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正樹はあの時と何も変わらなかった。けど、彼の口から幼い頃の事が出ないということはおそらく忘れている。なのに、自分が男であった事に驚かない事が不思議であった。
実は女の服着た男に見えて、皆は腹の底で笑っているのではないかと不安になった。
「ゆうちゃん?」
正樹が首を傾げた。悠は深呼吸をして正樹の顔をまっすぐに見た。
「あのさ」悠は一呼吸置いてから聞いた。「私が男っていつから知っていた?」
「男……?」正樹は首を傾げた。「戸籍の話なら見たいことないから知らない」
「いや、そうじゃなくて……」
正樹の予想外の切り返しに眉を寄せた。
「チンコがついているのは始めて見た」
「そうだろけど……」
正樹に裸を見せたのは初めてであるから当たり前の話だ。悠はそう言うことを言いたいのではない。
眉を下げてどう聞いていいか悩んでいると正樹が口を開いた。
「あのさ。木山恵は知っているよな。一緒に飲んだんだろ」
「……うん」
突然、名前が出てきた意味が分からなかったが頷いた。
「アイツの性別知ってるか?」
「男でしょ」
木山恵は自分よりも背が高く黒髪短髪だ。ゆるい服を着ていたが、手を見た感じから筋肉質だろうと思った。更に彼には河沼一香と言う彼女がいる。
「ふーん」
正樹はベッドから出た。
長めのTシャツは太ももまで隠れていたが、歩くたびに股間が見えそうになった。それに悠の心臓は早く動いた。
彼のソレを見たいと思った。しかし、見えそうで見えない。
「おい」
「え……?」
正樹は眉を寄せて持っていたスマートフォンをベッドのヘッドボードに置いた。そして、悠の目の前にすわると膝をおり足を広げた。
「――ッ」
正樹の通常のサイズのモノが悠の鼻につく位置に現れた。
「見たいだろ」
「……」
「好きにしていいよ」
美味しそうなソレにドキドキした。舌を出すとゆっくりとソレに触れた。
まだソレは柔らかく小さかった。
悠は口の中に含むと音を出してしゃぶった。すると、正樹の呼吸が次第に荒くなっていった。
「……ふう」
彼に頭を撫ぜられると心地よさを感じた。
唾液をソレに絡ませて丁寧にしゃぶるとドンドン膨張して硬くなっていった。
「うぅ……」
それが喉の方まで来ると苦しかったが、彼が感じている顔を見ると興奮した。
「もう、出るから……」
頭を捕まれて無理やりソレから離された。その瞬間、彼の欲望が放たれて顔に掛かった。
「わりぃ」
そう言った彼に抱き寄せられると顔を舐められた。その時には悠のモノは痛いくらいに大きくなっていた
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