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しおりを挟む目が少し赤くなってたから、ライ君がメイドに冷たいタオルを頼んでくれた
「少し冷やしたらパーティー会場に行くか。俺がエスコートしてやるよ。今まではあの2人に俺達の関係ばれて、すり寄ってくるの嫌だから隠してたけどもう大丈夫だよな?カレンはもうあの2人と距離取るだろ?」
「うん。グレン達の本音聞いたのに今まで通りなんて私には無理。マリーの事は半信半疑だけど、昨日の様子を考えると多分本当だと思うから」
また2人の事、考えて落ち込んでると、ライ君がまた頭を撫でてくれた
「すぐには無理だろうけどあいつらの事は忘れて距離を取ればいい。家が隣でもカレンと彼らでは身分の差がある。カレンが避ければ関われなくなる」
ライ君の言う通りね。
そろそろパーティーに出ないと
「心配してくれてありがとう。私の目、元に戻った?」
「ん~?大丈夫かな?少し赤いけどよく見ないと分からないだろ。じゃあパーティー会場に行くか。エスコートしますよ、お姫様」
「バカ・・・、ライ君にはキザな台詞は合わないよ」
「やっぱりそう?兄貴なら似合うんだけどな」
「ロバート兄様のこと?ロバート兄様はおば様似だからね。ライ君は陛下に似てるからね。ジョン兄様は2人のいいとこ取りよね」
ライ君はワイルドで男らしい見た目と性格、ロバート兄様は綺麗でちょっと可愛い系かな?ジョン兄様は色気ムンムン系、性格は真面目だから色々苦労してるみたい
「ロバート兄さんは甘え上手だけど演技だからな~腹の中は真っ黒だ怒らせたら1番怖い。ジョン兄さんは軽く女性不信だな。女にモテるから女の醜いところ1番見てるからな」
「ジョン兄様の身分が低かったら大変な目に合ってただろうね。ストーカーに窃盗に既成事実、全部護衛のお陰でほぼ未遂に済んでるよね」
「兄貴は苦労人だからな~、カレンとおばさんに初めて会った時、態度が一切変わらない2人を見て、兄貴は泣いて喜んでたからな」
「私達はお父様で慣れてるからね。ジョン兄様は女性だけだけど、お父様は男性、女性どっちも虜にしちゃうから」
「おじさんは確かにすごいよな。自分の見た目利用して、外交の仕事有利に交渉してるもんな」
お父様の仕事は外交官、お父様は自分の容姿の活かし方をよく理解している
だけど絶対に相手に勘違いさせるようなことはしない、
相手がお父様に夢中になって、私とお母様に危害を加えられないようにそこは気を付けてるみたい
お父様は私とお母様を溺愛してるから
今でもお父様とお母様はラブラブで娘の私から見ても羨ましい2人だ
応援ありがとうございます!
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