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箱庭スローライフ編
第139話 14日目②おっさんは野焼きの準備をする
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朝食を終えてから二人で燻製小屋に行き、戸を開けば、すでに火を消して丸一日が経っているので内部はすっかり冷めていた。
昨日の時点ではまだ熱かった地面に並べて乾燥させていた土器をチェックしてみれば表面に塗った釉薬は完全に乾いている。
「うん。乾燥は十分だな。じゃあ火床で焼いていくとしようか」
「いよいよっすね!」
昨日の時点で燻製小屋近くに直径2㍍ほどのカルデラ状の火床を掘り、中には燃やすための枯れ葉や小枝などを準備してあった。
野焼きで土器を焼く流れはこうだ。まずは火床で枯れ葉や小枝を燃やして熱い灰を準備する。土器をその熱い灰に埋め、その上に薪を組んで火を着け、徐々に火力を上げながらまず1時間ほど蒸し焼きにする。それから灰から土器を掘り出して直火で土器が赤熱するまで焼く。
あとは自然に冷めるのを待てばいい。よほど大きな土器でもなければ冷やす時に特に気を付けなくてもそう割れたりはしない。
そんな作業手順を美岬に説明して情報を共有してから実際に作業を始めていく。
まずは火床の外縁部の壁のそばに土器を並べてから、中央部に固めた枯れ葉と小枝を灰にするために火を着けて燃やし始める。
焚き火から放射状に広がった熱が外縁部の壁で跳ね返されて火床内の温度を上げ、壁のそばに並んでいる土器を温め、内部に残った水分を蒸発させる。
いきなり焼くと土器の内部に残った水分が急激に膨張して破損の原因になるが、このように焚き火本体から離した状態でじんわりと温めて水分を抜いておけば焼成時の破損リスクを下げることができる。
焚き火がしっかりと燃え上がって火力が安定したのを見届け、そのままそれが自然に燃え尽きるまで放置する。とりあえず昼過ぎに本焼きを始めるとして、それまでは別の作業をするとしよう。
燻製小屋では土器の他にも煮干しの乾燥もしていたので、小篭に入れたまま乾燥させていた煮干しを回収する。
「うん。きれいに仕上がってるな」
「おお、見慣れた煮干しになったっすね。ちょっと味見していいっすか?」
「いいよ。俺も味見してみよう」
カチカチに乾いた煮干しを1匹ずつパリパリとかじってみればしっかりとした魚の旨みと内臓由来のわずかな苦味が感じられる。
これはまさしく煮干しだな。良い出汁が出そうだ。
「あは。子供の頃から慣れ親しんだ普通の煮干しの味っすけど、この当たり前の味を食べられるのがなんか嬉しいっすね」
「だな。ここは旨いものは多いが、普通の食べ慣れた味ってのがあまり無いからな。醤油や味噌が出来て、干しシイタケが使えるようになればもっと和食の味に近づけられるけどな」
「じゃあ今から取りに行ってみます? シイタケ」
「んー、そうだな。とりあえず木炭の回収と、醤油麹の手入れだけしてから……ちょっと空いた時間でシイタケ探しに行ってみてもいいな」
燻製小屋の地下ボイラーで木炭作りもしていたわけだが、果たしてうまく木炭になってるかな?
煮干しの小篭は美岬に持たせて、俺は燻製小屋内の火山煙突の上から手を突っ込んでボイラー内に詰め込んでいた木炭を取り出し始める。
煙突真下の最初に手を触れたやつは触った瞬間にボロボロと砕ける感触があったので失敗したかなと思いながら引っ張り出してみれば、上の方は燃えて消し炭っぽくなっていたが、下の方は原形を留めたまま硬く黒光りするしっかりとした木炭になっていた。
「ちょっと燃えちゃってますね」
「うん。まあ煙突真下は空気の通り道だからどうしても火力が上がりすぎて蒸し焼きじゃなくて普通に燃焼しちゃうんだよな。空気の通り道からずれている場所のやつはもうちょっとましだと思うが。どんどん取り出していくぞ」
「あいあい」
次々にボイラーから木炭を取り出していけば、焚き付け口に近い所から煙突真下にかけては燃えてしまっているものもあったが、奥の方は綺麗な炭になっていたから概ね成功といえるだろう。
完成した炭はだいたい3~4kgぐらいはありそうだ。毎回の調理で使ったらすぐに無くなる量だが、普段のかまどでの調理は今まで通り薪を燃やせばいいから木炭はほとんど使わなくていい。せいぜい熾火の火力が下がってきた時に追加で投入して火力を上げるぐらいか。
木炭の利点はすぐに火が着き、煙が少なく火力が高いことだ。だから雨の日に拠点の中で火が使いたい時に重宝すると思われる。
木炭は酸化鉄である赤鉄鉱の還元にも必須だし、火力が高いから製鉄もできるようになる。まあ、製鉄をするにはまだクリアしなくちゃいけない課題もあるからまだすぐには手は出さないが。
燻製はこれからもちょくちょく作るつもりなので、その時についでに木炭も作っておこう。木炭はどれだけあっても困らないしな。
木炭と煮干しを回収して拠点に戻り、昨日から茹でたハマエンドウと煎りジュズダマを砕いて麹と混ぜてビニール袋で発酵中の醤油麹の状態をチェックしてみる。
袋の外から触ってみるとほのかに温かく、発酵前はそぼろ状だったのが今は互いにくっつき合って固まりになっている。
それを袋の外から揉み解して再びそぼろ状に戻し、そのまま発酵を続ける。
発酵が進むにつれて固まりになろうとする醤油麹を定期的に解す作業を『手入れ』というが、これをすることで均一に発酵がまんべんなく進むことになる。
今はまだ豆本来の色が残っているが、十分に発酵すると全体が黄緑色のカビに覆われる。そうなったところで塩水と混ぜ、数ヶ月発酵させれば醤油醪になり、それを搾れば生醤油となる。
「味噌もそうっすけど、ここから数ヶ月が長いっすよね」
「だな。それまでは出汁の組み合わせでなんとかバリエーションを出すしかないな。あとはまあ塩麹ぐらいなら1週間もあれば作れるから、味噌や醤油ができるまでの繋ぎの調味料として塩麹を使うってのはありだと思うぞ」
「おおっ! なるほど、塩麹! 万能調味料って聞いたことはあるっすけど食べたことはないっすね。やっぱり美味しいんすか?」
「ああ。癖がないから何に使っても旨いんだ。……ぶっちゃけ塩味と旨みの濃い甘酒みたいなもんだな」
「……それってあまり美味しそうなイメージ湧かないっす」
「うーん、まあ実物を実際に味見してみないとわからんかもな。とりあえず今仕込んでるこのジュズダマ麹が出来上がったら次は塩麹を作ってみるとしようか」
「そっすね」
醤油麹の袋の手入れをしてから、ジュズダマ麹を仕込んでいる袋も同じように手入れをする。透明なビニール袋なので中の様子がよく分かるが、現時点ではまだ茹でたジュズダマとふやけた米麹にほとんど変化は見られない。
ジュズダマ全体にしっかり麹カビが移って増殖してジュズダマ麹になるまではまだもう何日かかかりそうだな。
【作者コメント】
塩麹は最近スーパーでも手に入るようになりましたが、食材に旨みと塩味をつけることができるなかなか使い勝手のいい調味料ですよ。
使い方が分からないとよく聞きますが、難しいことを考えずに適当に混ぜればいいんです。
例えば肉料理をする時に肉にあらかじめまぶしておくとか、煮込み料理をする時に混ぜたりとか。ハンバーグとかカレーみたいな洋食でもありです。
塩分濃度はあまり濃くないので、それだけで味をつけるというより、隠し味というか味の素みたいな旨み調味料という位置付けで使うのがいいかもです。
たぶん、食べた感想として「お? これ塩麹の味が活きてるね」というのはまずなく、おそらく「お? これなんかいつもより美味しい気がする」って感じになるでしょう。
興味が湧いたらぜひ一度使ってみてください。へぇーと思っていただけたらいいねボタンで応援お願いします。
昨日の時点ではまだ熱かった地面に並べて乾燥させていた土器をチェックしてみれば表面に塗った釉薬は完全に乾いている。
「うん。乾燥は十分だな。じゃあ火床で焼いていくとしようか」
「いよいよっすね!」
昨日の時点で燻製小屋近くに直径2㍍ほどのカルデラ状の火床を掘り、中には燃やすための枯れ葉や小枝などを準備してあった。
野焼きで土器を焼く流れはこうだ。まずは火床で枯れ葉や小枝を燃やして熱い灰を準備する。土器をその熱い灰に埋め、その上に薪を組んで火を着け、徐々に火力を上げながらまず1時間ほど蒸し焼きにする。それから灰から土器を掘り出して直火で土器が赤熱するまで焼く。
あとは自然に冷めるのを待てばいい。よほど大きな土器でもなければ冷やす時に特に気を付けなくてもそう割れたりはしない。
そんな作業手順を美岬に説明して情報を共有してから実際に作業を始めていく。
まずは火床の外縁部の壁のそばに土器を並べてから、中央部に固めた枯れ葉と小枝を灰にするために火を着けて燃やし始める。
焚き火から放射状に広がった熱が外縁部の壁で跳ね返されて火床内の温度を上げ、壁のそばに並んでいる土器を温め、内部に残った水分を蒸発させる。
いきなり焼くと土器の内部に残った水分が急激に膨張して破損の原因になるが、このように焚き火本体から離した状態でじんわりと温めて水分を抜いておけば焼成時の破損リスクを下げることができる。
焚き火がしっかりと燃え上がって火力が安定したのを見届け、そのままそれが自然に燃え尽きるまで放置する。とりあえず昼過ぎに本焼きを始めるとして、それまでは別の作業をするとしよう。
燻製小屋では土器の他にも煮干しの乾燥もしていたので、小篭に入れたまま乾燥させていた煮干しを回収する。
「うん。きれいに仕上がってるな」
「おお、見慣れた煮干しになったっすね。ちょっと味見していいっすか?」
「いいよ。俺も味見してみよう」
カチカチに乾いた煮干しを1匹ずつパリパリとかじってみればしっかりとした魚の旨みと内臓由来のわずかな苦味が感じられる。
これはまさしく煮干しだな。良い出汁が出そうだ。
「あは。子供の頃から慣れ親しんだ普通の煮干しの味っすけど、この当たり前の味を食べられるのがなんか嬉しいっすね」
「だな。ここは旨いものは多いが、普通の食べ慣れた味ってのがあまり無いからな。醤油や味噌が出来て、干しシイタケが使えるようになればもっと和食の味に近づけられるけどな」
「じゃあ今から取りに行ってみます? シイタケ」
「んー、そうだな。とりあえず木炭の回収と、醤油麹の手入れだけしてから……ちょっと空いた時間でシイタケ探しに行ってみてもいいな」
燻製小屋の地下ボイラーで木炭作りもしていたわけだが、果たしてうまく木炭になってるかな?
煮干しの小篭は美岬に持たせて、俺は燻製小屋内の火山煙突の上から手を突っ込んでボイラー内に詰め込んでいた木炭を取り出し始める。
煙突真下の最初に手を触れたやつは触った瞬間にボロボロと砕ける感触があったので失敗したかなと思いながら引っ張り出してみれば、上の方は燃えて消し炭っぽくなっていたが、下の方は原形を留めたまま硬く黒光りするしっかりとした木炭になっていた。
「ちょっと燃えちゃってますね」
「うん。まあ煙突真下は空気の通り道だからどうしても火力が上がりすぎて蒸し焼きじゃなくて普通に燃焼しちゃうんだよな。空気の通り道からずれている場所のやつはもうちょっとましだと思うが。どんどん取り出していくぞ」
「あいあい」
次々にボイラーから木炭を取り出していけば、焚き付け口に近い所から煙突真下にかけては燃えてしまっているものもあったが、奥の方は綺麗な炭になっていたから概ね成功といえるだろう。
完成した炭はだいたい3~4kgぐらいはありそうだ。毎回の調理で使ったらすぐに無くなる量だが、普段のかまどでの調理は今まで通り薪を燃やせばいいから木炭はほとんど使わなくていい。せいぜい熾火の火力が下がってきた時に追加で投入して火力を上げるぐらいか。
木炭の利点はすぐに火が着き、煙が少なく火力が高いことだ。だから雨の日に拠点の中で火が使いたい時に重宝すると思われる。
木炭は酸化鉄である赤鉄鉱の還元にも必須だし、火力が高いから製鉄もできるようになる。まあ、製鉄をするにはまだクリアしなくちゃいけない課題もあるからまだすぐには手は出さないが。
燻製はこれからもちょくちょく作るつもりなので、その時についでに木炭も作っておこう。木炭はどれだけあっても困らないしな。
木炭と煮干しを回収して拠点に戻り、昨日から茹でたハマエンドウと煎りジュズダマを砕いて麹と混ぜてビニール袋で発酵中の醤油麹の状態をチェックしてみる。
袋の外から触ってみるとほのかに温かく、発酵前はそぼろ状だったのが今は互いにくっつき合って固まりになっている。
それを袋の外から揉み解して再びそぼろ状に戻し、そのまま発酵を続ける。
発酵が進むにつれて固まりになろうとする醤油麹を定期的に解す作業を『手入れ』というが、これをすることで均一に発酵がまんべんなく進むことになる。
今はまだ豆本来の色が残っているが、十分に発酵すると全体が黄緑色のカビに覆われる。そうなったところで塩水と混ぜ、数ヶ月発酵させれば醤油醪になり、それを搾れば生醤油となる。
「味噌もそうっすけど、ここから数ヶ月が長いっすよね」
「だな。それまでは出汁の組み合わせでなんとかバリエーションを出すしかないな。あとはまあ塩麹ぐらいなら1週間もあれば作れるから、味噌や醤油ができるまでの繋ぎの調味料として塩麹を使うってのはありだと思うぞ」
「おおっ! なるほど、塩麹! 万能調味料って聞いたことはあるっすけど食べたことはないっすね。やっぱり美味しいんすか?」
「ああ。癖がないから何に使っても旨いんだ。……ぶっちゃけ塩味と旨みの濃い甘酒みたいなもんだな」
「……それってあまり美味しそうなイメージ湧かないっす」
「うーん、まあ実物を実際に味見してみないとわからんかもな。とりあえず今仕込んでるこのジュズダマ麹が出来上がったら次は塩麹を作ってみるとしようか」
「そっすね」
醤油麹の袋の手入れをしてから、ジュズダマ麹を仕込んでいる袋も同じように手入れをする。透明なビニール袋なので中の様子がよく分かるが、現時点ではまだ茹でたジュズダマとふやけた米麹にほとんど変化は見られない。
ジュズダマ全体にしっかり麹カビが移って増殖してジュズダマ麹になるまではまだもう何日かかかりそうだな。
【作者コメント】
塩麹は最近スーパーでも手に入るようになりましたが、食材に旨みと塩味をつけることができるなかなか使い勝手のいい調味料ですよ。
使い方が分からないとよく聞きますが、難しいことを考えずに適当に混ぜればいいんです。
例えば肉料理をする時に肉にあらかじめまぶしておくとか、煮込み料理をする時に混ぜたりとか。ハンバーグとかカレーみたいな洋食でもありです。
塩分濃度はあまり濃くないので、それだけで味をつけるというより、隠し味というか味の素みたいな旨み調味料という位置付けで使うのがいいかもです。
たぶん、食べた感想として「お? これ塩麹の味が活きてるね」というのはまずなく、おそらく「お? これなんかいつもより美味しい気がする」って感じになるでしょう。
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