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とうとう明日はパーティーが開催される。

今、私はアレンと2人で王宮に来ている。

目の前にはこの国の陛下と私のお父様が居る

「エリザベス、彼が手紙で言っていたアレン君かな?」

「お父様そうよ、私はアレンと結婚したいわ」

「アレン君はとても優秀な方だと聞いてるから反対なんてしないぞ。アレン君どうか娘をよろしく頼むよ。この子は意地っ張りだから側で支えてやってくれ」

「はい、認めていただきありがとうございます。絶対に娘さんを幸せにします」

「エリザベス嬢、息子をよろしく頼む、アレンは何処に出しても恥ずかしくない息子に育ってくれた。今までのアレンは自分の幸せは二の次にしてたから、私と王妃、そしてこの子の母親の側室も心配してたんだ、アレンが幸せになる一歩を踏み出してくれて私達は凄く喜んでいるんだ」

「陛下、今まで心配かけてすみませんでした。エリーと一緒に支えながら幸せになります」

「アレン、お前が私や息子達に気を遣って陛下って呼んでるのは分かってるけど、そろそろ陛下ではなくお父さんと呼んでくれたら嬉しいな、私はお前を血は繋がってなくても、大切な息子だと思っているよ。私はお前の第2の父親だ」

「お・・・お父さん・・・なんだから今さら呼ぶには照れますね」

「いずれ2人で向こうに行ってしまうだろうけど2人で幸せになりなさい。お互い我慢しないで色々気持ちを伝え合いなさい。喧嘩を恐れてはいけないよ、喧嘩をしても直ぐにお互い謝れば良い。我慢をし過ぎて爆発したら修復は難しいからね。これが長続きするコツだよ。明日は2人の婚約も発表しよう」

お父様と陛下とこれからの話をしながら、和やかな空気に包まれた。

人生の先輩である、お父様達には夫婦で仲良く居れるためのコツや、自分達の失敗談を色々教えてくれた。

お父様達の話を聞いて、完璧じゃなくても良いんだと思えた。

失敗しても次に同じことは繰り返さなければ良い、

苦手なことは信頼出来る、夫になるアレンや部下達と乗り越えれば良い

有意義な時間を過ごせた1日だった
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