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箱庭スローライフ編
第112話 12日目②おっさんはシーラカンスの記録をつける
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美岬が着替えを持って小川の方に向かったので、俺は集めてきた葛蔓の処理を始める。
大コッヘルで木灰入りの水を沸かし始め、沸くのを待つ間に葛蔓から葉っぱをむしって仕分けし、トイレットペーパー用とお茶用に分ける。
また、食用にできる柔らかい新芽もちぎって集め、それだけ先に大コッヘルで茹でて取り分けておく。
蔓だけになったものをリース状に巻き、新芽を茹でた後の大コッヘルで柔らかくなるまでじっくり20分ほど茹でていく。
茹で上がりを待つ間にも色々と細かい作業は出来るので、待ち時間を有効に活用する。
薪を作ったり、乾いた葛藁を平たいリボン状に織って真田に加工したり、とやるべきことには事欠かない。
そうこうしているうちに濡れてしっとりした髪をセームタオルで拭きながら美岬が戻ってくる。
「ふいー。さっぱりしたっす。発酵槽の葛も洗い干し終わったっすよ」
「それはよかった。それにしてもいいタイミングで戻ってきたな。そろそろだぞ。せっかくだから手を止めて一緒に見よう」
「ほ? なにがっすか?」
「見てれば分かる」
美岬の丸太椅子を俺の隣に引き寄せて手招きすれば美岬が首を傾げつつも俺の隣にちょこんと腰を下ろす。
そして、箱庭を囲む崖の上に陽が昇り、箱庭の底を朝の陽射しが照らし始める。舞台の幕がさあっと開くかのように、陰っていた箱庭に光で照らされた部分が広がっていき、極彩色に彩られていく。
いつ見てもこの朝陽が射し込んでくる瞬間というのは本当に美しい。朝霧を透過した光の帯がさながら薄いカーテンのように揺らめきながら輝き、地表の露が光を反射して一面に散らばった宝石のようにキラキラしている。ほんの数分で消えてしまうこの刹那的で幻想的ともいえる美しい光景は人工的には決して造り出せない、自然が織り成す美の結晶だ。
「ほわぁ……! すごいっすねぇ!」
「今日みたいによく晴れてて少し朝霧が出ている時だけの光景だな。今までもあったんだが、ちょうど別の作業に気を取られてて見逃したり、美岬が近くにいなくて一緒に見れなかったりしたんだよな」
「はー……陽が昇る瞬間を全然意識してなかったから、まったく気づいてなかったっす。元々綺麗な場所なのに、これはもう神々しさとか荘厳さとか感じるっすね」
「うん。美岬にもこれを見せたいと思ってたんだ」
「一緒に見れて良かったっす。素敵なサプライズだったっす」
「そうか。喜んでもらえてよかった」
そのまま朝霧が消えるまでの短い時間、二人で並んで座って余韻に浸っていた。
茹で上がった葛の蔓を発酵槽に移し終え、いよいよシーラカンスの解体を始めるため、小川に沈めてあったシーラカンスを回収に行く。
「あれ? なんか真っ白になっちゃってるっすよ?」
「本当だな。とりあえず引き上げてみよう」
釣り上げた直後は青みがかった黒っぽい体表だったのが白くなっている。水から引き上げてみればカチカチに死後硬直しており、ワックスをかけた直後の車のように水が弾かれ、水に漬け込んでいたにも関わらず、あっという間に表面の水分がコロコロと丸い水滴になって転がり落ちて無くなってしまった。
50㌢程度なら1人で運べるので、俺が両手で下から持ち上げているが、手がやけにベタつく。
「ははあ。この白いのは多分、体表の粘膜に含まれていた脂が冷えて固まったものだな。ワックス状になってるんだ」
「ほほう。脂が乗ってるんすね」
「食用には適さない脂らしいけどな」
「え? 食べられないんすか? どんな味なのか興味はあったんすけど」
「食べた人間いわく味がしなくて不味いらしい。しかもひどい下痢になるらしい。だからインドネシアの現地語でのシーラカンスの名前は『使えない魚』という意味らしいぞ。それでもよければ食べてみるか?」
「うー……それはいやっすねぇ。でも、それなら解体した後は捨てちゃうんすか?」
「いや。食用には出来なくてもたぶん使い途はあると思うぞ。具体的には脂と軟骨だ」
「ほえ? でも食べれない脂っすよね?」
「脂の使い途は食用だけじゃないさ。前に作った石鹸はもう残り少ないんじゃないか?」
「あっ! 石鹸! 確かに欲しいっす!」
「他にも灯りを点す蝋燭とか、防水処理のためのワックスとかにシーラカンスの脂が使えるんじゃないかと期待してるんだよな」
「なぁるほどっ! 納得っす!」
そんな会話をしながら拠点に戻り、まな板の上にシーラカンスを置く。
「さて、まずはこの体表のワックスを回収してしまおう」
ナイフの背で体表を白く覆っているワックスをこそぎ取っていけば、青みがかった黒い鱗が露になる。回収したワックスはとりあえず小コッヘルに入れておく。
「俺は解体しながらだと手がベタベタになるから美岬が記録をつけていってくれるか?」
「むー、文字だけならいいっすけど、あたし絵は嫌っすよ。しかもこれ、下手すると教科書に載っちゃうレベルの記録っすよね? 画家のガクさんがいるのにあたしの絵なんて無理寄りの無理っす!」
と、絵を描くのは断固拒否されてしまった。
「あー……それなら俺が先に解体前の外見と、書き込み用の大雑把なシルエットを描くからそれに情報を書き込んでいってもらっていいか?」
「それなら大丈夫っす」
というわけで一旦作業を中断して手を綺麗にしてから、ノートにシーラカンスの絵を描くことから始める。
美岬の私物の定規で各部のサイズを計り、解体前の情報を可能な限り記録しておく。俺たちが生還できたら、あるいは俺たちの後にこの島に到達してここの生態系をきちんと調べようとする人間がいるなら、この記録は非常に重要なものになるだろう。
とりあえず解体前のシーラカンスの全体像を精細に描き、それとは別に美岬が解体中の情報を書き込むためのシルエットを描いて美岬に記録係をバトンタッチする。
「おお、やっぱり上手っすねぇ。解剖図の方はシャーペンで薄く描いとくんで後できちんと清書お願いするっす」
「おっけ。じゃあ始めていこうか」
【作者コメント】
シーラカンスに関する描写は想像に頼ってる部分も多いのであまり真に受けないでくださいね。
そういえばジブリの千と千尋の神隠しの冒頭でお父さんが無人の屋台で勝手に飲み食いを始めるシーンで食べてるブヨブヨした謎の料理。あれはジブリの設定ではシーラカンスの胃袋らしいですね。この作中でも再現してみようかなーとも思わんでもなかったのですが、実際には不味くて食えたもんではなさそうなのでやめておきます。
大コッヘルで木灰入りの水を沸かし始め、沸くのを待つ間に葛蔓から葉っぱをむしって仕分けし、トイレットペーパー用とお茶用に分ける。
また、食用にできる柔らかい新芽もちぎって集め、それだけ先に大コッヘルで茹でて取り分けておく。
蔓だけになったものをリース状に巻き、新芽を茹でた後の大コッヘルで柔らかくなるまでじっくり20分ほど茹でていく。
茹で上がりを待つ間にも色々と細かい作業は出来るので、待ち時間を有効に活用する。
薪を作ったり、乾いた葛藁を平たいリボン状に織って真田に加工したり、とやるべきことには事欠かない。
そうこうしているうちに濡れてしっとりした髪をセームタオルで拭きながら美岬が戻ってくる。
「ふいー。さっぱりしたっす。発酵槽の葛も洗い干し終わったっすよ」
「それはよかった。それにしてもいいタイミングで戻ってきたな。そろそろだぞ。せっかくだから手を止めて一緒に見よう」
「ほ? なにがっすか?」
「見てれば分かる」
美岬の丸太椅子を俺の隣に引き寄せて手招きすれば美岬が首を傾げつつも俺の隣にちょこんと腰を下ろす。
そして、箱庭を囲む崖の上に陽が昇り、箱庭の底を朝の陽射しが照らし始める。舞台の幕がさあっと開くかのように、陰っていた箱庭に光で照らされた部分が広がっていき、極彩色に彩られていく。
いつ見てもこの朝陽が射し込んでくる瞬間というのは本当に美しい。朝霧を透過した光の帯がさながら薄いカーテンのように揺らめきながら輝き、地表の露が光を反射して一面に散らばった宝石のようにキラキラしている。ほんの数分で消えてしまうこの刹那的で幻想的ともいえる美しい光景は人工的には決して造り出せない、自然が織り成す美の結晶だ。
「ほわぁ……! すごいっすねぇ!」
「今日みたいによく晴れてて少し朝霧が出ている時だけの光景だな。今までもあったんだが、ちょうど別の作業に気を取られてて見逃したり、美岬が近くにいなくて一緒に見れなかったりしたんだよな」
「はー……陽が昇る瞬間を全然意識してなかったから、まったく気づいてなかったっす。元々綺麗な場所なのに、これはもう神々しさとか荘厳さとか感じるっすね」
「うん。美岬にもこれを見せたいと思ってたんだ」
「一緒に見れて良かったっす。素敵なサプライズだったっす」
「そうか。喜んでもらえてよかった」
そのまま朝霧が消えるまでの短い時間、二人で並んで座って余韻に浸っていた。
茹で上がった葛の蔓を発酵槽に移し終え、いよいよシーラカンスの解体を始めるため、小川に沈めてあったシーラカンスを回収に行く。
「あれ? なんか真っ白になっちゃってるっすよ?」
「本当だな。とりあえず引き上げてみよう」
釣り上げた直後は青みがかった黒っぽい体表だったのが白くなっている。水から引き上げてみればカチカチに死後硬直しており、ワックスをかけた直後の車のように水が弾かれ、水に漬け込んでいたにも関わらず、あっという間に表面の水分がコロコロと丸い水滴になって転がり落ちて無くなってしまった。
50㌢程度なら1人で運べるので、俺が両手で下から持ち上げているが、手がやけにベタつく。
「ははあ。この白いのは多分、体表の粘膜に含まれていた脂が冷えて固まったものだな。ワックス状になってるんだ」
「ほほう。脂が乗ってるんすね」
「食用には適さない脂らしいけどな」
「え? 食べられないんすか? どんな味なのか興味はあったんすけど」
「食べた人間いわく味がしなくて不味いらしい。しかもひどい下痢になるらしい。だからインドネシアの現地語でのシーラカンスの名前は『使えない魚』という意味らしいぞ。それでもよければ食べてみるか?」
「うー……それはいやっすねぇ。でも、それなら解体した後は捨てちゃうんすか?」
「いや。食用には出来なくてもたぶん使い途はあると思うぞ。具体的には脂と軟骨だ」
「ほえ? でも食べれない脂っすよね?」
「脂の使い途は食用だけじゃないさ。前に作った石鹸はもう残り少ないんじゃないか?」
「あっ! 石鹸! 確かに欲しいっす!」
「他にも灯りを点す蝋燭とか、防水処理のためのワックスとかにシーラカンスの脂が使えるんじゃないかと期待してるんだよな」
「なぁるほどっ! 納得っす!」
そんな会話をしながら拠点に戻り、まな板の上にシーラカンスを置く。
「さて、まずはこの体表のワックスを回収してしまおう」
ナイフの背で体表を白く覆っているワックスをこそぎ取っていけば、青みがかった黒い鱗が露になる。回収したワックスはとりあえず小コッヘルに入れておく。
「俺は解体しながらだと手がベタベタになるから美岬が記録をつけていってくれるか?」
「むー、文字だけならいいっすけど、あたし絵は嫌っすよ。しかもこれ、下手すると教科書に載っちゃうレベルの記録っすよね? 画家のガクさんがいるのにあたしの絵なんて無理寄りの無理っす!」
と、絵を描くのは断固拒否されてしまった。
「あー……それなら俺が先に解体前の外見と、書き込み用の大雑把なシルエットを描くからそれに情報を書き込んでいってもらっていいか?」
「それなら大丈夫っす」
というわけで一旦作業を中断して手を綺麗にしてから、ノートにシーラカンスの絵を描くことから始める。
美岬の私物の定規で各部のサイズを計り、解体前の情報を可能な限り記録しておく。俺たちが生還できたら、あるいは俺たちの後にこの島に到達してここの生態系をきちんと調べようとする人間がいるなら、この記録は非常に重要なものになるだろう。
とりあえず解体前のシーラカンスの全体像を精細に描き、それとは別に美岬が解体中の情報を書き込むためのシルエットを描いて美岬に記録係をバトンタッチする。
「おお、やっぱり上手っすねぇ。解剖図の方はシャーペンで薄く描いとくんで後できちんと清書お願いするっす」
「おっけ。じゃあ始めていこうか」
【作者コメント】
シーラカンスに関する描写は想像に頼ってる部分も多いのであまり真に受けないでくださいね。
そういえばジブリの千と千尋の神隠しの冒頭でお父さんが無人の屋台で勝手に飲み食いを始めるシーンで食べてるブヨブヨした謎の料理。あれはジブリの設定ではシーラカンスの胃袋らしいですね。この作中でも再現してみようかなーとも思わんでもなかったのですが、実際には不味くて食えたもんではなさそうなのでやめておきます。
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