イケメンのオレにカレシができました! 気持ちイイからまあいっか

mii

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20.※※ 伝わってるかな

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金曜日の放課後。

教室でキスをしていたら、奥山さんに見られそうになってしまって。


オレはチャラいキャラだから別にいいけど、桐谷にとっては絶対に良くない。

しかも、相手がオレだなんて。

だからもう、学校でキスなんてしない。


それに・・・・

陽人や美香たちだって不思議がってたみたいに、オレと桐谷って組み合わせ自体が、はたから見たら変で。

オレと親しくしてるのを見られるのって、桐谷にとってはデメリットしかないんじゃないか?

そう考えると、学校で話したりするのも、避けたほうがいいのかもな・・・

まあ、今までだって、学校で親しくしゃべったりなんて、あんまりしてなかったけど。


近くに居たらキスしたくなるから、学校でも距離を置くのは、そういう意味でもいいのかもしれない・・・・


でも、その分、学校の外では会いたい。

会って、キスしたい。


そう思って、日曜日の今日、家族が出かけて一人になるから、桐谷をオレの家に呼んだんだ。


「お邪魔します・・・」

桐谷がオレの部屋に入ってくる。

「そこ、てきとーに座れよ」

オレは持ってきたジュースとお菓子をローテーブルに置く。

「あ、桐谷、コーヒーとかの方が良かったか?」

思わず、自分の好みでジュースを用意してしまった。

桐谷は少し笑って、

「ジュースでいいよ。 ありがとう。
・・・・部屋、きれいだな」

「そうか? 桐谷の部屋より、物が多くてごちゃごちゃしてんだろ。 まあ、一応、掃除はしたけど」

オレたちはローテーブルの前に座った。

ジュースを一口飲んで、

「あのさ・・・・ この間、ごめんな」

桐谷は少し首を傾げる。

「なんのこと?」

オレは左手で首の後ろを触った。

「・・・教室で、キスしたこと。 奥山さんに、見られそうになったじゃん」

「そんな・・・星野が気にすることじゃない。 オレだって、したくてしたんだし。 それに、見られたわけじゃないだろ」

「でもさ・・・」

オレは、考えてることを話した。


オレたちの組み合わせは不思議がられるから、学校では、親しく話したりしないこと。

もちろん、もう、キスとかもしない。

それから・・・学校外で会ってるのを、他の人に見られるのも避けたい。


「なんで・・・ 話したりは、別に問題ないだろ・・・」

「・・・っていうかさ、今までもたいして学校で話してないじゃん。 だから別に、変わんねーだろ」

「でも、話さないって決めるのは、違うと思う」

桐谷はきゅって眉根を寄せて、うつむいてる。

「それに・・・外で会ってるのも見られたくないなら、出かけたりも出来ないだろ・・・・」

う・・・確かにな・・・・・

カオを上げると、オレを見た。 悲しそうな、瞳。

「・・・星野はやっぱり、オレと一緒に居るの見られるの、嫌なんだよな?」

「違う!」

オレは反射的に首を振ってた。

オレが嫌とかじゃなくて、桐谷にとって、良くないって思うから・・・・

「・・・それでも、いい、よ・・・」

悲しそうな瞳のまま。 全然、いいってカオじゃない。

「桐谷」

桐谷の腕を掴んで、カオを覗き込む。

オレの考えてること、ちゃんと伝わってるのかな。

オレはただ、桐谷にとって、マイナスになりたくないって思ってるだけで。


桐谷は黙ったまま、オレにカオを寄せてきた。


・・・・唇が、重なる。


「ん・・・・・」

舌を絡めとられて。

気持ちよくて、思考が停止する。

「ふぅっ・・・・んんッ・・・・・」

上顎を、歯列を、舐められて。

ぞくって腰にしびれが走って、オレはカラダを桐谷に寄せる。

「星野・・・・・」

桐谷はオレの首筋にキスをする。

「は、ぁッ・・・」

つって、そこを舐められて。

ぴくん、ぴくんって、カラダが反応してしまう。

「星野・・・ いっぱい、気持ちよくなって・・・・・」

ベッドにカラダを押し付けられて、また深くキスをされて。

桐谷の手がオレの胸に触れ、服の上から胸の突起を刺激してきた。

「ふッ・・・! んんんッ・・・!」

びくんって、大きくカラダが跳ねる。

「ぁっ・・や、それ・・・・」

「気持ちイイ、よな?」

コリコリと、指でつまむように刺激を加えられて。

「ぁあッ・・ん、ぁ」

オレは桐谷の手を掴んで、自分の股間に触れさせた。

そこはもう、完全に勃ち上がってる。

桐谷は服の上からオレのモノを撫でて、

「星野の・・・ 舐めたい・・・・」

潤んだ瞳に、欲情が揺らめいてて。

その表情に、オレの興奮がさらに高まる。


桐谷に促されて、オレはベッドに上がった。

押し倒されて、パンツと下着を脱がされて。

桐谷はオレの股間にカオを埋めた。

「・・・もう、こっちまで、垂れてきてる」

そう言って、オレの後孔に指を這わせる。

「やっ・・・ぁ」

ローションをまとわせた指でオレの後孔に触れながら、桐谷はオレのモノを咥えた。


「きり、やっ、・・・それ、だ、めッ・・!」

両方、なんて。

ゆっくりと、指が、挿入ってきて。

「ぁ、ああッ・・・やぁ・・・!」

全身が、震える。

桐谷の指が、オレの気持ちイイところに触れた。

「あッ、だ、めぇ・・・・っ」

びくんって、腰が、跳ね上がる。


膨れ上がる快感を逃したくてカラダをよじるけど、前も咥えられてて、逃れられない。

「きりや・・・・だ、め。 も、でるぅっ・・・・」

桐谷の口を離させようと、頭に触れるけど、力が入らない。

「も、はなしてっ・・・・!」

その言葉に反抗するように、桐谷はオレのモノを吸い上げ、後孔の指は、オレの気持ちイイところを強く刺激した。

こん、なの、むりだっ・・・!

「イく、イ、くぅうっ・・・!」


オレは背をのけ反らせて、桐谷の口内に放ってしまった。


「きりっ、や、ごめ・・・・」

息が上がったまま謝るけど、桐谷は首を振って、また飲み込んだ。

オレはカラダを起こして、桐谷の腕を掴む。

「無理すんなって」

桐谷は少し口角を持ち上げて、

「・・・星野のだから、うまいよ?」


うま、い、って・・・・・!

「ば、バカっ! んなわけ、ねーだろ!」


桐谷はまた、オレをベッドに押し倒す。

「・・・ほんと。 星野は、全身うまいよ」

そう言って、オレの首筋にキスをして、そこに軽く嚙みついた。

「あっ・・・!」

軽くだけど、歯を立てられて、ぞくってする。

嚙まれたことなんてないから・・・ 新しい、感覚。

「星野・・・ これ、気持ちイイの?」

耳元でささやかれて、息がかかってぞくぞくして。

「う、ん。 気持ち、イイ」

「・・・・やばい。 すごい、かわいい」

今度は耳を軽く嚙まれて。

「ぁあッ・・・ きり、や」

だめ。 全身が、震える。

「星野っ・・・・」

唇に、噛みつかれるみたいにキスをされて。

舌を絡めながら、桐谷の首に手を回す。

「んんっ・・・は、ぁ」

ちゅっ、くちゅっ

お互いに貪るようにキスを重ねる。


唇を離すと、銀糸が伝った。

桐谷は頬を紅潮させて、欲情に溺れた表情。

それを見て、オレは後孔がうずくを感じた。

「オレっ・・・やば、い。 星野が、欲しくてたまらない」

乱れた息の合間に、そう呟かれて。

「・・・オレも、欲しい。 桐谷・・・」

きっと、オレも欲情に溺れたカオ、してると思う。


ぐちゅっ・・・・


「は、ぁああッ・・・・!」

桐谷がオレの後孔に、指を挿れてきた。

「痛くない・・・?」

もう、挿れたくてたまんないって、カオ、してる。

それでもちゃんとオレを気遣ってくれて。

「んっ・・気持ち、イイ、よ」

口角を持ち上げると、桐谷は指を増やしてきた。

「あぁッ・・・は、んッ・・・・」


ぐちゅ、ぐちゅっ・・・

ローションでどろどろになってるオレの後孔から、卑猥な音が響いて。


オレは桐谷の頬に触れた。

「きりや、もう、欲し・・・ 挿れ、て?」

桐谷は少し目を見開くと、きゅって眉根を寄せた。

「そのカオ、やばいって・・・!」


桐谷は自分のパンツと下着を少し下ろして、完全に勃ち上がってる自分のモノにゴムを付けた。

「挿れる、よ?」


ぐって、指よりも大きな質量のソレに、こじ開けられていく。

「ぁああッ・・・!」

思わず、力が入ってしまう。

桐谷はオレの頬を撫で、キスをしてきた。

夢中で桐谷と舌を絡めあって。


「ぁッ・・・はい、ったぁ・・・・」

桐谷はオレを気遣って、ゆっくり腰を動かすけど。

気持ちイイところを、ゆっくりとこすられて、それはそれで、すごい、気持ちイイ。

「あッ、んんっ、気持ちいッ・・・・・・!」

オレは桐谷の頬に触れる。

「桐谷・・・ 好きに動いて? オレ、大丈夫だから」

「星野っ・・・・ キツかったら、言って?」

桐谷はオレの足を抱え上げ、ぐぐって、深くまで挿入ってきた。

「んんッ、ぁああっ・・・!」

そして、激しく揺さぶられる。

「ぁ、あっ、やぁあッ・・・!」

桐谷の律動に合わせて、オレの口から漏れ出る喘ぎ声。

「はっ、・・ほし、のっ」

「きり、や、ぁ、あ、イイっ、きもち、い」

唇を塞がれて。

桐谷はオレのモノを扱いてきた。

「ん、んんッ・・・!」

一気に快感が膨れ上がって。

「あ、イくッ・・・!」

びゅくっ

オレのモノから、白濁が飛び散る。

「んッ・・・!」

桐谷も、オレのナカで弾けた。


「はッ、は、ぁっ・・・・」

乱れた息のまま、唇を重ねる。



すっげえ、気持ちよかった・・・・・

キスもだけど、桐谷とするセックス、ほんと気持ちイイ・・・・


男としたのは桐谷が初めてだし、オレが下だから、今まで感じたことない快感だからってのはあると思うけど。

ほんと、気持ちイイな・・・・・






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