129 / 225
箱庭スローライフ編
第129話 13日目⑦おっさんは素潜り漁の準備をする
しおりを挟む
殻剥きしてあったジュズダマの残りを全部茹でて、粗熱が取れてから残った麹と混ぜ合わせ、ビニール袋で拠点に仕舞う。何日かすればジュズダマに麹カビが移って発酵してジュズダマ麹ができるだろう。
味噌にしても醤油にしても仕込みにはかなりの量の麹を使う。
美岬が持ち込んだ麹の量は僅かなので味噌や醤油を作ればすぐに無くなってしまう。醤油と味噌以外にも麹は使いたいので、麹を増やすのは重要な課題だ。
ヨーグルトの種菌や生パン種と同じで、新しく出来た麹から種麹を取り分けて増やし、そこからまた種麹を取り分けて……の繰り返しになる。
ただ、ジュズダマは今のところ俺たちの主食でもあるのですべてを麹に回すわけにもいかないし、今回の仕込みで収穫した分は使い切ってしまったのでまた収穫に行かないとな。
そして燻製と味噌の仕込みで塩がだいぶ減ってしまったのでまた作らないと。
「それなら、あたし今からジュズダマ集めと殻剥きやっとくっすよ。ガクさんはその間に塩作りを進めたらいいんじゃないっすか?」
「そうだな。じゃあそうしようか。夕方の干潮まで別行動ってことで」
「あいあい。では、その時までしばしの別れっ!」
何かのネタだろうか、なにやら気取ったセリフとポーズを決めて美岬が空になったジュズダマ用の袋を手に小川の方に去って行ったが、俺にはよく分からなかった。
俺は拠点から断熱シートを出してきて日当たりのいい砂浜に広げ、そこに前回の製塩でも使った製塩用の砂を薄く広げ、汲んできた海水を振り掛けていって2回目の塩作りを始めていく。
この製塩用の砂には前回の塩分がまだ残っているので、前回よりは短い時間で海水を濃縮できると思う。
同時進行で、夕方の素潜り漁のための準備も進めておく。
潮干狩りで捕った貝を入れるための藤の篭はすでにあるが、それを海面に浮かべた状態で獲物を入れられるようにちょっと改造する。海女が素潜り漁をする時に獲物を入れるタライを海面に浮かべているが、それの篭バージョンだな。
台風の時に拾ってそのままなんとなく持っていた漁網用のフロートを篭に固定して浮くようにして、さらに獲物が篭から逃げ出さないように藤を円盤状に編んだ蓋を作って篭に被せ、一ヶ所を繋ぎ合わせて蝶番のように開け閉めが出来るようにする。もちろん蓋が閉まった状態で固定できるように簡単な留め具も作っておく。
ダッフルコートでお馴染みのトグルボタン式の留め具を、削った木片と麻紐で作って篭の口に取り付ければ完成だ。
そしてこれを作りながらふと思ったのは、釣った魚を活かしておくための生け簀もこういうのでいいんじゃないかということだ。
今までは生け簀といえば柵や石垣で囲って魚が逃げられないようにする形で考えていたが、そんな大がかりにせずとも、大きめの蓋付きの篭を作ってその中に魚を入れて沈めておけばそれで十分だよな。作る手間を考えたらその方が絶対楽だし。
よし。今度、そんな感じで生け簀を作ってみよう。
頭の中でそんな算段をしつつ立ち上がり、完成した素潜り漁用の浮き篭を持って砂浜から海に入り、浮き篭がちゃんと水に浮くかテストしてみる。
結果。本体は水中に没し、蓋とフロートが水面にプカプカと浮いているのは予定通りだが、ぎりぎり浮いてる感じなのでもうちょっと浮力がほしいな。これだと獲物をたくさん入れたら重さで沈みそうだ。
さっき採集してきた粘土で陶器の浮き玉を作って浮力を補強すればなんとかなるかな。
今はとりあえずこのまま使うが、課題も見えたので適宜改良しながらだんだん使いやすいものにしていこう。
素潜り漁の準備はとりあえずこれぐらいでいい。魚を突くなら銛なんかも準備するところだが、今回の素潜り漁はあくまで海綿の採集が第一の目的で、他に海底や水中の岩に棲息している貝や海藻が目につけばついでに採集しようかな、という程度だし、魚を捕るのは現状釣りで十分賄えているし。
強い日射しで乾きつつある製塩用の砂に海水を撒き足し、一旦その場を離れて、折り畳みスコップを持って燻製小屋の方に移動する。土器を焼くための火床を準備するためだ。
土の質がしっかりしている場所を選んで、だいたい直径2㍍ぐらいの円形に地面を掘っていく。
出た土は穴の縁に積み上げて叩いて固め、カルデラのような形に整えていく。崖に近いこの辺りは土にけっこう小石が混じっているのでなかなかスコップで掘り進めるのは大変だ。
掘った穴と積み上げた土壁の高低差が30㌢もあれば火床としては十分だろう。
俺が火床を掘っている間に、自分の作業を終わらせた美岬が応援に来てくれたので、燃やすための落ち葉や枯れ枝や枯れ草を集めてもらう。
すでに林とここを何往復かしてくれているので火床のそばには小枝の小山ができている。
「んしょ、んしょ……」
ショルダーバッグをたすき掛けにして、両手いっぱいに小枝を抱えた美岬が戻って来て、小枝をドサッと下ろし、ショルダーバッグに詰まっていた落ち葉や枯れ草もばさばさっと空ける。
「ふいー……」
美岬がシャツの襟をパタパタしながら額の汗を腕で拭う。
「暑い中、何往復もさせて悪かったな。とりあえずこれぐらいあれば十分だと思うぞ」
「あいあい。でもそんなに大した労働じゃないっすよ。それよりガクさん! 落ち葉を集めてたら下からこんなの出てきたんすけど?」
ワクワクを隠しきれない表情で美岬が取り出してきたのは直径5㌢ぐらいの黒い団子状の物体だった。パッと見では泥団子のようにも見える。
「なんだそれ? フンコロガシの団子か?」
「ふっ!? フンコロガシ!? 失敬な! あたしが糞団子を喜んで持ち歩くような女だと思ってるんすか!?」
「すまん。今のは失言だった。でも本当に分からん。なんだそれ?」
「意外っすね。プロの料理人のガクさんなら一発で分かると思ったんすけど。ヒントは、高級食材で豚や犬を使って探すものっす」
そう言われてみて思い浮かぶものは一つ。黒い宝石とも呼ばれるアレだが、そんなまさかな。
「……え? まさかと思うけどトリュフなのか?」
【作者コメント】
和食を支える麹は日本固有のカビの一種で、稲と共生しているので、天然ものは稲穂に付着しているものから捕まえることができます。この作品の初期プロットでは、稲麹から麹菌を捕まえて育てる予定でしたが、それだとあまりにも時間がかかりすぎるのでボツにしたという経緯があります。そもそも初期プロットでは舞台も絶海の孤島ではなく、住民がいなくなって遺棄された近海の無人島で過去の住人が残した家や野生化した農作物を利用するという難易度低めの設定だったのです。
稲麹は無農薬で育てた稲の穂にたまに混じる黒く変色した穀粒──麹玉から分離します。麹玉には麹菌以外にも有害なバッカク菌などの雑菌も多いので分離しないと使えません。
ネットで稲麹を調べると大抵、バッカク菌で危ないから使うな! 無理せず市販麹を使え! という扱いです。ただ、昔の日本ではこれから麹菌を分離して使ってたわけですし、知識として稲麹から麹菌を分離する方法は知っておいてもいいと思うんですよね。流れとしては稲麹から麹菌を育てて、育った麹菌を分離して種菌として使うという二段階です。
バッカク菌を含めた多くの細菌は酸性を好み、アルカリ性では増殖できませんが、麹菌はアルカリ性を好みます。この特性を利用し、炊いた米に木灰をまぶしてアルカリ性にしてから稲麹を混ぜ込んで繁殖させると、麹菌だけが繁殖します。麹菌の別名は黄色麹カビですが、その名の通り、黄緑色のカビが生えるのですぐ分かります。その黄緑色のカビに覆われた米を取り分けて、それを種菌にすればいいというわけです。
へえーと思っていただけたらいいねボタンやコメントで応援いただけると嬉しいです。
味噌にしても醤油にしても仕込みにはかなりの量の麹を使う。
美岬が持ち込んだ麹の量は僅かなので味噌や醤油を作ればすぐに無くなってしまう。醤油と味噌以外にも麹は使いたいので、麹を増やすのは重要な課題だ。
ヨーグルトの種菌や生パン種と同じで、新しく出来た麹から種麹を取り分けて増やし、そこからまた種麹を取り分けて……の繰り返しになる。
ただ、ジュズダマは今のところ俺たちの主食でもあるのですべてを麹に回すわけにもいかないし、今回の仕込みで収穫した分は使い切ってしまったのでまた収穫に行かないとな。
そして燻製と味噌の仕込みで塩がだいぶ減ってしまったのでまた作らないと。
「それなら、あたし今からジュズダマ集めと殻剥きやっとくっすよ。ガクさんはその間に塩作りを進めたらいいんじゃないっすか?」
「そうだな。じゃあそうしようか。夕方の干潮まで別行動ってことで」
「あいあい。では、その時までしばしの別れっ!」
何かのネタだろうか、なにやら気取ったセリフとポーズを決めて美岬が空になったジュズダマ用の袋を手に小川の方に去って行ったが、俺にはよく分からなかった。
俺は拠点から断熱シートを出してきて日当たりのいい砂浜に広げ、そこに前回の製塩でも使った製塩用の砂を薄く広げ、汲んできた海水を振り掛けていって2回目の塩作りを始めていく。
この製塩用の砂には前回の塩分がまだ残っているので、前回よりは短い時間で海水を濃縮できると思う。
同時進行で、夕方の素潜り漁のための準備も進めておく。
潮干狩りで捕った貝を入れるための藤の篭はすでにあるが、それを海面に浮かべた状態で獲物を入れられるようにちょっと改造する。海女が素潜り漁をする時に獲物を入れるタライを海面に浮かべているが、それの篭バージョンだな。
台風の時に拾ってそのままなんとなく持っていた漁網用のフロートを篭に固定して浮くようにして、さらに獲物が篭から逃げ出さないように藤を円盤状に編んだ蓋を作って篭に被せ、一ヶ所を繋ぎ合わせて蝶番のように開け閉めが出来るようにする。もちろん蓋が閉まった状態で固定できるように簡単な留め具も作っておく。
ダッフルコートでお馴染みのトグルボタン式の留め具を、削った木片と麻紐で作って篭の口に取り付ければ完成だ。
そしてこれを作りながらふと思ったのは、釣った魚を活かしておくための生け簀もこういうのでいいんじゃないかということだ。
今までは生け簀といえば柵や石垣で囲って魚が逃げられないようにする形で考えていたが、そんな大がかりにせずとも、大きめの蓋付きの篭を作ってその中に魚を入れて沈めておけばそれで十分だよな。作る手間を考えたらその方が絶対楽だし。
よし。今度、そんな感じで生け簀を作ってみよう。
頭の中でそんな算段をしつつ立ち上がり、完成した素潜り漁用の浮き篭を持って砂浜から海に入り、浮き篭がちゃんと水に浮くかテストしてみる。
結果。本体は水中に没し、蓋とフロートが水面にプカプカと浮いているのは予定通りだが、ぎりぎり浮いてる感じなのでもうちょっと浮力がほしいな。これだと獲物をたくさん入れたら重さで沈みそうだ。
さっき採集してきた粘土で陶器の浮き玉を作って浮力を補強すればなんとかなるかな。
今はとりあえずこのまま使うが、課題も見えたので適宜改良しながらだんだん使いやすいものにしていこう。
素潜り漁の準備はとりあえずこれぐらいでいい。魚を突くなら銛なんかも準備するところだが、今回の素潜り漁はあくまで海綿の採集が第一の目的で、他に海底や水中の岩に棲息している貝や海藻が目につけばついでに採集しようかな、という程度だし、魚を捕るのは現状釣りで十分賄えているし。
強い日射しで乾きつつある製塩用の砂に海水を撒き足し、一旦その場を離れて、折り畳みスコップを持って燻製小屋の方に移動する。土器を焼くための火床を準備するためだ。
土の質がしっかりしている場所を選んで、だいたい直径2㍍ぐらいの円形に地面を掘っていく。
出た土は穴の縁に積み上げて叩いて固め、カルデラのような形に整えていく。崖に近いこの辺りは土にけっこう小石が混じっているのでなかなかスコップで掘り進めるのは大変だ。
掘った穴と積み上げた土壁の高低差が30㌢もあれば火床としては十分だろう。
俺が火床を掘っている間に、自分の作業を終わらせた美岬が応援に来てくれたので、燃やすための落ち葉や枯れ枝や枯れ草を集めてもらう。
すでに林とここを何往復かしてくれているので火床のそばには小枝の小山ができている。
「んしょ、んしょ……」
ショルダーバッグをたすき掛けにして、両手いっぱいに小枝を抱えた美岬が戻って来て、小枝をドサッと下ろし、ショルダーバッグに詰まっていた落ち葉や枯れ草もばさばさっと空ける。
「ふいー……」
美岬がシャツの襟をパタパタしながら額の汗を腕で拭う。
「暑い中、何往復もさせて悪かったな。とりあえずこれぐらいあれば十分だと思うぞ」
「あいあい。でもそんなに大した労働じゃないっすよ。それよりガクさん! 落ち葉を集めてたら下からこんなの出てきたんすけど?」
ワクワクを隠しきれない表情で美岬が取り出してきたのは直径5㌢ぐらいの黒い団子状の物体だった。パッと見では泥団子のようにも見える。
「なんだそれ? フンコロガシの団子か?」
「ふっ!? フンコロガシ!? 失敬な! あたしが糞団子を喜んで持ち歩くような女だと思ってるんすか!?」
「すまん。今のは失言だった。でも本当に分からん。なんだそれ?」
「意外っすね。プロの料理人のガクさんなら一発で分かると思ったんすけど。ヒントは、高級食材で豚や犬を使って探すものっす」
そう言われてみて思い浮かぶものは一つ。黒い宝石とも呼ばれるアレだが、そんなまさかな。
「……え? まさかと思うけどトリュフなのか?」
【作者コメント】
和食を支える麹は日本固有のカビの一種で、稲と共生しているので、天然ものは稲穂に付着しているものから捕まえることができます。この作品の初期プロットでは、稲麹から麹菌を捕まえて育てる予定でしたが、それだとあまりにも時間がかかりすぎるのでボツにしたという経緯があります。そもそも初期プロットでは舞台も絶海の孤島ではなく、住民がいなくなって遺棄された近海の無人島で過去の住人が残した家や野生化した農作物を利用するという難易度低めの設定だったのです。
稲麹は無農薬で育てた稲の穂にたまに混じる黒く変色した穀粒──麹玉から分離します。麹玉には麹菌以外にも有害なバッカク菌などの雑菌も多いので分離しないと使えません。
ネットで稲麹を調べると大抵、バッカク菌で危ないから使うな! 無理せず市販麹を使え! という扱いです。ただ、昔の日本ではこれから麹菌を分離して使ってたわけですし、知識として稲麹から麹菌を分離する方法は知っておいてもいいと思うんですよね。流れとしては稲麹から麹菌を育てて、育った麹菌を分離して種菌として使うという二段階です。
バッカク菌を含めた多くの細菌は酸性を好み、アルカリ性では増殖できませんが、麹菌はアルカリ性を好みます。この特性を利用し、炊いた米に木灰をまぶしてアルカリ性にしてから稲麹を混ぜ込んで繁殖させると、麹菌だけが繁殖します。麹菌の別名は黄色麹カビですが、その名の通り、黄緑色のカビが生えるのですぐ分かります。その黄緑色のカビに覆われた米を取り分けて、それを種菌にすればいいというわけです。
へえーと思っていただけたらいいねボタンやコメントで応援いただけると嬉しいです。
43
お気に入りに追加
531
あなたにおすすめの小説
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
強制無人島生活
デンヒロ
ファンタジー
主人公の名前は高松 真。
修学旅行中に乗っていたクルーズ船が事故に遭い、
救命いかだで脱出するも無人島に漂着してしまう。
更に一緒に流れ着いた者たちに追放された挙げ句に取り残されてしまった。
だが、助けた女の子たちと共に無人島でスローライフな日々を過ごすことに……
果たして彼は無事に日本へ帰ることができるのか?
注意
この作品は作者のモチベーション維持のために少しずつ投稿します。
1話あたり300~1000文字くらいです。
ご了承のほどよろしくお願いします。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる