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しおりを挟むウォード様とお兄様は他にも挨拶する人が居るみたいなので、ここで一旦別れることになりました
私はピエールお父様に今あったことを報告することにしました
どこにいるか探していると、ピエールお父様は妙齢の女性に囲まれていました。
ピエールお父様はダンディーで優しくて爵位も公爵なので女性に人気です
今でもパーティーに参加すれば愛人になりたい女性に囲まれます
ピエールお父様の周りに居る人の年齢は様々で未婚の方や既婚者もいます
肉食系女性ばかりだからあまり近づきたくないですけど、大事な話なので勇気を出すしかないですわね
「ピエールお父様お話し中申し訳ありません、大事なお話があるので少しよろしいですか?」
「大丈夫だよ。皆さん失礼させて貰います。イリナここでは話しづらい話しかな?」
「はい。出来れば別室でお願いします」
ピエールお父様と別室に着くとジョージ様の話しと、メアリー達の話をしましたらピエールお父様はため息をつきました
「あれほど連れてくるなと言ったのに、ブラウンとジェシカさんは何を考えてるんだ。取りあえずエリックは明日にでもこちらで引き取ろう。エリックは何も悪くないのに巻き込まれたら可哀想だからな。ブラウン達は自業自得だ」
「お父様達がすんなりお兄様を渡してくれるでしょうか?」
「エリックをお金で買うみたいであまり気がすすまないが大金をブラウン達に渡そう。調べてみたらブラウン達はメアリーとジェシカさんが金遣いが荒いせいで、お金に困ってるみたいだからな。普通に身分にあった暮らしなら10年は収入がなくても暮らせる金額なら断らないだろ」
「今まで通り無駄遣いをしたらどれぐらいで無くなるのですか?」
「ん~?一年持てばいい方かな?」
そんなに無駄遣いしてたのね
買い物が多いとは思っていましたけどそんなに買ってるとは思いませんでしたわ
「ジョージ様が加わったらもっと早く無くなりそんですね」
「だろうな。甘やかされて育った方だから後の事を考えないで無駄遣いするだろ。ブラウン達は無くなったら厚かましく頼ってきそうだから、今後一切関わらないと念書を書かせよう。今はパーティー中だから会場に戻ろう。きっとカーラが1人で苦労してるだろうからな」
「戻ったらカーラお母様に文句言われるかもしてないですね。私は戻る前にお花摘みに行ってきますね」
「先に戻ってるよ」
お父様と一旦別れました
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