木の養分を消費しきっちゃうまではずっとシイタケだけが生え続けるっす。養分を消費しきって原木としての寿命が尽きたらもうシイタケが生えなくなって、シイタケが使わなかった養分を利用する別の菌類が生えることはあり得るっすけど、現状ではシイタケ以外は生えないっすよ」
「そうか。それを聞いて安心した」
「ちなみに、この原木はどこを切り出してもシイタケ菌の塊なんで、この原木の一部を別のスダジイの枯れ木に打ち込めばそこから菌が広がっていって新しい原木になるっすよ。ただ、すぐにシイタケが生え始めるわけじゃなくて、まず菌が新しい原木全体に行き渡るまで待たなきゃいけなくて、それからその原木からもシイタケが生え始めるんで、新しい原木作りには数年単位で時間が必要になるんすよ」
「あ、キノコの原木ってそういうメカニズムだったのか。それは知らなかった。じゃあ、この原木からは仮に全部のシイタケを採ったとしても後からどんどん生えてくるってわけだな」
「そういうことっす」
といってもパッと見でも100個以上は生えているようなので全部採ったりはしないけどな。とりあえず状態のいいやつを選んで採っていくとしよう。
【作者コメント】
ちなみにヒラタケとツキヨタケの見分け方ですが、シイタケに比べるとかなり短い軸を縦に割ってみると、内部がヒラタケは白く、ツキヨタケは赤くなっているので見分けられます。あと若いツキヨタケは暗いところで光ります。それが月に見えることから月夜茸と命名されたようですね。
まあいずれにせよキノコを見分けるのは難しいので素人は手を出さないのが一番です。
ただ、地方の道の駅とかで地物のキノコが売られてて、そこで買ったヒラタケにツキヨタケが混じってて中毒になったって話はたまにあるので、保険として見分け方だけは知っておくのはいいと思います。
54
お気に入りに追加
565
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる