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しおりを挟む執事からご飯の準備が出来たと知らせが来たので食堂に移動をした
食堂にはお兄様とお父様しか居なかった
「お母様とメアリーはどうしたの?」
配膳をしていたメイドに聞くと
「奥様はメアリー様が起きてからお2人で食べると伝言を承っています」
「そっかありがとう」
メアリーはまだ起きていないのね。
「そうだ。サーニャお願いがあるんだけどジョージ様から頂いた花束を居間に飾ってくれる?」
「イリナ様のお部屋じゃなくてよろしいのですか?」
「大丈夫よ」
居間に飾ったらメアリーもあれ以上我が儘言わないでしょ、
リボンの事は起きたら忘れていてくれると良いのだけど
「父上、爺様と婆様は今日の夜に来られるんですか?」
「来るぞ、兄貴と義姉さんも来る予定だ。レベッカさんとラッセル殿も来る予定ではあるけどどうだろうな」
「ピエール伯父さんとカーラ伯母さんと会うのは久しぶりだね。レベッカ叔母さんとラッセル叔父さんは忙しい人たちだから今回は会えるかな?お兄様レベッカ叔母さんとラッセル叔父さんと前回会ったのいつだっけ?」
「う~ん、4年前じゃないか?お2人は仕事で他国を飛び回ってばっかりだからな。」
「そんなに前だっけ?じゃあメアリーはお2人の事覚えてないかもしれないですね」
「そうだな。失礼な事しないと良いけどな、お2人とも礼儀には厳しい方だからな」
お母様の妹のレベッカ叔母さんとレベッカ叔母さんの旦那さんのラッセル叔父さんは、マナーにすごく厳しい人で例え相手が子供でも容赦ない。
レベッカ叔母さんは女性の憧れだ。
美人で品が良くて頭も良い、男性が解決策に困ってる時に然り気無くアドバイスをして、男性に嫌な思いをさせない気遣いも出来る理想の女性だ。
ラッセル叔父さんはイケメンでレベッカ叔母さんに一途、異性にだらしない方を毛嫌いしている。
お2人は努力してるような人が好きなので、我が儘を言って周りに迷惑をかける人、努力もしないのに成功をしてる人を妬んだり、人の気持ちを考えない人を嫌っている。
お2人にメアリーを会わせたらどうなるか心配、七歳だから多少甘く見てくれる可能性もあるかも知れないけど、私とお兄様は4歳の頃から厳しく育てられたので、7歳の頃にあんな我が儘をしなかったので、メアリーがまだ7歳でも厳しくするかもしれない、お2人は好き嫌いがハッキリしてる方なので嫌われる可能性もある。
メアリーはお2人が最も嫌いなタイプの人間なので
お父様の兄であるピエール伯父さんとピエール伯父さんの奥さんであるカーラ伯母さんは、メアリーには何も言わないかもしれないけど、お父様とお母様には文句を言うと思う。
普段から自分達公爵家の跡取りになるんだから、教育をしっかりさせてくれといつも言っている。
先月も様子を見に来たときに教育をちゃんとさせてなかったら、メアリーを今から引き取って自分達で教育させると言っていた。
お父様達は親から引き離すのは可哀想だって言ってもう反対していた。
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