51 / 73
第50話 謝罪
しおりを挟む
教室に戻ると、女子たちに囲まれ心配する言葉を口々に言っていた。それに貴也は丁寧謝罪した。
「人騒がせな奴だな。勝手にいなくなったのに女子に心配されて良い身分だな」
和也の隣座っていた男子がヘラヘラと笑いながらヤジを飛ばした。そして、彼はチラリと和也の方を見た。すると彼は眉をよせ不愉快そうな顔で彼を見た。
「うるせー、耳の近くでデカい声出すなよ」
「あぁ?」和也の反応に発言をした男子はあからさまに不快な顔をした。
「まぁ、心配させたのはダメだな。俺は校内中を走り回ったんだぜ」
和也のその言葉に不快感を表した男子がニヤリと笑った。そして、何か言おうとしたが「黙れよ」と和也に凄まれて口を閉じた。
和也は席を立ち、貴也の方にゆっくりと歩いて来た。それに女子たちが構える。
「あのさ。マジで皆、心配したんだ。どうするべきか分かるよな?」
謝罪を求められている事はすぐに分かった。しかし、そこの言葉が出なかった。心配してくれる女子には素直に謝れたが、自分を睨みつける男子にはそんな気持ちにはなれない。
和也は貴也の近くにいた女子に退くように伝えた。女子たちは文句を言ったが和也に凄まれると後退した。
至近距離まで来ると、耳に口を寄せてきた。
「ここなんとかしろよ。お前、桜華に言って王様してる奴と戦うだろ? 1人戦うつもりか? そんなの限界が来るよな」肩を叩き更に和也は言葉を続けた「女子みてーに最初からお前の事好きな奴ばかりじゃねぇーし、どーせこいつらはお前の頭と顔に群がってるだけだ。そんな奴信用ならねぇ。意味わかるよな?」
和也の言葉は貴也の胸を貫いた。彼の周りに人が集まる理由が分かった気がした。
「ありがとう」小さくつぶやくと貴也は顔を上げて、ヤジを飛ばした男子を見た。貴也の鋭い眼力に一瞬ひるんだが、すぐに睨み返してきた。
和也は、貴也から離れたヤジを飛ばした男子のもとへ戻っていた。すると、彼は助けを求めるような目で和也を見ていたが彼は反応しなかった。
クラス全員が教室内にいたが誰一人として話さず静まり返っていた。あまりに静かであるため、隣のクラス担任である鈴木が覗きにきた。彼は状況を把握するため扉の外から黙って見守っていた。
少しして、クラス担任の小谷野の来て教室内に入ろとした所を鈴木が止めた。鈴木は何か言おうとしたが、周囲の様子を見て口を閉じた。
クラス全員の視線が貴也に集まった。
緊張で手が湿った。ゆっくりと深呼吸をして、クラス一人一人の顔をゆっくりと見た。それから、徐に頭を下げた。
「勝手に居なくなって迷惑を掛けてごめん。俺、中学受験する予定で勉強が上手くいかなくて焦っていたんだ」
「えー、江本君。授業中、寝てても答えられるじゃん。なんで焦るの?」
近くにいた女子が言うとその周りにいた女子も力強く頷いた。すると、貴也はゆっくりと頭を上げて首を振った。
「学校の勉強はすでに5年の時に終わってるから分かるだけだよ。俺は塾も含めるけど帰宅してから6、7時間は勉強するんだ。それに朝は2時間やる。それで授業中眠くなってしまうんだ」
勉強時間を聞くと、クラスがざわついた。扉の外で聞いていた教師は唖然としていた。
「なんで、そんなに勉強すんだよ。天才だろ」
和也の横にいる男子が言った。それに女子らも頷く。
「天才じゃないよ。それでも志望校の合格率は50%なんだよ。だから、焦っていて今日は昼休みに屋上の前で勉強していたんだ。それに夢中になって時間を忘れてしまったんだよ」
「えー、だったら教室で勉強すればいいじゃん」
「いや、それは……」
女子の言葉に戸惑った。教室以外の場所で勉強した原因に言われなんと答えていいか分からなかった。
「お前らのせーだろ」
和也の声が響いた。貴也にあったクラスメートの視線が一気に集めた。
「なによ」
貴也の周りにいる女子たちが不満そう和也を睨みつけたが彼はそんな彼女たちを鼻で笑った。
「江本が教室にいるときお前ら何してる? 江本に話しかけてんじゃねーの?」
貴也が勉強できない理由が分かり女子たちは顔を赤くした。しかし、それを素直に認めたくなくてキッと鋭い目で和也を睨みつけた。
「なによ。叶だって、迷惑かけてるじゃない。江本君のこと馬鹿にして」
1人の女子が前に出て和也を指さすと他の女子も前に出てきて睨みつけた。女子の集団というのは迫力があり、和也の周りにいた男子は青ざめて何も言えなかった。その中で和也は「フン」っと鼻で笑った。
「その件は、江本に謝罪している。アイツは俺の家に泊まったことあるんだぜ」
その言葉に驚いたのは女子だけではなく、男子もだ。
「……カズ、お前裏切ったのか?」
動揺する男子に和也は笑って「裏切ってねぇ」と答えた。
「俺は江本が気に食わなかったが、奴の努力する姿を見て考えを改めたんだ」そこで一呼吸おいて男子らの方を見た「なぁ、裏切るってなんだ?」
その言葉に男子らは困った顔をして、お互いに顔を見合わせた。
「俺はお前らの事、友だちだと思ってる。バカな話して笑ったりサッカーやったりするのが仲間じゃねぇの?」
「そうだけど……」
「なら、俺が江本と仲良くしての裏切りじゃねぇよな? 大体、江本と仲良くした方がいいじゃね? 頭いいし、母親医者だぜ。しかもめちゃ美人」
「マジかぁ?」
男子は江本の母の話で盛り上がった。彼らはもう周りのことなど気にせず和也の中心に下世話なことを言ってゲラゲラと馬鹿笑いしていた。
それを女子は軽蔑したような目でみた。
「あの……江本君。ごめんね」
1人の女子が遠慮がちに小さな声で謝ると、他の女子の続けて謝った。貴也は1人ずつ丁寧に対応していった。彼の優しい笑顔に女子全員が顔を真っ赤に染めていた。
「どうしました?」
隣のクラス担任の鈴木は笑顔で担任の小谷野に声を掛けると、彼はハンカチで目を抑えていた。
「視野が狭かったことを反省してます」と言って涙を拭いたハンカチをポケットに入れると教室入っていった。それを見送ると鈴木は自分のクラスに戻った。クラスで何があったか聞かれたが鈴木は笑って誤魔化していた。
「ホームルームを始める」
小谷野が教卓立つと、クラス全員がスッと自席に座った。誰も話していないが、いつもよりクラスが穏やかに感じた。
塾ビルに入ると、エレベーターを上がらずにその場にとどまった。少しすると和也の姿が見えて貴也は「やあ」と言って近づいた。
「江本? 何してんだ?」
和也に自分から話し掛けたのは初めてであったからか、彼は酷く驚いた顔をして足を止めた。
「遅れるから歩きながら話さない? 階段で上がっていいかな?」
「あぁ」和也に、あからさまに警戒された。
和也には何度も助けられていた。しかし、それを一切返していないように思えた。
「なんだ?」
階段を上がりながら、和也は首を傾げた。
「ありがとう」
「へ?」
「今日の事、いや、それ以外も。感謝しているよ」
改めて感謝の言葉を伝えるの恥ずかしくては和也の顔を見れなかった。
下を向いたまま、階段を上がって行った。しかし、いくら待っても返答がないのでゆっくりと顔をあげると和也の姿がなかった。
「叶?」
名前を呼びながら当たりを見回すと、下の方で立ち止まっていた。
「叶」
再度、名前呼びながら和也の元へ降りた。彼は下を向いて固まっていた。もう一度名前を呼ぶと顔をあげた。
「突然なんだよ」悪態をついたが、少し考えてから「違うか。やっと俺の凄さに気づいたな?」偉そうな台詞なのに語尾が疑問系だ。
それがおかしくて笑いながら「なんでもいいよ」と答えた。
予想外すぎる貴也の行動に和也は混乱してしまったようだ。
それから、自習室に行き和也の成果物を見た。間違えは多いが量をこなしていた。
字が汚く、いくか自分で書いた数字をまちがえて認識していた。
「なんで、暗号化してんの?」和也のノートに書かれてる数字を指差した「これさ、“9”? “7”?」
指摘した数字を見て、和也は眉をひそめ唸っている。
「最初の式では“9”と答えだしてるみたいだけど、この答えを使った式は“7”で計算してるよね?」
「確かに」
頷く和哉にため息が出た。
更に、よく分からない数字を赤丸していった。
「きれいに書いて、間違えた問題全部やり直した方いいよ」
「そうか。でも、俺はわかる」
ふてくされる和也に「ふーん」と言って、数字を読み間違えてミスしている所を指さした。
「……そうかも。分かった」
素直に頷き、やり直しを始めたので貴也はそれ以上何も言わず近くの席に座ると自分も勉強を始めた。
「人騒がせな奴だな。勝手にいなくなったのに女子に心配されて良い身分だな」
和也の隣座っていた男子がヘラヘラと笑いながらヤジを飛ばした。そして、彼はチラリと和也の方を見た。すると彼は眉をよせ不愉快そうな顔で彼を見た。
「うるせー、耳の近くでデカい声出すなよ」
「あぁ?」和也の反応に発言をした男子はあからさまに不快な顔をした。
「まぁ、心配させたのはダメだな。俺は校内中を走り回ったんだぜ」
和也のその言葉に不快感を表した男子がニヤリと笑った。そして、何か言おうとしたが「黙れよ」と和也に凄まれて口を閉じた。
和也は席を立ち、貴也の方にゆっくりと歩いて来た。それに女子たちが構える。
「あのさ。マジで皆、心配したんだ。どうするべきか分かるよな?」
謝罪を求められている事はすぐに分かった。しかし、そこの言葉が出なかった。心配してくれる女子には素直に謝れたが、自分を睨みつける男子にはそんな気持ちにはなれない。
和也は貴也の近くにいた女子に退くように伝えた。女子たちは文句を言ったが和也に凄まれると後退した。
至近距離まで来ると、耳に口を寄せてきた。
「ここなんとかしろよ。お前、桜華に言って王様してる奴と戦うだろ? 1人戦うつもりか? そんなの限界が来るよな」肩を叩き更に和也は言葉を続けた「女子みてーに最初からお前の事好きな奴ばかりじゃねぇーし、どーせこいつらはお前の頭と顔に群がってるだけだ。そんな奴信用ならねぇ。意味わかるよな?」
和也の言葉は貴也の胸を貫いた。彼の周りに人が集まる理由が分かった気がした。
「ありがとう」小さくつぶやくと貴也は顔を上げて、ヤジを飛ばした男子を見た。貴也の鋭い眼力に一瞬ひるんだが、すぐに睨み返してきた。
和也は、貴也から離れたヤジを飛ばした男子のもとへ戻っていた。すると、彼は助けを求めるような目で和也を見ていたが彼は反応しなかった。
クラス全員が教室内にいたが誰一人として話さず静まり返っていた。あまりに静かであるため、隣のクラス担任である鈴木が覗きにきた。彼は状況を把握するため扉の外から黙って見守っていた。
少しして、クラス担任の小谷野の来て教室内に入ろとした所を鈴木が止めた。鈴木は何か言おうとしたが、周囲の様子を見て口を閉じた。
クラス全員の視線が貴也に集まった。
緊張で手が湿った。ゆっくりと深呼吸をして、クラス一人一人の顔をゆっくりと見た。それから、徐に頭を下げた。
「勝手に居なくなって迷惑を掛けてごめん。俺、中学受験する予定で勉強が上手くいかなくて焦っていたんだ」
「えー、江本君。授業中、寝てても答えられるじゃん。なんで焦るの?」
近くにいた女子が言うとその周りにいた女子も力強く頷いた。すると、貴也はゆっくりと頭を上げて首を振った。
「学校の勉強はすでに5年の時に終わってるから分かるだけだよ。俺は塾も含めるけど帰宅してから6、7時間は勉強するんだ。それに朝は2時間やる。それで授業中眠くなってしまうんだ」
勉強時間を聞くと、クラスがざわついた。扉の外で聞いていた教師は唖然としていた。
「なんで、そんなに勉強すんだよ。天才だろ」
和也の横にいる男子が言った。それに女子らも頷く。
「天才じゃないよ。それでも志望校の合格率は50%なんだよ。だから、焦っていて今日は昼休みに屋上の前で勉強していたんだ。それに夢中になって時間を忘れてしまったんだよ」
「えー、だったら教室で勉強すればいいじゃん」
「いや、それは……」
女子の言葉に戸惑った。教室以外の場所で勉強した原因に言われなんと答えていいか分からなかった。
「お前らのせーだろ」
和也の声が響いた。貴也にあったクラスメートの視線が一気に集めた。
「なによ」
貴也の周りにいる女子たちが不満そう和也を睨みつけたが彼はそんな彼女たちを鼻で笑った。
「江本が教室にいるときお前ら何してる? 江本に話しかけてんじゃねーの?」
貴也が勉強できない理由が分かり女子たちは顔を赤くした。しかし、それを素直に認めたくなくてキッと鋭い目で和也を睨みつけた。
「なによ。叶だって、迷惑かけてるじゃない。江本君のこと馬鹿にして」
1人の女子が前に出て和也を指さすと他の女子も前に出てきて睨みつけた。女子の集団というのは迫力があり、和也の周りにいた男子は青ざめて何も言えなかった。その中で和也は「フン」っと鼻で笑った。
「その件は、江本に謝罪している。アイツは俺の家に泊まったことあるんだぜ」
その言葉に驚いたのは女子だけではなく、男子もだ。
「……カズ、お前裏切ったのか?」
動揺する男子に和也は笑って「裏切ってねぇ」と答えた。
「俺は江本が気に食わなかったが、奴の努力する姿を見て考えを改めたんだ」そこで一呼吸おいて男子らの方を見た「なぁ、裏切るってなんだ?」
その言葉に男子らは困った顔をして、お互いに顔を見合わせた。
「俺はお前らの事、友だちだと思ってる。バカな話して笑ったりサッカーやったりするのが仲間じゃねぇの?」
「そうだけど……」
「なら、俺が江本と仲良くしての裏切りじゃねぇよな? 大体、江本と仲良くした方がいいじゃね? 頭いいし、母親医者だぜ。しかもめちゃ美人」
「マジかぁ?」
男子は江本の母の話で盛り上がった。彼らはもう周りのことなど気にせず和也の中心に下世話なことを言ってゲラゲラと馬鹿笑いしていた。
それを女子は軽蔑したような目でみた。
「あの……江本君。ごめんね」
1人の女子が遠慮がちに小さな声で謝ると、他の女子の続けて謝った。貴也は1人ずつ丁寧に対応していった。彼の優しい笑顔に女子全員が顔を真っ赤に染めていた。
「どうしました?」
隣のクラス担任の鈴木は笑顔で担任の小谷野に声を掛けると、彼はハンカチで目を抑えていた。
「視野が狭かったことを反省してます」と言って涙を拭いたハンカチをポケットに入れると教室入っていった。それを見送ると鈴木は自分のクラスに戻った。クラスで何があったか聞かれたが鈴木は笑って誤魔化していた。
「ホームルームを始める」
小谷野が教卓立つと、クラス全員がスッと自席に座った。誰も話していないが、いつもよりクラスが穏やかに感じた。
塾ビルに入ると、エレベーターを上がらずにその場にとどまった。少しすると和也の姿が見えて貴也は「やあ」と言って近づいた。
「江本? 何してんだ?」
和也に自分から話し掛けたのは初めてであったからか、彼は酷く驚いた顔をして足を止めた。
「遅れるから歩きながら話さない? 階段で上がっていいかな?」
「あぁ」和也に、あからさまに警戒された。
和也には何度も助けられていた。しかし、それを一切返していないように思えた。
「なんだ?」
階段を上がりながら、和也は首を傾げた。
「ありがとう」
「へ?」
「今日の事、いや、それ以外も。感謝しているよ」
改めて感謝の言葉を伝えるの恥ずかしくては和也の顔を見れなかった。
下を向いたまま、階段を上がって行った。しかし、いくら待っても返答がないのでゆっくりと顔をあげると和也の姿がなかった。
「叶?」
名前を呼びながら当たりを見回すと、下の方で立ち止まっていた。
「叶」
再度、名前呼びながら和也の元へ降りた。彼は下を向いて固まっていた。もう一度名前を呼ぶと顔をあげた。
「突然なんだよ」悪態をついたが、少し考えてから「違うか。やっと俺の凄さに気づいたな?」偉そうな台詞なのに語尾が疑問系だ。
それがおかしくて笑いながら「なんでもいいよ」と答えた。
予想外すぎる貴也の行動に和也は混乱してしまったようだ。
それから、自習室に行き和也の成果物を見た。間違えは多いが量をこなしていた。
字が汚く、いくか自分で書いた数字をまちがえて認識していた。
「なんで、暗号化してんの?」和也のノートに書かれてる数字を指差した「これさ、“9”? “7”?」
指摘した数字を見て、和也は眉をひそめ唸っている。
「最初の式では“9”と答えだしてるみたいだけど、この答えを使った式は“7”で計算してるよね?」
「確かに」
頷く和哉にため息が出た。
更に、よく分からない数字を赤丸していった。
「きれいに書いて、間違えた問題全部やり直した方いいよ」
「そうか。でも、俺はわかる」
ふてくされる和也に「ふーん」と言って、数字を読み間違えてミスしている所を指さした。
「……そうかも。分かった」
素直に頷き、やり直しを始めたので貴也はそれ以上何も言わず近くの席に座ると自分も勉強を始めた。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
ハルとアキ
花町 シュガー
BL
『嗚呼、秘密よ。どうかもう少しだけ一緒に居させて……』
双子の兄、ハルの婚約者がどんな奴かを探るため、ハルのふりをして学園に入学するアキ。
しかし、その婚約者はとんでもない奴だった!?
「あんたにならハルをまかせてもいいかなって、そう思えたんだ。
だから、さよならが来るその時までは……偽りでいい。
〝俺〟を愛してーー
どうか気づいて。お願い、気づかないで」
----------------------------------------
【目次】
・本編(アキ編)〈俺様 × 訳あり〉
・各キャラクターの今後について
・中編(イロハ編)〈包容力 × 元気〉
・リクエスト編
・番外編
・中編(ハル編)〈ヤンデレ × ツンデレ〉
・番外編
----------------------------------------
*表紙絵:たまみたま様(@l0x0lm69) *
※ 笑いあり友情あり甘々ありの、切なめです。
※心理描写を大切に書いてます。
※イラスト・コメントお気軽にどうぞ♪
異世界ぼっち暮らし(神様と一緒!!)
藤雪たすく
BL
愛してくれない家族から旅立ち、希望に満ちた一人暮らしが始まるはずが……異世界で一人暮らしが始まった!?
手違いで人の命を巻き込む神様なんて信じません!!俺が信じる神様はこの世にただ一人……俺の推しは神様です!!
フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
十七歳の心模様
須藤慎弥
BL
好きだからこそ、恋人の邪魔はしたくない…
ほんわか読者モデル×影の薄い平凡くん
柊一とは不釣り合いだと自覚しながらも、
葵は初めての恋に溺れていた。
付き合って一年が経ったある日、柊一が告白されている現場を目撃してしまう。
告白を断られてしまった女の子は泣き崩れ、
その瞬間…葵の胸に卑屈な思いが広がった。
※fujossy様にて行われた「梅雨のBLコンテスト」出品作です。
いとしの生徒会長さま
もりひろ
BL
大好きな親友と楽しい高校生活を送るため、急きょアメリカから帰国した俺だけど、編入した学園は、とんでもなく変わっていた……!
しかも、生徒会長になれとか言われるし。冗談じゃねえっつの!
俺は勇者のお友だち
むぎごはん
BL
俺は王都の隅にある宿屋でバイトをして暮らしている。たまに訪ねてきてくれる騎士のイゼルさんに会えることが、唯一の心の支えとなっている。
2年前、突然この世界に転移してきてしまった主人公が、頑張って生きていくお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる