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26.なかなか忘れてくれない
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次の日から、またいつも通りの学校生活が始まった。
キス写真のことは、まだみんなに色々言われてるけど。
でもみんな、オレたちがふざけてやったんだろうって思ってるみたいだし、話題にならなくなるのも時間の問題・・・・だと、思う。
思いたいけど・・・・ちょっと難しいかもなっても、思う・・・・
いつも通りの学校生活って言っても、変わったことも、ある。
・・・美香は。
明るく振舞ってくれてはいるけど、オレへのスキンシップは極端に減った。
・・・そりゃー、そー、だよな・・・・
元気に見せてるけど、本当はつらいんだろう。
でもその原因であるオレには、なにもしてやる事が出来ない。
今までと変わらず、美香と接することしか。
それから、陽人。
こいつは美香とは逆で、スキンシップが増えた気がする。
今までもスキンシップはそこそこあったけど・・・・・
話してても、ふとした時にオレの頬に触れてきたりして。 えって思ってると、カオを寄せてきたりする。
キスされそうなその体勢に、焦りながらも陽人を押し返して。
「陽人っ・・・・、 なに、やってんだよっ」
軽くにらむけど、
「瑞樹が隙だらけだから。 キスしよっかなって、思った」
悪びれもせず、そんなことを言ってくる。
始めにキスを頼んだのはオレだから、あんまり強く言えないけど・・・・・
でも困るのは、二人きりの時だけじゃなくて、教室とか、周りに人がいる時も、お構いなしにやってくるってこと。
みんなの前でそんなことしてたら、あのキス写真がみんなの記憶から薄れることがなくて・・・ ほんと、困る。
「あの時、陽人にキス頼んだのは、オレどうかしてたんだって。 悪かったから。 もうすんなよ」
ため息をつきながらそう言っても、
「でもさ、瑞樹とのキス、良かったんだよなー。 オレ、またしたいなあ」
妙に色気のある表情でそんなこと言って。
・・・・・オレに色気ふりまいてどうすんだよ・・・・・・
・・・・それから。
オレと桐谷も、変わった。
オレは学校に居れば、いつでもどこでも桐谷のことを探して、目で追ってしまう。
でも桐谷もオレのことを見てくれてるのか、目の合う回数が、すげー多い。
学校で話せない分、見つめあうだけ・・・・ってのも、なんかイイ。
でも見つめあってたら、今度は触れたくなるんだよな・・・・
オレはその欲求を抑え付けるのが大変だった。
体育の授業で、今日はバスケをやってる。
桐谷がいるチームがプレーしてる時、オレはちょうど休憩していて。
コートの中の桐谷を、ずっと目で追っていた。
・・・・たぶん、運動はそんなに得意なわけじゃないんだと思う。
でも真剣な表情で、チームメイトの和真にパスを回して。
和真がシュートを決めた。
そしたらパッって笑顔になって、和真に求められてハイタッチしたりして。
教室ではあまり見ることのない桐谷の表情に、オレは目が離せなくなってた。
いいなあ、和真・・・・・・
桐谷とハイタッチしたり、肩組んだりして。
・・・・・オレだって、触りたい。
「・・・・・みーずき」
オレの隣に座ってる陽人が、呆れたような声を出す。
「お前、見過ぎ。 それに、カオ忙しいなー」
言いながら、またオレにカオを近づけてくる。
「はっ? 忙しいって、なに。 それに、近いって!」
陽人はオレの頬に触れて、至近距離で話す。
「・・・・桐谷のこと、見過ぎだって。 で、和真にヤキモチ焼くな」
なっ・・・・・・
見透かされてるみたいで、焦ってしまう。
「や、きもちとか、焼いてねーしっ」
言い返すけど、陽人は口角を持ち上げて、
「瑞樹は分かりやす過ぎなんだよ。 全部カオに出てる」
「うるせーっ。 てゆーか、離れろって!」
オレは陽人の肩をぐぐって押して、離れるように促す。
そんなことをしてると、女のコたちの笑い声が聞こえた。
「陽人と瑞樹、またじゃれてる♡」
「かわいいー♡」
・・・・・こんなんじゃ、絶対写真のこと、みんな忘れてくれない・・・・・
でも、陽人とはもともと仲良いんだし、どうしようもないよな・・・・・・
夜とか、家にいる時、桐谷とはちょこちょこLINEするようになった。
大した内容じゃないんだけど、やりとりしてるってことがなんかうれしくて。
・・・・つき合ってるって、感じだよな・・・・・・
『そろそろ寝るな』
『そっか、じゃあおやすみ』
ベッドに入って眠ってるキャラクターのスタンプを送る。
桐谷は全然スタンプとか使わないけど。
『おやすみ。 好きだよ』
桐谷からのメッセージに、胸がきゅってなった。
口元が緩むのを、止められない。
『オレも好きだよ。 おやすみ』
オレもメッセージを送って。
すげーうれしいのと、気恥ずかしいので、ベッドの上で足をばたばたさせてしまう。
この間オレが気持ちを伝えてから、桐谷はちょこちょこオレに『好きだよ』って言ってくれるようになった。
それまでは、告白してきた時以来、好きだって言葉は聞いたことなかったけど・・・・
それに、オレも今までよりも素直に自分の気持ちを伝えられるようになってきた気がする。
つき合ってるんだよなあ・・・・・
桐谷から来たLINEを見ながら、しみじみとそう思う。
・・・やっぱり、今度どっか遊びに行きたいな。 本当は、学校の外では会いたい。
少し離れたところに出かけたら、学校の奴に会う事もないかもだし・・・
スイーツ食べるのも、つき合ってもらおう。
そう思うとすごく楽しみになってきて、オレは遅くまでスマホでいろいろ調べてしまっていた。
結局夜更かししてしまって、オレは大きなあくびをしていた。
あー・・・ 眠い・・・・
「瑞樹、すっげーでかいあくびだな」
隣を歩く和真が笑いを含んだ声で言う。
午前中の授業が終わり、昼休み。 オレたちは移動教室から戻ってくるところだ。 陽人は、昼飯を買いに行くって、購買に行ってる。
「あー・・・ 昨日、ちょっと寝るの遅くなってさー」
「どうせゲームとかしてたんだろ」
「んー・・・」
昨日は、桐谷と行きたい店とか検索してて、遅くなったんだよな・・・
教室に着くと、ドアのところに知ってる人が居て、教室の中をのぞいていた。
「あ、あずみ先輩」
あずみ先輩ともう一人、3年生と思われる男子と一緒に居た先輩は、オレが声をかけると振り返り、少し驚いたカオをした。
「陽人ですか? いま、購買に飯買いに行ってて」
あずみ先輩はうつむいてオレからカオを背けると、そのまま背を向けて行ってしまった。
「あ、あずみっ」
一緒に居た男子の先輩が、慌てたようにあずみ先輩に声をかける。 それでも先輩は振り返らないで去って行った。
男子の先輩はオレたちを振り返り、一瞬鋭い視線を向けた。
・・・なんだ?
ちょっと驚くが、そのままなにも言わず、男子の先輩もあずみ先輩を追って、去って行ってしまった。
「・・・なんだろ?」
「さあ・・・」
和真とカオを見合わせるが、お互いにあの男子の先輩のことは知らなかった。
オレたちは教室に入り、机を移動させる。
「そう言えば、最近あずみ先輩来てなかったよな」
和真の言葉に最近のことを思い出すが、確かにあずみ先輩を見かけるのって、ちょっと久しぶりかも・・・?
「確かにな。 最近も、一緒に帰ったりしてるのかな?」
自分と陽人のキス写真のことで最近はいっぱいいっぱいになってて、陽人とあずみ先輩のこと、忘れてたな。 陽人からも話聞かないし。
和真も知らないみたいで、首を傾げていた。
「あ、陽人」
陽人が購買から戻ってきた。
オレたちは、さっきあずみ先輩が陽人に会いに来ていたことを話した。
「あー・・・そうなんだ」
陽人は少し苦いカオをした。 その反応に、オレと和真はカオを見合わせる。
「そういえばさ、あずみ先輩とは結局つき合ってないのか?」
「ああ・・・つき合って、ない」
オレたちはイスに座って、弁当を広げる。 陽人は購買のパンだ。
「一緒に帰ったりも、もうしてないんだ?」
「・・・してねーな」
あずみ先輩の話をしてから、陽人はきゅって眉根を寄せて、嫌そうな表情。
訊かれたくねーのかな・・・
「まあ、陽人が決めたんならそれでいいけどさ。 あずみ先輩、未練あるんじゃないか? わざわざ教室まで来てたし」
和真の言葉に、陽人は小さくため息をついた。
「そー・・かもな・・・」
オレ自身はあずみ先輩のことは全然知らないし、単純に、あんな美人の先輩とつき合わずに終わるって、陽人もったいねーなーなんて、軽く考えていた。
キス写真のことは、まだみんなに色々言われてるけど。
でもみんな、オレたちがふざけてやったんだろうって思ってるみたいだし、話題にならなくなるのも時間の問題・・・・だと、思う。
思いたいけど・・・・ちょっと難しいかもなっても、思う・・・・
いつも通りの学校生活って言っても、変わったことも、ある。
・・・美香は。
明るく振舞ってくれてはいるけど、オレへのスキンシップは極端に減った。
・・・そりゃー、そー、だよな・・・・
元気に見せてるけど、本当はつらいんだろう。
でもその原因であるオレには、なにもしてやる事が出来ない。
今までと変わらず、美香と接することしか。
それから、陽人。
こいつは美香とは逆で、スキンシップが増えた気がする。
今までもスキンシップはそこそこあったけど・・・・・
話してても、ふとした時にオレの頬に触れてきたりして。 えって思ってると、カオを寄せてきたりする。
キスされそうなその体勢に、焦りながらも陽人を押し返して。
「陽人っ・・・・、 なに、やってんだよっ」
軽くにらむけど、
「瑞樹が隙だらけだから。 キスしよっかなって、思った」
悪びれもせず、そんなことを言ってくる。
始めにキスを頼んだのはオレだから、あんまり強く言えないけど・・・・・
でも困るのは、二人きりの時だけじゃなくて、教室とか、周りに人がいる時も、お構いなしにやってくるってこと。
みんなの前でそんなことしてたら、あのキス写真がみんなの記憶から薄れることがなくて・・・ ほんと、困る。
「あの時、陽人にキス頼んだのは、オレどうかしてたんだって。 悪かったから。 もうすんなよ」
ため息をつきながらそう言っても、
「でもさ、瑞樹とのキス、良かったんだよなー。 オレ、またしたいなあ」
妙に色気のある表情でそんなこと言って。
・・・・・オレに色気ふりまいてどうすんだよ・・・・・・
・・・・それから。
オレと桐谷も、変わった。
オレは学校に居れば、いつでもどこでも桐谷のことを探して、目で追ってしまう。
でも桐谷もオレのことを見てくれてるのか、目の合う回数が、すげー多い。
学校で話せない分、見つめあうだけ・・・・ってのも、なんかイイ。
でも見つめあってたら、今度は触れたくなるんだよな・・・・
オレはその欲求を抑え付けるのが大変だった。
体育の授業で、今日はバスケをやってる。
桐谷がいるチームがプレーしてる時、オレはちょうど休憩していて。
コートの中の桐谷を、ずっと目で追っていた。
・・・・たぶん、運動はそんなに得意なわけじゃないんだと思う。
でも真剣な表情で、チームメイトの和真にパスを回して。
和真がシュートを決めた。
そしたらパッって笑顔になって、和真に求められてハイタッチしたりして。
教室ではあまり見ることのない桐谷の表情に、オレは目が離せなくなってた。
いいなあ、和真・・・・・・
桐谷とハイタッチしたり、肩組んだりして。
・・・・・オレだって、触りたい。
「・・・・・みーずき」
オレの隣に座ってる陽人が、呆れたような声を出す。
「お前、見過ぎ。 それに、カオ忙しいなー」
言いながら、またオレにカオを近づけてくる。
「はっ? 忙しいって、なに。 それに、近いって!」
陽人はオレの頬に触れて、至近距離で話す。
「・・・・桐谷のこと、見過ぎだって。 で、和真にヤキモチ焼くな」
なっ・・・・・・
見透かされてるみたいで、焦ってしまう。
「や、きもちとか、焼いてねーしっ」
言い返すけど、陽人は口角を持ち上げて、
「瑞樹は分かりやす過ぎなんだよ。 全部カオに出てる」
「うるせーっ。 てゆーか、離れろって!」
オレは陽人の肩をぐぐって押して、離れるように促す。
そんなことをしてると、女のコたちの笑い声が聞こえた。
「陽人と瑞樹、またじゃれてる♡」
「かわいいー♡」
・・・・・こんなんじゃ、絶対写真のこと、みんな忘れてくれない・・・・・
でも、陽人とはもともと仲良いんだし、どうしようもないよな・・・・・・
夜とか、家にいる時、桐谷とはちょこちょこLINEするようになった。
大した内容じゃないんだけど、やりとりしてるってことがなんかうれしくて。
・・・・つき合ってるって、感じだよな・・・・・・
『そろそろ寝るな』
『そっか、じゃあおやすみ』
ベッドに入って眠ってるキャラクターのスタンプを送る。
桐谷は全然スタンプとか使わないけど。
『おやすみ。 好きだよ』
桐谷からのメッセージに、胸がきゅってなった。
口元が緩むのを、止められない。
『オレも好きだよ。 おやすみ』
オレもメッセージを送って。
すげーうれしいのと、気恥ずかしいので、ベッドの上で足をばたばたさせてしまう。
この間オレが気持ちを伝えてから、桐谷はちょこちょこオレに『好きだよ』って言ってくれるようになった。
それまでは、告白してきた時以来、好きだって言葉は聞いたことなかったけど・・・・
それに、オレも今までよりも素直に自分の気持ちを伝えられるようになってきた気がする。
つき合ってるんだよなあ・・・・・
桐谷から来たLINEを見ながら、しみじみとそう思う。
・・・やっぱり、今度どっか遊びに行きたいな。 本当は、学校の外では会いたい。
少し離れたところに出かけたら、学校の奴に会う事もないかもだし・・・
スイーツ食べるのも、つき合ってもらおう。
そう思うとすごく楽しみになってきて、オレは遅くまでスマホでいろいろ調べてしまっていた。
結局夜更かししてしまって、オレは大きなあくびをしていた。
あー・・・ 眠い・・・・
「瑞樹、すっげーでかいあくびだな」
隣を歩く和真が笑いを含んだ声で言う。
午前中の授業が終わり、昼休み。 オレたちは移動教室から戻ってくるところだ。 陽人は、昼飯を買いに行くって、購買に行ってる。
「あー・・・ 昨日、ちょっと寝るの遅くなってさー」
「どうせゲームとかしてたんだろ」
「んー・・・」
昨日は、桐谷と行きたい店とか検索してて、遅くなったんだよな・・・
教室に着くと、ドアのところに知ってる人が居て、教室の中をのぞいていた。
「あ、あずみ先輩」
あずみ先輩ともう一人、3年生と思われる男子と一緒に居た先輩は、オレが声をかけると振り返り、少し驚いたカオをした。
「陽人ですか? いま、購買に飯買いに行ってて」
あずみ先輩はうつむいてオレからカオを背けると、そのまま背を向けて行ってしまった。
「あ、あずみっ」
一緒に居た男子の先輩が、慌てたようにあずみ先輩に声をかける。 それでも先輩は振り返らないで去って行った。
男子の先輩はオレたちを振り返り、一瞬鋭い視線を向けた。
・・・なんだ?
ちょっと驚くが、そのままなにも言わず、男子の先輩もあずみ先輩を追って、去って行ってしまった。
「・・・なんだろ?」
「さあ・・・」
和真とカオを見合わせるが、お互いにあの男子の先輩のことは知らなかった。
オレたちは教室に入り、机を移動させる。
「そう言えば、最近あずみ先輩来てなかったよな」
和真の言葉に最近のことを思い出すが、確かにあずみ先輩を見かけるのって、ちょっと久しぶりかも・・・?
「確かにな。 最近も、一緒に帰ったりしてるのかな?」
自分と陽人のキス写真のことで最近はいっぱいいっぱいになってて、陽人とあずみ先輩のこと、忘れてたな。 陽人からも話聞かないし。
和真も知らないみたいで、首を傾げていた。
「あ、陽人」
陽人が購買から戻ってきた。
オレたちは、さっきあずみ先輩が陽人に会いに来ていたことを話した。
「あー・・・そうなんだ」
陽人は少し苦いカオをした。 その反応に、オレと和真はカオを見合わせる。
「そういえばさ、あずみ先輩とは結局つき合ってないのか?」
「ああ・・・つき合って、ない」
オレたちはイスに座って、弁当を広げる。 陽人は購買のパンだ。
「一緒に帰ったりも、もうしてないんだ?」
「・・・してねーな」
あずみ先輩の話をしてから、陽人はきゅって眉根を寄せて、嫌そうな表情。
訊かれたくねーのかな・・・
「まあ、陽人が決めたんならそれでいいけどさ。 あずみ先輩、未練あるんじゃないか? わざわざ教室まで来てたし」
和真の言葉に、陽人は小さくため息をついた。
「そー・・かもな・・・」
オレ自身はあずみ先輩のことは全然知らないし、単純に、あんな美人の先輩とつき合わずに終わるって、陽人もったいねーなーなんて、軽く考えていた。
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