33 / 85
体育祭
しおりを挟む
翌日の帰り道。あの雨の日以来、亮くんとは、用事がなかったり、タイミングが合えば、一緒に帰ることにしている。
「そっか。朱里ちゃん、片付けで踊れないのか」
残念そうな亮くんに申し訳なく思う。
「うん、ごめんね。でも、その分みんなが楽しめるような体育祭にできるように、頑張るから」
「期待してるね」
「うん!」
体育祭は、全クラス対抗戦だ。競技自体は、もう決まっていて、徒競走、障害物競争、借り物競争、玉入れ、棒倒し、二人三脚、騎馬戦、そして、トリはスウェーデンリレーだ。
私たちのクラスは、熱心な人たちが多く、打倒三年生をスローガンにかかげており、放課後スウェーデンリレーにでる人たちで練習している日もある。
そういう亮くんも、足が早いので、スウェーデンリレーにでる予定だった。ちなみに、スポーツ万能なお兄ちゃんもでるんだよね。お兄ちゃんも亮くんもアンカーなので、今から楽しみだ。
「あっ、そういえば!」
「どうしたの、朱里ちゃん?」
ごそごそと、鞄の中を漁る。よかった、割れてない。
「これ、遅くなっちゃったけど、この前勉強を教えてくれたお礼。亮くんのおかげで、無事赤点を回避できたよ! 手作りだから、味は保証しないけど……」
お菓子作りは、回数をこなしてるほうだし、一応自分で食べて、それなりに美味しかったし、お腹を壊したりはしなかったので、大丈夫な、はず。
そう思いながら、亮くんに、クッキーの入った袋を差し出すと、亮くんは嬉しそうに笑って受け取ってくれた。
「お礼なんていいのに。でも、嬉しいよ、ありがとう。家に帰ったら、有り難く頂くね」
そういえば、お兄ちゃんと彩月ちゃん以外の人に手作りのお菓子あげるの初めてかも。そう思うと、ちょっと照れるな。
その後の帰り道も、他愛ない話をしながら、家に帰った。
さて、いよいよ体育祭当日。てるてる坊主をいっぱい作った甲斐あってか、無事晴天で当日を迎えることができた。
運動が苦手な私が出るのは、玉入れと棒倒しだ。
玉入れと棒倒しは、午後の部なので、午前の部の競技の等旗などを運んだり、スタートを告げるピストルを鳴らしたり、仕事をしているうちに午前の部は終わった。
「んー、運動の後のお弁当は最高ね」
徒競走と、騎馬戦にでた彩月ちゃんは、美味しそうにお弁当を頬張っている。
「お疲れ様、彩月ちゃん」
「朱里も午後の部頑張ってね! 確か、棒倒しは結構激しいって聞いたけど……」
えっ、そうなの!? 何となく、走らずにすむ競技ならそんなに皆の足を引っ張らないんじゃないかと思って選んだんだけど、失敗だったかな。
私が、よっぽど心配そうな顔をしていたのか、彩月ちゃんが慌ててフォローする。
「だ、大丈夫だって! ……たぶん」
結論としては、大丈夫じゃなかった。もみくちゃになった私は、特に活躍することもなく棒倒しは終わってしまった。知らなかった、棒倒しがあんなに激しい競技だったなんて! 来年は、絶対選ばないようにしよう。そう心に誓って、玉入れを頑張る。
棒倒しと違って、玉入れはかなり平和だった。時々、それた玉が私の頭に直撃することは、あったけれど、棒倒しと比べれば、こんなの全然へっちゃらだ。
玉入れでは、それなりにクラスに貢献することができ、私たちのクラスは玉入れで一番を取ることができた。
「がんばれー!」
大きな声援をみんな、送っている。いよいよ、体育祭ラストのスウェーデンリレーだ。
もうそろそろアンカーにバトンが渡る。現時点でのトップは練習の成果もあってか、私たちのクラスだけれど、お兄ちゃんのクラスも流石二年生で、二位についている。
ん? お兄ちゃんと、亮くんが何か話してる? でも、何を話しているかまでは、距離が遠すぎて聞こえない。現在トップ争いをしているから、お互い頑張ろう、とかかな。
そう思っているうちに、お兄ちゃんと亮くんにバトンがわたった。
「きゃー! 小鳥遊先輩がんばって!」
「小鳥遊くーん、かんばれー」
お兄ちゃんと愛梨ちゃんが付き合い始めたことは、それなりに広まっているものの、依然お兄ちゃんの女子人気は高いみたいだ。黄色い歓声が色んなクラスからわいている。
「亮、負けんなよ!」
「田中、かんばれー!」
私たちのクラスも負けじと声援を送る。私たちの学校のトラックは一周二百メートルなので、アンカーは二周走ることになる。
一周目。日々野球部で鍛えているからか、亮くんのほうが早い。と思っていると、お兄ちゃんが追い上げてきて、亮くんと並んだ。
「いけー、亮、一年の本気を見せてやれ!」
一周目の後半、お兄ちゃんがリードしてきた。けれど、亮くんも負けてない。二周目に入ると、すぐに、お兄ちゃんに追い付いて、お兄ちゃんを抜かした。
二周目の半周、お兄ちゃんと亮くんが並んだ。そして、二人は並んだままゴールに向かう。
どっちが勝つんだろう。
ドキドキして、見ていられなくて目を閉じる。
結果は──。
さて、スウェーデンリレーが終われば、結果発表と、フォークダンスだ。結果は、私たちのクラスの総合点は、全クラス中、三位だった。一位のクラスである三年二組との得点差は十点で、惜しかったけれど、皆、精一杯頑張ったし、楽しかったからいいよね。
皆が、それぞれの想いを抱えながらフォークダンスを踊っているのを尻目に、競技で使った道具を用具用テントから倉庫へと片付ける。
途中、愛梨ちゃんが、倉庫の中のボールを大量に転がしてしまうハプニングもあったけれど、何とかそこまで暗くなる前に、片付けを終えることができた。
でも、当然フォークダンスの曲は終わってしまっているので、残念だ。
そのまま、家に帰ろうとして、生徒会室に忘れ物をしていることに気づいたので、生徒会室に寄る。
フォークダンスの曲を口ずさみながら、生徒会室にいくと、お兄ちゃんがいた。
「……お兄ちゃん?」
「朱里?」
どうやらお兄ちゃんは、フォークダンスの音源のCDを生徒会室に戻しに来ていたらしかった。
口ずさんでいたのが聞こえたのか、お兄ちゃんは笑って、曲を流そうか? と聞いてきたので、慌てて否定する。
「それよりも、お兄ちゃん、リレーお疲れ様。一位おめでとう」
「ありがとう。あんなに本気で走ったのは久しぶりだから、疲れたよ。でも、絶対に負けたくなかったから」
「そっか」
お兄ちゃんがそこまで競争心をだすなんて珍しい。お兄ちゃん、スポーツ万能だけど、あんまり熱くなったりしないんだよね。
まあ、でも、今日は体育祭だし。そういう日もあるよね。
それにしても、体育祭、楽しかったなぁ。
なんて、余韻に浸っていると、すぐに期末テストが来てしまう。次は、期末テストに向けて、頑張るぞ。
「そっか。朱里ちゃん、片付けで踊れないのか」
残念そうな亮くんに申し訳なく思う。
「うん、ごめんね。でも、その分みんなが楽しめるような体育祭にできるように、頑張るから」
「期待してるね」
「うん!」
体育祭は、全クラス対抗戦だ。競技自体は、もう決まっていて、徒競走、障害物競争、借り物競争、玉入れ、棒倒し、二人三脚、騎馬戦、そして、トリはスウェーデンリレーだ。
私たちのクラスは、熱心な人たちが多く、打倒三年生をスローガンにかかげており、放課後スウェーデンリレーにでる人たちで練習している日もある。
そういう亮くんも、足が早いので、スウェーデンリレーにでる予定だった。ちなみに、スポーツ万能なお兄ちゃんもでるんだよね。お兄ちゃんも亮くんもアンカーなので、今から楽しみだ。
「あっ、そういえば!」
「どうしたの、朱里ちゃん?」
ごそごそと、鞄の中を漁る。よかった、割れてない。
「これ、遅くなっちゃったけど、この前勉強を教えてくれたお礼。亮くんのおかげで、無事赤点を回避できたよ! 手作りだから、味は保証しないけど……」
お菓子作りは、回数をこなしてるほうだし、一応自分で食べて、それなりに美味しかったし、お腹を壊したりはしなかったので、大丈夫な、はず。
そう思いながら、亮くんに、クッキーの入った袋を差し出すと、亮くんは嬉しそうに笑って受け取ってくれた。
「お礼なんていいのに。でも、嬉しいよ、ありがとう。家に帰ったら、有り難く頂くね」
そういえば、お兄ちゃんと彩月ちゃん以外の人に手作りのお菓子あげるの初めてかも。そう思うと、ちょっと照れるな。
その後の帰り道も、他愛ない話をしながら、家に帰った。
さて、いよいよ体育祭当日。てるてる坊主をいっぱい作った甲斐あってか、無事晴天で当日を迎えることができた。
運動が苦手な私が出るのは、玉入れと棒倒しだ。
玉入れと棒倒しは、午後の部なので、午前の部の競技の等旗などを運んだり、スタートを告げるピストルを鳴らしたり、仕事をしているうちに午前の部は終わった。
「んー、運動の後のお弁当は最高ね」
徒競走と、騎馬戦にでた彩月ちゃんは、美味しそうにお弁当を頬張っている。
「お疲れ様、彩月ちゃん」
「朱里も午後の部頑張ってね! 確か、棒倒しは結構激しいって聞いたけど……」
えっ、そうなの!? 何となく、走らずにすむ競技ならそんなに皆の足を引っ張らないんじゃないかと思って選んだんだけど、失敗だったかな。
私が、よっぽど心配そうな顔をしていたのか、彩月ちゃんが慌ててフォローする。
「だ、大丈夫だって! ……たぶん」
結論としては、大丈夫じゃなかった。もみくちゃになった私は、特に活躍することもなく棒倒しは終わってしまった。知らなかった、棒倒しがあんなに激しい競技だったなんて! 来年は、絶対選ばないようにしよう。そう心に誓って、玉入れを頑張る。
棒倒しと違って、玉入れはかなり平和だった。時々、それた玉が私の頭に直撃することは、あったけれど、棒倒しと比べれば、こんなの全然へっちゃらだ。
玉入れでは、それなりにクラスに貢献することができ、私たちのクラスは玉入れで一番を取ることができた。
「がんばれー!」
大きな声援をみんな、送っている。いよいよ、体育祭ラストのスウェーデンリレーだ。
もうそろそろアンカーにバトンが渡る。現時点でのトップは練習の成果もあってか、私たちのクラスだけれど、お兄ちゃんのクラスも流石二年生で、二位についている。
ん? お兄ちゃんと、亮くんが何か話してる? でも、何を話しているかまでは、距離が遠すぎて聞こえない。現在トップ争いをしているから、お互い頑張ろう、とかかな。
そう思っているうちに、お兄ちゃんと亮くんにバトンがわたった。
「きゃー! 小鳥遊先輩がんばって!」
「小鳥遊くーん、かんばれー」
お兄ちゃんと愛梨ちゃんが付き合い始めたことは、それなりに広まっているものの、依然お兄ちゃんの女子人気は高いみたいだ。黄色い歓声が色んなクラスからわいている。
「亮、負けんなよ!」
「田中、かんばれー!」
私たちのクラスも負けじと声援を送る。私たちの学校のトラックは一周二百メートルなので、アンカーは二周走ることになる。
一周目。日々野球部で鍛えているからか、亮くんのほうが早い。と思っていると、お兄ちゃんが追い上げてきて、亮くんと並んだ。
「いけー、亮、一年の本気を見せてやれ!」
一周目の後半、お兄ちゃんがリードしてきた。けれど、亮くんも負けてない。二周目に入ると、すぐに、お兄ちゃんに追い付いて、お兄ちゃんを抜かした。
二周目の半周、お兄ちゃんと亮くんが並んだ。そして、二人は並んだままゴールに向かう。
どっちが勝つんだろう。
ドキドキして、見ていられなくて目を閉じる。
結果は──。
さて、スウェーデンリレーが終われば、結果発表と、フォークダンスだ。結果は、私たちのクラスの総合点は、全クラス中、三位だった。一位のクラスである三年二組との得点差は十点で、惜しかったけれど、皆、精一杯頑張ったし、楽しかったからいいよね。
皆が、それぞれの想いを抱えながらフォークダンスを踊っているのを尻目に、競技で使った道具を用具用テントから倉庫へと片付ける。
途中、愛梨ちゃんが、倉庫の中のボールを大量に転がしてしまうハプニングもあったけれど、何とかそこまで暗くなる前に、片付けを終えることができた。
でも、当然フォークダンスの曲は終わってしまっているので、残念だ。
そのまま、家に帰ろうとして、生徒会室に忘れ物をしていることに気づいたので、生徒会室に寄る。
フォークダンスの曲を口ずさみながら、生徒会室にいくと、お兄ちゃんがいた。
「……お兄ちゃん?」
「朱里?」
どうやらお兄ちゃんは、フォークダンスの音源のCDを生徒会室に戻しに来ていたらしかった。
口ずさんでいたのが聞こえたのか、お兄ちゃんは笑って、曲を流そうか? と聞いてきたので、慌てて否定する。
「それよりも、お兄ちゃん、リレーお疲れ様。一位おめでとう」
「ありがとう。あんなに本気で走ったのは久しぶりだから、疲れたよ。でも、絶対に負けたくなかったから」
「そっか」
お兄ちゃんがそこまで競争心をだすなんて珍しい。お兄ちゃん、スポーツ万能だけど、あんまり熱くなったりしないんだよね。
まあ、でも、今日は体育祭だし。そういう日もあるよね。
それにしても、体育祭、楽しかったなぁ。
なんて、余韻に浸っていると、すぐに期末テストが来てしまう。次は、期末テストに向けて、頑張るぞ。
0
お気に入りに追加
3,466
あなたにおすすめの小説
冴えない俺と美少女な彼女たちとの関係、複雑につき――― ~助けた小学生の姉たちはどうやらシスコンで、いつの間にかハーレム形成してました~
メディカルト
恋愛
「え……あの小学生のお姉さん……たち?」
俺、九十九恋は特筆して何か言えることもない普通の男子高校生だ。
学校からの帰り道、俺はスーパーの近くで泣く小学生の女の子を見つける。
その女の子は転んでしまったのか、怪我していた様子だったのですぐに応急処置を施したが、実は学校で有名な初風姉妹の末っ子とは知らずに―――。
少女への親切心がきっかけで始まる、コメディ系ハーレムストーリー。
……どうやら彼は鈍感なようです。
――――――――――――――――――――――――――――――
【作者より】
九十九恋の『恋』が、恋愛の『恋』と間違える可能性があるので、彼のことを指すときは『レン』と表記しています。
また、R15は保険です。
毎朝20時投稿!
【3月14日 更新再開 詳細は近況ボードで】
推しの幼なじみになったら、いつの間にか巻き込まれていた
凪ルナ
恋愛
3歳の時、幼稚園で机に頭をぶつけて前世の記憶を思い出した私は、それと同時に幼なじみの心配そうな顔を見て、幼なじみは攻略対象者(しかも前世の推し)でここが乙女ゲームの世界(私はモブだ)だということに気づく。
そして、私の幼なじみ(推し)と乙女ゲームで幼なじみ設定だったこれまた推し(サブキャラ)と出会う。彼らは腐女子にはたまらない二人で、もう二人がくっつけばいいんじゃないかな!?と思うような二人だった。かく言う私も腐女子じゃないけどそう思った。
乙女ゲームに巻き込まれたくない。私はひっそりと傍観していたいんだ!
しかし、容赦なく私を乙女ゲームに巻き込もうとする幼なじみの推し達。
「え?なんで私に構おうとするかな!?頼むからヒロインとイチャイチャして!それか、腐女子サービスで二人でイチャイチャしてよ!だから、私に構わないでくださいー!」
これは、そんな私と私の推し達の物語である。
─────
小説家になろう様、ノベリズム様にも同作品名で投稿しています。
軽いノリでチョコレートを渡したら、溺愛されまして
夕立悠理
恋愛
──俺だってずっと、君をみてた。
高倉理沙(たかくらりさ)には好きな人がいる。一つ年上で会長をしている東藤隆(とうどうりゅう)だ。軽い気持ちで、東藤にバレンタインの友チョコレートをあげたら、なぜか東藤に好意がばれて、溺愛され──!?
さらには、ここが、少女漫画の世界で、理沙は悪役だということを思い出して──。
ヤンデレ腹黒先輩×顔がきつめの後輩
先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
変態王子&モブ令嬢 番外編
咲桜りおな
恋愛
「完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい」と
「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」の
番外編集です。
本編で描ききれなかったお話を不定期に更新しています。
「小説家になろう」でも公開しています。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
お母様が国王陛下に見染められて再婚することになったら、美麗だけど残念な義兄の王太子殿下に婚姻を迫られました!
奏音 美都
恋愛
まだ夜の冷気が残る早朝、焼かれたパンを店に並べていると、いつもは慌ただしく動き回っている母さんが、私の後ろに立っていた。
「エリー、実は……国王陛下に見染められて、婚姻を交わすことになったんだけど、貴女も王宮に入ってくれるかしら?」
国王陛下に見染められて……って。国王陛下が母さんを好きになって、求婚したってこと!? え、で……私も王宮にって、王室の一員になれってこと!?
国王陛下に挨拶に伺うと、そこには美しい顔立ちの王太子殿下がいた。
「エリー、どうか僕と結婚してくれ! 君こそ、僕の妻に相応しい!」
え……私、貴方の妹になるんですけど?
どこから突っ込んでいいのか分かんない。
乙女ゲームの世界じゃないの?
白雲八鈴
恋愛
この世界は『ラビリンスは恋模様』っていう乙女ゲームの舞台。主人公が希少な聖魔術を使えることから王立魔術学園に通うことからはじまるのです。
私が主人公・・・ではなく、モブです。ゲーム内ではただの背景でしかないのです。でも、それでいい。私は影から主人公と攻略対象達のラブラブな日々を見られればいいのです。
でも何かが変なんです。
わたしは主人公と攻略対象のラブラブを影から見守ることはできるのでしょうか。
*この世界は『番とは呪いだと思いませんか』と同じ世界観です。本編を読んでいなくても全く問題ありません。
*内容的にはn番煎じの内容かと思いますが、時間潰しでさらりと読んでくださいませ。
*なろう様にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる