[完結]婚約破棄してください。そして私にもう関わらないで

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あれから月日が経ち１ヶ月後には建国記念日で王宮で大々的にパーティーが開かれる

貴族の中ではジョージ様が王太子のままでいれるか、第２王子が王太子に任命されるか、建国記念日パーティーで発表されるんじゃないかと噂されてる。

ジョージ様を支持するか第２王子を支持するか分かれているけど、第２王子派が圧倒的に多い

ジョージ様を支持している貴族はあまり言い噂を聞かない人ばかりだ。

公爵家では中立の立場にいる。

メアリーがジョージ様の婚約者だから、貴族の中では公爵家はジョージ様を支持してると勘違いしてる人もいるけど、公爵家は例え姪が王妃になっても関与しない宣言している。

私は公爵家の養子になって数ヶ月経ち、伯父さんと伯母さんの事を、ピエールお父様、カーラお母様と呼ぶことにした。

２人は私の事を本当の子供のように可愛がってくれる。

私にとって２人は理想の親だ。

悪いことをしたら叱られるけど、良いことをしたら誉めてくれる。

私の産みの親は私には叱ることしかしなかった。頑張っていてもいい子にしてても自分達が納得いく結果じゃないと理不尽に叱られた

ピエールお父様とカーラお母様と暮らしてから、最初っから２人の子供に生まれたかったと思ってしまう

そんな風に考えてしまう自分が醜く感じてしまい、お兄様に胸の内を話したらお兄様は

『そんな風に考えてしまうことはあまり前だ。自分に無関心な人と愛してくれる人なら、愛してくれる人の方がいいに決まってるだろ』

って慰めてくれた。

お兄様と話してて気持ちが軽くなった。

もしもお兄様が悩んだりしたときは次は私がお兄様の力になってあげたい


ここ数ヶ月の事やこれからの事を考えながら刺繍をしていると、屋敷の中が騒がしくなった、何かあったのかしら？

部屋を出てカーラお母様に何かあったのか聞きに行くことにした

「カーラお母様どうしたの？急に騒がしくなったみたいですけど？」

「うるさくてごめんなさいね。それがねお仕事で来ていた隣国の方が王宮で泊まる予定だったけど、メアリーとジョージ様が怒らせてしまったみたいで、王宮には泊まりたくないと言われたから、ピエールが接待役だったから我が家に急遽泊まることになったのよ」

「えっ！？一体メアリーは何をしたんですの？」

「メアリーは自分は次期王妃なんだから愛人になれって迫ったらしいのよ。相手の方は拒否してたんだけどメアリーはしつこくベタベタしてたみたいで、偶然その現場をみたジョージ様が２人が浮気してると思って、相手の男性に殴りかかってしまったのよ」

嘘でしょ！？

その方にこれから会わないといけないの？

憂鬱ですわね