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沈没漂流編
第21話 4日目①おっさんはJKを死なせてしまい、後悔で打ちのめされる
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筏が大きく揺れて目を覚ます。やはり台風が近づいているようだ。海のうねりが昨日よりも大きくなっている。まだ荒れ模様というほどではないが、小さな筏は上がったり下がったり傾いたりしている。
美岬はもう起きているのか、と隣に目をやれば、そこに彼女の姿はなかった。
『…………?』
起き出してトイレにでも行っているのか? と首を巡らしてみるも姿が見えない。嫌な予感にぞわりと背筋が寒くなる。
『…………!? 嘘だろ? まさか!?』
身を起こして見回してみても美岬の姿が無い。彼女が枕にしていたスポーツバッグはそのままそこにあるのに、美岬だけがいなくなっていた。
うねりで筏が傾いた拍子に海に転がり落ちてしまったのか!? だとしたらいったいいつ?
『美岬! どこだ? どこにいる?』
筏の周囲の海上を見回しても美岬の姿は見当たらない。一面の曇り空と鉛色の海がどこまでも広がっているだけで、待っても浮かび上がってくる様子もない。
昨晩、俺の手を包み込んでくれていたあの温かな手がまるで嘘みたいに、あまりにも呆気なく美岬はいなくなってしまっていた。
『嘘……だろ……』
あまりの喪失感と絶望で身体中から力が抜けてしまう。
何も持たずにこの筏から大海原に放り出された美岬が生き延びられる可能性はまずない。
例えとっさに昨日の着衣水泳を実践できていたとしても、それは助けてもらえるのが大前提だし、そもそも冷静に着衣水泳ができているなら筏にだってすぐに戻れるし、俺に助けを求めることもできたはずだ。
それが無く、今も目に見える範囲内に姿が見えないということは、おそらく眠ったまま落水して、そのままパニックになり、何が起きているのかもわからないまま助けを求めることもできずに溺れてしまったということなのだろう。
なぜこの可能性を想定していなかったのか、と過去の自分を殴りたくなる。せめて命綱だけでもつけていれば、美岬をむざむざと死なせることになんかならなかったのに。俺の認識の甘さが美岬を死なせてしまったのだ。
筏に一人残された俺はといえば、筏の上で食料も水も道具もあり、美岬の持ち物まである。俺一人ならむしろ生き残りやすくなったともいえる状況だが、そんなことを俺は望んでいない! 俺は例え自分がどんな犠牲を払ってでも美岬を生き残らせたかったんだ。
美岬をみすみす死なせて、その死を利用するような形で俺だけがおめおめと生き延びるなんて耐えられない。
くそっ、なんで逆じゃなかったのか。もし、今からでも俺の命と引き換えに美岬を助けられるなら、俺は喜んでそうするのに。
『美岬……なんでこんなに呆気なく……』
妹が死んだ時に俺の心はバラバラに砕けたように感じた。俺にとって妹は家族の最後の一人、そして俺にとって最後の大切な人間だった。だからあれほどの悲しみはもう二度と経験することはないだろうと思っていた。
それなのに、心の準備さえできなかった美岬の死に、俺は自分の肢体が引きちぎられるかのような痛みと喪失感で打ちのめされていた。
見知らぬ他人だったら、こんなにダメージは受けなかった。
たったの三日で、俺の中で美岬はこんなにも大きな存在になってしまっていたのだ、と気づくがもう遅い。
美岬は死んでしまった。俺は再び独りぼっちになってしまった。
生きたいと強い決意を抱いていた美岬。お腹を鳴らしてへんにょりと情けない顔をしていた美岬。ヨコワを食べて蕩けた笑顔を見せていた美岬。俺の膝にすがって子供みたいに泣いていた美岬。素直に甘えるようになってきた美岬。
この三日間、美岬はずっと俺の側にいた。俺は美岬を助けているつもりだったが、むしろ逆に美岬の存在に俺は支えられていたんだ。
こみ上げる悲しみに堪えられずに俺は慟哭した。
「みさきぃぃぃぃ!」
「……さん、ガクさん、大丈夫っすか?」
目を開くとそこには心配そうに俺を覗きこむ美岬の顔があった。
「…………」
何が起きたのか分からずに完全にフリーズしてしまった俺に、ますます心配そうに眉を八の字にした美岬が言う。
「……ガクさん、大丈夫っすか? めっちゃうなされてたんすよ? 妹さんを亡くした時の夢を見ちゃったんすか?」
「…………」
俺は恐る恐る美岬に手を伸ばし、その頬に触れる。ふにっとした柔らかい感触と温かさが伝わってくる。
そのまま手を美岬の頭の後ろに回して引き寄せると、美岬が体勢を崩して俺に倒れこんでくる。
「ひゃっ!? が、ガクさん! 寝ぼけてんすか!? いきなり何を……」
俺の胸に掛かる確かな重みに、ようやく俺はこれが夢じゃないと理解した。
「……すまん。もう少し、もう少しだけこのままでいさせてくれ」
「や、それは別に……いいっすけど」
強張っていた美岬の身体から力が抜け、俺はその背中に両手を回してしっかりと抱き締める。夢とはいえ一度は死んだと思って絶望した美岬が生きているということを確かに実感して、俺は感情を抑えることが出来なかった。
「美岬……本当に良かった……」
「ふえっ? ……え? ガクさん泣いてるんすか?」
「ははは、情けないところを見せちまったな。これより下は無いってぐらいの最低の悪夢だったからホッとしてつい、な」
「……えっと、あたしにはこれぐらいしかできないっすけど、ガクさんの気持ちが落ち着くなら……」
美岬がそろそろと俺の背中に手を回して抱き締め返してくれる。その優しさと温もりが嬉しくて、俺はあの悪夢を絶対に現実にしないと決意を新たにするのだった。
だが、考えようによってはあの悪夢を見て良かったといえるかもしれない。ある意味あの夢は最悪の状態のシミュレーションになったからだ。何かの拍子に美岬が海に転がり落ちて、俺がすぐに助けられなかったらあれと同じ状況になることは十分にありうる。あの夢は俺が気づいていなかったリスクに気づかせてくれたのだ。
そして、美岬を死なせてしまったら俺がどれほどのダメージを受けることになるかも思い知った。美岬が死んだと思った瞬間のあの身を引き裂かれるような悲しみと絶望と後悔は正直筆舌に尽くしがたいものだった。あの瞬間、俺は確かに死にたいとまで思った。
失って初めてその大切さに気づくというのはよくある話だが、失う前に気づくことができたのは本当に幸いだった。俺の腕の中にいるこの少女が俺にとってどれほど掛け替えのない存在なのか気づけて良かった。
【作者コメント】
とりあえずスイマセンとまず謝っておきます。夢オチって卑怯ですよね。分かってます。でも、ヒロインをここで本当に死なせるわけにはいかなかったので、いやほんとスイマセン。
夢オチが許されるのは1回だけだと思っておりますのでもうしません。そして、その1回こっきりの夢オチという爆弾を投下する以上、物語のターニングポイントにすべきだとも思っておりますので次話、乞うご期待!
美岬はもう起きているのか、と隣に目をやれば、そこに彼女の姿はなかった。
『…………?』
起き出してトイレにでも行っているのか? と首を巡らしてみるも姿が見えない。嫌な予感にぞわりと背筋が寒くなる。
『…………!? 嘘だろ? まさか!?』
身を起こして見回してみても美岬の姿が無い。彼女が枕にしていたスポーツバッグはそのままそこにあるのに、美岬だけがいなくなっていた。
うねりで筏が傾いた拍子に海に転がり落ちてしまったのか!? だとしたらいったいいつ?
『美岬! どこだ? どこにいる?』
筏の周囲の海上を見回しても美岬の姿は見当たらない。一面の曇り空と鉛色の海がどこまでも広がっているだけで、待っても浮かび上がってくる様子もない。
昨晩、俺の手を包み込んでくれていたあの温かな手がまるで嘘みたいに、あまりにも呆気なく美岬はいなくなってしまっていた。
『嘘……だろ……』
あまりの喪失感と絶望で身体中から力が抜けてしまう。
何も持たずにこの筏から大海原に放り出された美岬が生き延びられる可能性はまずない。
例えとっさに昨日の着衣水泳を実践できていたとしても、それは助けてもらえるのが大前提だし、そもそも冷静に着衣水泳ができているなら筏にだってすぐに戻れるし、俺に助けを求めることもできたはずだ。
それが無く、今も目に見える範囲内に姿が見えないということは、おそらく眠ったまま落水して、そのままパニックになり、何が起きているのかもわからないまま助けを求めることもできずに溺れてしまったということなのだろう。
なぜこの可能性を想定していなかったのか、と過去の自分を殴りたくなる。せめて命綱だけでもつけていれば、美岬をむざむざと死なせることになんかならなかったのに。俺の認識の甘さが美岬を死なせてしまったのだ。
筏に一人残された俺はといえば、筏の上で食料も水も道具もあり、美岬の持ち物まである。俺一人ならむしろ生き残りやすくなったともいえる状況だが、そんなことを俺は望んでいない! 俺は例え自分がどんな犠牲を払ってでも美岬を生き残らせたかったんだ。
美岬をみすみす死なせて、その死を利用するような形で俺だけがおめおめと生き延びるなんて耐えられない。
くそっ、なんで逆じゃなかったのか。もし、今からでも俺の命と引き換えに美岬を助けられるなら、俺は喜んでそうするのに。
『美岬……なんでこんなに呆気なく……』
妹が死んだ時に俺の心はバラバラに砕けたように感じた。俺にとって妹は家族の最後の一人、そして俺にとって最後の大切な人間だった。だからあれほどの悲しみはもう二度と経験することはないだろうと思っていた。
それなのに、心の準備さえできなかった美岬の死に、俺は自分の肢体が引きちぎられるかのような痛みと喪失感で打ちのめされていた。
見知らぬ他人だったら、こんなにダメージは受けなかった。
たったの三日で、俺の中で美岬はこんなにも大きな存在になってしまっていたのだ、と気づくがもう遅い。
美岬は死んでしまった。俺は再び独りぼっちになってしまった。
生きたいと強い決意を抱いていた美岬。お腹を鳴らしてへんにょりと情けない顔をしていた美岬。ヨコワを食べて蕩けた笑顔を見せていた美岬。俺の膝にすがって子供みたいに泣いていた美岬。素直に甘えるようになってきた美岬。
この三日間、美岬はずっと俺の側にいた。俺は美岬を助けているつもりだったが、むしろ逆に美岬の存在に俺は支えられていたんだ。
こみ上げる悲しみに堪えられずに俺は慟哭した。
「みさきぃぃぃぃ!」
「……さん、ガクさん、大丈夫っすか?」
目を開くとそこには心配そうに俺を覗きこむ美岬の顔があった。
「…………」
何が起きたのか分からずに完全にフリーズしてしまった俺に、ますます心配そうに眉を八の字にした美岬が言う。
「……ガクさん、大丈夫っすか? めっちゃうなされてたんすよ? 妹さんを亡くした時の夢を見ちゃったんすか?」
「…………」
俺は恐る恐る美岬に手を伸ばし、その頬に触れる。ふにっとした柔らかい感触と温かさが伝わってくる。
そのまま手を美岬の頭の後ろに回して引き寄せると、美岬が体勢を崩して俺に倒れこんでくる。
「ひゃっ!? が、ガクさん! 寝ぼけてんすか!? いきなり何を……」
俺の胸に掛かる確かな重みに、ようやく俺はこれが夢じゃないと理解した。
「……すまん。もう少し、もう少しだけこのままでいさせてくれ」
「や、それは別に……いいっすけど」
強張っていた美岬の身体から力が抜け、俺はその背中に両手を回してしっかりと抱き締める。夢とはいえ一度は死んだと思って絶望した美岬が生きているということを確かに実感して、俺は感情を抑えることが出来なかった。
「美岬……本当に良かった……」
「ふえっ? ……え? ガクさん泣いてるんすか?」
「ははは、情けないところを見せちまったな。これより下は無いってぐらいの最低の悪夢だったからホッとしてつい、な」
「……えっと、あたしにはこれぐらいしかできないっすけど、ガクさんの気持ちが落ち着くなら……」
美岬がそろそろと俺の背中に手を回して抱き締め返してくれる。その優しさと温もりが嬉しくて、俺はあの悪夢を絶対に現実にしないと決意を新たにするのだった。
だが、考えようによってはあの悪夢を見て良かったといえるかもしれない。ある意味あの夢は最悪の状態のシミュレーションになったからだ。何かの拍子に美岬が海に転がり落ちて、俺がすぐに助けられなかったらあれと同じ状況になることは十分にありうる。あの夢は俺が気づいていなかったリスクに気づかせてくれたのだ。
そして、美岬を死なせてしまったら俺がどれほどのダメージを受けることになるかも思い知った。美岬が死んだと思った瞬間のあの身を引き裂かれるような悲しみと絶望と後悔は正直筆舌に尽くしがたいものだった。あの瞬間、俺は確かに死にたいとまで思った。
失って初めてその大切さに気づくというのはよくある話だが、失う前に気づくことができたのは本当に幸いだった。俺の腕の中にいるこの少女が俺にとってどれほど掛け替えのない存在なのか気づけて良かった。
【作者コメント】
とりあえずスイマセンとまず謝っておきます。夢オチって卑怯ですよね。分かってます。でも、ヒロインをここで本当に死なせるわけにはいかなかったので、いやほんとスイマセン。
夢オチが許されるのは1回だけだと思っておりますのでもうしません。そして、その1回こっきりの夢オチという爆弾を投下する以上、物語のターニングポイントにすべきだとも思っておりますので次話、乞うご期待!
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