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宰相であることに疑問を感じる宰相
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つい先ほど、はじめてルカ第二王子殿下が国務室を訪れた。以前はよくいらっしゃたらしいが私が宰相業務についてからは初めてである。私もエマ王妃殿下も驚いていたがアーサー殿下は何か知っているようであったが特に気にしないようにしていた。
アーサー殿下は知っているけど話さない。
問えば聞かれなかったからと仰るがお伺いをたててもはぐらかされるのでどちらにせよ、知る事はできない。
今回の件はオリバー殿下のお耳にいれて置く必要があるとエマ王妃殿下と共に判断した。オリバー殿下とアーサー殿下は婚姻関係にあるから話は通じるかもしれないがそれは不確かであるため私から伝えることした。
お二人の関係はいまいち分からない。公務以外での接触は見たことがないし、お二人で話されていても甘い雰囲気にはならない。
アーサー殿下はにこにこといつものように話しかけ、オリバー殿下は無表情で単調な話し方だ。お互いに役職で呼び合う。
なぜご結婚されたのであろうか。
少なくともオリバー殿下も最近ルカ第二王子殿下が変わられたと言うと話はお耳に届いていらっしゃるかもしれない。しかし、私が本日それを目の当たりにした事実を伝える必要がある。
ルカ第二王子殿下のご様子に私は言葉を失った。今まで逃げていた現実と向き合い将来を見ているのだ。それはもご自分だけではなく国や国民を見ている。ルカ第二王子殿下で王族として求められる事も多い分咎められる事があったが私は、まだ幼いとルカ第二王子殿下の行動を見守っていた。だから優しい家庭教師をつけたのだ。彼は頭は良くないが幼少のルカ第二王子殿下と上手くやれると思っていたのに……。
先ほどあったルカ第二王子殿下に今までにないものを感じた。それがなんであるか言葉にはできないが、私たちと見ているものが違う不思議な感じであった。
今までルカ第二王子殿下にその様な事を感じたことはない。
子どもらしくないと言えるが兄であるルイ第一王子殿下も子どもらしくない。それは以前からであるため気にする者はいない。
外務室の前に来ると、扉に立つ衛兵に声をかける。衛兵は返事をすると頭を下げて室内に入っていった。外務室には部屋がいくつかあり、基本的には国王、摂取、貿易大臣が同じ部屋で仕事をしている。その他に個人で仕事のできる部屋と応接室がある。国務室と構造は同じである。
今回の話はルカ第二王子殿下についであるため、フィリップ国王陛下にお知らせする前にオリバー殿下に話を通しておきたかった。
フィリップ国王陛下は第二王子殿下の言動に敏感になりすぎる事がある。
その理由も理解できなくはないが物に限度と言うものがある。
以前、ルカ第二王子殿下の家庭教師がルカ第二王子殿下を傷つけたのではないかと大騒ぎした聞いている。家庭教師は私の身内だから指摘されるの生きた心地がしない。
衛兵が扉から出てくると丁寧にオリバー殿下の仕事場に案内される。応接室より個室の方が防音設備がよいのだ。そして、オリバー殿下以外使用していないから色んな意味で安心できる。
衛兵が摂政専用仕事場の扉を叩き返事を確認するとあけ、私が入室すると丁寧に扉を締め去る足音がした。
仕事場は机と椅子がある。その椅子に座り、オリバー殿下は私を待っていた。
机の前に立ちドレスのスカートを持ち挨拶と機会を頂いたお礼を述べると、するとオリバー殿下にさっさと本題に入るように促された。相変わらず、眉一つ動かさずに話す。感情をのせないため、オリバー殿下の気持ちを汲み取るのが難しい。
「本日、ルカ第二王子殿下が国務室に来られました。そこで家庭教師は必要無しと仰っておりました。勉学は独学かルイ第一王子殿下に聞くからで問題ないそうです」
「ルイに聞くのか」
ルイ第一王子殿下に聞くと言う言葉が引っかかった様で珍しく眉が動いた。しかし、それもすぐに戻る。オリバー殿下がどのように感じたか分からないが、私もルカ第二王子殿下のこの言葉には引っかかった。今まで、ルカ第二王子殿下はルイ第一王子殿下を避けていた。しかし、ここ最近はよく一緒にいる姿を見る。二人の間に何あったのだろう。
「はい、今後もあの者たちを家庭教師とするならばカミラ第一王女殿下の学習はルカ第二王子殿下がみると仰っておりました。この件に致しまして一切ルカ第二王子殿下に回答はしておりません」
「わかった。私の方で判断しよう」
今回の報告をどう感じたたのか表情が動かないオリバー殿下からは読み取ることはできない。しかし、答えは予想通りであった。家庭教師の件は私が一任していたがもう口を出すことはできない。おそらく哀れな愚息は解雇だろう。
「これはお耳にいれるべきか悩んだ事柄がですがよろしいでしようか。事実ではなく私の感性ですので信憑性はございません」
オリバー殿下は根拠のない話が好きではない。感情論や主観のみで物事を語る人間を厳しい目で見ている。特に学ばない者に対して容赦がない。だから、退室を命じられる覚悟で伝えた。
「構わない」
オリバー殿下が今回私の感性での話を聞きたいと仰った事に驚きすぐに返事が出来なかった。
あの事件以来、皆ルカ第二王子殿下に対して敏感だが特にオスカー殿下は群を抜いている。しかし、オスカー殿下はあの事件の時我が国の王族ではなかったはずである。もしくはアーサー殿下かフィリップ国王陛下関係で私には分からない事があるのかもしれない。
「……以前のルカ第二王子殿下と違うようです。言葉で表すのは難しいのですが子どもらしさが消えてしまったようだと感じました」
「なるほど」
頷くオリバー殿下に報告が以上ある事を告げると労いの言葉を頂き退出を促された。オリバー殿下に挨拶をすると外務室をあとにした。
外務室から少し進んだ所ににこにこと笑顔のアーサー殿下がいらっしゃいた。アーサー殿下の机に山のように書類を置いたので私を探しにいらっしゃることは覚悟していたので驚きはしなかったがため息がでた。
嫌な予感がする。
「オリバーの所に行っていたのですか」
「はい」
私は立ち止まりアーサー殿下の方をみると短い返事をした。
アーサー殿下は王族の血族であるが役職は私より下である。貴族の部下の王族って意味が分からない。
宰相に任命された時、アーサー殿下が宰相になるべきと散々話したのに【アーサーの希望】と言って誰一人話を聞いては頂けなった。
最初はアーサー殿下の能力に問題があるのかと思ったが、すぐに違う事を身を持って知った。アーサー殿下は法務大臣どころか宰相や王妃殿下の仕事も理解なさり補佐に入って下さる。
宰相に任命され就任するまで前宰相に付き仕事を覚えなくてはならない。しかし、私は異例であったため前宰相に付きになることはできなかった。
その時はアーサー殿下に助けて頂いた。
宰相の仕事を丁寧に教えて頂いたのだ。そのおかげで、今の私は宰相は勿論の事王妃や法務大臣の仕事と理解している。後で考えればアーサー殿下の目的はコレだったようで現在では席どころか城にいないことも多い。
「オリバー殿下にルカ第二王子殿下の希望をお伝えしました。それと、机に書類をいくつか置いておきましたが処理して頂けましたでしょうか」
「あ~」
私の言葉に首を傾げて右手で首の後ろをかく。これは私に任せる仕事を考えている時にでるアーサー殿下の癖である。私は覚悟をきめる。
「これからちょーと、出掛けたいですよね」
そう言うと彼は、書類内容と処理そして今後の方針を私に伝えた。
内容もしっかり把握されているし方針も最善だと感じますがそれは法務大臣の仕事です。
「お願い出来ますか」
私が言わんした事を察したなさったのであろう。さらさらの金色の髪に青い目の美しい殿下に笑顔でお願いされて首を縦に振らない女性はいない。この島の人間は皆金髪碧眼であるがそれだけだ。
ここまで美しいのは王族特有のものである。
承諾しても仕事量はさほど増えないためアーサー殿下がもし残念お顔あっても毎回承諾はする。それは気づくと宰相の仕事の方が完了している時があるからだ。以前から思っているようにアーサー殿下が宰相で私が法務大臣であるべきなのである。
きっと、アーサー殿下が宰相になったら今ほど自由に動く事ができないから法務大臣だわ。
それは王族やそれに関わる人全てが知っていて何も言わない事実なのである。つくづく、我が国は身分格差のある国であると思う。
貴族である私もその恩恵を得ている。そして、それを放棄した息子を思い浮かべながら国務室へ戻る。
アーサー殿下は知っているけど話さない。
問えば聞かれなかったからと仰るがお伺いをたててもはぐらかされるのでどちらにせよ、知る事はできない。
今回の件はオリバー殿下のお耳にいれて置く必要があるとエマ王妃殿下と共に判断した。オリバー殿下とアーサー殿下は婚姻関係にあるから話は通じるかもしれないがそれは不確かであるため私から伝えることした。
お二人の関係はいまいち分からない。公務以外での接触は見たことがないし、お二人で話されていても甘い雰囲気にはならない。
アーサー殿下はにこにこといつものように話しかけ、オリバー殿下は無表情で単調な話し方だ。お互いに役職で呼び合う。
なぜご結婚されたのであろうか。
少なくともオリバー殿下も最近ルカ第二王子殿下が変わられたと言うと話はお耳に届いていらっしゃるかもしれない。しかし、私が本日それを目の当たりにした事実を伝える必要がある。
ルカ第二王子殿下のご様子に私は言葉を失った。今まで逃げていた現実と向き合い将来を見ているのだ。それはもご自分だけではなく国や国民を見ている。ルカ第二王子殿下で王族として求められる事も多い分咎められる事があったが私は、まだ幼いとルカ第二王子殿下の行動を見守っていた。だから優しい家庭教師をつけたのだ。彼は頭は良くないが幼少のルカ第二王子殿下と上手くやれると思っていたのに……。
先ほどあったルカ第二王子殿下に今までにないものを感じた。それがなんであるか言葉にはできないが、私たちと見ているものが違う不思議な感じであった。
今までルカ第二王子殿下にその様な事を感じたことはない。
子どもらしくないと言えるが兄であるルイ第一王子殿下も子どもらしくない。それは以前からであるため気にする者はいない。
外務室の前に来ると、扉に立つ衛兵に声をかける。衛兵は返事をすると頭を下げて室内に入っていった。外務室には部屋がいくつかあり、基本的には国王、摂取、貿易大臣が同じ部屋で仕事をしている。その他に個人で仕事のできる部屋と応接室がある。国務室と構造は同じである。
今回の話はルカ第二王子殿下についであるため、フィリップ国王陛下にお知らせする前にオリバー殿下に話を通しておきたかった。
フィリップ国王陛下は第二王子殿下の言動に敏感になりすぎる事がある。
その理由も理解できなくはないが物に限度と言うものがある。
以前、ルカ第二王子殿下の家庭教師がルカ第二王子殿下を傷つけたのではないかと大騒ぎした聞いている。家庭教師は私の身内だから指摘されるの生きた心地がしない。
衛兵が扉から出てくると丁寧にオリバー殿下の仕事場に案内される。応接室より個室の方が防音設備がよいのだ。そして、オリバー殿下以外使用していないから色んな意味で安心できる。
衛兵が摂政専用仕事場の扉を叩き返事を確認するとあけ、私が入室すると丁寧に扉を締め去る足音がした。
仕事場は机と椅子がある。その椅子に座り、オリバー殿下は私を待っていた。
机の前に立ちドレスのスカートを持ち挨拶と機会を頂いたお礼を述べると、するとオリバー殿下にさっさと本題に入るように促された。相変わらず、眉一つ動かさずに話す。感情をのせないため、オリバー殿下の気持ちを汲み取るのが難しい。
「本日、ルカ第二王子殿下が国務室に来られました。そこで家庭教師は必要無しと仰っておりました。勉学は独学かルイ第一王子殿下に聞くからで問題ないそうです」
「ルイに聞くのか」
ルイ第一王子殿下に聞くと言う言葉が引っかかった様で珍しく眉が動いた。しかし、それもすぐに戻る。オリバー殿下がどのように感じたか分からないが、私もルカ第二王子殿下のこの言葉には引っかかった。今まで、ルカ第二王子殿下はルイ第一王子殿下を避けていた。しかし、ここ最近はよく一緒にいる姿を見る。二人の間に何あったのだろう。
「はい、今後もあの者たちを家庭教師とするならばカミラ第一王女殿下の学習はルカ第二王子殿下がみると仰っておりました。この件に致しまして一切ルカ第二王子殿下に回答はしておりません」
「わかった。私の方で判断しよう」
今回の報告をどう感じたたのか表情が動かないオリバー殿下からは読み取ることはできない。しかし、答えは予想通りであった。家庭教師の件は私が一任していたがもう口を出すことはできない。おそらく哀れな愚息は解雇だろう。
「これはお耳にいれるべきか悩んだ事柄がですがよろしいでしようか。事実ではなく私の感性ですので信憑性はございません」
オリバー殿下は根拠のない話が好きではない。感情論や主観のみで物事を語る人間を厳しい目で見ている。特に学ばない者に対して容赦がない。だから、退室を命じられる覚悟で伝えた。
「構わない」
オリバー殿下が今回私の感性での話を聞きたいと仰った事に驚きすぐに返事が出来なかった。
あの事件以来、皆ルカ第二王子殿下に対して敏感だが特にオスカー殿下は群を抜いている。しかし、オスカー殿下はあの事件の時我が国の王族ではなかったはずである。もしくはアーサー殿下かフィリップ国王陛下関係で私には分からない事があるのかもしれない。
「……以前のルカ第二王子殿下と違うようです。言葉で表すのは難しいのですが子どもらしさが消えてしまったようだと感じました」
「なるほど」
頷くオリバー殿下に報告が以上ある事を告げると労いの言葉を頂き退出を促された。オリバー殿下に挨拶をすると外務室をあとにした。
外務室から少し進んだ所ににこにこと笑顔のアーサー殿下がいらっしゃいた。アーサー殿下の机に山のように書類を置いたので私を探しにいらっしゃることは覚悟していたので驚きはしなかったがため息がでた。
嫌な予感がする。
「オリバーの所に行っていたのですか」
「はい」
私は立ち止まりアーサー殿下の方をみると短い返事をした。
アーサー殿下は王族の血族であるが役職は私より下である。貴族の部下の王族って意味が分からない。
宰相に任命された時、アーサー殿下が宰相になるべきと散々話したのに【アーサーの希望】と言って誰一人話を聞いては頂けなった。
最初はアーサー殿下の能力に問題があるのかと思ったが、すぐに違う事を身を持って知った。アーサー殿下は法務大臣どころか宰相や王妃殿下の仕事も理解なさり補佐に入って下さる。
宰相に任命され就任するまで前宰相に付き仕事を覚えなくてはならない。しかし、私は異例であったため前宰相に付きになることはできなかった。
その時はアーサー殿下に助けて頂いた。
宰相の仕事を丁寧に教えて頂いたのだ。そのおかげで、今の私は宰相は勿論の事王妃や法務大臣の仕事と理解している。後で考えればアーサー殿下の目的はコレだったようで現在では席どころか城にいないことも多い。
「オリバー殿下にルカ第二王子殿下の希望をお伝えしました。それと、机に書類をいくつか置いておきましたが処理して頂けましたでしょうか」
「あ~」
私の言葉に首を傾げて右手で首の後ろをかく。これは私に任せる仕事を考えている時にでるアーサー殿下の癖である。私は覚悟をきめる。
「これからちょーと、出掛けたいですよね」
そう言うと彼は、書類内容と処理そして今後の方針を私に伝えた。
内容もしっかり把握されているし方針も最善だと感じますがそれは法務大臣の仕事です。
「お願い出来ますか」
私が言わんした事を察したなさったのであろう。さらさらの金色の髪に青い目の美しい殿下に笑顔でお願いされて首を縦に振らない女性はいない。この島の人間は皆金髪碧眼であるがそれだけだ。
ここまで美しいのは王族特有のものである。
承諾しても仕事量はさほど増えないためアーサー殿下がもし残念お顔あっても毎回承諾はする。それは気づくと宰相の仕事の方が完了している時があるからだ。以前から思っているようにアーサー殿下が宰相で私が法務大臣であるべきなのである。
きっと、アーサー殿下が宰相になったら今ほど自由に動く事ができないから法務大臣だわ。
それは王族やそれに関わる人全てが知っていて何も言わない事実なのである。つくづく、我が国は身分格差のある国であると思う。
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