月帝陛下の唯一の花嫁

月帝。
それは、冬の月の光を集めたような銀の髪を持つ美しい今代の王を讃えた言葉だ。
そんな月帝もいよいよ十八。妻を迎える年となった。
花嫁候補は、皆一様に王城へと集められ、月帝とダンスを踊る。

そのダンスの後、月帝が唯一の花嫁にと望んだのはーー霊力のない九条詩乃だった。

詩乃は良家である九条家に生まれながら、霊力を持たず、九条家の恥晒しと呼ばれていた。

そんな詩乃が月帝に愛されて、本当の才能を開花させる話。

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