イケメンのオレにカレシができました! 気持ちイイからまあいっか

mii

文字の大きさ
上 下
31 / 44

30.※※ なんでキスしたんだ?

しおりを挟む
「あっ・・・ん、ぁああっ・・・・」

「くっ・・・・」

バスルームの壁に手をついて、立ったまま後ろから桐谷に貫かれる。


「あ、んんっ・・・、そ、こぉっ・・・・!」

「ここ・・・? 星野、気持ち、いい?」

気持ちイイところを、何度も刺激されて。

「やっ、そこばっか、だ・・めぇっ・・・ぁあっ」

オレは背中を仰け反らせる。

「星野っ・・・ すごい、よっ・・・・」

桐谷はオレの腰を掴んで、何度もオレを貫く。


ダメ・・・・

すごい、気持ち、イイっ・・・・・!


「ぁあっ・・・・・ や、 だめ、だめぇッ・・・・・・」


どうしよ、 コレ・・・・

どんどん、快感が大きくなってく・・・・・!


ぐちゅっ、 ぐちゅっ

卑猥な音が、結合部から響いて。


「あ、あぁっ、ん、や、ぁああっ」

オレは喘ぎ声をあげっぱなしで。


感じたことのない快感に、支配されてく。


「きもち、イイっ・・・ も、だめっ・・・・! きりやぁああっ・・・・」

桐谷に高みへ連れていかれる。

「も、でるっ・・・・ イ、くぅっ・・・・!」


びくんっ!


オレは全身を震わせて、白濁を吐き出した。


「オレ、もっ・・・・!」

桐谷はオレを後ろから抱きしめて、ナカで熱を吐き出した。


「はあっ、・・・は、ぁっ・・・・」

ゆっくりと、桐谷がオレのナカから出て行く。

「ん、んっ・・・」

その少しの刺激にも、反応してしまう。


「星野・・・・」

桐谷はオレの肩を掴んで自分の方を向かせると、キスをしてきた。

「ふ、・・・ぅんっ・・・・」

求められるままに舌を絡めて。


唇を離すと、オレはうつむいた。


・・・・恥ずか、しい・・・・・。


「星野?」

桐谷はオレのカオを覗き込もうとするけど、オレは桐谷を押しのけて、シャワーヘッドを手に取った。

そのままシャワーを浴びて、自分の吐き出したものを流していく。


全身を流して、バスルームから出ようとすると、桐谷に腕を掴まれた。

「星野、どうしたんだ?」

・・・・やっぱり桐谷のカオを見れないオレは、うつむいたまま、首を振った。

「・・・・なんでもない」

桐谷の腕を離そうとするけど、もっと強く掴まれて。

「なんでもなくないだろ。
・・・・・ごめん、きつかった、よな・・・・ 無理させて・・・・ ごめん」

・・・違う。

「・・・・そんなこと、ねーから」

だって、すげー気持ちよかった。 もっとシようって、誘ったのは、オレだし。

「・・・・でも、3回も、だったし」


・・・・そう。

ベッドで2回シて、そのあとシャワー浴びようって一緒に入って、で、ガマンできなくなって、もう1回、シた。

でも、それはよくて。


「・・・オレが誘ったんだし、いーんだよ」

「でも、無理させた、よな・・・」


不安そうな桐谷の声に、オレは少し視線を上げた。

声の通り、不安気な表情で。


あー、もう。


オレは桐谷の首に腕を回して抱きついた。


「・・・別に、きつかったとか、怒ってるとかじゃなくて」

恥ずかしいから、抱きついたまま、桐谷のカオをみないでしゃべる。


「・・・・・オレ・・・・・・ 後ろだけで、イっちゃったから、さ」


「え・・・・?」

呆けたような、桐谷の声。


「・・・・・だからさ、
気持ち良くて、後ろだけで、イったの。 それが、すげー、恥ずかしくて・・・」

言いながら、だんだん声が小さくなってく。


・・・・だって、本当に恥ずかしい。

オレ、男、なのに・・・・・・ 挿れられてイクなんて、女のコ、みたいじゃんか・・・・・


桐谷はオレを抱きしめてきた。

「・・・・なんで、恥ずかしいんだよ」

「・・・・・・・わかるだろ・・・・・ てか、わかれよ」

抱きしめながら、オレの後頭部をそっと撫でる。


「・・・・オレは、すごく、うれしい。 星野が・・・・気持ちよくなってくれて」


耳元でそう言われて、くすぐったく感じた。


桐谷・・・・・ 喜んで、くれてる・・・・?


オレは抱きついている腕に、力を入れた。

「・・・・・オレも、うれしい。 桐谷が、気持ちよくなってくれて」


・・・・・オレのナカでイクってことは、気持ちイイって、ことだもんな・・・・・・


桐谷は抱きしめたオレの頭を撫でながら、

「・・・ベッド、行こうか。 疲れたよな」

耳元で、優しく呟いた。

オレは素直にコクンって頷いて、桐谷に促されてバスルームを出た。


裸のままベッドにもぐりこむと、桐谷もオレの隣で横になった。

「まだ時間あるし、少し眠ったらどうだ?」

少し眠気を感じてたオレは、桐谷の言葉に目を閉じた。


・・・・意識が沈んでいく中、ふと、さっきの桐谷の言葉を思い出した。



『・・・・っ、じゃあ、なんで、
・・・・・・キス、なんて、したんだ・・・・・?』


言葉と一緒に蘇る、陽人に嫉妬してる、桐谷の表情。



オレ・・・・・ この言葉に、ちゃんと答えたっけ・・・・・・?


オレは必死で、沈みかけた意識を呼び起こす。


「桐谷・・・・・っ」

眠りかけたオレが急に大きな声で呼んだからか、桐谷はびっくりした表情でオレのことを見た。

「星野、どうした?」


オレは体を起こして、ベッドの上に座った。

桐谷も体を起こして、オレと向かい合って座る。


「あ・・・・の、さ」

「うん?」

「さっき・・・・・オレに聞いたよな。 なんで陽人と・・・ キス、したのか、って」

桐谷は少し苦笑した。

「ああ・・・・ 変なこと聞いて、悪かった。 もう・・・・いいから」

言いながら、オレから瞳を逸らす。 その瞳には寂しげな光。


オレは思わず桐谷の腕を掴む。


「あの時さ・・・・ オレ、まだ自分の気持ちがわからなくて」

桐谷はオレから瞳を逸らしたまま。

「でも、桐谷とするキスが、オレ、すごく好きで。 気持ちよくて。
なんでそんなに気持ちイイのか、分からなくてさ・・・・・・
陽人に、試しにキスしてくれって、頼んだんだ・・・・・・」

言いながら、オレもうつむいてしまう。

だって、なんてバカなことをしたんだろうって、思うから。

桐谷のこと・・・・・ 傷つけて。


「・・・・星野が・・・・頼んだのか・・・・・」

「ああ・・・・・
本当に、ごめん。 今は、なんてバカなことしたんだろうって、思う。
そんなことしなくても、桐谷のこと好きだって・・・・ 分かったはずなのに」


桐谷はオレの手にそっと触れた。

「じゃあ、もう中間とはしないんだよな・・・・・」

「もう、しない」

「よかった・・・・」

ほっと、息を吐くように呟いた。 その様子に、桐谷が本当に不安に思ってたんだってのが、伝わってきた。


オレは桐谷の両頬に触れた。

「桐谷・・・ ごめんな・・・・」

そう言って、唇を寄せる。


キスを、する。

ついばむように何度か重ねて、

「・・・・ん・・・・」

深く、重ねる。


キスをしたまま、桐谷に押し倒される。


「星野・・・・ 好きだ・・・・・」

「うん、 オレも・・・・・」


オレたちは飽きることなく、ずっとキスを交わしてた。




しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

放課後教室

Kokonuca.
BL
ある放課後の教室で彼に起こった凶事からすべて始まる

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】相談する相手を、間違えました

ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。 自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・ *** 執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。 ただ、それだけです。 *** 他サイトにも、掲載しています。 てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。 *** エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。 ありがとうございました。 *** 閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。 ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*) *** 2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。

春ですね~夜道で出会った露出狂をホテルに連れ込んでみたら~

夏芽玉
BL
4月、第3週目の金曜日。職場の歓迎会のせいで不本意にも帰りが遅くなってしまた。今日は行きつけのハプバーのイベント日だったのに。色んなネコとハプれるのを楽しみにしていたのに!! 年に1度のイベントには結局間に合わず、不貞腐れながら帰路についたら、住宅街で出会ったのは露出狂だった。普段なら、そんな変質者はスルーの一択だったのだけど、イライラとムラムラしていたオレは、露出狂の身体をじっくりと検分してやった。どう見ても好みのど真ん中の身体だ。それならホテルに連れ込んで、しっぽりいこう。据え膳なんて、食ってなんぼだろう。だけど、実はその相手は……。変態とSMのお話です。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

処理中です...