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十五夜の贈り物
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ふと、優吾が目を覚ますとそこはベットの上であった。ひどい疲労感を感じながら周囲を見渡した。
(うさ……)
真横では、うさが規則正しい寝息を立てていた。
(あ、全部やってくれたんだ。申し訳無い)
優吾は自分の身体が綺麗になり寝巻きを着てることを確認すると、心の中でうさに礼を言いながら彼触れた。
白から黒に色が変わったがふわふわの毛質は同じであった。
(こうして寝ていると……)
「だから、子どもじゃねーって」
突然、目を開けたうさに優吾はびくりとして動きを止めた。うさは優吾の手を頭の掴み、甲にキスをした。
「だいたい、俺は優吾の倍以上生きてるぞ。以前、降りてきた時はみんな着物着てた。だから、俺も着たが随分変わったんだな」
「へ? それって少なくとも100年は生きてる?」
「そーかもな」
「寿命とかあるのか」
うさは首を傾げて少し考えてから肩をすくめた。
優吾は寂しくなった。彼は自分よりも長く生きていて、そして自分の方が先に死ぬと思うと涙が出そうになった。
(私が死んだ後、うさは……、私以外の人間を好きになるのか)
嫉妬して落ち込んでるいる自分に気づくと優吾は頭を振った。あったばかりなのに、こんなにも彼に執着している自分に戸惑った。
「あ……? 俺が欲しいのか? まぁ、夫婦だしな」
うさは起き上がると、ベットの横にある棚から小さな箱を取り出した。
「何?」
優吾に疑問に答えずに、うさはその箱を優吾の前に持ってくるとゆっくりと開けた。そこには二つの小さな飾りが入っていた。丸いうさぎの耳のついた輪っかの真ん中一本の棒が入っていた。
優吾にはそれがなんだか分からなかった。
「これは俺の命と繋がっている。つければ優吾が死ぬ時、俺も一緒に逝ってやれる。逆に俺が死んだら道連れたけどな」
優吾はそれが嬉しくて、すぐに返事をしようとしたが、言葉を飲み込んだ。
否定すべきことであった。自分がいなくなったら彼は別の人と幸せになるべきだ。
しかし。
言えなかった。
最後まで自分と共にいてくれるのが嬉しくたまらなかった。
「あー? そんなに悩むもんじゃねぇーよ。俺らは大抵人間と結ばれるだ。そんで、時を共にするんだ」
「じゃ、前回、きた時は? 」
「あぁ、気に入ったやついなかったから、やることやって堪能したら月に帰った」
それを聞いて、優吾は“月に帰るお姫様”の話を思い出した。
「まぁ、そもそも、結婚したから死ぬまで離れられねぇーよ。1週間、身体重ねぇーと禁断症状が起きて呼吸できなくなる」
「……」
(最高じゃないか)
優吾はうさの説明に胸を踊らせた。それに、うさは目を大きくした。
「嫌じゃねぇーの?」
「なんで? 毎日、私に触れてくれるだろ」
嬉しそうな顔をする優吾に、うさは困った顔をして、頬かいた。
「あのな。名前もらって契約したが、破棄できなくはねぇーんだ」
「そうなのか」
「だが、コレをつけたらマジで破棄できねー」
うさは箱に入った、飾りを指さした。
「いいよ。つけて」
即答するに、うさは戸惑った。
「本当に、俺から離れられなくなるんだぞ」
「いいよ。うさ、私から離れたら死ぬでしょ。永遠に一緒だね」
にこにこする優吾に、うさは頷き優吾の服に手をかけた。
優吾は期待に満ちた目で、うさを見ていた。
うさが優吾の寝間着のボタンをすべて外すと乳首があらわになった。
「これをここに、つける」
そう言って、うさは飾りを優吾の突起にあてた。優吾は予想していなかった事に驚いていたが、顔を赤くした優吾は仰向けになると自分の胸をうさの方に突き出した。
「いいのか?」
「早く、僕のモノになってよ。うさ」
高揚する優吾を横目に、うさは彼の突起に舌を這わせた。
「あぁぁん」
優吾は気持ちよさそうな声をあげた。
「あ? もう唇噛んで我慢しねぇーの?」
うさが笑うと、優吾は頷いた。
「喘ぎ声なんて、気持ち悪いと思ったし恥ずかしかったけど、うさは聞きたいだよね」
「あぁ、聞かせろ」
うさは優吾の突起を舐めながら、反対側の突起を手で触った。
「ふぁぁん、気持ちいいよぉぉ」
優吾は快感に酔いしれ、腰を動かして自分の股間に手を伸ばした。ソレに、触れるとうさは優吾から離れた。
不安になり、手を止めて彼を探すと手袋をしてニードルを持っていた。それを見て、優吾はドキリとした。
(乳首、いたいかな)
「大丈夫」
うさは優しげに声をかけ、口づけをした。優吾は口をあけ彼の舌を招きいれた。うさの唾液が流れてきて優吾はそれを夢中で飲んだ。
(あぁ、美味しい)
彼の口が離れでもその余韻で優吾の頭がぼーっとした。
その瞬間。
乳首に違和感を感じてソレを見た。優吾の突起に、小さなうさぎがいた。
(あぁぁん。可愛い、私のうさちゃん)
※※※
数日後、優吾は乳首のピアスが剥けないように厚めの肌着を着るとその上からワイシャツを着て上着を羽織った。
身支度が終わり、台所に行くと笑顔のうさがいた。
「できたよ」
「ありがとう」
優吾はうさが作った弁当を鞄にいれた。すると、うさは優悟に近づくと少し足を浮かせて彼に口づけをした。
「いってらっしゃい」
「行ってくる」
(うさ……)
真横では、うさが規則正しい寝息を立てていた。
(あ、全部やってくれたんだ。申し訳無い)
優吾は自分の身体が綺麗になり寝巻きを着てることを確認すると、心の中でうさに礼を言いながら彼触れた。
白から黒に色が変わったがふわふわの毛質は同じであった。
(こうして寝ていると……)
「だから、子どもじゃねーって」
突然、目を開けたうさに優吾はびくりとして動きを止めた。うさは優吾の手を頭の掴み、甲にキスをした。
「だいたい、俺は優吾の倍以上生きてるぞ。以前、降りてきた時はみんな着物着てた。だから、俺も着たが随分変わったんだな」
「へ? それって少なくとも100年は生きてる?」
「そーかもな」
「寿命とかあるのか」
うさは首を傾げて少し考えてから肩をすくめた。
優吾は寂しくなった。彼は自分よりも長く生きていて、そして自分の方が先に死ぬと思うと涙が出そうになった。
(私が死んだ後、うさは……、私以外の人間を好きになるのか)
嫉妬して落ち込んでるいる自分に気づくと優吾は頭を振った。あったばかりなのに、こんなにも彼に執着している自分に戸惑った。
「あ……? 俺が欲しいのか? まぁ、夫婦だしな」
うさは起き上がると、ベットの横にある棚から小さな箱を取り出した。
「何?」
優吾に疑問に答えずに、うさはその箱を優吾の前に持ってくるとゆっくりと開けた。そこには二つの小さな飾りが入っていた。丸いうさぎの耳のついた輪っかの真ん中一本の棒が入っていた。
優吾にはそれがなんだか分からなかった。
「これは俺の命と繋がっている。つければ優吾が死ぬ時、俺も一緒に逝ってやれる。逆に俺が死んだら道連れたけどな」
優吾はそれが嬉しくて、すぐに返事をしようとしたが、言葉を飲み込んだ。
否定すべきことであった。自分がいなくなったら彼は別の人と幸せになるべきだ。
しかし。
言えなかった。
最後まで自分と共にいてくれるのが嬉しくたまらなかった。
「あー? そんなに悩むもんじゃねぇーよ。俺らは大抵人間と結ばれるだ。そんで、時を共にするんだ」
「じゃ、前回、きた時は? 」
「あぁ、気に入ったやついなかったから、やることやって堪能したら月に帰った」
それを聞いて、優吾は“月に帰るお姫様”の話を思い出した。
「まぁ、そもそも、結婚したから死ぬまで離れられねぇーよ。1週間、身体重ねぇーと禁断症状が起きて呼吸できなくなる」
「……」
(最高じゃないか)
優吾はうさの説明に胸を踊らせた。それに、うさは目を大きくした。
「嫌じゃねぇーの?」
「なんで? 毎日、私に触れてくれるだろ」
嬉しそうな顔をする優吾に、うさは困った顔をして、頬かいた。
「あのな。名前もらって契約したが、破棄できなくはねぇーんだ」
「そうなのか」
「だが、コレをつけたらマジで破棄できねー」
うさは箱に入った、飾りを指さした。
「いいよ。つけて」
即答するに、うさは戸惑った。
「本当に、俺から離れられなくなるんだぞ」
「いいよ。うさ、私から離れたら死ぬでしょ。永遠に一緒だね」
にこにこする優吾に、うさは頷き優吾の服に手をかけた。
優吾は期待に満ちた目で、うさを見ていた。
うさが優吾の寝間着のボタンをすべて外すと乳首があらわになった。
「これをここに、つける」
そう言って、うさは飾りを優吾の突起にあてた。優吾は予想していなかった事に驚いていたが、顔を赤くした優吾は仰向けになると自分の胸をうさの方に突き出した。
「いいのか?」
「早く、僕のモノになってよ。うさ」
高揚する優吾を横目に、うさは彼の突起に舌を這わせた。
「あぁぁん」
優吾は気持ちよさそうな声をあげた。
「あ? もう唇噛んで我慢しねぇーの?」
うさが笑うと、優吾は頷いた。
「喘ぎ声なんて、気持ち悪いと思ったし恥ずかしかったけど、うさは聞きたいだよね」
「あぁ、聞かせろ」
うさは優吾の突起を舐めながら、反対側の突起を手で触った。
「ふぁぁん、気持ちいいよぉぉ」
優吾は快感に酔いしれ、腰を動かして自分の股間に手を伸ばした。ソレに、触れるとうさは優吾から離れた。
不安になり、手を止めて彼を探すと手袋をしてニードルを持っていた。それを見て、優吾はドキリとした。
(乳首、いたいかな)
「大丈夫」
うさは優しげに声をかけ、口づけをした。優吾は口をあけ彼の舌を招きいれた。うさの唾液が流れてきて優吾はそれを夢中で飲んだ。
(あぁ、美味しい)
彼の口が離れでもその余韻で優吾の頭がぼーっとした。
その瞬間。
乳首に違和感を感じてソレを見た。優吾の突起に、小さなうさぎがいた。
(あぁぁん。可愛い、私のうさちゃん)
※※※
数日後、優吾は乳首のピアスが剥けないように厚めの肌着を着るとその上からワイシャツを着て上着を羽織った。
身支度が終わり、台所に行くと笑顔のうさがいた。
「できたよ」
「ありがとう」
優吾はうさが作った弁当を鞄にいれた。すると、うさは優悟に近づくと少し足を浮かせて彼に口づけをした。
「いってらっしゃい」
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