10 / 10
10.デートをして視えたもの
しおりを挟む
夏休みに空野くんとデートをした時。
手を触れると、やっぱり空野くんの前世が視えた。
2回目のデートの時は、占いの場面。
リーファの家の前で感じたお香の香り。 あの香りが漂う星空の元、10人前後の人が集まっていた。
リーファともう一人の女性が、星を読み、水晶や石、お香の煙を使って、占いをしているようだった。
もう一人の女性はリーファによく似た年配の女性で、同じような宝石の装飾品を身に着けていた。
たぶん・・・リーファのお母さん、かな。 リーファによく似ていて、美しい人だった。
占いをしている2人以外は全員男性で、若い人から年配の人までいた。
その中にルーカスもいて。
みんな、一様に真剣な表情。 神聖な空気に包まれていた。
『・・・お告げです』
リーファの母の声が響く。
そこにいる人たちは、みんな一斉に首を垂れた。
『今年は自然の災害もなく、作物は豊かに育ち、収穫も見込まれます。 狩猟も問題なく、食糧の心配はありません。
・・・・ただ』
一旦言葉を切り、眉根を寄せて、悲しげな表情。
『・・・・今後、隣国との戦争は激化します。 徴兵も行われ、若い命が失われるでしょう』
長老と思しき人が、顔を上げる。
『それは・・・この村からも、若い者が戦争に行くということですかな?』
リーファの母はゆっくりとうなずいた。 その後ろで、リーファも悲しそうな表情をしている。
・・・・私は、この間夢で見たことを思い出した。
戦争・・・・ その場にいたルーカス・・・・
あれは、この後に起こったこと・・・・・?
その次・・・・3回目のデートの時に視えたのは、その占いの場面の続きだった。
占いが終わった後も、戦争の話にみんな浮かない表情をしている。
『・・・みなさん』
リーファの母がみんなに呼びかけ、リーファを近くに呼び寄せた。
『娘のリーファも、16になりました。これも皆様のおかげです』
その言葉に、みんなの雰囲気が、少し明るくなる。
『そうか、もう16か。早いものだな』
『そろそろ、結婚も考えないとな』
えっ、16歳、なんだ!?
正直、驚いてしまった。
すごい美人だし、雰囲気からしてもっと年上かと思ってたけど・・・・ 私と同じくらい、なんだー・・・
っていう事は、ルーカスも、同じくらいの年なのかな?
ルーカスもすごく美形なのもあって、年上だと思ってたけど・・・・
『ルーカス! 結婚式はいつするんだ?』
ルーカスの隣に座った男性が、彼の肩を叩く。
ルーカスは照れたように笑った。
そっか・・・ やっぱり、ルーカスとリーファは、結婚するんだ・・・
『リーファが16になりましたので、今後『星読み』はリーファに行ってもらいます』
リーファの母の言葉に、感嘆の声が漏れる。
『みなさんもご存じの通り、『星読み』としての力は、私よりもリーファの方が強力です。 今後もみなさんのお力になれることでしょう』
リーファは微笑み、一礼した。
『みなさん、よろしくお願いいたします』
空野くんの手に触れて視えたのは、ここまでだった。
『星読み』・・・自然災害とか、収穫、戦争の話をしていたし、占い師のようなもの・・・だよね・・・・
リーファって、力の強い、占い師だったんだ・・・・・
そして、ルーカスと結婚するのかあ・・
村のみんなにも祝福されていたし、本当に良かったなって思った。
そして・・・・空野くんと会った日の夜、私は夢でも空野くんの前世を視た。
2回目のデートの日の夜・・・・
ルーカスとリーファは、一緒に野草を採っていた。
『ルーカス、手伝ってくれてありがとう』
『ああ、大丈夫だよ。 これくらいで足りるかな』
『ええ、じゅうぶん』
2人は野草を採り終わったようで、草むらから出て川辺にやってきた。
『休憩しようか』
そう言って、川原に腰を下ろす。
ルーカスは隣に座るリーファを見た。
『・・・リーファ。 前に、リーファは前世も視えるって言ってたよな?』
リーファは小さくうなずいた。
『・・・ええ』
『普通、『星読み』って、未来のことを視るものだよな。 前世が視えるのって、珍しいんじゃないのか?』
『・・・そうね・・・ お母さんは、前世は視えないって言ってたわ』
ルーカスはニッて笑った。
『やっぱり、リーファはすごいんだな』
『そんなことないけど・・・』
ルーカスは少し前のめりに座りなおして、リーファのことを覗き込んだ。
『オレの前世って、どんなのなんだ? リーファと一緒に居たりしたのかな』
真っすぐに自分を見るルーカスに、リーファは少し頬を染めた。
『・・・ルーカスの前世で・・・私も、一緒に、居たわ』
その言葉に、ルーカスは破顔する。
『そうなんだ! 前世でも一緒だったなんて、嬉しいな』
風が吹いてなびいた髪を、リーファは手で押さえた。
『前世で関わりが深い人は、現世でも関係があることが多いのよ。
・・・・前世で・・・・私たちは、結婚していたの』
ルーカスは驚いた顔をして・・・ リーファのことを引き寄せて抱きしめた。
『ルーカスっ・・・!?』
『リーファ・・・ 前世で結婚してたなんて・・・ほんとに、嬉しい。
現世でも・・・・ ずっと、一緒に居たいな』
ルーカスの、リーファへの熱い気持ちが感じられて、なんだか私の胸まで熱くなった。
ルーカス・・・ほんとにリーファのことが大好きなんだな・・・
ルーカスの熱い言葉に、リーファは彼の背中に手を回して抱きしめた。
そして・・・・3回目のデートの日の夜・・・・
私はまた、空野くんの前世を、夢で視た。
ルーカスとリーファは、2人で湖のほとりに居た。
とても綺麗な湖で、水の透明度は高く、魚が泳いでいるのもよく見えた。
ルーカスはリーファに背を向け、湖の方を向いて立っている。
その背中を見つめ、リーファは泣きそうな表情をしていた。
『ルーカス・・・やっぱり、行くの?』
『・・・ああ』
ルーカスはうなずいて、リーファを振り返る。
『オレの弓の腕、知ってるだろ? お呼びがかかって当然だ』
ルーカスはぐっと力こぶを作る仕草をして、リーファに笑顔を見せた。
『・・・戦争は、まだ続くんだろ?』
リーファは小さくうなずく。
『・・・だったら、オレが行って、早く戦争を終わらせてやる』
『ルーカス・・・』
『・・・リーファと幸せになるために、早く戦争のない世界になってほしいから』
ルーカスはリーファに近づき、その髪に触れた。
『だからさ・・・戦争が終わったら、結婚しよう、リーファ』
リーファは黒い瞳を大きく見開いた。 その瞳が涙に濡れていく。
ぽろぽろとこぼれる涙を、ルーカスは指でぬぐった。
『リーファ・・・オレ、絶対帰ってくるから。 ・・・待っててくれるか?』
リーファは泣きながら何度もうなずいた。
ルーカスはリーファをぎゅっと抱きしめ・・・ キスを、した。
リーファはルーカスの首に腕を回す。
お互いの存在を確かめるように、2人は何度も唇を重ねて。
ほんの少し唇を離して、リーファはルーカスの頬に触れた。
『ルーカス・・・絶対、帰ってきてね?』
『ああ、帰ってくるよ』
ルーカスは、愛おしそうにリーファの髪を撫でる。
リーファは微笑むと、自分の首の後ろに手を回した。 ネックレスを、外す。
『・・・お守り。 ルーカスを、守ってくれるように』
そう言うと、外したネックレスをルーカスの首に着けた。
ペンダントトップの宝石は、ルーカスの瞳のように鮮やかなブルーだった。
リーファはその宝石に触れると、瞳を閉じて願いを込めるような仕草をした。
『・・・リーファ、ありがとう』
ルーカスは自分の左の前腕に巻いていた、赤い布を解いた。
『・・・オレ、こんな物しかないけど。 でも、いつも狩りに行くときに使ってるから』
そう言って、その赤い布をリーファの手首に結び付けた。 少し照れたような表情をしながら。
『こんな物がお守りになるとは思えないけど・・・でも、持っててほしい』
リーファは自分の手首にまかれた布を見て、うれしそうに笑った。
『うれしい。 ありがとう、ルーカス』
前に視た、戦争の場面を思い出す。
前線に立っていたルーカス。
・・・どうか無事に戻ってきて、2人が結婚できますように。 そう願わずにはいられない。
・・・私が視ることが出来たのは、ここまでだった。
手を触れると、やっぱり空野くんの前世が視えた。
2回目のデートの時は、占いの場面。
リーファの家の前で感じたお香の香り。 あの香りが漂う星空の元、10人前後の人が集まっていた。
リーファともう一人の女性が、星を読み、水晶や石、お香の煙を使って、占いをしているようだった。
もう一人の女性はリーファによく似た年配の女性で、同じような宝石の装飾品を身に着けていた。
たぶん・・・リーファのお母さん、かな。 リーファによく似ていて、美しい人だった。
占いをしている2人以外は全員男性で、若い人から年配の人までいた。
その中にルーカスもいて。
みんな、一様に真剣な表情。 神聖な空気に包まれていた。
『・・・お告げです』
リーファの母の声が響く。
そこにいる人たちは、みんな一斉に首を垂れた。
『今年は自然の災害もなく、作物は豊かに育ち、収穫も見込まれます。 狩猟も問題なく、食糧の心配はありません。
・・・・ただ』
一旦言葉を切り、眉根を寄せて、悲しげな表情。
『・・・・今後、隣国との戦争は激化します。 徴兵も行われ、若い命が失われるでしょう』
長老と思しき人が、顔を上げる。
『それは・・・この村からも、若い者が戦争に行くということですかな?』
リーファの母はゆっくりとうなずいた。 その後ろで、リーファも悲しそうな表情をしている。
・・・・私は、この間夢で見たことを思い出した。
戦争・・・・ その場にいたルーカス・・・・
あれは、この後に起こったこと・・・・・?
その次・・・・3回目のデートの時に視えたのは、その占いの場面の続きだった。
占いが終わった後も、戦争の話にみんな浮かない表情をしている。
『・・・みなさん』
リーファの母がみんなに呼びかけ、リーファを近くに呼び寄せた。
『娘のリーファも、16になりました。これも皆様のおかげです』
その言葉に、みんなの雰囲気が、少し明るくなる。
『そうか、もう16か。早いものだな』
『そろそろ、結婚も考えないとな』
えっ、16歳、なんだ!?
正直、驚いてしまった。
すごい美人だし、雰囲気からしてもっと年上かと思ってたけど・・・・ 私と同じくらい、なんだー・・・
っていう事は、ルーカスも、同じくらいの年なのかな?
ルーカスもすごく美形なのもあって、年上だと思ってたけど・・・・
『ルーカス! 結婚式はいつするんだ?』
ルーカスの隣に座った男性が、彼の肩を叩く。
ルーカスは照れたように笑った。
そっか・・・ やっぱり、ルーカスとリーファは、結婚するんだ・・・
『リーファが16になりましたので、今後『星読み』はリーファに行ってもらいます』
リーファの母の言葉に、感嘆の声が漏れる。
『みなさんもご存じの通り、『星読み』としての力は、私よりもリーファの方が強力です。 今後もみなさんのお力になれることでしょう』
リーファは微笑み、一礼した。
『みなさん、よろしくお願いいたします』
空野くんの手に触れて視えたのは、ここまでだった。
『星読み』・・・自然災害とか、収穫、戦争の話をしていたし、占い師のようなもの・・・だよね・・・・
リーファって、力の強い、占い師だったんだ・・・・・
そして、ルーカスと結婚するのかあ・・
村のみんなにも祝福されていたし、本当に良かったなって思った。
そして・・・・空野くんと会った日の夜、私は夢でも空野くんの前世を視た。
2回目のデートの日の夜・・・・
ルーカスとリーファは、一緒に野草を採っていた。
『ルーカス、手伝ってくれてありがとう』
『ああ、大丈夫だよ。 これくらいで足りるかな』
『ええ、じゅうぶん』
2人は野草を採り終わったようで、草むらから出て川辺にやってきた。
『休憩しようか』
そう言って、川原に腰を下ろす。
ルーカスは隣に座るリーファを見た。
『・・・リーファ。 前に、リーファは前世も視えるって言ってたよな?』
リーファは小さくうなずいた。
『・・・ええ』
『普通、『星読み』って、未来のことを視るものだよな。 前世が視えるのって、珍しいんじゃないのか?』
『・・・そうね・・・ お母さんは、前世は視えないって言ってたわ』
ルーカスはニッて笑った。
『やっぱり、リーファはすごいんだな』
『そんなことないけど・・・』
ルーカスは少し前のめりに座りなおして、リーファのことを覗き込んだ。
『オレの前世って、どんなのなんだ? リーファと一緒に居たりしたのかな』
真っすぐに自分を見るルーカスに、リーファは少し頬を染めた。
『・・・ルーカスの前世で・・・私も、一緒に、居たわ』
その言葉に、ルーカスは破顔する。
『そうなんだ! 前世でも一緒だったなんて、嬉しいな』
風が吹いてなびいた髪を、リーファは手で押さえた。
『前世で関わりが深い人は、現世でも関係があることが多いのよ。
・・・・前世で・・・・私たちは、結婚していたの』
ルーカスは驚いた顔をして・・・ リーファのことを引き寄せて抱きしめた。
『ルーカスっ・・・!?』
『リーファ・・・ 前世で結婚してたなんて・・・ほんとに、嬉しい。
現世でも・・・・ ずっと、一緒に居たいな』
ルーカスの、リーファへの熱い気持ちが感じられて、なんだか私の胸まで熱くなった。
ルーカス・・・ほんとにリーファのことが大好きなんだな・・・
ルーカスの熱い言葉に、リーファは彼の背中に手を回して抱きしめた。
そして・・・・3回目のデートの日の夜・・・・
私はまた、空野くんの前世を、夢で視た。
ルーカスとリーファは、2人で湖のほとりに居た。
とても綺麗な湖で、水の透明度は高く、魚が泳いでいるのもよく見えた。
ルーカスはリーファに背を向け、湖の方を向いて立っている。
その背中を見つめ、リーファは泣きそうな表情をしていた。
『ルーカス・・・やっぱり、行くの?』
『・・・ああ』
ルーカスはうなずいて、リーファを振り返る。
『オレの弓の腕、知ってるだろ? お呼びがかかって当然だ』
ルーカスはぐっと力こぶを作る仕草をして、リーファに笑顔を見せた。
『・・・戦争は、まだ続くんだろ?』
リーファは小さくうなずく。
『・・・だったら、オレが行って、早く戦争を終わらせてやる』
『ルーカス・・・』
『・・・リーファと幸せになるために、早く戦争のない世界になってほしいから』
ルーカスはリーファに近づき、その髪に触れた。
『だからさ・・・戦争が終わったら、結婚しよう、リーファ』
リーファは黒い瞳を大きく見開いた。 その瞳が涙に濡れていく。
ぽろぽろとこぼれる涙を、ルーカスは指でぬぐった。
『リーファ・・・オレ、絶対帰ってくるから。 ・・・待っててくれるか?』
リーファは泣きながら何度もうなずいた。
ルーカスはリーファをぎゅっと抱きしめ・・・ キスを、した。
リーファはルーカスの首に腕を回す。
お互いの存在を確かめるように、2人は何度も唇を重ねて。
ほんの少し唇を離して、リーファはルーカスの頬に触れた。
『ルーカス・・・絶対、帰ってきてね?』
『ああ、帰ってくるよ』
ルーカスは、愛おしそうにリーファの髪を撫でる。
リーファは微笑むと、自分の首の後ろに手を回した。 ネックレスを、外す。
『・・・お守り。 ルーカスを、守ってくれるように』
そう言うと、外したネックレスをルーカスの首に着けた。
ペンダントトップの宝石は、ルーカスの瞳のように鮮やかなブルーだった。
リーファはその宝石に触れると、瞳を閉じて願いを込めるような仕草をした。
『・・・リーファ、ありがとう』
ルーカスは自分の左の前腕に巻いていた、赤い布を解いた。
『・・・オレ、こんな物しかないけど。 でも、いつも狩りに行くときに使ってるから』
そう言って、その赤い布をリーファの手首に結び付けた。 少し照れたような表情をしながら。
『こんな物がお守りになるとは思えないけど・・・でも、持っててほしい』
リーファは自分の手首にまかれた布を見て、うれしそうに笑った。
『うれしい。 ありがとう、ルーカス』
前に視た、戦争の場面を思い出す。
前線に立っていたルーカス。
・・・どうか無事に戻ってきて、2人が結婚できますように。 そう願わずにはいられない。
・・・私が視ることが出来たのは、ここまでだった。
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
結婚しても別居して私は楽しくくらしたいので、どうぞ好きな女性を作ってください
シンさん
ファンタジー
サナス伯爵の娘、ニーナは隣国のアルデーテ王国の王太子との婚約が決まる。
国に行ったはいいけど、王都から程遠い別邸に放置され、1度も会いに来る事はない。
溺愛する女性がいるとの噂も!
それって最高!好きでもない男の子供をつくらなくていいかもしれないし。
それに私は、最初から別居して楽しく暮らしたかったんだから!
そんな別居願望たっぷりの伯爵令嬢と王子の恋愛ストーリー
最後まで書きあがっていますので、随時更新します。
表紙はエブリスタでBeeさんに描いて頂きました!綺麗なイラストが沢山ございます。リンク貼らせていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる