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アンドレーの強さ
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王族の私室に向かいながらルイに焼き菓子を持っているかルイに確認したらちゃんと準備していた。流石だ。それがあればルイの空腹を気にせずに魔法陣発動ができる。
私自分の髪に触れ、血を手につけた。その血でルイと私の服に魔法陣を書いた。
ルイには特に許可をとらなかったが何も言わずに見ていた。
「緊急事態になったら発動よろしくね」
そう言って書いた魔法陣を1つ1つ説明した。ルイが頷きながらその魔法陣を確認した。血で書いた魔法陣であるが書き終わりしばらく立つととすっと消えてしまった。
「書いた魔法陣がきえたよね」
以前、紙に書いてあった魔法陣は消えなかったはずだけど……。でもあれは、書いてすぐにルイに渡してしまった。時間が経過したあとを確認していない。
「消えてないよ。血文字の魔法陣があるよ」
ルイはいつもと変わらない様子で答えた。魔法陣が見えるルイに聞いても消えたかどうかなんてわかるわけがない。
実験として、私は自分の手に魔法陣を1つ書いた。その魔法陣には魔法陣が見えるという設定を加えた。すると、魔法陣は私の手に書かれたまま消えない。
ルイに確認すると私が見ない魔法陣と同様に見えるというのだ。
なるほど、基本は消えるが消えない設定もできるということか。そしてルイの目が特殊なのであろう。
王族の生活棟に向かう途中に多くの騎士が倒れていた。息ある者もいたため助けたかったがアーサーに加勢しなくてはいけないと思い目をつぶって進んだ。
王族の生活棟に入ると私たちは言葉を失った。本来、この棟は長い廊下がありそこにいくつかの部屋の扉がある。しかし、今目の前には廊下はあるものの部屋の扉がない。部屋もない。柱もない。
ただの大きな広間となっていた。部屋の壁だったものが瓦礫となってきた。
奥でまた大きな音がしたため、足を進めるとそこには2人の人影があった。一人はアーサーだ。頭を切ったようで金色の髪が赤くまだら模様になっている。
アーサーは手を広げ、そこから氷の塊をだすともう一つの影に向かって打った。しかし、影は気にせずに剣をアーサーに向け、突き進む。塊は影を前にして砕け落ちた。
アーサーは影の剣を手から出現させた氷の剣で受ける。受けたところが欠けて氷が飛び散った。
「アーサーの氷が砕けたのは防御壁の魔法陣? でも魔法陣書いてないよね」
「魔法陣なしで発動した」
ルイは眉を寄せ、口を強く噛んでいる。焦っているようにも感じた。
私たちはアーサーと影の戦いを目で追うのがやっとであり加勢ができず、立ち尽くし見ていることしかできない。
ルイはそれが悔しかったようで拳をにぎりしめていた。私だって同じ気持ちだ。同等に戦えると思っていた。
アーサーと影の場所が入れ替わり、影の容姿が見えた。金色の髪に青い瞳。国王陛下とそっくりだった。しかし、目つきは鋭く怖さを感じる。予想していたのもあり、すぐに誰だかわかった。
あれが国王の弟、アンドレー……。
「貴様」
突然、アンドレーが私の目の前に現れた。さっきまでアーサーと戦っていたはずなのに、今は触れられる距離にいる。アーサーが遠くで固まっているのが見える。
アンドレーは剣を腰に収めると私に手を伸ばした。自分よりも遥かに大きな人間に睨まれ身体が硬直した。自分の手が震えているのが分かる。
ルイは危険を感じたようですぐに私の服に書いた防御魔法陣発動した。しかし、アンドレーが手で触れると防壁は簡単に壊れた。
「―ッ」
アンドレーに圧倒的な差を感じた。絶対に勝てないと思ったがさっきの移動速度を見たら逃げきれるわけがない。
アンドレーは眉を寄せて私を見ている。手も防壁を壊したところで止まっている。何かを考えているようだ。
私は震える手を叩き剣を抜いた。そのままアンドレーの腹部に向かって切り込んだが腹部に到達する前に片手で止められ、剣はびくともしない。
「ウッ」
全力で動かすが微動だにせず、剣はお菓子のようにポキリと折れた。
いや、アンドレーが折ったのだ。
「この程度か」
アンドレーはあきれた顔をした時、彼の背後からルイの姿が見えた。彼は剣を振りかざしアンドレーを切りつけようとした。しかし……。
「ゔっ」
アンドレーに触れることはできず何かに弾かれたように、勢いよくアーサーの方に飛んで行った。
「あぁぁぁ」
ルイの叫び声と大きな音がした。ルイが壁に衝突したのだ。そして、壁にぶつかった衝撃で、床に頭から落ちた。それから動く様子はない。
アーサーが慌てて、ルイに駆け寄る。
アンドレーは私の方を見たまま「ガキが」と言って鼻をならし、私の胸ぐらをつかみアンドレーの顔まで持ち上げた。
首がしまる……。
足をバタバタと動かしあばれるがびくともしない。
「この血はなんだ」
アンドレーが眉を寄せ、私の服を掴んでいない方手で髪を引っ張る。私はその痛みで眉を寄せた。
「この髪の血はなんだと聞いている。ハリーを殺したのか」
アンドレーは大きな声で怒鳴り、私をアーサー達とは逆の方向に投げつけた。抵抗も受け身もする事ができず、背中から壁にぶつかった。髪を引っ張られた痛みとは比べようのない殆どの激痛が全身に走った。そのまま、頭から床に落ちると動くと事が出来なくなった。
「う……」
意識はあるが身体に力が入らない。
無理やり顔あげると、アーサーが氷の剣を持ちアンドレーに切りかかっていた。それをアンドレーは剣で受け止めている。
ガッ
アーサーは後ろに下がり剣をアンドレーに向かって突き刺す。アンドレーは避けた様に見えたが頬にあたり、血が流れていた。
アーサーもアンドレーも私が瞬きする間に広間の端から端までを移動することができるようだ。
魔法陣?
彼らは魔法陣を発動している様子がない。以前私がやったように魔法陣を書かずに発動しているのか。もしくは私が見えないだけなのだろうか。
ルイならわかると思うが、倒れたままピクリとも動かない。
「いっ」
アーサーの氷の剣が、私の真横を通り壁に刺さった。余りの驚きに声が出てしまった。声を出したことで胸が痛んだ。どうやらアバラがダメらしい。
氷の剣はアンドレーに弾かれたようだ。一瞬目を離しただけで戦況がどんどん変わっていく。アーサーはいつも見えないほど細い目をずっと開いてアンドレーを見ている。
どうやらやばいらしい。
すこしでもアンドレーの注意を引ければと思い、必死に口を開いた。
「ハリーは……」
言葉を出すだけで胸に激痛が走る。すこしでもアーサーの力になれらばいいと思い必死に口を動かした。
予想通り、私の言葉にアンドレー反応した。青い目を大きく開き私を見るとその顔に恐怖を感じた。
だけど、臆するわけにいかない。
アーサーが再度氷の剣を出してアンドレーに振りかざすと、私を見たままアーサーの剣を避ける。そして、私から目を離さず滑るように近づいてきた。
「ハリーの……う、うでを……おとして、それ……から彼は消えた……」
私の言葉が終わらないうちにアンドレー消えた。アンドレーがどんな表情をしていたが見えなかったが、ハリー・ナイトを心配して向かったのだろう。
よく分からないが助かったようだ……。
安心すると、眠気が襲ってきた。アーサーが何か言う声が聞こえたが、睡魔に負け目を閉じた。
私自分の髪に触れ、血を手につけた。その血でルイと私の服に魔法陣を書いた。
ルイには特に許可をとらなかったが何も言わずに見ていた。
「緊急事態になったら発動よろしくね」
そう言って書いた魔法陣を1つ1つ説明した。ルイが頷きながらその魔法陣を確認した。血で書いた魔法陣であるが書き終わりしばらく立つととすっと消えてしまった。
「書いた魔法陣がきえたよね」
以前、紙に書いてあった魔法陣は消えなかったはずだけど……。でもあれは、書いてすぐにルイに渡してしまった。時間が経過したあとを確認していない。
「消えてないよ。血文字の魔法陣があるよ」
ルイはいつもと変わらない様子で答えた。魔法陣が見えるルイに聞いても消えたかどうかなんてわかるわけがない。
実験として、私は自分の手に魔法陣を1つ書いた。その魔法陣には魔法陣が見えるという設定を加えた。すると、魔法陣は私の手に書かれたまま消えない。
ルイに確認すると私が見ない魔法陣と同様に見えるというのだ。
なるほど、基本は消えるが消えない設定もできるということか。そしてルイの目が特殊なのであろう。
王族の生活棟に向かう途中に多くの騎士が倒れていた。息ある者もいたため助けたかったがアーサーに加勢しなくてはいけないと思い目をつぶって進んだ。
王族の生活棟に入ると私たちは言葉を失った。本来、この棟は長い廊下がありそこにいくつかの部屋の扉がある。しかし、今目の前には廊下はあるものの部屋の扉がない。部屋もない。柱もない。
ただの大きな広間となっていた。部屋の壁だったものが瓦礫となってきた。
奥でまた大きな音がしたため、足を進めるとそこには2人の人影があった。一人はアーサーだ。頭を切ったようで金色の髪が赤くまだら模様になっている。
アーサーは手を広げ、そこから氷の塊をだすともう一つの影に向かって打った。しかし、影は気にせずに剣をアーサーに向け、突き進む。塊は影を前にして砕け落ちた。
アーサーは影の剣を手から出現させた氷の剣で受ける。受けたところが欠けて氷が飛び散った。
「アーサーの氷が砕けたのは防御壁の魔法陣? でも魔法陣書いてないよね」
「魔法陣なしで発動した」
ルイは眉を寄せ、口を強く噛んでいる。焦っているようにも感じた。
私たちはアーサーと影の戦いを目で追うのがやっとであり加勢ができず、立ち尽くし見ていることしかできない。
ルイはそれが悔しかったようで拳をにぎりしめていた。私だって同じ気持ちだ。同等に戦えると思っていた。
アーサーと影の場所が入れ替わり、影の容姿が見えた。金色の髪に青い瞳。国王陛下とそっくりだった。しかし、目つきは鋭く怖さを感じる。予想していたのもあり、すぐに誰だかわかった。
あれが国王の弟、アンドレー……。
「貴様」
突然、アンドレーが私の目の前に現れた。さっきまでアーサーと戦っていたはずなのに、今は触れられる距離にいる。アーサーが遠くで固まっているのが見える。
アンドレーは剣を腰に収めると私に手を伸ばした。自分よりも遥かに大きな人間に睨まれ身体が硬直した。自分の手が震えているのが分かる。
ルイは危険を感じたようですぐに私の服に書いた防御魔法陣発動した。しかし、アンドレーが手で触れると防壁は簡単に壊れた。
「―ッ」
アンドレーに圧倒的な差を感じた。絶対に勝てないと思ったがさっきの移動速度を見たら逃げきれるわけがない。
アンドレーは眉を寄せて私を見ている。手も防壁を壊したところで止まっている。何かを考えているようだ。
私は震える手を叩き剣を抜いた。そのままアンドレーの腹部に向かって切り込んだが腹部に到達する前に片手で止められ、剣はびくともしない。
「ウッ」
全力で動かすが微動だにせず、剣はお菓子のようにポキリと折れた。
いや、アンドレーが折ったのだ。
「この程度か」
アンドレーはあきれた顔をした時、彼の背後からルイの姿が見えた。彼は剣を振りかざしアンドレーを切りつけようとした。しかし……。
「ゔっ」
アンドレーに触れることはできず何かに弾かれたように、勢いよくアーサーの方に飛んで行った。
「あぁぁぁ」
ルイの叫び声と大きな音がした。ルイが壁に衝突したのだ。そして、壁にぶつかった衝撃で、床に頭から落ちた。それから動く様子はない。
アーサーが慌てて、ルイに駆け寄る。
アンドレーは私の方を見たまま「ガキが」と言って鼻をならし、私の胸ぐらをつかみアンドレーの顔まで持ち上げた。
首がしまる……。
足をバタバタと動かしあばれるがびくともしない。
「この血はなんだ」
アンドレーが眉を寄せ、私の服を掴んでいない方手で髪を引っ張る。私はその痛みで眉を寄せた。
「この髪の血はなんだと聞いている。ハリーを殺したのか」
アンドレーは大きな声で怒鳴り、私をアーサー達とは逆の方向に投げつけた。抵抗も受け身もする事ができず、背中から壁にぶつかった。髪を引っ張られた痛みとは比べようのない殆どの激痛が全身に走った。そのまま、頭から床に落ちると動くと事が出来なくなった。
「う……」
意識はあるが身体に力が入らない。
無理やり顔あげると、アーサーが氷の剣を持ちアンドレーに切りかかっていた。それをアンドレーは剣で受け止めている。
ガッ
アーサーは後ろに下がり剣をアンドレーに向かって突き刺す。アンドレーは避けた様に見えたが頬にあたり、血が流れていた。
アーサーもアンドレーも私が瞬きする間に広間の端から端までを移動することができるようだ。
魔法陣?
彼らは魔法陣を発動している様子がない。以前私がやったように魔法陣を書かずに発動しているのか。もしくは私が見えないだけなのだろうか。
ルイならわかると思うが、倒れたままピクリとも動かない。
「いっ」
アーサーの氷の剣が、私の真横を通り壁に刺さった。余りの驚きに声が出てしまった。声を出したことで胸が痛んだ。どうやらアバラがダメらしい。
氷の剣はアンドレーに弾かれたようだ。一瞬目を離しただけで戦況がどんどん変わっていく。アーサーはいつも見えないほど細い目をずっと開いてアンドレーを見ている。
どうやらやばいらしい。
すこしでもアンドレーの注意を引ければと思い、必死に口を開いた。
「ハリーは……」
言葉を出すだけで胸に激痛が走る。すこしでもアーサーの力になれらばいいと思い必死に口を動かした。
予想通り、私の言葉にアンドレー反応した。青い目を大きく開き私を見るとその顔に恐怖を感じた。
だけど、臆するわけにいかない。
アーサーが再度氷の剣を出してアンドレーに振りかざすと、私を見たままアーサーの剣を避ける。そして、私から目を離さず滑るように近づいてきた。
「ハリーの……う、うでを……おとして、それ……から彼は消えた……」
私の言葉が終わらないうちにアンドレー消えた。アンドレーがどんな表情をしていたが見えなかったが、ハリー・ナイトを心配して向かったのだろう。
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安心すると、眠気が襲ってきた。アーサーが何か言う声が聞こえたが、睡魔に負け目を閉じた。
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