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「婚約者として。これからよろしくね。シアノ嬢」
さらに数日後。
対面したイグニス殿下は更に美しくなっていました。
えっ、数日で、こんなに変わるんですの。
これが成長期。
そして、更に魅力的になる推し。
さいっこうーです!!!!!
「こちらこそ、よろしくお願いいたします。イグニス殿下」
心の中で盛大に鼻血を出しつつ、微笑み返します。
「……ねぇ、シアノ嬢」
「はい」
「この前言っていたこと、ほんとう?」
この前行っていたこと……、わたくしのオタク語りのことでしょうか。
「ええ、全て真実です」
それにしても、ドン引きせず、熱意を受け止めてくださって、イグニス殿下は度量が広いんですのね。
そんなところも素敵です。
「……そう」
気恥ずかしそうに、俯いたイグニス殿下。
はい、そんな姿も素晴らしいです!
心のアルバムに激写しなければ!!!!!
「ねぇ、シアノ嬢」
「はい」
「僕が、君を幸せにするよ」
えっえ、なんのご褒美ですか????
「ふふ。イグニス殿下は、もう既にわたくしを幸せにしてくださいましたわ」
だって、推しが生きてる!!!
これ以上の幸せはありませんもの。
「……どうして?」
「イグニス殿下、あなたが生きてる。……それって、とっても幸せで素敵なことだからです」
だから、どうか。
ヒロインとくっつくその日まで、健やかでいてくださいまし!
「っ、君は、本当に……」
イグニス殿下は、くしゃりと微笑んだ。
「こんなことを言われてたのは、初めてだ。ありがとう、シアノ嬢」
「こちらこそ、ありがとうございます」
生きててくれて、存在してくれて。
あなたは、前世のわたくしに、今のわたくしに、生きる理由をくれた人。
だから、全力で幸せにいたします!
さらに数日後。
対面したイグニス殿下は更に美しくなっていました。
えっ、数日で、こんなに変わるんですの。
これが成長期。
そして、更に魅力的になる推し。
さいっこうーです!!!!!
「こちらこそ、よろしくお願いいたします。イグニス殿下」
心の中で盛大に鼻血を出しつつ、微笑み返します。
「……ねぇ、シアノ嬢」
「はい」
「この前言っていたこと、ほんとう?」
この前行っていたこと……、わたくしのオタク語りのことでしょうか。
「ええ、全て真実です」
それにしても、ドン引きせず、熱意を受け止めてくださって、イグニス殿下は度量が広いんですのね。
そんなところも素敵です。
「……そう」
気恥ずかしそうに、俯いたイグニス殿下。
はい、そんな姿も素晴らしいです!
心のアルバムに激写しなければ!!!!!
「ねぇ、シアノ嬢」
「はい」
「僕が、君を幸せにするよ」
えっえ、なんのご褒美ですか????
「ふふ。イグニス殿下は、もう既にわたくしを幸せにしてくださいましたわ」
だって、推しが生きてる!!!
これ以上の幸せはありませんもの。
「……どうして?」
「イグニス殿下、あなたが生きてる。……それって、とっても幸せで素敵なことだからです」
だから、どうか。
ヒロインとくっつくその日まで、健やかでいてくださいまし!
「っ、君は、本当に……」
イグニス殿下は、くしゃりと微笑んだ。
「こんなことを言われてたのは、初めてだ。ありがとう、シアノ嬢」
「こちらこそ、ありがとうございます」
生きててくれて、存在してくれて。
あなたは、前世のわたくしに、今のわたくしに、生きる理由をくれた人。
だから、全力で幸せにいたします!
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