王太子殿下の嫉妬

Cocytus

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王太子殿下の嫉妬-彼目線-

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「あなたとは心から愛し合える仲になりたいのです。これが政略結婚だとしても、俺はあなたを妻として一人の女性として愛します」

クレアは政略結婚で見知らぬ土地に連れて来られた。彼女の不安は俺には充分理解できる。クレアには幸せになって欲しい、笑って欲しい。

「いきなり知らない土地に連れて来られて緊張しますよね。クレアが辛い時は、俺に何でも相談してください」

「そ、そんな恐れ多いこと、王太子殿下には…申し上げられません」

やはりすぐには打ち解け合うのは難しいか。

「アルバート」

「え…」

「かしこまった言い方もしないで。アルバートと呼んでくれないか」

俺はクレアの震えた手を握った。すると、彼女はふわりと花が綻ぶように微笑んだ。

少しずつではあったが、クレアは俺に心を許してくれるようになっていった。クレアから初めて抱きつかれた時は、嬉しくて涙が出そうだった。


音楽祭で旧友の奴にクレアを会わせなければ良かった──

男は嫉妬深い。クレアには俺だけを見ていてもらいたい。

「男というのは嫉妬深いんだ」

「アルバート?」

ごめん、これ以上はもう我慢できそうにない。

「あの、アルバート…、一体どうし……」

クレアが必死で言葉を紡ぐ姿が可愛らしい。

「あなたは俺の妻だろう?」

「…え」

「クレア、答えて」

「…っ、はい…」

今の俺の声は普段よりも低い。クレアはきっと恐怖を感じ取っているだろう。

「……クレアを困らせたくなかった。だからずっと堪えていたけれど、これ以上の我慢はできない」

「…アルバート?」

「なぜか無性に面白くない」

親指でそっと彼女の下唇に触れ、少しだけ開く。

「ん……っ!」

激しく唇を重ねるると、苦しげな呼吸が漏れた。


「んぅ……っ、……ん」

噛み付いて、口内を犯していく。

ジュルジュルジュッ…

「はっ…ぁ…」

逃げようとしたって無駄だ。俺はクレアの後頭部に手を添えて、舌を深く絡めた。クレアの何もかも奪ってしまいたい。

「…ふっ…ぁ…、ま、待って……」

クレアが慌てて胸を押し戻したが、俺の勢いは止まらなかった。

「アルバート、急にどうしたの……っ?」

「すまない」

欲しいんだよ。

「今すぐ、クレアが欲しい」

「……っ」

「こんな感情は始めてだ。説明なんかできない、何よりも」

身体が熱くて、疼いて、どうにかなってしまいそうだ。

「いくら旧友とはいえ、他の男がクレアに──っ……」

「…っ」

俺はクレアの手を引っ張った。

「クレア、来て」

「……な、にするの?」

部屋の一角に連れて行き、両手を壁に突かせてヒップを上げさせた。

「ここから手を離したらダメ」

「……えっ」

いきなりそんなことを言われて戸惑ってしまうクレアが、慌てて振り向こうとするが、

「ん…っ!」

耳の後ろに舌を這わせる。

「あ、アルバート…っ、ちょっと待っ……」

片手を腰に回して、もう片方の手でドレスを脱がせていく。

クレアの肌、綺麗だ。

はだけたドレスの中の、柔らかな膨らみに指先を沿わせた。

「…ぁ…っ、ん……」

「クレア、手をちゃんと突いて」

「……っ」

ドレスの裾をたくし上げると、何をされるのか察したようだった。

「…や…っ……だ、ダメ…っ」

「あなたは俺の妻だろう?」

「……っそ、そうだけど…でも……ぁ…っ…」

下着の線をなぞっていた指が奥に忍び込み、柔らかい部分に届いた。

「…ん……、…は…ぁ…っ、いゃ……」

俺に触れられた部分からどんどん熱が滲みだし、淫らに濡れている。クレアは快楽から逃げたいようだ。きっと恥ずかしいんだろうな。まあ……これから恥ずかしいことをもっとするんだけど。

「……クレア」

「…はぁ…っ、ぁ、え……っ…?」

「このままいい?」

「……ん…っ、ぁ……い、いいって……?」

「我慢できなくなった」

俺は答えを強制するように、指を激しく抜き差しする。

「ん…っ!あ……、やめ……っ」

ズブッ、ズブッ、ズブッ、ジュプッ、ジュクン、ズチャッ!!

「いいって言うまで、やめない」

「っ………は…ぁ…っ、ぁ……」

俺の指が敏感な部分を往復していく。言葉通りやめる気なんて無い。

「…ぁ、ん…っい、い…よ……っ…」

いいって……俺は今クレアに酷いことをしているのに──でも、俺はあなたを犯したい。

息を吐いてクレアの肩に顎を乗せた。

「…今日は優しくしてあげないから」

「………っ」

俺の下半身は既に熱を帯びていた。欲望がゆっくりとクレアの体内に沈む。

ズンッ!!

「ぁ…っ、や…ぁ…っ……」

「ん……っ」

俺は両手をクレアのお腹に回して、前後に揺らす。次第に力が加わり、クレアの身体を壁に押し付けた。

「…ふ…っ、ぅ…、あ……っ、あはぁん…」

パンパンパンパン…!

「…は…ぁ…っ」

クレアのナカは温かかった。このままナカにいると溶けてしまいそうだ。

「…ぁ…っ、…ぃや……も……ダメ……っ」

クレアが膝を震わせながら声を上げる。彼女のうなじの辺りの髪をそっとかき分けて俺は愛を告げた。

「……あなたを愛してる」

首筋に噛むようなキスをした。

「あぁんっ」

「もっとクレアが欲しい」

「っい、意地悪、しないで……」

「可愛いね」

「も、もう、ダメぇ…」

「……言っただろう。優しくしないって」

俺は腰の動きを速めた。何度も何度も叩きつける。

「あはぁ…ん、アァァ…っ!」

ぬちゃっ…じゅぷっ…じゅくんっ…

「…んっ!…ぁ………っ」

凄いな。卑猥な音だけじゃない、蜜が溢れ出ている。

くっ、そろそろ出そうだ!

「ぃやぁっ…あっ…アァァァ…」

ドピュッ──!

「イったか」

力が抜けたクレアの身体を後ろから支えて、すぐに壁に押し付けた。俺は腰を深く差し込む。

ズッ!

「……はぁ…っ、ぁ…っ…」

クレアの髪を柔く掴んで、律動を速めていく。

「あっ…あぁぁ…ハァァン」

またイったか。

「はあ、はあ、はあ……クレア…」


それからクレアを抱きかかえて、ベッドに下ろした。はだけたドレスと下着を脱がせていく。

俺の手にはクレアの蜜と俺の精液がついていた。

ああ──よく濡れている。

下着は役目を果たさなかったようだった。

裸のクレアは美しかった。月光が彼女の肌を照らすと女神のように見えた。
少し時間が経ち、クレアは目を覚ました。

裸体でベッドの上に仰向けになっていて驚いたようだった。

「夜は長い。俺を満足させてもらうよ」

「そんな…」

散々バックであんなに突いていたのに?とでも言いたそうだね、俺があれだけで満足する訳がないだろう──?

クレアの露になった太ももを持ち上げた。秘部がよく見える。だが、もっとだ。もっと淫らなあなたが見たい。

「アァ…はぁ……」

「顔。隠さないで」

「お願い、やめて…」

「やめない」

クレアの瞳には俺だけが映っている。そうだ。俺だけでいいんだ。俺を見てくれ。

秘部の中心──クリトリスが勃起していた。
弄ったらどんな反応をするのかな?

「い…やぁ…っ」

俺はクリトリスをそっとつついた。

「痛かった?」

「いっ……たくは、ないです。でも、これから痛くなりそうで…っ」

「痛くしないよ。気持ち良くだけ」

「うぅ…」

俺は指をぺろりと舐めて再びクリトリスに触れた。

「ン"んッ!」

こんな声は初めて聞いたな。それにクリトリスが熱くなってきている。

「あぁっあっ…ああん!」

俺はクリトリスの先端を指で優しく撫でたり、わざと先端を外して周辺を円を描くように刺激していった。

「はァァ…」

クリトリスを摘まむと、クレアの腰が艶かしく蛇のように動いた。

はあ──たまらないな。ふふ、さっきよりクリトリスは大きく膨らんでいる。

「う、そ……」

「クレア。ほらよく見るんだ。いつもより大きくなってるだろう?」

「っあああああああああ!!」

クレアが秘部に目を向けると、頬を紅潮させて悲鳴を上げた。普段は決して見えることのないクリトリスが、ツンと顔を出している。

「やぁ……ん…」

指での愛撫だけでクレアの身体に鋭い快楽が走っているのは目に見えた。息遣いが荒くなっている。

「も、むり…はぁ…あん…」

「そんなことを言っても俺を煽るだけだ」

もっともっと俺に淫らな姿を見せて。俺だけに本当のクレアを見せて。

俺は大きくなったクリトリスを指で摘み、先端を激しく擦り合わせた。

グリグリグリッ!!

「…ッア゛、アアアア…ンンン…ふぁぁあ゛!?」

指だけでイったか。

ぐちゅん…ぐちゅり…ちゅくぅ…

秘部がいやらしい音を立てている。

「見るんだ」

クレアの後頭部を掴み、グイと下に向けた。クレアは恐る恐る秘部に目を向ける。

どうだい? 成長したクリトリスが立派に起っているのが見えるだろう?

「んあっ!?」

膨らみきって不恰好にぷるぷると震えるクリトリスはまるで花のつぼみだ。

「ひっ…あぁん!」

「今にも花が咲きそうだ」

ぺろりと俺がクリトリスを舐めれば、クレアの腰が浮いた。

「ぁぅっ…!」

クリトリスの皮は剥かれきっている。

「いやぁぁ…ん」

身体は正直だ。クレア、本能のままに俺を求めろ。

どぷっ、どぷっ……

「あぁんっ…やっ…も、らめぇ…ああああああ!!」

俺は大きく膨らんだクリトリスを舌で舐めたり、指で強く引っ掻いた。すると嬌声が聞こえた。

「あぁんっ!!」

クレアは勢い良く大量の潮を吹き出した。

「いやぁっ…」

「感じているんだね、このまま挿れるよ」

俺は自身の昂りをクレアに見せつける。

じゅぷんっ!

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」

バックで挿れているから、馴らさずに一気に挿れる。

「淫らだ」

ジュボジュボジュボ…!!

間髪入れずに抜き差しを繰り返しながら、更に奥へと自身を埋め込んでいく。

「アァァんっ…はぁぁ…ああああああっ!」

くぅ……っ、締まる!!

「はっ、ぜっ、はぁ、ああっ、アハァァ…ン」

腰を上下に打ちつけて、抽挿を繰り返す。

パンッ…パンッ…パンッ…ズチュ、バチュッ、ズチュッ…バチュッ…

「あっ…あぁっ…あんっ…ひあっ」

クレアの喘ぎ声が脳に響く。

ギシッ…ミシッ…ギシッ…

俺が動いた通りに、ベッドが喘ぐのもエロいな。

「んふぅ…んっ…あはぁ…」

「クレアの淫らな顔が見れて嬉しいよ」

手で胸を触れば、欲望には抗えず触るだけのつもりが、クレアの柔らかい膨らみを形を変えるほどに揉みしだいていた。

「クレア……」

胸の頂を口に含んで転がして甘噛みすれば、クレアはますます啼いた。


まずいな。俺も余裕が無くなってきた。

「あはぁん…!」

パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ!!

「ふぁあああああッ、あ、あぁ…ん…っ…あはぁ…」

もっと両足は広げられそうだ。

「ん゛あ゛ああああっ、あ、やぁああああっ、い゛っあ゛あ゛あ゛あ゛!!」

遠慮なく奥まで貫いていく。

「んっ…あんっ…あはぁ…」

まだまだ終わらないよ。上から叩きつけるように、激しく腰を打ち下ろせば、クレアは艶かしく身体を動かして啼いた。

パンッ…パンッ…パンッ…パンッ…!!

「あはぁん…あっ…アンッ…アンッ…」

ジュクッ…ジュプン…ジュブッ!

「アァァ…あんっ…あぁぁ…」

パンッ…パンッ…パンッ…パンッ…!!

「っっっ!!」

何度もナカに出した。白い精液がクレアの蜜と混ざって飛沫となって舞った。

「あんっ、あんっ、あんっ、あぁ──!!」

プシュッ…

「っくう!」

ヌポンッ!

再びクレアが絶頂を迎えたようだ。俺は熱い昂りを抜いた。

「はあ、はあ、はあ…アルバート……」

クレアの秘部は湧き出る泉のようだった。俺は泉に顔を埋めて、指と舌で愛撫をしていく。

「…あぁ…はぁ…あぁん……」

っ、クレア……何ていやらしいんだ。

俺の昂りはさっきより固く大きくなっていた。

「クレア」

「っ…」

目が合っただけなのに──

ズッ!

「…あなたのなか……熱い…っ」

俺はクレアを支配している。俺だけが──!!

「クレア。一緒に気持ちよくなって……」

「あぁ…あぁ…あんっ…はぁ…」

俺だけが、あなたに触れていいんだ。俺だけがあなたを抱いていいんだ。

あなたを愛している。


朝になってクレアが俺に微笑んだ。

「私はアルバートが好き。愛してる」

「…………っ!」

「アルバートも私のこと好き?」

クレアの瞳に映るのは俺だけ──

「……」

そんなの決まっているじゃないか。優しくて柔らかな光が胸にこみ上げる。

「…大好き。あなたを愛している」

俺はクレアをぎゅっと抱きしめて小声で答えた。涙が零れ落ちそうだ。こんな顔をあなたに見られたくない。俺は顔を隠すようにクレアを抱きしめ直した。




END

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