35 / 227
沈没漂流編
第35話 5日目④おっさんは洞窟に進入する
しおりを挟む
簡単なスープとはいえ、やはり温かいものを腹に入れる意味は大きい。ずっと張りつめていた気持ちが緩み、少し心にゆとりができる。
「ほわぁ……あったまるっすね」
「たいして旨いスープでもないのに、なんというか染み渡るな」
「ほー、これがいわゆる五臓六腑に染み渡るという感覚っすかぁ」
ヨコワのジャーキーを薄めた海水で煮出して醤油で味を整えただけの、なんというか優しい味のスープだが、疲れ切った体にはこれぐらいがちょうど良い。
そして半分に割った高カロリー携行食。これはナッツやドライフルーツをキャラメルヌガーで固めた棒状のクッキーという感じだが、高カロリーを売りにしているだけあってとにかく甘い。普通に食べると苦いコーヒーが欲しくなる代物だが、一晩中波しぶきを被り続け、飲み水も含めて塩味ばかり摂取している現状でのこの甘さは究極の贅沢だ。
「はうぅ……甘いっす。美味しいっす~……うぅ」
美岬が小さな携行食を両手で包み込むように大事に持ってチビチビと食べながら泣いている。その気持ちはよーく分かる。よーく分かるのだが、それでも美岬に泣かれるのは非常にいたたまれなくなる。
食べ終わった後も俺の隣でぐすぐすしている美岬の肩に手を回してそっと抱き寄せると、美岬も抵抗せずに寄りかかってくる。そのまま、ほぅ……と大きく息を吐き、じっと動かなくなる。
「……疲れたな」
「……そっすね。疲れたっす。……なんか、ほっとしたら一気に疲れの波がきて……しんどいっす」
「昨日から徹夜で嵐と戦っていたんだからそれは当然だ。いや、本当によく頑張ったな。この場所なら大丈夫だから少し横になって休んだらどうだ?」
「……うん。そうするっす。……ガクさんも一緒にどうっすか?」
「そうだな。休めるうちに休まないとな」
「…………じゃあ、腕まくらしてほしいっす」
「ん、それは構わないが……正直今の俺はかなり汗臭いぞ」
「……ふふっ、それを言っちゃうとあたしも同じっすよ。……その、ガクさんが嫌じゃなきゃお願いしたいっす」
「そうか。……よし来い」
俺は自分の左側にスペースを空けてエアーマットレスに横になり、左腕を広げる。そこにいそいそと寄ってきた美岬は照れくさそうに体を横にしようとして……目を見開いて固まる。この時、俺は岩蔭の奥に背を向け、体の正面は海側に向いていたが、美岬の視線は俺を背後、岩蔭の奥に向いていた。
「が、ガクさん、あれ……」
震える声で岩蔭の奥を指差す美岬。
「いったい何が……っ!?」
俺が寝返りをうって背後に目をやると、岩蔭の奥に光が見えた。
「なんだと!?」
慌てて飛び起きるとそれは見えなくなる。姿勢を低くすると再び見える。どうやらこの先の低くなった天井の陰に隠れて見えなかったようだが、ここはただの岩蔭ではなく、この先に続くトンネル状の洞窟の入り口で、しかも島の内部のどこかに繋がっているようだ。
「まさかここまで目線を下げないと気づかない場所に洞窟の入り口があるなんてな」
「それにこの洞窟、明らかに島の中に繋がってるっすよ」
「ああ、繋がってるな。この洞窟は天井こそ低いが幅はそれなりにありそうだから、このまま筏に乗ったまま入っていけそうだ。それに、干潮のピークを過ぎて潮が満ち始めているから、外海からこの洞窟の奥に向けて潮が流れ始めている。この流れに乗れば奥まで行けそうだぞ」
「ガクさん、行きましょうよ! 島の外周には今のところ上陸出来そうな場所が見当たらなかったんすから、島の中に入れるこのチャンスを逃す手はないっすよ」
「そうだな。……だが一つ気掛かりがある。この潮の流れに乗ってあの明るくなっている出口まで着いて、もしそこが人が通れないくらい狭かったら、俺たちは潮の流れに阻まれて戻ることもできずに恐らく水没する洞窟に閉じこめられることになるぞ」
「うっ! それはヤバいっすね。……あの出口、そんなに小さいっすかね?」
「うーん、暗くて距離がいまいち掴めないからな。ちょっと待て」
俺は腕を洞窟の出口に向けてまっすぐに伸ばし、親指を立てて目線と重ねてサイズを測ってみた。ここから見える出口の高さは親指の爪の半分ぐらいだ。
このまっすぐに伸ばした腕の親指の爪サイズというのはおおよそ50㍍先に立っている人間と同じ大きさになる。つまりこの洞窟の長さが仮に50㍍だとすれば、爪半分の高さに見えている出口は立った人間の半分の高さであるおおよそ80~90㌢ぐらいはあるということになる。洞窟が50㍍より長ければ出口はもっと大きくなるし、短ければ小さくなる。
とはいえ、俺たちがくぐり抜けるだけならその半分の40㌢もあれば十分だと思うので、つまり逆算してこの洞窟の長さが25㍍以上あるならば、見えているあの出口をくぐり抜けられるということだ。
それより短かった場合は出口を通れない可能性はあるが、それでもまぁ25㍍以内なら大した距離じゃないから、なんとか流れに逆らって筏を漕いで戻ってこれるだろう。
「……んー、これなら奥行きが25㍍以上あるなら通り抜けれそうだな」
「ちょ、ガクさん、それどうやって計算したんすか?」
「これか? これは離れた場所に立っている人間がだいたい何㍍先にいるかを大雑把に測る方法……の応用だが、口だけではちょっと説明しづらいから今度ちゃんと教えてやるよ。とりあえず、この洞窟が25㍍以上あれば出口に十分な広さがあるから向こう側に出られるし、それより短くて向こう側に出られないとしてもせいぜい25㍍ぐらいなら潮が満ちて閉じこめられる前に戻って来れるだろうってことだ」
「なるほど。じゃあ善は急げっすね」
「そうだな。とりあえず進んでみるか。あ、その前に」
自分の荷物からLEDライトを取り出して灯し、それから筏をこの場所に繋いでいた錨綱をほどけば、洞窟の奥に向かって流れる潮流がゆっくりと筏を押し流し始める。
「そこの低くなっている天井に頭をぶつけないようにな」
「はーい」
筏にうつ伏せになって低くなっている天井の下をくぐり抜けて洞窟内に侵入すると、洞窟内部は意外と広くなっていることに気づく。
ライトで照らしてみれば、天井が海面からおよそ1.5㍍ほどの高さで横幅は3㍍ほどのほぼ真っ直ぐなトンネルになっているようだ。鍾乳洞ならもっとぐねぐねと曲がりくねり、内部もゴツゴツしているものだが、この洞窟は岩壁がなめらかになっている。
「この感じからして、これは火山活動時の溶岩道が毎日の潮の満ち引きで浸食されて拡張されてこの形になった海蝕洞かもしれないな」
「あー、じゃあこの先にあるのはマグマ溜まりっすか?」
「水が入っている以上、あくまで元マグマ溜まりってことになるだろうけどな。側火山の火口だったはずの場所が周囲とほぼ見分けがつかないぐらいに波に浸食されて崖に一体化していることを考えると噴火があったのは本当に地質学レベルでの太古の話になるだろうし」
「……あの入り江の周りに立ち並んでた岩が側火山の名残っすか」
「たぶんな。……さて、だいたいここまでで入り口から25㍍ぐらい来たが、まだまだ先はありそうだな」
「とりあえず反対側に抜けられそうなのは確定っすね」
「さて、どんな感じになってるかな。明るくなっているってことは地底湖ではないと思うが」
オールで時々姿勢制御をしながら洞窟の中を潮流に乗って進んで行くうちに洞窟はどんどん広くなってきた。洞窟そのものの長さは結局100㍍近くあり、出口は俺の身長よりも高い。
出口が近づくにつれ、その先がだんだん明らかになってきたが、出口の先は小雨の降りしきる穏やかな湾になっていて、上陸出来そうな浜も見えてきた。
「なんか良さげじゃないっすか?」
「ああ。これなら上陸は出来るな。風も波も穏やかで良い感じだ」
そして俺たちの筏はついに洞窟を抜けて島の内側の湾に進入したのだった。
【作者コメント】
腕をまっすぐに伸ばした状態からサムズアップして、離れた所に立っている人間の大きさと親指のサイズを比較することでおおよその距離を測る方法はかなり昔から活用されてきました。主に歩兵同士がマスケット銃で撃ち合うような戦場で。蛇足ながらイギリスの近衛兵のあの黒くてでっかい帽子は背を大きく見せて敵からの目測距離を狂わせる目的のものです。銃の射程と速射性の向上に伴い、ただの目立つ的になったので廃れましたが戦列歩兵時代にはそれなりに有効だったようです。
「ほわぁ……あったまるっすね」
「たいして旨いスープでもないのに、なんというか染み渡るな」
「ほー、これがいわゆる五臓六腑に染み渡るという感覚っすかぁ」
ヨコワのジャーキーを薄めた海水で煮出して醤油で味を整えただけの、なんというか優しい味のスープだが、疲れ切った体にはこれぐらいがちょうど良い。
そして半分に割った高カロリー携行食。これはナッツやドライフルーツをキャラメルヌガーで固めた棒状のクッキーという感じだが、高カロリーを売りにしているだけあってとにかく甘い。普通に食べると苦いコーヒーが欲しくなる代物だが、一晩中波しぶきを被り続け、飲み水も含めて塩味ばかり摂取している現状でのこの甘さは究極の贅沢だ。
「はうぅ……甘いっす。美味しいっす~……うぅ」
美岬が小さな携行食を両手で包み込むように大事に持ってチビチビと食べながら泣いている。その気持ちはよーく分かる。よーく分かるのだが、それでも美岬に泣かれるのは非常にいたたまれなくなる。
食べ終わった後も俺の隣でぐすぐすしている美岬の肩に手を回してそっと抱き寄せると、美岬も抵抗せずに寄りかかってくる。そのまま、ほぅ……と大きく息を吐き、じっと動かなくなる。
「……疲れたな」
「……そっすね。疲れたっす。……なんか、ほっとしたら一気に疲れの波がきて……しんどいっす」
「昨日から徹夜で嵐と戦っていたんだからそれは当然だ。いや、本当によく頑張ったな。この場所なら大丈夫だから少し横になって休んだらどうだ?」
「……うん。そうするっす。……ガクさんも一緒にどうっすか?」
「そうだな。休めるうちに休まないとな」
「…………じゃあ、腕まくらしてほしいっす」
「ん、それは構わないが……正直今の俺はかなり汗臭いぞ」
「……ふふっ、それを言っちゃうとあたしも同じっすよ。……その、ガクさんが嫌じゃなきゃお願いしたいっす」
「そうか。……よし来い」
俺は自分の左側にスペースを空けてエアーマットレスに横になり、左腕を広げる。そこにいそいそと寄ってきた美岬は照れくさそうに体を横にしようとして……目を見開いて固まる。この時、俺は岩蔭の奥に背を向け、体の正面は海側に向いていたが、美岬の視線は俺を背後、岩蔭の奥に向いていた。
「が、ガクさん、あれ……」
震える声で岩蔭の奥を指差す美岬。
「いったい何が……っ!?」
俺が寝返りをうって背後に目をやると、岩蔭の奥に光が見えた。
「なんだと!?」
慌てて飛び起きるとそれは見えなくなる。姿勢を低くすると再び見える。どうやらこの先の低くなった天井の陰に隠れて見えなかったようだが、ここはただの岩蔭ではなく、この先に続くトンネル状の洞窟の入り口で、しかも島の内部のどこかに繋がっているようだ。
「まさかここまで目線を下げないと気づかない場所に洞窟の入り口があるなんてな」
「それにこの洞窟、明らかに島の中に繋がってるっすよ」
「ああ、繋がってるな。この洞窟は天井こそ低いが幅はそれなりにありそうだから、このまま筏に乗ったまま入っていけそうだ。それに、干潮のピークを過ぎて潮が満ち始めているから、外海からこの洞窟の奥に向けて潮が流れ始めている。この流れに乗れば奥まで行けそうだぞ」
「ガクさん、行きましょうよ! 島の外周には今のところ上陸出来そうな場所が見当たらなかったんすから、島の中に入れるこのチャンスを逃す手はないっすよ」
「そうだな。……だが一つ気掛かりがある。この潮の流れに乗ってあの明るくなっている出口まで着いて、もしそこが人が通れないくらい狭かったら、俺たちは潮の流れに阻まれて戻ることもできずに恐らく水没する洞窟に閉じこめられることになるぞ」
「うっ! それはヤバいっすね。……あの出口、そんなに小さいっすかね?」
「うーん、暗くて距離がいまいち掴めないからな。ちょっと待て」
俺は腕を洞窟の出口に向けてまっすぐに伸ばし、親指を立てて目線と重ねてサイズを測ってみた。ここから見える出口の高さは親指の爪の半分ぐらいだ。
このまっすぐに伸ばした腕の親指の爪サイズというのはおおよそ50㍍先に立っている人間と同じ大きさになる。つまりこの洞窟の長さが仮に50㍍だとすれば、爪半分の高さに見えている出口は立った人間の半分の高さであるおおよそ80~90㌢ぐらいはあるということになる。洞窟が50㍍より長ければ出口はもっと大きくなるし、短ければ小さくなる。
とはいえ、俺たちがくぐり抜けるだけならその半分の40㌢もあれば十分だと思うので、つまり逆算してこの洞窟の長さが25㍍以上あるならば、見えているあの出口をくぐり抜けられるということだ。
それより短かった場合は出口を通れない可能性はあるが、それでもまぁ25㍍以内なら大した距離じゃないから、なんとか流れに逆らって筏を漕いで戻ってこれるだろう。
「……んー、これなら奥行きが25㍍以上あるなら通り抜けれそうだな」
「ちょ、ガクさん、それどうやって計算したんすか?」
「これか? これは離れた場所に立っている人間がだいたい何㍍先にいるかを大雑把に測る方法……の応用だが、口だけではちょっと説明しづらいから今度ちゃんと教えてやるよ。とりあえず、この洞窟が25㍍以上あれば出口に十分な広さがあるから向こう側に出られるし、それより短くて向こう側に出られないとしてもせいぜい25㍍ぐらいなら潮が満ちて閉じこめられる前に戻って来れるだろうってことだ」
「なるほど。じゃあ善は急げっすね」
「そうだな。とりあえず進んでみるか。あ、その前に」
自分の荷物からLEDライトを取り出して灯し、それから筏をこの場所に繋いでいた錨綱をほどけば、洞窟の奥に向かって流れる潮流がゆっくりと筏を押し流し始める。
「そこの低くなっている天井に頭をぶつけないようにな」
「はーい」
筏にうつ伏せになって低くなっている天井の下をくぐり抜けて洞窟内に侵入すると、洞窟内部は意外と広くなっていることに気づく。
ライトで照らしてみれば、天井が海面からおよそ1.5㍍ほどの高さで横幅は3㍍ほどのほぼ真っ直ぐなトンネルになっているようだ。鍾乳洞ならもっとぐねぐねと曲がりくねり、内部もゴツゴツしているものだが、この洞窟は岩壁がなめらかになっている。
「この感じからして、これは火山活動時の溶岩道が毎日の潮の満ち引きで浸食されて拡張されてこの形になった海蝕洞かもしれないな」
「あー、じゃあこの先にあるのはマグマ溜まりっすか?」
「水が入っている以上、あくまで元マグマ溜まりってことになるだろうけどな。側火山の火口だったはずの場所が周囲とほぼ見分けがつかないぐらいに波に浸食されて崖に一体化していることを考えると噴火があったのは本当に地質学レベルでの太古の話になるだろうし」
「……あの入り江の周りに立ち並んでた岩が側火山の名残っすか」
「たぶんな。……さて、だいたいここまでで入り口から25㍍ぐらい来たが、まだまだ先はありそうだな」
「とりあえず反対側に抜けられそうなのは確定っすね」
「さて、どんな感じになってるかな。明るくなっているってことは地底湖ではないと思うが」
オールで時々姿勢制御をしながら洞窟の中を潮流に乗って進んで行くうちに洞窟はどんどん広くなってきた。洞窟そのものの長さは結局100㍍近くあり、出口は俺の身長よりも高い。
出口が近づくにつれ、その先がだんだん明らかになってきたが、出口の先は小雨の降りしきる穏やかな湾になっていて、上陸出来そうな浜も見えてきた。
「なんか良さげじゃないっすか?」
「ああ。これなら上陸は出来るな。風も波も穏やかで良い感じだ」
そして俺たちの筏はついに洞窟を抜けて島の内側の湾に進入したのだった。
【作者コメント】
腕をまっすぐに伸ばした状態からサムズアップして、離れた所に立っている人間の大きさと親指のサイズを比較することでおおよその距離を測る方法はかなり昔から活用されてきました。主に歩兵同士がマスケット銃で撃ち合うような戦場で。蛇足ながらイギリスの近衛兵のあの黒くてでっかい帽子は背を大きく見せて敵からの目測距離を狂わせる目的のものです。銃の射程と速射性の向上に伴い、ただの目立つ的になったので廃れましたが戦列歩兵時代にはそれなりに有効だったようです。
150
お気に入りに追加
565
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる