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62.1週間ー2 あきらSIDE
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次の日、オレは実家からバイトに行った。
夜帰ってくると・・・・レイキから、メッセージが、きていた。
・・・なん、だろう・・・・
メッセージをくれたことは、すごく、嬉しい。
ただ、なんて書いてあるかが、怖くて・・・・
オレは震える手で、メッセージを、開いた。
そこには、オレが実家からバイトに通っていることを心配してくれている内容が書いてあった。
向こうに戻ってバイトに通った方がいいんじゃないかって、提案してくれていた。
レイキ・・・やっぱり、優しいな・・・・
きっと、オレとカオを合わせたくないだろうに・・・・
オレのこと、心配してくれて・・・・
まだ親と話が出来ていない以上、向こうに戻るわけにはいかない。
オレは、
『レイキ、ゴメン。 今はまだ、そっちに戻れなくて。 でも、レイキとはちゃんと話をするから。 待っててくれるか?』
と、メッセージを送った。
レイキと話をするためにも、・・・早く、両親に話さないと。
「母さん、父さんは今日何時くらいになるかな」
「そんなに遅くならないように帰るって言ってたわよ」
・・・よし。 じゃあ、今日父さんに・・・
「晃もお父さんに用事があるの?」
『も』って?
「駿がお父さんに話があるからって、連絡したみたいよ」
「えっ、駿兄、が?」
駿兄・・・父さんとなにか話す約束してるんだ・・・・?
なん・・・だろ。
どうしよ・・・ オレも話したいのにな・・・・・
「ただいまーっ」
玄関から明るい声が響く。
駿兄が帰ってきたんだ。
「駿、おかえりー」
母さんは嬉しそうに駿兄に笑顔を向ける。
「最近も忙しいの? 全然帰ってこないものね」
「まあ、ぼちぼちかな」
駿兄はオレを見ると、驚いた表情。
「晃! めずらしいな、家で会うの」
・・・父さんはまだ、帰ってきてない。
オレは駿兄に近づいた。
「・・・駿兄、ちょっと、話せる?」
駿兄は少し口角を持ち上げた。
「・・・いいぜ」
2人でオレの部屋に行こうとすると、
「あ、駿! 夜ご飯は?」
「ああ、昼遅かったし、まだ大丈夫」
母さんはため息をついて、
「・・・男だけで密談? あーあ、ほんと、娘が欲しかったわー」
オレと駿兄は、カオを見合わせて苦笑い。
「ごめん母さん、話し終わったら、ご飯食べるよ」
駿兄がそう言うと、母さんは「はいはい」と言って笑った。
オレの部屋に入ると、駿兄はオレの勉強机のイスに座った。
オレはベッドに腰掛ける。
「・・・で? わざわざオレに話って、どうしたんだ?」
「うん・・・」
両親に話すってことは、もちろん駿兄にも話すってことだし・・・
「・・・駿兄は、今日、父さんになんの話するんだ?」
駿兄は少し口角を持ち上げた。
「まだ・・・母さんには言うなよ。
・・・結婚を前提につき合う彼女が出来たから・・・報告」
え・・・・・
「結婚を前提にって・・・
え、駿兄、が?」
女の人と遊びまくってるこの人が、結婚!!??
「驚いたか?」
「驚いた・・・・な・・・・ 本気、なのか?」
いや・・・父さんに話すんだから・・・本気か、そりゃあ。
「お前さ、前言ってたよな。
『別にどんだけ女に言い寄られよーが、カンケーねーだろ。 自分が選んだ人といればいいだけだ』
・・・ってさ。
あの意味・・・分かった気がする」
駿兄は少し自嘲気味に笑った。
「今までちゃんと恋愛してなかったんだなって、思い知った感じだ」
駿兄から、こんな言葉が出るなんて。
「・・・よかったな。 そんな相手が見つかって」
駿兄はオレを見て、少し意地悪な表情をした。
「相手、誰だと思う?」
「は? わかるわけねーだろ」
なに言ってんだ。
駿兄の知り合いなんて、全然知らねーし。
ふって、駿兄はやわらかい表情になって、
へえ、こんな表情もするんだなって、思った。
「美紀ちゃん・・・だよ」
『美紀ちゃん』・・・って・・・・
「ええっ!!??
レ、レイキの、お姉さん!?」
オレたちの家で会った時、確かに気が合ってるみたいだったけど・・・・
まじかよ・・・・・!
「美紀ちゃん、戸惑ってたみたいだったけど、OKしてくれたから、さ。
気が早いかなって思うけど、なんか、気持ちがふわふわしてて。 もうさっさと話しておこうと思って」
少し照れたカオをする駿兄。
なんか、見慣れないカオばっかりだ。
「この間の桜庭先生の時みたいに、いきなりあんな話持ってこられても、困るからな」
駿兄のおめでたい話に、少し高揚してた気分が、一気に冷やされる。
思わず、うつむいてしまった。
「で? 晃の話は?」
「オレ・・・・は・・・・」
駿兄・・・ どう思うかな・・・・・
「レイキくんのこと・・・じゃないのか?」
駿兄の言葉に、弾けるようにカオを上げた。
駿兄は、優しいカオでオレを見ていた。
「晃は・・・レイキくんのこと、好きなんだろ?」
「なん・・・・で・・・・・」
「お前たち見てたら、分かったよ」
駿兄・・・・気づいてたんだ・・・・
オレは、手の震えを止めることが出来ない。
・・・怖い、な。
こんなに、怖いのか。
・・・・否定されるかもしれないことが。
オレの気持ちを、オレたちの関係を。
オレは膝の上で、両手をぎゅっと握りしめた。
「駿兄・・・どう、思った・・・・?」
やっと出した声も、震えていて。
「・・・正直、最初は驚いたな。
ゲイ・・・ってわけじゃないんだろ? 彼女いたこともあるし、結構遊んでたみたいだし」
オレは小さくうなずく。
「バイ、なのか?」
首を振って。
「レイキだけ・・・・だ」
「そ・・っか」
ふいにぽんぽんって、頭を撫でられる。
駿兄は立ち上がってオレに近づき、頭を撫でてくれていた。
「高校の頃からずっとつき合っている相手って、レイキくん、なんだな?」
また、小さく、うなずいて。
「ずっと一途に好きなんだな。
・・・お前にそんな相手がいること、良かったって、思うよ」
思わず、カオを上げて駿兄を見る。
「駿兄は・・・嫌じゃない、のか? オレが・・・レイキのこと、好きで」
「なんで? 晃の気持ちだろ? オレがどうこういう事じゃない」
駿兄は優しく笑ってくれた。
「それに、父さんも母さんも、大丈夫だと思うぞ? あの2人、お前にはとことん甘いからな」
駿兄はまたイスに戻って、小さくため息をついた。
「ただ・・・ 今、父さんにその話をするのは・・・・・
柚葉ちゃんのことがあったから、か?」
「ああ・・・・」
「レイキくん・・・・大丈夫なのか?」
オレは駿兄に、オレたちの今の状況を話した。
「そっか・・・」
額に手を当てて、うつむく。
「レイキくんに、この間の桜庭先生との食事会のことを話したのは、オレだ。
そのとき・・・レイキくん、泣いてた。
晃にとって、良い話だって。 ちゃんと晃に良かったなって言うって・・・泣いてた」
その話を聞いて、
オレの胸は締め付けられる。
レイキ・・・・つらかった、よな・・・・・
オレと柚葉の結婚の話をきいて・・・・ 自分が身を引くって、きっと考えたんだろう・・・・・
それで・・・部屋を出ようって、考えたのか・・・・・
オレは両手を額に当てて、うつむいた。
レイキ・・・・ゴメン・・・・・・!
オレ、レイキを傷つけてばっかりだ・・・・・・
もうこんなオレじゃ、レイキのところになんて・・・・戻れないよな・・・・
「しっかりしろよ、晃」
駿兄がオレの肩をつかんだ。
「ちゃんと父さんに話して、柚葉ちゃんのことケジメつけて、レイキくんと話すんだろ?」
「そう・・・したいけど・・・・
でも、オレ、レイキのこと、傷つけてばっかで・・・・・」
「晃!」
駿兄はオレの両頬に手を当てて、オレを上向かせた。
「しっかりしろって。 レイキくん、きっと待ってる。 お前のこと、待ってくれてるから。
でも今も、きっとつらい思いをしてる。
だから、お前がちゃんとしろ。 じゃないと、レイキくん、笑顔になれない」
レイキが・・・笑顔になれない・・・・・
「がんばれ。 大丈夫だよ」
オレは・・・・レイキの笑顔が大好きだ・・・・
それなのに・・・・
レイキの笑顔、どれくらい、見てないだろう・・・・・
やっぱり、オレの隣で笑っててほしい。
「・・・・うん、ありがと、駿兄」
コンコン!
部屋のドアがノックされる。
「駿、晃。 お父さん、帰ってきたわよ」
駿兄はオレを見て、『大丈夫だ』って笑ってくれた。
夜帰ってくると・・・・レイキから、メッセージが、きていた。
・・・なん、だろう・・・・
メッセージをくれたことは、すごく、嬉しい。
ただ、なんて書いてあるかが、怖くて・・・・
オレは震える手で、メッセージを、開いた。
そこには、オレが実家からバイトに通っていることを心配してくれている内容が書いてあった。
向こうに戻ってバイトに通った方がいいんじゃないかって、提案してくれていた。
レイキ・・・やっぱり、優しいな・・・・
きっと、オレとカオを合わせたくないだろうに・・・・
オレのこと、心配してくれて・・・・
まだ親と話が出来ていない以上、向こうに戻るわけにはいかない。
オレは、
『レイキ、ゴメン。 今はまだ、そっちに戻れなくて。 でも、レイキとはちゃんと話をするから。 待っててくれるか?』
と、メッセージを送った。
レイキと話をするためにも、・・・早く、両親に話さないと。
「母さん、父さんは今日何時くらいになるかな」
「そんなに遅くならないように帰るって言ってたわよ」
・・・よし。 じゃあ、今日父さんに・・・
「晃もお父さんに用事があるの?」
『も』って?
「駿がお父さんに話があるからって、連絡したみたいよ」
「えっ、駿兄、が?」
駿兄・・・父さんとなにか話す約束してるんだ・・・・?
なん・・・だろ。
どうしよ・・・ オレも話したいのにな・・・・・
「ただいまーっ」
玄関から明るい声が響く。
駿兄が帰ってきたんだ。
「駿、おかえりー」
母さんは嬉しそうに駿兄に笑顔を向ける。
「最近も忙しいの? 全然帰ってこないものね」
「まあ、ぼちぼちかな」
駿兄はオレを見ると、驚いた表情。
「晃! めずらしいな、家で会うの」
・・・父さんはまだ、帰ってきてない。
オレは駿兄に近づいた。
「・・・駿兄、ちょっと、話せる?」
駿兄は少し口角を持ち上げた。
「・・・いいぜ」
2人でオレの部屋に行こうとすると、
「あ、駿! 夜ご飯は?」
「ああ、昼遅かったし、まだ大丈夫」
母さんはため息をついて、
「・・・男だけで密談? あーあ、ほんと、娘が欲しかったわー」
オレと駿兄は、カオを見合わせて苦笑い。
「ごめん母さん、話し終わったら、ご飯食べるよ」
駿兄がそう言うと、母さんは「はいはい」と言って笑った。
オレの部屋に入ると、駿兄はオレの勉強机のイスに座った。
オレはベッドに腰掛ける。
「・・・で? わざわざオレに話って、どうしたんだ?」
「うん・・・」
両親に話すってことは、もちろん駿兄にも話すってことだし・・・
「・・・駿兄は、今日、父さんになんの話するんだ?」
駿兄は少し口角を持ち上げた。
「まだ・・・母さんには言うなよ。
・・・結婚を前提につき合う彼女が出来たから・・・報告」
え・・・・・
「結婚を前提にって・・・
え、駿兄、が?」
女の人と遊びまくってるこの人が、結婚!!??
「驚いたか?」
「驚いた・・・・な・・・・ 本気、なのか?」
いや・・・父さんに話すんだから・・・本気か、そりゃあ。
「お前さ、前言ってたよな。
『別にどんだけ女に言い寄られよーが、カンケーねーだろ。 自分が選んだ人といればいいだけだ』
・・・ってさ。
あの意味・・・分かった気がする」
駿兄は少し自嘲気味に笑った。
「今までちゃんと恋愛してなかったんだなって、思い知った感じだ」
駿兄から、こんな言葉が出るなんて。
「・・・よかったな。 そんな相手が見つかって」
駿兄はオレを見て、少し意地悪な表情をした。
「相手、誰だと思う?」
「は? わかるわけねーだろ」
なに言ってんだ。
駿兄の知り合いなんて、全然知らねーし。
ふって、駿兄はやわらかい表情になって、
へえ、こんな表情もするんだなって、思った。
「美紀ちゃん・・・だよ」
『美紀ちゃん』・・・って・・・・
「ええっ!!??
レ、レイキの、お姉さん!?」
オレたちの家で会った時、確かに気が合ってるみたいだったけど・・・・
まじかよ・・・・・!
「美紀ちゃん、戸惑ってたみたいだったけど、OKしてくれたから、さ。
気が早いかなって思うけど、なんか、気持ちがふわふわしてて。 もうさっさと話しておこうと思って」
少し照れたカオをする駿兄。
なんか、見慣れないカオばっかりだ。
「この間の桜庭先生の時みたいに、いきなりあんな話持ってこられても、困るからな」
駿兄のおめでたい話に、少し高揚してた気分が、一気に冷やされる。
思わず、うつむいてしまった。
「で? 晃の話は?」
「オレ・・・・は・・・・」
駿兄・・・ どう思うかな・・・・・
「レイキくんのこと・・・じゃないのか?」
駿兄の言葉に、弾けるようにカオを上げた。
駿兄は、優しいカオでオレを見ていた。
「晃は・・・レイキくんのこと、好きなんだろ?」
「なん・・・・で・・・・・」
「お前たち見てたら、分かったよ」
駿兄・・・・気づいてたんだ・・・・
オレは、手の震えを止めることが出来ない。
・・・怖い、な。
こんなに、怖いのか。
・・・・否定されるかもしれないことが。
オレの気持ちを、オレたちの関係を。
オレは膝の上で、両手をぎゅっと握りしめた。
「駿兄・・・どう、思った・・・・?」
やっと出した声も、震えていて。
「・・・正直、最初は驚いたな。
ゲイ・・・ってわけじゃないんだろ? 彼女いたこともあるし、結構遊んでたみたいだし」
オレは小さくうなずく。
「バイ、なのか?」
首を振って。
「レイキだけ・・・・だ」
「そ・・っか」
ふいにぽんぽんって、頭を撫でられる。
駿兄は立ち上がってオレに近づき、頭を撫でてくれていた。
「高校の頃からずっとつき合っている相手って、レイキくん、なんだな?」
また、小さく、うなずいて。
「ずっと一途に好きなんだな。
・・・お前にそんな相手がいること、良かったって、思うよ」
思わず、カオを上げて駿兄を見る。
「駿兄は・・・嫌じゃない、のか? オレが・・・レイキのこと、好きで」
「なんで? 晃の気持ちだろ? オレがどうこういう事じゃない」
駿兄は優しく笑ってくれた。
「それに、父さんも母さんも、大丈夫だと思うぞ? あの2人、お前にはとことん甘いからな」
駿兄はまたイスに戻って、小さくため息をついた。
「ただ・・・ 今、父さんにその話をするのは・・・・・
柚葉ちゃんのことがあったから、か?」
「ああ・・・・」
「レイキくん・・・・大丈夫なのか?」
オレは駿兄に、オレたちの今の状況を話した。
「そっか・・・」
額に手を当てて、うつむく。
「レイキくんに、この間の桜庭先生との食事会のことを話したのは、オレだ。
そのとき・・・レイキくん、泣いてた。
晃にとって、良い話だって。 ちゃんと晃に良かったなって言うって・・・泣いてた」
その話を聞いて、
オレの胸は締め付けられる。
レイキ・・・・つらかった、よな・・・・・
オレと柚葉の結婚の話をきいて・・・・ 自分が身を引くって、きっと考えたんだろう・・・・・
それで・・・部屋を出ようって、考えたのか・・・・・
オレは両手を額に当てて、うつむいた。
レイキ・・・・ゴメン・・・・・・!
オレ、レイキを傷つけてばっかりだ・・・・・・
もうこんなオレじゃ、レイキのところになんて・・・・戻れないよな・・・・
「しっかりしろよ、晃」
駿兄がオレの肩をつかんだ。
「ちゃんと父さんに話して、柚葉ちゃんのことケジメつけて、レイキくんと話すんだろ?」
「そう・・・したいけど・・・・
でも、オレ、レイキのこと、傷つけてばっかで・・・・・」
「晃!」
駿兄はオレの両頬に手を当てて、オレを上向かせた。
「しっかりしろって。 レイキくん、きっと待ってる。 お前のこと、待ってくれてるから。
でも今も、きっとつらい思いをしてる。
だから、お前がちゃんとしろ。 じゃないと、レイキくん、笑顔になれない」
レイキが・・・笑顔になれない・・・・・
「がんばれ。 大丈夫だよ」
オレは・・・・レイキの笑顔が大好きだ・・・・
それなのに・・・・
レイキの笑顔、どれくらい、見てないだろう・・・・・
やっぱり、オレの隣で笑っててほしい。
「・・・・うん、ありがと、駿兄」
コンコン!
部屋のドアがノックされる。
「駿、晃。 お父さん、帰ってきたわよ」
駿兄はオレを見て、『大丈夫だ』って笑ってくれた。
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