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1.※ 突然のキス
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「好きだ・・・・」
誰もいない放課後の教室。
オレは、クラスメートから告白をされた。
オレは結構モテるし、まあよくあるシチュエーションなんだけど。
でも
「え、と」
さすがのオレも、返答に困る。
「オレ、男、なんだけど」
「知ってる」
何とか絞り出したオレの言葉に、告白してきた相手は即答した。
・・・・オレと同じ、でも着崩してない制服に身を包んで。
うん。 そーだよな。 わかってるよな、そりゃあ。
少しうつむいて言葉を探すオレに、相手は近づいてきた。
「ちょ、っ」
うつむいていたオレは、少し気付くのが遅くなって、下がろうとした時には、もう腕を掴まれていた。
「放せ」
相手をにらみつけると、いつものクールな感じと違う、少し熱を持った瞳で見られていた。
「・・・・・好きなんだ。 お前のこと」
ぐいって、強い力で引き寄せられて、
「・・・・・・!」
唇が、奪われた。
自分より背の高い相手に、上向かされて、唇を重ねられる。
受け身である体勢。 初めての経験に、頭が真っ白になる。
くちゅっ・・・・・
こ、いつ、舌、入れてきた・・・・・・!
オレの口内に入り込んできた舌。
咬みついてやろうかと思ったけど。
「ん・・・・・」
歯列をなぞられて、ぞくって快感がカラダを走り抜ける。
あ・・・・ 気持ちイイ、かも・・・・・・
コイツ、キス、上手いな・・・・
もう少し快感を追いたくなって、オレは相手の首に腕を回した。
オレの背中にも、腕が回される。
ぎゅって抱きしめられて、カラダが密着する。
「んっ・・・・ ふ、ぅ・・・・」
何度も角度を変えて重ねられる唇。
キスの合間に、空気を求めて。
開いた口から、混ざり合った唾液が零れ落ちた。
やば・・・・ すっげえ、イイ、かも・・・・・
ちゅっ・・・・・
音を立てて唇が離れる。
2人の唇の間を、銀糸が伝った。
至近距離で、相手を見る。
黒髪で、黒縁眼鏡で、その奥に知的な瞳。
その瞳が・・・・ オレを映して、欲情に揺れてる・・・・・
「・・・お前、自分が何してるか、わかってるか・・・・・?」
相手の首に腕を回し、人のことを言えない体勢で、オレは尋ねる。
「・・・・・わかってる」
・・・・からかってる・・・・・わけじゃあ、なさそうだよな・・・・・
もともと、そういうキャラの奴じゃないし・・・・
オレはキスをせがむように、相手に唇を寄せた。
すぐに唇が塞がれる。
「んんっ・・・・・」
オレの口内で、舌が絡め取られる。
やっぱ、すげえ気持ちイイ・・・・・
キスだけで、こんなにぞくぞくするなんて、初めてだ・・・・・・
オレは快感の走る腰を、相手に押し付ける。
相手は、オレの背中にあった手を下におろし、オレの腰から尻を撫でる。
と、相手の指は、オレの尻の割れ目をそっとなぞった。
びくんっ。
小さくカラダが跳ねる。
「ふ、んんっ・・・・!」
唇が塞がれてるから、鼻から抜けるような声になる。
・・・・オレ、こんな声、出るんだ・・・・・・
「・・・なあ」
唇を離すと、相手はさっきよりももっと欲情に溺れた表情をしていた。
「オレと、つきあって・・・・・」
その表情がすごく色っぽく見えてしまって、オレの腰にぞくって、しびれが走った。
今まで経験したことがない、受け身の自分。
でも、すげー気持ちよくて。
このまま、流されてもいいかな、なんて、思ってしまって。
オレは相手の瞳を見つめたまま、口角を持ち上げた。
「・・・・・いいぜ」
・・・・オレは生まれて初めて、男と、つき合うことになった。
誰もいない放課後の教室。
オレは、クラスメートから告白をされた。
オレは結構モテるし、まあよくあるシチュエーションなんだけど。
でも
「え、と」
さすがのオレも、返答に困る。
「オレ、男、なんだけど」
「知ってる」
何とか絞り出したオレの言葉に、告白してきた相手は即答した。
・・・・オレと同じ、でも着崩してない制服に身を包んで。
うん。 そーだよな。 わかってるよな、そりゃあ。
少しうつむいて言葉を探すオレに、相手は近づいてきた。
「ちょ、っ」
うつむいていたオレは、少し気付くのが遅くなって、下がろうとした時には、もう腕を掴まれていた。
「放せ」
相手をにらみつけると、いつものクールな感じと違う、少し熱を持った瞳で見られていた。
「・・・・・好きなんだ。 お前のこと」
ぐいって、強い力で引き寄せられて、
「・・・・・・!」
唇が、奪われた。
自分より背の高い相手に、上向かされて、唇を重ねられる。
受け身である体勢。 初めての経験に、頭が真っ白になる。
くちゅっ・・・・・
こ、いつ、舌、入れてきた・・・・・・!
オレの口内に入り込んできた舌。
咬みついてやろうかと思ったけど。
「ん・・・・・」
歯列をなぞられて、ぞくって快感がカラダを走り抜ける。
あ・・・・ 気持ちイイ、かも・・・・・・
コイツ、キス、上手いな・・・・
もう少し快感を追いたくなって、オレは相手の首に腕を回した。
オレの背中にも、腕が回される。
ぎゅって抱きしめられて、カラダが密着する。
「んっ・・・・ ふ、ぅ・・・・」
何度も角度を変えて重ねられる唇。
キスの合間に、空気を求めて。
開いた口から、混ざり合った唾液が零れ落ちた。
やば・・・・ すっげえ、イイ、かも・・・・・
ちゅっ・・・・・
音を立てて唇が離れる。
2人の唇の間を、銀糸が伝った。
至近距離で、相手を見る。
黒髪で、黒縁眼鏡で、その奥に知的な瞳。
その瞳が・・・・ オレを映して、欲情に揺れてる・・・・・
「・・・お前、自分が何してるか、わかってるか・・・・・?」
相手の首に腕を回し、人のことを言えない体勢で、オレは尋ねる。
「・・・・・わかってる」
・・・・からかってる・・・・・わけじゃあ、なさそうだよな・・・・・
もともと、そういうキャラの奴じゃないし・・・・
オレはキスをせがむように、相手に唇を寄せた。
すぐに唇が塞がれる。
「んんっ・・・・・」
オレの口内で、舌が絡め取られる。
やっぱ、すげえ気持ちイイ・・・・・
キスだけで、こんなにぞくぞくするなんて、初めてだ・・・・・・
オレは快感の走る腰を、相手に押し付ける。
相手は、オレの背中にあった手を下におろし、オレの腰から尻を撫でる。
と、相手の指は、オレの尻の割れ目をそっとなぞった。
びくんっ。
小さくカラダが跳ねる。
「ふ、んんっ・・・・!」
唇が塞がれてるから、鼻から抜けるような声になる。
・・・・オレ、こんな声、出るんだ・・・・・・
「・・・なあ」
唇を離すと、相手はさっきよりももっと欲情に溺れた表情をしていた。
「オレと、つきあって・・・・・」
その表情がすごく色っぽく見えてしまって、オレの腰にぞくって、しびれが走った。
今まで経験したことがない、受け身の自分。
でも、すげー気持ちよくて。
このまま、流されてもいいかな、なんて、思ってしまって。
オレは相手の瞳を見つめたまま、口角を持ち上げた。
「・・・・・いいぜ」
・・・・オレは生まれて初めて、男と、つき合うことになった。
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