【完結】貴方を恋愛対象には見てません

10

パーティーから数日たち、両親と私は王宮に招待された。

「急に呼び出して悪かったな。今日は色々報告と相談しないといけないことがあるから来て貰った。まずはマリー・ラモスとグレン・ロックの処分が決まった」

「陛下1つよろしいですか？我が家乗っ取りの計画は２人だけの計画ですか？」

「２人だけの計画で間違いないだろ。ロック家は出世欲もなく、平和に過ごせればいいと考えてることは調べて分かった。ラモス家は婿養子に来てくれるものを探していたことが分かった。マリー嬢には兄弟がいないから、侯爵家に養子に出すなんてあり得ないって考えみたいだな」

２人が勝手に暴走しただけなのね

２人はいつからあんなこと考えるようになったのかしら？

「あの２人の処分だが、10年の犯罪奴隷になった。初犯なのと未遂だったこと、本人たちに乗っ取りの自覚が無かったことで10年になった。納得できないだろうがすまんな」

「いえ、それが妥当でしょ。乗っ取りの計画もお粗末なものなので」

確かに酷い計画よね。

あんな酷い提案にのる人なんているわけないわよね

「その話はそれぐらいにして、カレンちゃんとライアンの婚約の話を進めましょうよ。私は大歓迎よ。カレンちゃんが娘になるなんて嬉しいわ～、子供は皆、男だったから」

「お前は昔っから娘を欲しがってたからな。本人達も嫌がって無いみたいだから、スミス侯爵が賛成なら婚約を進めたい」

「娘の婿がライアン王子なら大歓迎ですよ」

私とライ君が口を挟む隙もなくどんどん、色んな事が決まってしまった。

ライ君と目が合い、２人で苦笑いしてしまった

ライ君が相手なら幸せになれるよね

ライ君これからよろしくね