46 / 227
箱庭スローライフ編
第46話 6日目②おっさんは雑草を駆除する
しおりを挟む
まずは岩場に寄って用を足してから小川の方に向かう途中、海浜植物ゾーンで薄紫の花を付けた植物が群生しているのを見つけた美岬が歓声を上げる。
「おお、やった! ガクさん、これはハマゴウっすよ。関東より南だとありふれてる海浜植物っすけど、あたしとしては是非とも見つけたかった植物っす!」
美岬に言われてそのハマゴウとやらを観察してみる。
これは浜辺ならどこででもよく見かける植物だが、きちんと観察するのは初めてだ。
地面から縦にまっすぐに伸びた50㌢ぐらいの茎に上から下まで楕円形の裏白の葉がたくさんついていて、茎のてっぺんに房状の小さい薄紫の花がたくさん咲いている。花は房の下から上に順次咲いていくようで、房の下の方はすでに花が散って実になっていて、上の方はまだ蕾が残っている。
この群生の仕方や、葉の付き方はミントとかバジルのようなシソの仲間に似ているな。特にミントのギザギザの葉をつるりとした楕円形にすればかなり近くなりそうだ。
「……んー、この感じからしてシソの仲間か?」
「おぉ、正解っす! シソ科の低木の一種っすよ」
「……草にしか見えんがこれは木なのか?」
「そっすよね。幹が砂の下を這うように伸びて、葉と花実をつけるための枝だけが地面から出て伸びるから草だとよく思われてるっすけど、ハマゴウはれっきとした木っすよ。内陸の方だと普通に低木になるらしいっす。……関東より北ではハマナス、関東以南ではハマゴウが夏の浜を彩る代表的な花なんで、北のハマナス南のハマゴウっていわれることもあるっすね」
「ほーん。ここには両方あるがこういうのは珍しいのか?」
「んーまあ無くはないって程度っすよ。東海以西だとハマナスはまず見ないっすけど、神奈川や静岡ぐらいなら混在してることもあるみたいっす。この島もたぶん緯度的にそれに近いんじゃないっすかね?」
「なるほど。植生からも色々分かるんだな。……で、美岬はこのハマゴウをどうして見つけたかったんだ?」
「あ、そっすね。じゃあ、とりあえず百聞は一見にしかずということで、葉っぱを一枚取って揉んで匂いを嗅いでみてほしいっす」
言われるままに葉を一枚むしって指で揉んで匂いを嗅いでみると、まるで柑橘類のような爽やかな良い香りがした。
「……ほう、これはまた香りがいいな。シソやバジルやミントとも全然違う、柑橘っぽい匂いだ」
「ハマゴウって漢字だと浜の香りと書いて浜香なんすよ。平安時代から親しまれてきた香木の一つで、その香りにはリラックス効果があるのと、燃やすと虫除けにもなるんで乾燥させて粉末にしたものを蚊取り線香の材料に使うこともあるんすよ」
「虫除けかっ! それは確かに欲しいな」
病気を媒介する蚊への対策はサバイバルにおいて非常に優先度の高い案件の一つだ。このありふれた植物がまさかの解決策だったとは。
「それだけじゃなくて、実を乾燥させたものは万荊子っていって、解熱鎮痛剤になるんすよ」
「解熱鎮痛剤! それはめちゃくちゃありがたいな」
「でしょっ! 葛から風邪薬の葛根、ハマダイコンから胃腸薬の萊菔子、ハマゴウから解熱鎮痛剤の万荊子を集めておけばいざという時に役に立つと思うんすよ」
ふんすっと両手を握りしめて力説する美岬の頭に手を置いて撫でる。
「まったくその通りだ。病院が無いこの島で薬があるというのがどれだけ心強いことか」
「へへ、この箱庭にはなにげに薬用植物が揃ってるから助かるっすね」
「いや、俺としてはこういうことをちゃんと勉強してしっかり自分のものにしている美岬のこれまでの努力をまず誉めたいぞ。どんなに有用な漢方薬でも使い方が分からなきゃただの雑草だ。ここにある植物に薬草としての価値を付与したのは美岬の知識だ。誇っていい」
「おおうっ? えへへへ。なんかめっちゃ誉められたっす」
「本当にこれはすごいことだぞ。ハマゴウにしろハマダイコンにしろ浜辺ならどこにでもあるありふれた植物だからな。俺にとってハマダイコンにはただの食材以上の価値はなかったし、ハマゴウなんてどこでも見かける雑草でしかなかったからな。それがどうだ、美岬の話を聞いてからは宝の山にしか見えん」
「あは、それあたしもめっちゃ分かるっす! あたしもただの雑草と思ってた植物がけっこう使える薬草って知ってからはお宝にしか見えないっすからね」
「また有用な植物を見つけたら教えてくれ」
「りょーかいっす!」
満面の笑みの美岬の頭から手を下ろして、近くにあるハマゴウの房から実を一つ摘まみ取る。コルク状の殻に包まれた黒粒胡椒のような種子を見て、なんとなく閃くものがあり、指で潰して舐めてみる。
「……っ!」
かなり苦い。だが、さっきの葉よりもずっと濃厚なスパイシーな香りにやはり、と確信する。これは山椒とよく似ている。香辛料として料理の香り付けに使えば今後の料理の幅が広がることは間違いない。思わず口許がほころぶ。
「え? それそんなに美味しいんすか? ……うっ、苦っ!?」
俺の表情の変化に目ざとく気づいた美岬のハマゴウの実を口に含んで盛大にしかめっ面をする。
「そのまま食うもんじゃない。だが、この香りは香辛料として使えると思ってな。このハマゴウのスパイスとしての可能性に料理人の血が騒いだだけだ」
「うぅ、そっちっすかぁ。そっちはあたしはぜんぜん分からないんで、この香りを料理にどう使うつもりかイメージできないっすけど、でもガクさんが美味しくできるってんなら期待するっすよ」
「おう。まかせとけ。いやーしかし、お互いに得意分野が違うってのは出来ることの幅が広がっていいな」
「それはあたしも思うっす。……あたしのちっぽけな知識が少しでもガクさんの助けになるなら、あたしも自分が足手まといじゃないって思えるっすし」
と、また卑屈なことを言い出した美岬のおでこをツンッと突っつく。
「……おーい、またネガティブ草が生えてきてるぞ」
「あぅ。……この雑草は根が強いんで草むしりしてもまた生えてくるんすよぅ」
「油断も隙もねえな。……いいか、美岬は最初から足手まといなんかじゃなかったからな? 美岬がいたから俺はここまで頑張れたんだし、これからも頑張れるんだ。美岬の農業や漢方の知識は新たな一面ではあるが、俺にとって美岬は最初からずっと頼りになる相棒だったぞ」
「…………うー、もぅ。ガクさんはまたそうやってあたしを喜ばせるんだからっ!」
美岬がドンッと頭から俺の胸にぶつかってきてそのままグリグリと押し付けてくるので頭を撫でてやる。だいぶ改善してきたとはいえ、美岬の否定され続けたことによる自己評価の低さには根深いものがあり、ちょくちょくネガティブが雑草のように芽を出すから見つけ次第引き抜く必要がある。
「本心だからな。ただでさえ俺にはもったいないぐらいの彼女が、農業に加えて漢方薬の知識も豊富とか最高すぎるだろ」
「……………………もう、好きっ!」
美岬が抱えていた洗濯物がバサッと地面に落ち、美岬の両手が俺の背中に回されてしっかりとハグしてくる。どうやら雑草駆除に成功したようだ。俺が美岬の頭を撫でていた手をそのまま背中に回して軽くハグを返してから離せば、美岬も俺の背中に回していた両手をほどいて自分で立ち、照れたように笑う。
しかし次の瞬間、足元に散らばった自分の使用済み下着に気づいて顔を真っ赤にしながら慌てて拾い集めるのだった。
【作者コメント】
作者の地元の三重県伊勢の海にはハマナスは無く、ハマゴウはそこかしこに生えてますね。海でのキャンプやバーベキューの時にはハマゴウを生木のまま燃やして虫除けとして活用してますよ。
楽しんでいただけたら応援していただけると嬉しいです。
「おお、やった! ガクさん、これはハマゴウっすよ。関東より南だとありふれてる海浜植物っすけど、あたしとしては是非とも見つけたかった植物っす!」
美岬に言われてそのハマゴウとやらを観察してみる。
これは浜辺ならどこででもよく見かける植物だが、きちんと観察するのは初めてだ。
地面から縦にまっすぐに伸びた50㌢ぐらいの茎に上から下まで楕円形の裏白の葉がたくさんついていて、茎のてっぺんに房状の小さい薄紫の花がたくさん咲いている。花は房の下から上に順次咲いていくようで、房の下の方はすでに花が散って実になっていて、上の方はまだ蕾が残っている。
この群生の仕方や、葉の付き方はミントとかバジルのようなシソの仲間に似ているな。特にミントのギザギザの葉をつるりとした楕円形にすればかなり近くなりそうだ。
「……んー、この感じからしてシソの仲間か?」
「おぉ、正解っす! シソ科の低木の一種っすよ」
「……草にしか見えんがこれは木なのか?」
「そっすよね。幹が砂の下を這うように伸びて、葉と花実をつけるための枝だけが地面から出て伸びるから草だとよく思われてるっすけど、ハマゴウはれっきとした木っすよ。内陸の方だと普通に低木になるらしいっす。……関東より北ではハマナス、関東以南ではハマゴウが夏の浜を彩る代表的な花なんで、北のハマナス南のハマゴウっていわれることもあるっすね」
「ほーん。ここには両方あるがこういうのは珍しいのか?」
「んーまあ無くはないって程度っすよ。東海以西だとハマナスはまず見ないっすけど、神奈川や静岡ぐらいなら混在してることもあるみたいっす。この島もたぶん緯度的にそれに近いんじゃないっすかね?」
「なるほど。植生からも色々分かるんだな。……で、美岬はこのハマゴウをどうして見つけたかったんだ?」
「あ、そっすね。じゃあ、とりあえず百聞は一見にしかずということで、葉っぱを一枚取って揉んで匂いを嗅いでみてほしいっす」
言われるままに葉を一枚むしって指で揉んで匂いを嗅いでみると、まるで柑橘類のような爽やかな良い香りがした。
「……ほう、これはまた香りがいいな。シソやバジルやミントとも全然違う、柑橘っぽい匂いだ」
「ハマゴウって漢字だと浜の香りと書いて浜香なんすよ。平安時代から親しまれてきた香木の一つで、その香りにはリラックス効果があるのと、燃やすと虫除けにもなるんで乾燥させて粉末にしたものを蚊取り線香の材料に使うこともあるんすよ」
「虫除けかっ! それは確かに欲しいな」
病気を媒介する蚊への対策はサバイバルにおいて非常に優先度の高い案件の一つだ。このありふれた植物がまさかの解決策だったとは。
「それだけじゃなくて、実を乾燥させたものは万荊子っていって、解熱鎮痛剤になるんすよ」
「解熱鎮痛剤! それはめちゃくちゃありがたいな」
「でしょっ! 葛から風邪薬の葛根、ハマダイコンから胃腸薬の萊菔子、ハマゴウから解熱鎮痛剤の万荊子を集めておけばいざという時に役に立つと思うんすよ」
ふんすっと両手を握りしめて力説する美岬の頭に手を置いて撫でる。
「まったくその通りだ。病院が無いこの島で薬があるというのがどれだけ心強いことか」
「へへ、この箱庭にはなにげに薬用植物が揃ってるから助かるっすね」
「いや、俺としてはこういうことをちゃんと勉強してしっかり自分のものにしている美岬のこれまでの努力をまず誉めたいぞ。どんなに有用な漢方薬でも使い方が分からなきゃただの雑草だ。ここにある植物に薬草としての価値を付与したのは美岬の知識だ。誇っていい」
「おおうっ? えへへへ。なんかめっちゃ誉められたっす」
「本当にこれはすごいことだぞ。ハマゴウにしろハマダイコンにしろ浜辺ならどこにでもあるありふれた植物だからな。俺にとってハマダイコンにはただの食材以上の価値はなかったし、ハマゴウなんてどこでも見かける雑草でしかなかったからな。それがどうだ、美岬の話を聞いてからは宝の山にしか見えん」
「あは、それあたしもめっちゃ分かるっす! あたしもただの雑草と思ってた植物がけっこう使える薬草って知ってからはお宝にしか見えないっすからね」
「また有用な植物を見つけたら教えてくれ」
「りょーかいっす!」
満面の笑みの美岬の頭から手を下ろして、近くにあるハマゴウの房から実を一つ摘まみ取る。コルク状の殻に包まれた黒粒胡椒のような種子を見て、なんとなく閃くものがあり、指で潰して舐めてみる。
「……っ!」
かなり苦い。だが、さっきの葉よりもずっと濃厚なスパイシーな香りにやはり、と確信する。これは山椒とよく似ている。香辛料として料理の香り付けに使えば今後の料理の幅が広がることは間違いない。思わず口許がほころぶ。
「え? それそんなに美味しいんすか? ……うっ、苦っ!?」
俺の表情の変化に目ざとく気づいた美岬のハマゴウの実を口に含んで盛大にしかめっ面をする。
「そのまま食うもんじゃない。だが、この香りは香辛料として使えると思ってな。このハマゴウのスパイスとしての可能性に料理人の血が騒いだだけだ」
「うぅ、そっちっすかぁ。そっちはあたしはぜんぜん分からないんで、この香りを料理にどう使うつもりかイメージできないっすけど、でもガクさんが美味しくできるってんなら期待するっすよ」
「おう。まかせとけ。いやーしかし、お互いに得意分野が違うってのは出来ることの幅が広がっていいな」
「それはあたしも思うっす。……あたしのちっぽけな知識が少しでもガクさんの助けになるなら、あたしも自分が足手まといじゃないって思えるっすし」
と、また卑屈なことを言い出した美岬のおでこをツンッと突っつく。
「……おーい、またネガティブ草が生えてきてるぞ」
「あぅ。……この雑草は根が強いんで草むしりしてもまた生えてくるんすよぅ」
「油断も隙もねえな。……いいか、美岬は最初から足手まといなんかじゃなかったからな? 美岬がいたから俺はここまで頑張れたんだし、これからも頑張れるんだ。美岬の農業や漢方の知識は新たな一面ではあるが、俺にとって美岬は最初からずっと頼りになる相棒だったぞ」
「…………うー、もぅ。ガクさんはまたそうやってあたしを喜ばせるんだからっ!」
美岬がドンッと頭から俺の胸にぶつかってきてそのままグリグリと押し付けてくるので頭を撫でてやる。だいぶ改善してきたとはいえ、美岬の否定され続けたことによる自己評価の低さには根深いものがあり、ちょくちょくネガティブが雑草のように芽を出すから見つけ次第引き抜く必要がある。
「本心だからな。ただでさえ俺にはもったいないぐらいの彼女が、農業に加えて漢方薬の知識も豊富とか最高すぎるだろ」
「……………………もう、好きっ!」
美岬が抱えていた洗濯物がバサッと地面に落ち、美岬の両手が俺の背中に回されてしっかりとハグしてくる。どうやら雑草駆除に成功したようだ。俺が美岬の頭を撫でていた手をそのまま背中に回して軽くハグを返してから離せば、美岬も俺の背中に回していた両手をほどいて自分で立ち、照れたように笑う。
しかし次の瞬間、足元に散らばった自分の使用済み下着に気づいて顔を真っ赤にしながら慌てて拾い集めるのだった。
【作者コメント】
作者の地元の三重県伊勢の海にはハマナスは無く、ハマゴウはそこかしこに生えてますね。海でのキャンプやバーベキューの時にはハマゴウを生木のまま燃やして虫除けとして活用してますよ。
楽しんでいただけたら応援していただけると嬉しいです。
138
お気に入りに追加
565
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる