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アルバート視線
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俺は兄上より優秀じゃないといけないんだ、兄上より上にいかないと誰も俺を見てくれない
母上にとって俺は父上を繋ぎ止める為の駒でしかない、
父上が俺を見てくれないのは兄上が居るからだ、兄上より優秀になれば父上だって、周りの奴らだって俺を見てくれる、
もう二度と俺のことをいらない子何て言わせない、でき損ない何て言わせない
兄上がSクラスに入ったんなら、俺も絶対Sクラスに入らないといけないんだ
▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪
何でこの俺がBクラスなんだ、あり得ないSクラスじゃないなんて、俺はAクラスにも入れないのか
嘘だ嘘だ嘘だ、どうしたらいいんだ
「アルバートSクラスにも入れないなんて何事ですか?あの憎い女の子供は3年間Sクラスだったというのに、来年こそは何がなんでもSクラスに入りなさい、私を失望させないでちょうだい」
「はい、母上すみませんでした」
このままじゃ母上にも見捨てられる来年は何がなんでもSクラスに入らないと
▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪
停学が終わり学園に来たら、皆が俺を避けていく、俺は王子だぞ、将来王になる男なのにこいつら絶対許さないからな
「アルバート様~ミア友達居ないんです~良かったらお友達になってください」
なんだこの女は?馴れ馴れしいなでも見た目はいいな、愛妾くらいにはしてやるか
「いいぞ、俺が友達になってやる、ありがたく思え」
「ミア嬉しい~さすがアルバートは素晴らしい王子様ですね。ミア憧れちゃう」
そうだ俺は王子なんだからなにもしてなくても、自然にあっちから寄ってくるもんなんだ
俺に媚を売らないやつは相手にしてやる価値もない落ちこぼれなだけだ
王宮に帰ったら母上に呼び出された
「アルバートよく聞きなさい、カリーナを貴方の婚約者にするのよ、あの子は王妃になるのは決定事項、あの子を落とせば貴方は次期王になるのは決定よ」
「はい、母上カリーナを私のものにしてみせます」
▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪
「アルバート様聞いてください~お姉様ってば酷いんです。ミアのことが嫌いだから学園の皆に近づかないようにしてるんです、きっとカリーナ様の力を借りて皆に圧力かけてるんです。きっとレオナルド様も2人に騙されてるんです」
カリーナが率先して苛めをしているのか、ふっ、やっぱりあいつは俺が好きなんだな、俺と仲の良いミアに嫉妬して苛めをするぐらいなんだからな、
でもそんな女を次期王妃にして良いのか?
いや王妃には相応しくないな
母上もこのことを知ったら同じことを思うだろう
▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫
なにがいけなかったんだ、
母上が王になるのは俺だと言うから皆に教えてやっただけなのに
俺は何も悪くない
ガンガンガンッ
「早く俺をここから出せ、俺は王になる男だぞ、お前達ただじゃおかないからな」
「いい加減にしろ、アルバートお前は自分が何をしたか自覚もないのだな」
「父上!!俺は何も悪くない、俺が何をしたと言うのですか!?」
「はあ~、お前は勝手な思い込みでカリーナ嬢の名誉を傷つけた、エリー嬢に対し公爵令嬢なのに愛人などと言う不名誉なことを言うなんて」
「カリーナは苛めをしていたんだ、王妃には相応しくない、あの女は今は公爵令嬢だけど元は男爵令嬢なのだから愛人で問題ないはずです」
「馬鹿者!!そんな理屈が通るか!!それにお前は勝手に王になるのは自分だと言って周りを混乱させたんだ、お前みたいな周りを正しくみることの出来ないものを、王になど出来るものか。反省しろ」
「俺は悪くない、父上父上父上!!」
母上にとって俺は父上を繋ぎ止める為の駒でしかない、
父上が俺を見てくれないのは兄上が居るからだ、兄上より優秀になれば父上だって、周りの奴らだって俺を見てくれる、
もう二度と俺のことをいらない子何て言わせない、でき損ない何て言わせない
兄上がSクラスに入ったんなら、俺も絶対Sクラスに入らないといけないんだ
▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪
何でこの俺がBクラスなんだ、あり得ないSクラスじゃないなんて、俺はAクラスにも入れないのか
嘘だ嘘だ嘘だ、どうしたらいいんだ
「アルバートSクラスにも入れないなんて何事ですか?あの憎い女の子供は3年間Sクラスだったというのに、来年こそは何がなんでもSクラスに入りなさい、私を失望させないでちょうだい」
「はい、母上すみませんでした」
このままじゃ母上にも見捨てられる来年は何がなんでもSクラスに入らないと
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停学が終わり学園に来たら、皆が俺を避けていく、俺は王子だぞ、将来王になる男なのにこいつら絶対許さないからな
「アルバート様~ミア友達居ないんです~良かったらお友達になってください」
なんだこの女は?馴れ馴れしいなでも見た目はいいな、愛妾くらいにはしてやるか
「いいぞ、俺が友達になってやる、ありがたく思え」
「ミア嬉しい~さすがアルバートは素晴らしい王子様ですね。ミア憧れちゃう」
そうだ俺は王子なんだからなにもしてなくても、自然にあっちから寄ってくるもんなんだ
俺に媚を売らないやつは相手にしてやる価値もない落ちこぼれなだけだ
王宮に帰ったら母上に呼び出された
「アルバートよく聞きなさい、カリーナを貴方の婚約者にするのよ、あの子は王妃になるのは決定事項、あの子を落とせば貴方は次期王になるのは決定よ」
「はい、母上カリーナを私のものにしてみせます」
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「アルバート様聞いてください~お姉様ってば酷いんです。ミアのことが嫌いだから学園の皆に近づかないようにしてるんです、きっとカリーナ様の力を借りて皆に圧力かけてるんです。きっとレオナルド様も2人に騙されてるんです」
カリーナが率先して苛めをしているのか、ふっ、やっぱりあいつは俺が好きなんだな、俺と仲の良いミアに嫉妬して苛めをするぐらいなんだからな、
でもそんな女を次期王妃にして良いのか?
いや王妃には相応しくないな
母上もこのことを知ったら同じことを思うだろう
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なにがいけなかったんだ、
母上が王になるのは俺だと言うから皆に教えてやっただけなのに
俺は何も悪くない
ガンガンガンッ
「早く俺をここから出せ、俺は王になる男だぞ、お前達ただじゃおかないからな」
「いい加減にしろ、アルバートお前は自分が何をしたか自覚もないのだな」
「父上!!俺は何も悪くない、俺が何をしたと言うのですか!?」
「はあ~、お前は勝手な思い込みでカリーナ嬢の名誉を傷つけた、エリー嬢に対し公爵令嬢なのに愛人などと言う不名誉なことを言うなんて」
「カリーナは苛めをしていたんだ、王妃には相応しくない、あの女は今は公爵令嬢だけど元は男爵令嬢なのだから愛人で問題ないはずです」
「馬鹿者!!そんな理屈が通るか!!それにお前は勝手に王になるのは自分だと言って周りを混乱させたんだ、お前みたいな周りを正しくみることの出来ないものを、王になど出来るものか。反省しろ」
「俺は悪くない、父上父上父上!!」
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