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しおりを挟む問題はお兄様と私どっちが公爵家を継ぐかよね?
ずっと跡取りの勉強していたお兄様の方がいいのかしら?
私が勉強してるのは王妃としての勉強と貴族令嬢のマナーだけだからな。
いつ婚約者から外れられるか分からないから、領主としての勉強何時から出来るか分からないものね。
そんな私が跡取りになっても伯父さん達に迷惑かけるだけでしょうし
「メアリーに王太子様を押し付けることに上手くいったら、お兄様は我が家と公爵家どっちの跡取りになりたいですか?」
「正直言って俺は父上達が嫌いだ。そんな父上の跡を継ぎたいとは思わない。だけどお前に父上達を押し付けるのも俺は嫌だ。」
お兄様は本当に優しいですわね。
「なら2人で公爵家の養子になりますか?メアリーと王太子様が婚約したらいずれ絶対に王太子様は王太子から外されますよね?そしたら2人で平民になるか、我が家に婿入りすることになるから、我が家はメアリー達に喜んで譲れば良いですわ。私はいずれ嫁に行けば良いので、お兄様が公爵家を継げば全て解決ですわ」
「それは良い考えだな。でもスムーズに事が運ぶか?」
「伯父さん達に協力して貰えば良いですわよ。今回の計画を話して私が婚約破棄したら、取りあえず最初に私が公爵家の跡取りになり、ジョージ様が王太子を外されたら、お兄様は我が家を譲るって名目で伯父さん達に養子入りすれば良いですわ。メアリーを可愛がってるお父様達なら平民に落とさないために簡単に了承しますわ。メアリー達が継いでから没落してもあの人達の自業自得ですわ。勉強してこなかったメアリー達が悪いだけですもの」
「そうだな。伯父さんには近いうちに会う約束して協力して貰おう。伯父さん達は父上に何度も注意してたけど忠告を守らなかったのは父上達だから、俺達の味方になってくれるだろ」
お兄様と色々作戦会議をしながら、伯父さんとは5日後に会うことになり、今回の話をしたら伯父さんは私達に協力してくれることになった。
どんなに忠告しても態度を改めないお父様達に愛想が尽きたと言っていた
伯父さんとお兄様は念のために私に領主の仕事を教えてくれた。
公爵家を継ぐのはお兄様だけどいつ何があるか分からないから念のためらしい
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