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勉強を終わらせてからメイドに紅茶を頼み、お兄様と楽しく話してるとノックも無しでメアリーが入ってきた

「お姉様とお兄様もここに居たのね」

「メアリーここはお兄様の部屋よ。入る前にノックをするのが常識でしょ」

「別に良いじゃない、兄妹なんだからそれぐらい気にしないでしょ。」

「例え家族でも人の部屋に入る時はノックをするものよ。マナーで何を勉強してきたの?家族でもプライバシーは大切にしないといけないのよ」

「家族なんだからプライバシーなんて無いわ。家族なのに許可がいるなんておかしいわ」

「おかしいのはメアリーよ。もしもお兄様が誰にも見られたくないものをしていたらどうするの?お兄様が嫌な思いをするでしょ」

「そんなの家族に内緒にするような事してる方がいけないのよ」

はぁ~話しになんないわ。

「俺達の事探していたみたいだけど何のようだ」

「別に暇だからお姉様達を探してただけよ。でもお姉様とお兄様2人で仲良くティータイムなんてずるいわ。私を仲間外れにしたんでしょ。」

「私とお兄様は勉強が終わって休憩でティータイムをしていただけよ。それにメアリーは今まで遊びに行ってたんでしょ」

自分中心で事が進まないとすぐに癇癪起こすから困ったものね。

「今日もジョージ様に遊びに連れていって貰ってました。お姉様見てくださいジョージ様にこれ買って貰ったんです」

そう言いながらメアリーはダイヤの指輪を見せてきた

「そうなの良かったわね」

私が軽く流すと気に入らなかったのかムッとしている

「お姉様はジョージ様からプレゼントなんてよく貰えるから、指輪なんかじゃ喜ばないですよね」

メアリーは年々嫌な子になっていくわね

私は王太子様を何とも思ってないから、今の発言でも何とも思わないけど、もしも私が王太子様を好きならとても嫌な気分になるわよね

私が王太子様からプレゼント貰うこと無いことなんてメアリーだって知ってるはずなんだから

メアリーは私にこの話をして何がしたいのかしら?
優越感に浸りたいなら馬鹿馬鹿しいわね

「メアリー、今日も王太子様と出掛けていたみたいだがどう言うつもりだ?王太子様はイリナの婚約者だぞ。」

「お兄様ってば大袈裟ね、将来の義兄と仲良くしてるだけじゃない、手を繋いだり、ハグしたりするけど、義兄と義妹のスキンシップよ。家族になるんだもん仲いい方がいいでしょ」

「どうでもいいわ。勝手にしなさい。お兄様明日は伯父さん達に会う日よね。連れて行きたい場所があるって言ってたけど何処かしらね?」

「そうだな?俺も行き場所は内緒にされてるから明日が楽しみだ」

「お兄様達ばかりいつも狡いわ。伯父さん達はメアリーの事嫌いなのね」

伯父さん達はメアリーの事嫌ってはないけど好きでもないと思う、

今は子供だから多少大目に見てるけど成人してもこのままなら、成人したら完全に縁を切ると思う

「今回は私とお兄様が勉強を頑張ってるからご褒美にお出掛けするのよ。メアリーがこれから勉強頑張るなら私から伯父さんに連れて行って貰うようにお願いするわよ」

「メアリーも一緒に行きたいけど明日はジョージ様が遊びに来るからやめとく、お土産楽しみにしてるね」

「そう良かったわね。何処に行くかまだ知らないからお土産は買えるか分からないわ」

明日来るのね。

明日はお母様とお父様も家に居ないから2人でやらかしてくれないかしら?

運が良ければ明日で王太子様との関係を終わらせれるかも

伯父さん達に協力して貰おう

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