18 / 69
18.別れるって簡単なんだな
しおりを挟む
♪~
夕食の後片付けをしていると、オレのスマホが鳴った。
今あきらは風呂に入っている。
手を拭いてスマホを見ると、母さんからだった。
「なに?」
『あ、玲紀? 美紀はもう来た?』
「ねーちゃん?」
・・・・またオレんとこ行くって言ったんだな。
オレが家を出てから、彼氏の家に泊まるのをごまかすために、オレのとこに泊まるってちょくちょく親に言ってるらしい。
・・・・・実際、オレのとこに泊まりに来たことなんてないんだけど。
『また玲紀たちのところにお世話になるって、電話があったのよ。 大丈夫なの?』
「ああ、大丈夫だよ」
『そう・・・・晃くんにも申し訳ないわね』
「あきらもいいって言ってるし。 気にすんなよ」
『じゃあ玲紀、よろしくね』
「おっけー」
・・・彼氏のとこ泊まるって言いにくいのは分かるけど、オレのとこだって、あきらいんのになー・・・
母さんたち的には、それでOKなんだろうか。
まあ、あきらは中学の頃から知ってるから、安心なのかもな。
ピンポーン。
インターホンの音。
こんな時間に、誰だ?
モニターをのぞくと、
え
「ねーちゃん!?」
映ってるのは、ねーちゃんだった。
ねーちゃんは少しうつむいてて。
ちょっと、カオが強張ってるような・・・・
「とりあえず、上がって来いよ」
不思議に思いながらも、オレはエントランスのロックを解除した。
母さんからさっき連絡があったとはいえ、今までほんとに来たことなんてなかったし。
なにより、来るってオレに直接連絡もしてきてないし・・・
ピンポーン
玄関のインターホンが鳴り、オレはドアを開けた。
・・・そこには、やっぱりうつむいたままのねーちゃんが立ってて。
「ねーちゃん、急にどうしたんだよ?
さっき母さんから電話あってさ、またオレんとこ泊まるって言ったんだって?」
オレが話しかけても、ねーちゃんはうつむいたまま。
「ねーちゃん、どうした・・・・・」
オレがカオを覗き込もうとすると、
「玲紀ーー!!!」
がばって、ねーちゃんが抱き着いてきた。
「うわっ・・・!」
いきなり体重をかけられて、オレはよろめく。
「ちょっ・・・ あぶねっ・・・・!」
ねーちゃんに抱き着かれたまま、オレはふらふらと後ずさりし、仰向けに床に倒れ込んだ。
結構強く、背中や腰を床に打ち付ける。
「いって・・・・・!」
ねーちゃんはオレに覆いかぶさったままだ。
うわー! 酒くせえ!
「玲紀ぃー・・・・」
ねーちゃんは涙声でオレの名前を呼ぶ。
「うわ! レイキどうしたんだ!?」
風呂から上がったあきらが、驚いたカオでオレを見下ろしてる。
オレは仰向けでねーちゃんに乗っかられたまま、あきらを見上げた。
「ゴメン、急にねーちゃんが来てさ。 相当酔ってるみてーなんだ」
あきらは開きっぱなしだった玄関のドアを閉めた。
「とりあえず、中に運ぼうぜ」
あきらの手を借りて、ねーちゃんをリビングに連れて行き、ソファに座らせた。
「玲紀ぃー・・・晃くん・・・・・ゴメンねぇー・・・」
「いーから。 取り合えず、水飲めよ」
水を渡して、オレは隣に座る。
ねーちゃんは水を一気に飲み干した。
「で? どーしたんだよ?今日は彼氏んとこ、お泊りだったんじゃねーの?
オレんとこ泊まるって、母さんに連絡入れてたんだろ」
「うん・・・・・」
うなずいて、瞳を潤ませる。
「玲紀ぃー・・・・ 私、フラれちゃったよー・・・」
「え・・・・」
ねーちゃんの瞳から、ぽろぽろと涙が零れ落ちた。
「今日、デートだったんだけど・・・ 『別れよう』って・・・・す、好きな人が、出来たって・・・・・!」
そう言ってまたオレに抱き着くと、肩を震わせて泣く。
「ねーちゃん・・・・」
オレはねーちゃんの背中に手を回して、さすった。
・・・・ねーちゃんの彼氏は、2つ年上の大学の時の先輩。
今大学4年生のねーちゃんよりも早く社会に出て忙しくしてるみたいだったし、ねーちゃんも最近は就活とかで忙しかっただろうから、それですれ違いになったのかな・・・
でも、ねーちゃんこの間内定もらったって言ってたし・・・・・
ちょっと落ち着いて会えるようになったんじゃねーのかな・・・
「・・・・今日は、私の就職が決まったお祝いをしてくれるって言ってたのに・・・本当は、私の就職が決まるの・・・・待ってたって・・・
決まる前に言うと、ショックで落ち込むだろうからって・・・・・!」
「そ・・・・・か・・・・・」
「ヒドイと思わない!? なんでよぉー・・・・・」
オレはねーちゃんを抱きしめて、頭をぽんぽんって叩いた。
「とにかくさ、疲れたろ? だいぶ酔ってるみてーだし。オレの部屋、使っていいからさ、寝ようぜ?」
ねーちゃんは子供みたいにぐずぐず泣きながら、オレに手を引かれてオレの部屋に入る。
「玲紀ぃ・・・・・ ここにいてよ・・・・・」
「ああ。 ここにいるから」
ねーちゃんはベッドに入り、オレの手を握って目を閉じた。
オレはベッドの横の床に座る。
「ふえぇ・・・・」
「よしよし」
泣くねーちゃんの頭を撫でてると、落ち着いてきたのか、呼吸が規則的になってくる。
ねーちゃん・・・・・つらいだろうな・・・・・・
せっかく就職決まったって、喜んでたのに・・・・・
すう・・・・すう・・・・・・
ねーちゃんは眠ったけど、オレの手はぎゅってねーちゃんに握られたまま。
そっと離したけど、ねーちゃんは起きなかった。
静かに部屋を出ると、あきらはソファに座って、タブレットを見ていた。
オレが部屋から出てきたのに気づくと、タブレットをテーブルに置く。
「・・・・眠ったよ」
「・・・そっか」
オレはあきらの隣に座った。
「あきら・・・・ゴメンな」
「いいよ全然。 気にすんな」
あきらはうつむくオレのこめかみにキスをする。
「ねーちゃん、こないだ就職決まったんだ」
「ああ、言ってたな」
「すっげー喜んでたし・・・・ 社会人になって落ち着いたら・・・・・ たぶん、結婚とかだって、考えてただろうし・・・・・」
「・・・・・そうだな」
「なんか・・・・・ 別れるって、簡単なんだな・・・・」
ねーちゃんはあんなに落ち込むほど、彼氏の事好きだったわけで。
でも、彼氏の気持ちはもう他の人に移ってた。
どんなに好きでも、つき合うっていうのは、1人だけの気持ちだけじゃどうしようもなくて。
片方の気持ちが冷めてしまったら、そこで、終わり・・・・
男と女っていう自然な関係だって、こうやって人の気持ちは簡単に変わってくんだな・・・・
そして、別れるって、本当に簡単なんだな・・・・・
今までだって、友達がつき合っただの別れただのって、近くでいろいろ見てきたけど。
ねーちゃんだから、身内のことだから、なんかすごく胸が痛い。
「・・・・レイキ? 大丈夫か?」
あきらがオレの頭に手を回して、ぐいって自分の方に引き寄せた。
オレはあきらの肩に頭を乗せる格好になる。
「・・・・大丈夫だよ」
「ホントに?」
あきらが心配そうな瞳でオレのことを覗き込む。
「だって、その手」
手?
あきらが視線をオレの胸元に落とす。
つられてオレも視線を落とすと・・・・
「あ」
オレは、右手で自分の服の胸元をぎゅって握りしめていた。
ふわって、あきらがオレを抱きしめる。
風呂上がりの、シャンプーの香り。
「・・・・レイキ。 なんかいろいろ考えてんだろ?」
「や。 別に・・・・」
「オレは、レイキのことずっと好きだよ。 気持ちは変わらない」
・・・・あきら。 なんで分かるんだろ。
オレが、ねーちゃんがフラれたのを見て、不安に感じてしまったこと。
オレはあきらの背中に手を回して抱き着いた。
「・・・・オレも。 あきらのこと、ずっと、好き」
こうやってあきらの体温を感じてると、不安が薄らいでいく。
・・・自分でもうっすら気づいてはいるけど
不安は薄らいでも、完全に消えることはなくて。
それでも、ずっとこうしていられたらいいのになって、思った。
夕食の後片付けをしていると、オレのスマホが鳴った。
今あきらは風呂に入っている。
手を拭いてスマホを見ると、母さんからだった。
「なに?」
『あ、玲紀? 美紀はもう来た?』
「ねーちゃん?」
・・・・またオレんとこ行くって言ったんだな。
オレが家を出てから、彼氏の家に泊まるのをごまかすために、オレのとこに泊まるってちょくちょく親に言ってるらしい。
・・・・・実際、オレのとこに泊まりに来たことなんてないんだけど。
『また玲紀たちのところにお世話になるって、電話があったのよ。 大丈夫なの?』
「ああ、大丈夫だよ」
『そう・・・・晃くんにも申し訳ないわね』
「あきらもいいって言ってるし。 気にすんなよ」
『じゃあ玲紀、よろしくね』
「おっけー」
・・・彼氏のとこ泊まるって言いにくいのは分かるけど、オレのとこだって、あきらいんのになー・・・
母さんたち的には、それでOKなんだろうか。
まあ、あきらは中学の頃から知ってるから、安心なのかもな。
ピンポーン。
インターホンの音。
こんな時間に、誰だ?
モニターをのぞくと、
え
「ねーちゃん!?」
映ってるのは、ねーちゃんだった。
ねーちゃんは少しうつむいてて。
ちょっと、カオが強張ってるような・・・・
「とりあえず、上がって来いよ」
不思議に思いながらも、オレはエントランスのロックを解除した。
母さんからさっき連絡があったとはいえ、今までほんとに来たことなんてなかったし。
なにより、来るってオレに直接連絡もしてきてないし・・・
ピンポーン
玄関のインターホンが鳴り、オレはドアを開けた。
・・・そこには、やっぱりうつむいたままのねーちゃんが立ってて。
「ねーちゃん、急にどうしたんだよ?
さっき母さんから電話あってさ、またオレんとこ泊まるって言ったんだって?」
オレが話しかけても、ねーちゃんはうつむいたまま。
「ねーちゃん、どうした・・・・・」
オレがカオを覗き込もうとすると、
「玲紀ーー!!!」
がばって、ねーちゃんが抱き着いてきた。
「うわっ・・・!」
いきなり体重をかけられて、オレはよろめく。
「ちょっ・・・ あぶねっ・・・・!」
ねーちゃんに抱き着かれたまま、オレはふらふらと後ずさりし、仰向けに床に倒れ込んだ。
結構強く、背中や腰を床に打ち付ける。
「いって・・・・・!」
ねーちゃんはオレに覆いかぶさったままだ。
うわー! 酒くせえ!
「玲紀ぃー・・・・」
ねーちゃんは涙声でオレの名前を呼ぶ。
「うわ! レイキどうしたんだ!?」
風呂から上がったあきらが、驚いたカオでオレを見下ろしてる。
オレは仰向けでねーちゃんに乗っかられたまま、あきらを見上げた。
「ゴメン、急にねーちゃんが来てさ。 相当酔ってるみてーなんだ」
あきらは開きっぱなしだった玄関のドアを閉めた。
「とりあえず、中に運ぼうぜ」
あきらの手を借りて、ねーちゃんをリビングに連れて行き、ソファに座らせた。
「玲紀ぃー・・・晃くん・・・・・ゴメンねぇー・・・」
「いーから。 取り合えず、水飲めよ」
水を渡して、オレは隣に座る。
ねーちゃんは水を一気に飲み干した。
「で? どーしたんだよ?今日は彼氏んとこ、お泊りだったんじゃねーの?
オレんとこ泊まるって、母さんに連絡入れてたんだろ」
「うん・・・・・」
うなずいて、瞳を潤ませる。
「玲紀ぃー・・・・ 私、フラれちゃったよー・・・」
「え・・・・」
ねーちゃんの瞳から、ぽろぽろと涙が零れ落ちた。
「今日、デートだったんだけど・・・ 『別れよう』って・・・・す、好きな人が、出来たって・・・・・!」
そう言ってまたオレに抱き着くと、肩を震わせて泣く。
「ねーちゃん・・・・」
オレはねーちゃんの背中に手を回して、さすった。
・・・・ねーちゃんの彼氏は、2つ年上の大学の時の先輩。
今大学4年生のねーちゃんよりも早く社会に出て忙しくしてるみたいだったし、ねーちゃんも最近は就活とかで忙しかっただろうから、それですれ違いになったのかな・・・
でも、ねーちゃんこの間内定もらったって言ってたし・・・・・
ちょっと落ち着いて会えるようになったんじゃねーのかな・・・
「・・・・今日は、私の就職が決まったお祝いをしてくれるって言ってたのに・・・本当は、私の就職が決まるの・・・・待ってたって・・・
決まる前に言うと、ショックで落ち込むだろうからって・・・・・!」
「そ・・・・・か・・・・・」
「ヒドイと思わない!? なんでよぉー・・・・・」
オレはねーちゃんを抱きしめて、頭をぽんぽんって叩いた。
「とにかくさ、疲れたろ? だいぶ酔ってるみてーだし。オレの部屋、使っていいからさ、寝ようぜ?」
ねーちゃんは子供みたいにぐずぐず泣きながら、オレに手を引かれてオレの部屋に入る。
「玲紀ぃ・・・・・ ここにいてよ・・・・・」
「ああ。 ここにいるから」
ねーちゃんはベッドに入り、オレの手を握って目を閉じた。
オレはベッドの横の床に座る。
「ふえぇ・・・・」
「よしよし」
泣くねーちゃんの頭を撫でてると、落ち着いてきたのか、呼吸が規則的になってくる。
ねーちゃん・・・・・つらいだろうな・・・・・・
せっかく就職決まったって、喜んでたのに・・・・・
すう・・・・すう・・・・・・
ねーちゃんは眠ったけど、オレの手はぎゅってねーちゃんに握られたまま。
そっと離したけど、ねーちゃんは起きなかった。
静かに部屋を出ると、あきらはソファに座って、タブレットを見ていた。
オレが部屋から出てきたのに気づくと、タブレットをテーブルに置く。
「・・・・眠ったよ」
「・・・そっか」
オレはあきらの隣に座った。
「あきら・・・・ゴメンな」
「いいよ全然。 気にすんな」
あきらはうつむくオレのこめかみにキスをする。
「ねーちゃん、こないだ就職決まったんだ」
「ああ、言ってたな」
「すっげー喜んでたし・・・・ 社会人になって落ち着いたら・・・・・ たぶん、結婚とかだって、考えてただろうし・・・・・」
「・・・・・そうだな」
「なんか・・・・・ 別れるって、簡単なんだな・・・・」
ねーちゃんはあんなに落ち込むほど、彼氏の事好きだったわけで。
でも、彼氏の気持ちはもう他の人に移ってた。
どんなに好きでも、つき合うっていうのは、1人だけの気持ちだけじゃどうしようもなくて。
片方の気持ちが冷めてしまったら、そこで、終わり・・・・
男と女っていう自然な関係だって、こうやって人の気持ちは簡単に変わってくんだな・・・・
そして、別れるって、本当に簡単なんだな・・・・・
今までだって、友達がつき合っただの別れただのって、近くでいろいろ見てきたけど。
ねーちゃんだから、身内のことだから、なんかすごく胸が痛い。
「・・・・レイキ? 大丈夫か?」
あきらがオレの頭に手を回して、ぐいって自分の方に引き寄せた。
オレはあきらの肩に頭を乗せる格好になる。
「・・・・大丈夫だよ」
「ホントに?」
あきらが心配そうな瞳でオレのことを覗き込む。
「だって、その手」
手?
あきらが視線をオレの胸元に落とす。
つられてオレも視線を落とすと・・・・
「あ」
オレは、右手で自分の服の胸元をぎゅって握りしめていた。
ふわって、あきらがオレを抱きしめる。
風呂上がりの、シャンプーの香り。
「・・・・レイキ。 なんかいろいろ考えてんだろ?」
「や。 別に・・・・」
「オレは、レイキのことずっと好きだよ。 気持ちは変わらない」
・・・・あきら。 なんで分かるんだろ。
オレが、ねーちゃんがフラれたのを見て、不安に感じてしまったこと。
オレはあきらの背中に手を回して抱き着いた。
「・・・・オレも。 あきらのこと、ずっと、好き」
こうやってあきらの体温を感じてると、不安が薄らいでいく。
・・・自分でもうっすら気づいてはいるけど
不安は薄らいでも、完全に消えることはなくて。
それでも、ずっとこうしていられたらいいのになって、思った。
0
お気に入りに追加
106
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
孤独な蝶は仮面を被る
緋影 ナヅキ
BL
とある街の山の中に建っている、小中高一貫である全寮制男子校、華織学園(かしきのがくえん)─通称:“王道学園”。
全学園生徒の憧れの的である生徒会役員は、全員容姿や頭脳が飛び抜けて良く、運動力や芸術力等の他の能力にも優れていた。また、とても個性豊かであったが、役員仲は比較的良好だった。
さて、そんな生徒会役員のうちの1人である、会計の水無月真琴。
彼は己の本質を隠しながらも、他のメンバーと各々仕事をこなし、極々平穏に、楽しく日々を過ごしていた。
あの日、例の不思議な転入生が来るまでは…
ーーーーーーーーー
作者は執筆初心者なので、おかしくなったりするかもしれませんが、温かく見守って(?)くれると嬉しいです。
学生のため、ストック残量状況によっては土曜更新が出来ないことがあるかもしれません。ご了承下さい。
所々シリアス&コメディ(?)風味有り
*表紙は、我が妹である あくす(Twitter名) に描いてもらった真琴です。かわいい
*多少内容を修正しました。2023/07/05
*お気に入り数200突破!!有難う御座います!2023/08/25
*エブリスタでも投稿し始めました。アルファポリス先行です。2023/03/20
十七歳の心模様
須藤慎弥
BL
好きだからこそ、恋人の邪魔はしたくない…
ほんわか読者モデル×影の薄い平凡くん
柊一とは不釣り合いだと自覚しながらも、
葵は初めての恋に溺れていた。
付き合って一年が経ったある日、柊一が告白されている現場を目撃してしまう。
告白を断られてしまった女の子は泣き崩れ、
その瞬間…葵の胸に卑屈な思いが広がった。
※fujossy様にて行われた「梅雨のBLコンテスト」出品作です。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる