イケメンのオレにカレシができました! 気持ちイイからまあいっか

mii

文字の大きさ
上 下
40 / 44

39.※※ 名前

しおりを挟む
「桐谷、こっち」

オレは桐谷の手を引いてベッドに向かう。

ベッドに桐谷を座らせると、体重をかけて押し倒した。

・・・前、したみたいに。

「早く・・・シよ?」


オレたちは、ラブホにやってきた。

あの日はすげーシたかったけど、希望ちゃんがいたからなんとかガマンして。

週末に会おうって話になったけど、どっちの家も家族が居そうだったから、もうラブホに行こうぜって、オレが誘った。

それくらい、もうガマンできなかった。

・・・でも桐谷も来てくれたし、シたかったんだよ・・・な・・・?



「ぁ、あぁっ・・・! も、だ、めっ・・・!」

ベッドに仰向けになってるオレの後孔に、桐谷の長い指が埋まってて。

ナカで蠢いて、オレを開いてく。

「星野・・・気持ちイイ?」

うわずった声で訊かれて。 桐谷も興奮してるのがわかる。

オレは桐谷の瞳を見てこくこくとうなずいた。

「き、もちい、から・・・! もう・・・!」

挿れて欲しくて、桐谷の股間に手を伸ばす。

桐谷はそのオレの手を取って、自分の口元に持って行った。

「まだ・・・ダメ」

後孔に埋まった指は絶え間なくオレに快感を与えてきて、桐谷に掴まれた手の指はねっとりと舐められた。

「やっ・・は、ぁっ、な、んでっ・・・」

指も、気持ちイイ。 フェラされてるみたいな感覚に陥る。


ダメって言うけど、桐谷だって、オレに挿れたくて仕方ないくせに。

口角持ち上げてるその表情には欲情があふれてて。

「星野を、もっととろけさせたい・・・・」

オレは舐められてるのと反対の手を伸ばして、桐谷の服を掴んだ。

乱暴に引き寄せて、唇を重ねる。


「ん、んんっ・・・・」

舌を絡めあって。 上も、下も、気持ちイイ・・・・

「は、っ、んんっ・・・ふ」

口内を桐谷の舌に舐められて、後孔もずっと弄られて。

「ぁああっ・・・んんっ・・・・」

気持ちよくて、腰が浮いてしまう。


「き、りや・・・・」

唇を離して、至近距離で桐谷の瞳を覗き込む。

「も、挿れて・・・ そしたら・・・」

「そしたら?」

「もっと、とろける・・・から・・・・」


桐谷はきゅって眉根を寄せて、オレを抱きしめた。

「桐谷・・・?」

「もう、反則、だろ。
『もっととろける』なんて、さ・・・・・」


桐谷はオレの後孔から指を抜くと、自分のカタく大きくなったモノを取り出した。

オレはカラダを起こすと、桐谷の手からゴムを取り上げる。

「星野?」

桐谷を見て口角を持ち上げると、オレはゴムを取り出して口に咥えた。

そのままカラダをかがめて、桐谷の大きくなったモノに、ゴムをかぶせる。

「ほ、しのっ」

「んっ・・・・・」

舌と口を使って、くるくるとゴムを被せていく。

「それっ・・・や、ばっ・・・・」

桐谷の切羽詰まった声に、思わず笑みがこぼれる。

初めてやったけど、ちゃんと出来た。


・・・すっげ、ガチガチ・・・


オレに興奮してこうなってんだって思ったら、なんか嬉しくて。

「桐谷・・・」

オレはベッドに仰向けになると、足を抱えて後孔を見せつけるようにした。

「ね・・・はやく、挿れて・・・・」

桐谷はたまらないっていう表情で、オレの足の間に腰を入れてきた。

「挿れるっ・・よ・・・」

「はっ・・・あ、ぁあっ・・・!」


ぐぐって、押し広げられる感覚。

指よりもすごい圧迫感で。

「んっ・・は、ぁっ・・・」

桐谷の首に手を回して舌を出すと、

くちゅっ・・・

桐谷も舌を出して、すぐにキスをくれる。

「ん、んんっ・・・ふっ」


キスしながら繋がるの、好きだ。

上も下も桐谷で満たされて・・・たまんない。


ぐちゅっ、ぐちゅっ

「ん、ぁ、は、あんっ・・・」

キスしながら気持ちイイところを突かれて、オレはすぐに昇りつめてく。

この間から、シたいのガマンしてたし・・・

「はっ、ぁああっ・・・ き、りやっ、もぉっ・・・!」

「いいよ・・・・イって、星野っ・・・!」

桐谷も上気した頬で、気持ちよさそうな表情で、オレのことを強く揺さぶる。

その表情を見て、

「あっ・・・イ、く、・・・桐谷ッ・・・!」


どくんっ・・・!


オレの吐き出した白濁は、2人の腹を汚す。

服が、汚れた?

それに、こんなすぐ、イくなんて・・・


「ごっ、めん、服・・・ それに、オレ、だけ・・・」

桐谷はフッて微笑んで、オレの頬に触れた。

「いいよ・・・何回でも、イかせたいから」

そう言って、またオレの奥を突く。


「あっ・・、ぁあッ・・・!」

イったばっかで敏感なカラダは、またすぐに反応して。

「んっ、ぁあ、ッ、はっ・・・・!」

喘ぐオレを見て、桐谷の微笑みが深くなる。


「ほんと・・・とろけてる。

かわいい・・・・・・瑞樹」


えっ・・・?

い、ま、『瑞樹』・・・・って


「あッ、んんっ・・・!」

きゅって、後孔が締まるのがわかった。

「き、りや、今っ・・・」


オレ・・・名前で呼ばれた・・・・?


桐谷の優しい瞳。


「瑞樹・・・・ かわいい。 大好きだよ・・・・」


どきっ


名前で呼ばれたことに心臓が大きく打つのと、それと同時に、また後孔が締まって。

「えっ・・あッ」

な、んで、こんな反応・・・・!?


「瑞樹・・・」


桐谷がキスをしてきて。

「んっ・・・・」

オレはそれだけで、


「はっ・・ぁ、あぁッ・・・・!!」


びくんっ!


カラダを震わせて、また、イってしまった。


う、そ、だろ・・・

名前呼ばれただけでイくなんて・・・・ 恥ずかしすぎる・・・・!


「ふ、んっ・・・・・」

でも思考とは逆に、カラダは反応しまくってて。

「ぁ、ん、はぁっ・・・・」

イった余韻で、カラダがまだ震えてる。


桐谷がオレの頬を撫でる。

「名前呼ばれるの・・・好き?」

恥ずかしい。

恥ずかしいけど・・・ うれしいのは、確かで。


オレは桐谷の手に頬を擦り付けた。

「好き・・・・・」

桐谷の瞳を見つめて。


「・・・・涼司」


桐谷のカオが、みるみるうちに赤くなる。 オレのこと『瑞樹』って呼びまくってたくせに。

「涼司」

桐谷は口元を手で覆い、オレから目を逸らす。

オレはカラダを起こし、桐谷の胸を押して、ベッドに押し倒した。

「今度はオレの番、な」

桐谷に跨って、ゆっくりと腰を動かす。


「んっ・・・」

あ・・やば・・・・ 気持ちイイ・・・・

桐谷の腹に手をついて、腰を上下に動かした。

ぐちゅっ・・・くちゅ

卑猥な音が響く。


「ぁっ・・・りょう、じ・・・気持ちイイ・・・?」

桐谷はオレの方を見ない。 カオを背けたまま、うなずいた。

「き、もちいイイっ・・よ」

「オレもっ・・・ きもちい・・・は、ぁああっ」

好きに動いて、自分の気持ちイイところに当てて。

「あっ、や、はぁあ、んっ・・」

喘ぎ声が、止まらない。


オレはカラダを倒して、桐谷に覆いかぶさった。

耳を甘噛みして、

「涼司・・・すげ、イイ、よっ・・・」


涼司はオレの後頭部に手を回して、

「んんっ・・・・」

深い、キス。 舌を絡めながら、

「瑞樹・・・ ごめん、乱暴になるッ・・・・!」


オレを強く抱きしめながら深いキスをして、

「ふんんっ・・・ん、ぁ、んっ・・・・・!」

ぱんっ ぱんっ!

下から思いっきり突き上げられる。


「ぁ、だ、めっ、りょうじ、りょう、じぃッ!」

「瑞樹、あ、ダメ、出るッ・・・!」

「涼司ッ・・・・!」

「イくっ・・・・!」


どくんっ・・・・・!


涼司が、オレのナカで弾けたのがわかった。


「ぁあっ・・・」

舌を出してキスを求めると、涼司はすぐに舌を絡めてくれて。



「瑞樹・・・・」

「涼司・・・・」

お互いに見つめ合って、照れくさくなって笑う。


「名前呼びって、ヤバい。 それに、こんな時に急に呼ぶから」

「・・・前から、呼んでみたいって思ってたんだ・・・」

恥ずかしそうに言う涼司がかわいくて、オレは頭をわしゃわしゃって撫でた。


「・・・・涼司。 名前、呼んで?」

「・・・瑞樹」


ああ・・・いいな。 名前で呼ばれるって、こんなにいいものなんだ。


「瑞樹・・・好きだよ」

「オレも・・・涼司、好き」


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

放課後教室

Kokonuca.
BL
ある放課後の教室で彼に起こった凶事からすべて始まる

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】相談する相手を、間違えました

ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。 自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・ *** 執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。 ただ、それだけです。 *** 他サイトにも、掲載しています。 てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。 *** エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。 ありがとうございました。 *** 閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。 ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*) *** 2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。

春ですね~夜道で出会った露出狂をホテルに連れ込んでみたら~

夏芽玉
BL
4月、第3週目の金曜日。職場の歓迎会のせいで不本意にも帰りが遅くなってしまた。今日は行きつけのハプバーのイベント日だったのに。色んなネコとハプれるのを楽しみにしていたのに!! 年に1度のイベントには結局間に合わず、不貞腐れながら帰路についたら、住宅街で出会ったのは露出狂だった。普段なら、そんな変質者はスルーの一択だったのだけど、イライラとムラムラしていたオレは、露出狂の身体をじっくりと検分してやった。どう見ても好みのど真ん中の身体だ。それならホテルに連れ込んで、しっぽりいこう。据え膳なんて、食ってなんぼだろう。だけど、実はその相手は……。変態とSMのお話です。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

処理中です...